桑木選手のビフォーアフターで最も興味深いのは、体型の変化が競技パフォーマンスにも結び付いていることだ。
本人は減量後の身体について、疲れにくくなり、スイングのキレが増したと説明している。
2026年8月のGDOの記事でも、約15キロの減量によって身体が軽くなり、スイングのキレやラウンド終盤のスタミナに好影響があったと紹介された。
飛距離は落ちた?本人の説明と実際の成績
体重を15キロも落としたと聞くと、筋力が低下して飛距離も落ちたのではないかと心配になる。
しかし、2025年10月のALBA Netの取材で、桑木選手は次のように説明している。
「疲れないし、いい感じ。飛距離も別に落ちていません」
実際の年間平均飛距離を比較すると、次のようになっている。
- 2025年:246ヤード
- 2026年:244ヤード
2025年のデータはゴルフダイジェスト・オンラインの年間スタッツ、2026年のデータは同社の最新選手プロフィールに掲載された数値だ。
この2ヤードの差だけで、減量によって飛距離が落ちたとは判断できない。大会数やコース条件、シーズンのコンディションなど、さまざまな要素が関係するためだ。
少なくとも、本人の説明と年間成績を見る限り、減量によって飛距離を大きく犠牲にしたという評価は当てはまらない。
2024年から2026年までの競技成績
体型変化と競技成績の関係を見るためには、減量前後のシーズンも比較する必要がある。
- 2024年:国内ツアー3勝。年間ポイントランキング6位。
- 2025年:優勝こそなかったものの、トップ10入り15回。安定した成績を残した。
- 2026年:国内ツアー4勝に加え、AIG全英女子オープンでも優勝。
2025年は未勝利だったが、年間15回のトップ10入りを記録している。決して競技力が大きく低下したシーズンではない。
2026年には、プレーの組み立てやコースマネジメントの改善も報じられており、身体面の変化だけを優勝の理由にすることはできない。
むしろ、身体のコンディション改善と技術面・戦術面の成長が重なったことが、2026年の躍進を理解するポイントだ。
【2026年最新情報】AIG全英女子オープン優勝で世界の頂点へ

2026年の桑木志帆選手を語るうえで欠かせないのが、AIG全英女子オープンでの優勝だ。
2026年7月30日から8月2日まで、イングランドのロイヤルリザム&セントアンズGCで開催された大会で、桑木選手は最終的に通算5アンダーを記録した。
ドイツのエスター・ヘンゼライト選手と並んでプレーオフに進出し、2ホール目でパーをセーブ。相手がボギーを叩いたことで、海外メジャー初優勝を決めた。
日本勢として同大会を制したのは、2019年の渋野日向子選手、2025年の山下美夢有選手に続いて3人目。海外メジャー優勝者としては日本女子7人目となる快挙だった。
この結果はJLPGAも2026年8月3日に公式発表している。
2026年10月には国内ツアーでも今季4勝目
全英女子オープンの優勝後も、桑木選手の勢いは続いた。
2026年9月にはミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンで優勝。さらに10月22日から25日に開催されたNOBUTA GROUP マスターズGCレディースでも勝利を収めた。
JLPGAの2026年10月25日付発表によると、最終日は69をマークし、通算15アンダーで優勝。これが今季国内ツアー4勝目となった。
同時点でメルセデス・ランキングでも1位に立ち、年間女王争いを大きくリードしている。
桑木志帆を取り巻く関係者・組織
減量と競技成績を理解するうえで、関係する人物や組織も整理しておきたい。
- 大和ハウス工業:2024年2月から所属契約を締結。公式プロフィールや大会実績を発信している。
- JLPGA:国内ツアーの主催・運営団体。2026年の国内優勝やランキングを公表している。
- 小楠和寿トレーナー:身体のコンディション調整やスイングの安定に関するトレーニングをサポート。
- AIG全英女子オープン:2026年に桑木選手が海外メジャー初優勝を達成した大会。
それぞれの役割は異なり、減量の決断は本人、身体づくりのサポートはトレーナー、所属選手としての活動支援は大和ハウス工業という関係にある。
来季からは米女子ツアーへの本格参戦も視野に
2026年8月の優勝後、桑木選手は来季から米女子ツアーに参戦する意向を明らかにした。
AIG全英女子オープン優勝によって5年間の米ツアー出場資格を獲得。2026年シーズンは日本ツアーでの活動を続けながら、翌シーズン以降の海外挑戦を見据えることになった。
体重の数字だけでなく、長い移動や異なるコース環境に対応できる身体づくりも、今後の競技生活では重要になる。
15キロ減量という大きな変化を経て、世界の舞台で結果を残した桑木選手。2027年以降は、日本国内とは異なる環境でどのような成績を残すのかにも注目が集まる。
【桑木志帆のビフォーアフター】写真・体重・減量方法に関するよくある質問(FAQ)
Q1:桑木志帆は本当に15キロ痩せたのですか?
