Season2のOPテーマに「slash」が起用されたことは、2023年3月10日に公開されたソニーミュージックの発表で明らかになりました。アーティストはyama。Season2の予告PVでも楽曲の一部が使用され、放送開始前から新シリーズを象徴する楽曲として紹介されていました。
Season2のテレビ放送は2023年4月9日(日)午後5時にスタート。MBS・TBS系全国28局ネットで放送されました。第13話「大地からの使者」から物語が新たな局面に入り、OP映像も「slash」に切り替わっています。
「slash」の発売日・配信日・制作スタッフ
発売日と配信日は異なります。ここは検索時に混同しやすいポイントです。
楽曲タイトルslash

アーティスト:yama
デジタル配信日
2023年4月9日
CD発売日
2023年5月10日
作詞
馬場龍樹
作曲
馬場龍樹・遠藤ナオキ
編曲
遠藤ナオキ
レーベル
ソニー・ミュージックレーベルズ
出典:ガンダム公式サイト、ソニーミュージック、制作関係者の作品情報。
CDは3形態で発売されました。完全生産限定盤はCD・Blu-ray・アクリルスタンド付きで4,400円(税込)、期間生産限定盤はCD・Blu-ray付きで2,200円(税込)、通常盤はCDのみで1,320円(税込)です。
特にアニメファンから注目されたのが、期間生産限定盤のジャケット。Season1第6話のエンドカードも手掛けたイラストレーターHoutei9による、スレッタとガンダム・エアリアル(改修型)の描き下ろしイラストが採用されています。
一方、完全生産限定盤にはイラストレーターJUN INAGAWAによるアートワークと、今回の作品のために収録されたStudio Live映像などが用意されました。アニメ関連の限定仕様と、yamaの音楽作品としての特別仕様が分けられている点も特徴です。
【歌詞の意味を考察】yama「slash」に込められたスレッタの葛藤と覚悟
「slash」の歌詞を理解するうえで重要なのが、yama本人が楽曲発表時に明かした制作意図です。
ソニーミュージックおよびバンダイナムコフィルムワークスの発表によると、yamaは主人公が抱える弱さや内向的な一面に向き合い、自分自身に強く言い聞かせながら奮い立たせる姿をイメージして楽曲を表現したと説明しています。
加えて、周囲の思惑や世界の真実が明らかになったとき、主人公が何を大切にして進んでいくのか、迷いながらも覚悟を決めることへの思いも込められています。
1. 弱さを消すのではなく、弱さを抱えて進む
Season1のスレッタは、水星からアスティカシア高等専門学園にやってきた少女として描かれます。新しい環境での出会いを通して成長する一方、Season2ではプラント・クエタでの事件を経て、これまでとは異なる現実に直面します。
大切な人との関係、自分が信じてきたもの、そして自分自身の存在に関わる問題。Season2の物語は、単に敵を倒して成長するという構図ではありません。
そのため、「slash」の制作意図にある内向的な主人公が自分を奮い立たせるというテーマは、Season2のスレッタの状況と重なります。強くなったから迷わなくなるのではなく、迷いを抱えたまま自分の意志で進む。その心の動きが楽曲の中心にあります。
2. 「slash」というタイトルが印象づける鋭さ
英語のslashには、切りつける、斬る、斜線を引くといった意味があります。タイトルから受ける鋭い印象は、楽曲の攻撃的なサウンドとも結びついています。
ただし、タイトルの意味を特定のキャラクターや出来事だけに限定する公式説明はありません。作品と合わせて考えるなら、過去の自分や周囲から与えられた価値観を乗り越え、自分の進む道を切り開くイメージとして受け取ることもできます。
3. ロックサウンドとストリングスが生む緊張感
ソニーミュージックの紹介では、「slash」は重厚感のあるロックサウンドと壮大なストリングスを組み合わせた楽曲と説明されています。
注目したいのは、単純に激しいだけの曲ではないことです。ロックの力強さにストリングスの広がりが加わることで、個人の内面にある葛藤と、作品全体を覆う大きな運命のうねりが同時に感じられます。
加えて、yamaの感情を前面に出した歌声が、楽曲に切迫感を与えています。Season1の「祝福」と聴き比べると、音楽による物語の見せ方が大きく変化したことが分かります。
【OP映像の見どころ】スレッタ・グエル・エアリアルの描写に注目
「slash」の魅力は楽曲だけではありません。Season2のオープニング映像も、登場人物の変化や今後の展開を感じさせるカットが盛り込まれた構成になっています。
2023年4月9日の第13話放送後、ガンダム公式YouTubeチャンネルではノンクレジット版のOP映像が公開されました。スタッフクレジットに視線を奪われず、アニメーションと楽曲を一体として楽しめる映像です。
