MLBのMVPはいつ決まるのか。2026年の発表日を知りたい日本の野球ファンに向けて、まず結論から紹介すると、アメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)のMVP受賞者は、2026年11月12日(米国東部時間)に発表予定です。最終候補の公表日は11月2日で、両リーグそれぞれ3人、合計6人のファイナリストが発表されます。
ただし、MVPの選考そのものは発表当日に行われるわけではありません。投票を担当するのは全米野球記者協会(BBWAA)の記者で、投票はポストシーズン開幕前に締め切られます。大谷翔平やアーロン・ジャッジの受賞歴でも知られるこの賞は、どのような基準で決まり、1位票には何ポイントが与えられるのでしょうか。2026年の最新日程から投票方法、順位別ポイント配分、歴代受賞者まで詳しく整理します。
【2026年最新】MLBのMVPはいつ決まる?発表日と最終候補の日程

2026年のMLB MVPは、レギュラーシーズン終了後、ワールドシリーズを含むポストシーズンが終わった11月に発表されます。
MLB公式が公表した2026年の年間表彰スケジュールでは、BBWAAによるMVPの発表は11月12日に設定されています。アメリカンリーグとナショナルリーグの受賞者が同日に明らかになる予定です。
2026年のMVP関連スケジュール
- 11月2日:BBWAA各賞の最終候補発表
- 11月9日:新人王発表
- 11月10日:最優秀監督賞発表
- 11月11日:サイ・ヤング賞発表
- 11月12日:アメリカンリーグ・ナショナルリーグのMVP発表
最終候補の発表は11月2日午後6時(米国東部時間)、MVP受賞者の発表は11月12日午後7時(米国東部時間)に予定されています。いずれもMLB Networkでの放送が案内されています。
日本時間では何月何日になる?
日本の野球ファンが注意したいのは、アメリカと日本の時差です。11月は米国東部が標準時間(EST)となり、日本との時差は14時間です。
- 最終候補発表:日本時間11月3日午前8時ごろ
- MVP受賞者発表:日本時間11月13日午前9時ごろ
そのため、日本のニュースやSNSでMVPの結果を確認する場合、米国で発表される日付よりも1日進んだ日付になる点を覚えておきましょう。
なお、11月12日は米国での公式発表日です。日本時間での実際の視聴・速報チェックは11月13日が中心になります。
【選考の仕組み】MVP最終候補は誰が選び、いつ発表される?
MLBのMVP選考を理解するうえで押さえておきたいのが、最終候補と受賞者の違いです。
11月2日に公表されるファイナリストは、すでに実施された投票で各リーグの上位3位に入った選手です。つまり、最終候補発表日に改めて6人の中から投票を始めるわけではありません。
最終候補は各リーグ3人ずつ
BBWAAの公式投票FAQによると、最終候補とは投票結果で上位3位に入った選手を指します。MVPの資格を持つ選手全員が3人に限定されるわけではなく、候補発表後に受賞者が決まるという仕組みでもありません。
実際には、すでに全投票が集計されており、その結果をもとに最終候補と受賞者が公表されます。
発表日までの流れを整理
- レギュラーシーズン終了:各選手の公式戦成績が確定する。
- ポストシーズン開幕前:BBWAAの記者がMVP投票を提出する。
- ポストシーズン終了後:投票結果の集計と各賞の発表準備が進む。
- 11月2日:各リーグの最終候補3人が公表される。
- 11月12日:AL・NLのMVP受賞者が発表される。
この流れで特に重要なのは、投票がポストシーズン前に締め切られる点です。ワールドシリーズで活躍したからといって、その実績がMVPの投票結果に直接加算されることはありません。
【BBWAA投票方法】MVPは何人が投票する?10位までの順位とポイント配分
MLBのMVPは、選手や監督、ファンによる人気投票ではありません。全米野球記者協会(Baseball Writers' Association of America)、通称BBWAAに所属する資格を持つ記者が投票します。
投票するのは各リーグ30人の記者
BBWAAの公式説明によると、年間表彰の投票では、各リーグのMLB本拠地都市から原則2人ずつの記者が選ばれます。これにより、アメリカンリーグとナショナルリーグそれぞれ30人が投票を担当します。
各記者はMVP候補を10人選び、1位から10位まで順位をつけます。つまり、両リーグ合わせて60人の記者が投票する仕組みです。
MVPポイント配分は1位14ポイントからスタート
投票結果は、単純に1位票の数だけで決まるわけではありません。順位ごとに異なるポイントが与えられ、その合計点で最終順位が決まります。
- 1位:14ポイント
- 2位:9ポイント
- 3位:8ポイント
- 4位:7ポイント
- 5位:6ポイント
- 6位:5ポイント
- 7位:4ポイント
- 8位:3ポイント
- 9位:2ポイント
- 10位:1ポイント
注目したいのは、1位と2位のポイント差が5ポイントもあることです。一方、2位から3位までの差は1ポイントです。