A1:はい。本人の発言を報じたGDOの記事や凱旋会見の記事で、約1年かけて15キロ減量したことが紹介されています。2026年3月には13キロという数字も報じられており、取材時期による違いがあります。
Q2:桑木志帆の身長は164cmですか?
A2:大和ハウス工業の公式プロフィールでは164cmと公表されています。
Q3:現在の体重は何キロですか?
A3:2026年11月現在、最新の公式体重は公表されていません。減量幅から現在の体重を計算することもできません。
Q4:桑木志帆が痩せた理由は何ですか?
A4:膝や腰の痛み、ウェアがきつくなったことなどが背景にあります。本人はズボンのボタンが弾けたことも減量の直接的なきっかけとして説明しています。
Q5:どのようなダイエット方法を実践しましたか?
A5:食事管理アプリで食事内容を記録し、揚げ物やお菓子、糖質・脂質の多い食品を控えました。カフェオレをブラックコーヒーに変更したことも報じられています。
Q6:痩せたことで飛距離は落ちましたか?
A6:本人は2025年の取材で、飛距離は落ちていないと説明しています。年間平均飛距離も2025年246ヤード、2026年244ヤードで、大きな変化は見られません。ただし、体重変化だけで飛距離の増減を説明することはできません。
Q7:2026年の桑木志帆の主な実績は何ですか?
A7:AIG全英女子オープン優勝、国内ツアー4勝です。10月25日時点でメルセデス・ランキング1位に立っています。
まとめ:【プロの結論】桑木志帆の変化は体重よりも競技力に注目
桑木志帆選手のビフォーアフターを整理すると、単なる見た目の変化ではなく、競技者として身体と向き合った約1年間の取り組みだったことが分かる。
今回の要点は次の5つだ。
1. 減量幅は約13〜15キロ。 2025年から2026年にかけて段階的に報じられた。
2. ウェアサイズはLLからLへ。 本人が具体的な変化として明かしている。
3. 食事管理アプリを活用。 揚げ物やお菓子などを控え、食生活を見直した。
4. 膝や腰の負担も背景にあった。 見た目だけでなく身体の状態を改善する意識があった。
5. 2026年は海外メジャー優勝と国内4勝。 競技成績でも大きな飛躍を遂げた。
特に注目したいのは、15キロ減量という数字そのものよりも、本人がスイングのキレや疲れにくさの改善を実感していることだ。
ゴルフは、飛距離だけで勝敗が決まる競技ではない。スイングの安定性、集中力、ラウンド後半の体力、コースマネジメントなど、複数の能力が求められる。
桑木選手の場合、減量に加えてトレーニングやゲームマネジメントの改善も重なり、2026年の飛躍につながった。
体型のビフォーアフターから見えてくる本当の変化は、見た目の細さではなく、世界の舞台で戦い抜くための身体とプレーの進化である。
2027年以降の米女子ツアー挑戦も含め、桑木志帆選手の次なるステージに注目したい。