1. スレッタの表情とSeason2の物語の変化
Season2のOP映像でまず注目したいのは、主人公スレッタの描写です。
Season1では学園生活やミオリネとの出会いなど、少女の新しい生活を印象づける要素が目立ちました。一方、Season2は物語の背景にある秘密や、登場人物それぞれが抱える事情が前面に出てきます。
その変化に合わせて、OP映像も人物の表情や機体の描写を通して、作品全体の緊張感を伝えています。明るい学園生活の延長ではないことが、映像の雰囲気からも感じ取れます。
2. グエル・ジェタークの変化
特に目を引く人物の一人がグエル・ジェタークです。
Season1序盤ではスレッタに敵対する立場で登場したグエルですが、その後の物語で大きく境遇が変化しました。Season2のOPでは、以前とは異なる姿や表情が描かれ、彼が歩んできた道のりを想起させます。
電撃オンラインも、公開当時のOP映像について、グエルの哀愁を感じさせる横顔や後ろ姿を見どころとして取り上げています。
3. 物語の進行に合わせてOP映像も変化
さらに興味深いのが、Season2のOP映像には放送途中で変更が加えられていることです。
第23話からは、最終局面に向けた新しいノンクレジット版が公開されました。キャリバーンやシュバルゼッテなど、物語の終盤に関わる機体の登場シーンが反映されています。
公式のBlu-ray・DVD Season2 vol.4にも、第22話版と第23話以降のノンクレジットOP映像が映像特典として収録されています。これは、OPが単なる毎回同じ映像ではなく、作品の進行に合わせた演出として作られていたことを示すポイントです。
初回放送時の映像と終盤の映像を見比べると、物語の展開を知った後だからこそ気づく演出もあります。初見では気づきにくかった人物や機体の描写を確認する楽しみ方もおすすめです。
【関係者・歴代主題歌を比較】「slash」「祝福」「Red:birthmark」の違い
『水星の魔女』の主題歌を整理すると、Season1とSeason2ではOP・EDそれぞれに異なるアーティストが起用されています。
とりわけ注目したいのは、Season1のOP「祝福」とSeason2のOP「slash」の対比、そしてSeason2のED「Red:birthmark」との関係です。以下に楽曲と制作関係者をまとめました。
水星の魔女のOP・ED楽曲一覧
出典:作品公式サイト、ソニーミュージック、アニメイトタイムズなどの楽曲情報。
1. Season1 OP「祝福」/YOASOBI
Season1のOPを担当したのはYOASOBIです。「祝福」はAyaseが作詞・作曲・編曲を担当し、ikuraが歌唱しています。
この曲には、本作のシリーズ構成・脚本を担当した大河内一楼による書き下ろし小説「ゆりかごの星」という原作があります。小説の物語を音楽に落とし込むというYOASOBIならではの制作手法が採用されました。
公式サイトによれば、配信リリース日は2022年10月1日。CDは同年11月9日に発売され、限定盤にはガンプラや「ゆりかごの星」を収録したブックレットなどが付属しました。
ikuraは、孤独な世界を生きる少女の願いに寄り添い、共に闘うガンダムの思いを胸に歌ったとコメントしています。
2. Season2 OP「slash」/yama
Season2の「slash」は、Season1の「祝福」と比べて、より攻撃的で緊張感のある音楽性が特徴です。
YOASOBIの「祝福」が作品の世界観や少女とガンダムの関係を物語の入口として提示したのに対し、yamaの「slash」は、すでに大きな事件を経験した主人公が自分の弱さと向き合い、前へ進もうとする姿に焦点を当てています。
つまり、両曲は優劣を比較するものではなく、物語の異なる段階を表現する楽曲として聴くと、それぞれの魅力が分かりやすくなります。
3. Season2 ED「Red:birthmark」/アイナ・ジ・エンド
Season2のエンディングテーマは、アイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」です。
作詞・作曲・プロデュースを担当したのは、凛として時雨のTK。アイナ・ジ・エンドの特徴的な歌声と、TKが手掛ける独特の音楽性が組み合わさった楽曲です。
アニメイトタイムズに掲載された本人のコメントでは、楽曲から痛みと共存しながら立ち向かう強さを感じたと語られています。葛藤を抱えながら生きる登場人物たちの心情と重なる内容です。
配信開始は2023年4月10日午前0時。4月9日のSeason2初回放送で初公開された後、各種音楽配信サービスで配信が始まりました。
4. 「祝福」と「slash」はどちらが作品に合っている?