そのため、1位票を多く獲得した選手は有利になりますが、2位以下の票も無視できません。10位票にも1ポイントが与えられるため、投票者全員が10人分の順位を埋めることが求められています。
投票制度を理解するための関係者・日程一覧
| 主体・項目 | 役割・関係 | 2026年の内容 |
|---|---|---|
| MLB MVP | 各リーグの最優秀選手を選ぶ賞 | AL・NLで各1人 |
| BBWAA | MVP投票を担当する全米野球記者協会 | ポストシーズン前に投票締切 |
| 投票記者 | 各リーグの記者が順位をつけて投票 | 各リーグ30人 |
| MVP投票用紙 | 候補選手を順位別に記入 | 1位から10位まで |
| 最終候補 | 投票結果の上位3人 | 11月2日発表予定 |
| MVP受賞者 | ポイント合計が最も高い選手 | 11月12日発表予定 |
この制度では、1位票の多さだけでなく、幅広い記者から高い評価を受けているかどうかも結果に影響します。MVPの投票結果を見るときは、1位票の数と総ポイントの両方を確認することが大切です。
【ポストシーズンは対象外】MVPの選考基準と意外な落とし穴
MLBのMVP選考で誤解されやすいのが、ワールドシリーズやリーグ優勝決定シリーズでの活躍も評価されるという考え方です。
実際のMVP投票では、レギュラーシーズンの成績だけが対象になります。BBWAAの公式FAQにも、投票はポストシーズン開始前に行われ、評価対象はレギュラーシーズンのパフォーマンスに限られると説明されています。
打撃成績だけでなく守備や出場試合数も評価
MVPの選考基準は、単純なホームラン数や打点ランキングではありません。BBWAAの投票説明では、1931年に定められた選考基準として、チームに対する選手の実際の価値、攻撃力と守備力、出場試合数などが示されています。
そのため、次のような要素が評価を考える際のポイントになります。
- 打撃力:打率、本塁打、打点、出塁率、長打率、OPSなど。
- 走塁力:盗塁や走塁によって生み出す得点機会。
- 守備力:守備範囲、失点防止、ポジションの難易度。
- 出場試合数:シーズンを通じて安定した貢献ができたか。
- 総合的な貢献:攻守を含めてチームにどれほどの価値をもたらしたか。
優勝チームから選ばれるとは限らない
MVPは、リーグ優勝チームや地区優勝チームの選手だけに与えられる賞ではありません。所属チームがプレーオフに進出していなくても、個人として圧倒的な価値を示した選手には受賞の可能性があります。
また、過去にMVPを獲得した選手も再び受賞できます。大谷翔平やアーロン・ジャッジが複数回受賞していることが、その代表例です。
加えて、投票者は必ずしも同じチームの選手を1人しか選べないわけではありません。BBWAAの規定では、同一チームの複数選手を投票用紙に記載することも認められています。
ポストシーズンの活躍がMVPに反映されない理由
MVPは、その年のレギュラーシーズンで最も価値のある選手を評価する賞です。一方、ワールドシリーズやリーグ優勝決定シリーズには、それぞれのポストシーズンにおける活躍を評価する別の賞があります。
したがって、ポストシーズンで歴史的な記録を残しても、MVPの投票結果そのものが変わるわけではありません。レギュラーシーズンの評価と短期決戦の評価は、明確に分けられています。
【歴代MLB MVP受賞者】大谷翔平とアーロン・ジャッジの実績を振り返る
2026年のMVP発表を待つうえで参考になるのが、近年の受賞者です。特に日本のファンにとって、大谷翔平の歴史的な受賞歴は大きな注目ポイントでしょう。
2025年のMVPは大谷翔平とアーロン・ジャッジ
2025年のMVPは、アメリカンリーグでニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、ナショナルリーグでロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が受賞しました。
大谷はナショナルリーグで3年連続のMVPとなり、通算4度目の受賞を達成。ジャッジもアメリカンリーグで2年連続、通算3度目の受賞となりました。
特に注目されたのは、両リーグの前年受賞者がそろって翌年もMVPを獲得したことです。MLB公式は、両リーグのMVPが同じシーズンにそろって連続受賞するのは史上初と紹介しています。
2025年の投票結果から見るポイント配分の影響
ジャッジの2025年アメリカンリーグMVP獲得は、ポイント配分を理解するうえでも興味深い事例です。
ジャッジは1位票17票、2位票13票で合計355ポイントを獲得しました。一方、2位のカル・ローリーは1位票13票、2位票17票で335ポイントでした。
ローリーは1位票こそジャッジより少なかったものの、2位票を多く獲得しています。それでも、1位票に14ポイント、2位票に9ポイントが与えられる制度によって、最終的にはジャッジが20ポイント差で上回りました。
この結果は、MVP投票が1位票の数だけでなく、全投票者の順位付けを合算して決まることをよく表しています。
近年の主なMVP受賞者
- 2025年:AL アーロン・ジャッジ/NL 大谷翔平
- 2024年:AL アーロン・ジャッジ/NL 大谷翔平
- 2023年:AL 大谷翔平/NL ロナルド・アクーニャJr.