「祝福」と「slash」の違いは、作品のどの段階に寄り添っているかにあります。
「祝福」は、スレッタとエアリアルの関係を物語の出発点として印象づける楽曲です。「slash」は、物語の秘密や人物の葛藤が明らかになっていくSeason2に合わせて、主人公の内面的な変化を表現しています。
一方、EDの「Red:birthmark」は、物語を見終えた後に登場人物の痛みや葛藤を振り返るような聴き方ができます。
3曲を続けて聴くと、作品の入口、物語の転換、登場人物の内面という異なる役割が見えてきます。
【2026年版】「slash」の楽しみ方と見逃したくない関連情報
2026年に改めて『水星の魔女』を視聴するなら、主題歌を単独で聴くだけでなく、アニメ本編とOP映像を組み合わせて楽しむ方法がおすすめです。
1. ノンクレジットOPを初期版と終盤版で見比べる
まず確認したいのが、ガンダム公式YouTubeチャンネルで公開されたSeason2のノンクレジットOP映像です。
第13話からの初期映像と、第23話以降の変更版を比較すると、登場人物や機体の描写が物語の進行に合わせて変化していることが分かります。
本編を最後まで視聴した人なら、初期映像のカットに込められていた意味を改めて考える楽しみもあります。
2. CDを選ぶなら収録内容を確認する
CDを探している場合は、発売日だけでなく形態ごとの収録内容を確認することが大切です。
アニメの描き下ろしジャケットを重視するなら期間生産限定盤、映像特典や付属グッズも楽しみたいなら完全生産限定盤が候補になります。通常盤はCDのみのシンプルな仕様です。
なお、2026年に購入する場合、限定盤の新品在庫や購入特典の有無は販売店によって異なります。発売当時の特典が現在も付属するとは限らないため、商品説明を確認してください。
3. yamaのほかの代表曲から音楽性を知る
yamaは、2020年4月にオリジナル楽曲「春を告げる」をリリースして注目を集めたソロシンガーです。ソニーミュージックの公式プロフィールでは、SNSを中心に活動を広げた新世代のアーティストとして紹介されています。
また、TVアニメ『SPY×FAMILY』のEDテーマ「色彩」なども担当しています。
「slash」をきっかけにyamaの音楽に興味を持った人は、「春を告げる」や「色彩」と聴き比べると、作品ごとに異なる表現や歌声の魅力を発見できます。
【プロの結論】「slash」はSeason2の物語を音楽で読み解く鍵
「slash」の価値は、単に人気アーティストがガンダム作品の主題歌を担当したという点だけではありません。
注目すべきなのは、制作側が主人公の内面的な弱さと覚悟を楽曲のテーマに据えたことです。Season2の物語は、スレッタが周囲の思惑や世界の真実に直面し、自分が何を信じて進むのかを問われる展開になっています。
yamaの制作コメントとアニメ本編を照らし合わせると、「slash」は物語の表面に描かれる戦闘や事件だけでなく、その裏側にある主人公の心の変化を表現する役割を担っていることが分かります。
また、Season1の「祝福」と比較することで、主題歌の変更が作品の演出上どのような意味を持つのかも理解しやすくなります。
作品を初めて視聴する人には、まずSeason1の「祝福」からSeason2の「slash」へと順番に聴く方法がおすすめです。一方、すでに最終回まで視聴した人には、Season2のOP映像を初期版と終盤版で比較し、歌詞のテーマと映像演出を重ねて見る楽しみ方があります。
【水星の魔女2期OP】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:水星の魔女2期のOP曲は誰が歌っていますか?
A1:yamaが歌う「slash」です。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2のオープニングテーマとして、2023年4月9日の放送開始から起用されました。
Q2:「slash」の発売日と配信日はいつですか?
A2:デジタル配信日は2023年4月9日、CD発売日は2023年5月10日です。配信とCDで日付が異なるため、購入・検索時には注意してください。
Q3:「slash」の作詞・作曲・編曲は誰ですか?
A3:作詞は馬場龍樹、作曲は馬場龍樹と遠藤ナオキ、編曲は遠藤ナオキです。
Q4:「slash」の歌詞はどのような意味ですか?
A4:yama本人の説明によると、主人公の弱さや内向的な一面に向き合い、自分を奮い立たせて前へ進む姿が制作のイメージになっています。迷いながらも覚悟を決めるというSeason2のテーマと深く関係しています。
Q5:水星の魔女1期のOPは何ですか?
A5:YOASOBIの「祝福」です。作詞・作曲・編曲はAyase、歌唱はikuraが担当しています。原作は大河内一楼による書き下ろし小説「ゆりかごの星」です。
Q6:水星の魔女2期のEDは何ですか?
A6:アイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」です。TK(凛として時雨)が作詞・作曲・プロデュースを担当しています。
Q7:「slash」のOP映像はどこで見られますか?
A7:ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」で公開されています。通常のノンクレジット版に加え、第23話以降の変更版も公開されています。
まとめ:水星の魔女2期OP「slash」は今も聴き返したい一曲
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2のOPは、yamaが歌う「slash」です。2023年4月9日にデジタル配信が始まり、5月10日にCDが発売されました。作詞は馬場龍樹、作曲は馬場龍樹と遠藤ナオキ、編曲は遠藤ナオキが担当しています。
重厚なロックサウンドと壮大なストリングス、感情を前面に出した歌声が特徴で、主人公の弱さや葛藤、迷いながらも前へ進む覚悟が制作のテーマになっています。
Season1のYOASOBI「祝福」がスレッタとガンダムの関係を象徴する楽曲だったのに対し、「slash」はSeason2の厳しい展開と主人公の内面的な変化に寄り添う一曲です。
加えて、アイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」と合わせて聴くことで、Season2の音楽表現をより深く味わえます。2026年に作品を振り返る際も、楽曲・歌詞・OP映像をセットで楽しむことで、『水星の魔女』が描いた物語の奥行きを再発見できるはずです。