- 2022年:AL アーロン・ジャッジ/NL ポール・ゴールドシュミット
- 2021年:AL 大谷翔平/NL ブライス・ハーパー
- 2020年:AL ホセ・アブレイユ/NL フレディ・フリーマン
このように、近年のアメリカンリーグではジャッジと大谷が、ナショナルリーグでは大谷を中心とする選手たちが歴史に名を刻んできました。
なお、MVPは1931年に現在につながるBBWAAの表彰制度として始まりました。それ以前にもリーグごとの最優秀選手表彰は存在しており、歴代受賞者を調べる際には賞の制度や時代の違いにも注意が必要です。
【プロの結論】2026年のMVPを予想・検証するときに見るべきポイント
2026年のMVPを理解するには、単純な成績ランキングだけを追うのでは不十分です。実際の投票制度を踏まえ、複数の角度から候補選手の価値を比較する必要があります。
1. 打撃成績だけで受賞者を決めつけない
本塁打や打点は分かりやすい評価材料ですが、MVPは総合的な貢献を評価する賞です。守備や走塁、出場試合数なども含めて考える必要があります。
2. 1位票と総ポイントを分けて確認する
最終候補の報道では、1位票の数が大きく取り上げられる場合があります。しかし、実際の勝敗を決めるのは10位までの順位別ポイントの合計です。得票状況を正しく理解するには、総ポイントも確認しましょう。
3. ポストシーズンの成績と混同しない
ワールドシリーズの活躍はファンの記憶に強く残りますが、MVP投票はそれ以前に締め切られています。シーズン終了後の活躍とMVPの選考結果は別のものとして捉える必要があります。
4. 最終候補発表と受賞者発表を区別する
11月2日の発表で分かるのは各リーグの上位3人です。MVP受賞者が正式に明らかになるのは11月12日。最終候補に残っただけで受賞が決まったわけではありません。
こうした基準を理解しておけば、2026年のMVP候補を比較するときにも、報道の見出しや予想順位だけに左右されず、投票制度に基づいた判断ができます。
【MLBのMVPはいつ決まる?】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のMLB MVPはいつ発表されますか?
A1:アメリカンリーグとナショナルリーグのMVPは、2026年11月12日(米国東部時間)に発表予定です。日本時間では11月13日午前9時ごろが目安です。
Q2:2026年のMVP最終候補はいつ発表されますか?
A2:2026年11月2日午後6時(米国東部時間)に公表予定です。各リーグ3人ずつ、合計6人がファイナリストとして発表されます。日本時間では11月3日午前8時ごろです。
Q3:MLBのMVP投票は誰が行いますか?
A3:全米野球記者協会(BBWAA)の資格を持つ記者が投票します。各リーグ30人、合計60人が投票を担当します。
Q4:MVPの1位票は何ポイントですか?
A4:1位票は14ポイントです。2位は9ポイント、3位は8ポイントで、10位は1ポイントです。各記者は10人の選手を順位付けして投票します。
Q5:MVP投票はポストシーズンの成績も対象ですか?
A5:対象外です。投票はポストシーズン開幕前に締め切られ、レギュラーシーズンの成績だけが評価対象となります。
Q6:MVPは優勝チームから選ばれるのですか?
A6:必ずしもそうではありません。チームがポストシーズンに進出していなくても、個人として高い価値を示した選手には受賞の可能性があります。
Q7:大谷翔平は過去に何回MVPを受賞していますか?
A7:2025年までに通算4回受賞しています。2021年と2023年にアメリカンリーグ、2024年と2025年にナショナルリーグで受賞しました。
まとめ:MLBのMVPは2026年11月12日発表予定!日本時間は11月13日
2026年のMLB MVPは、アメリカンリーグとナショナルリーグともに11月12日(米国東部時間)に発表予定です。最終候補の発表は11月2日で、各リーグ3人ずつが選ばれます。
選考を担当するのは全米野球記者協会(BBWAA)の記者で、投票はポストシーズン開幕前に締め切られます。各リーグ30人の記者が10人の候補を順位付けし、1位14ポイントから10位1ポイントまでの合計点で受賞者が決まります。
大谷翔平やアーロン・ジャッジの歴代受賞実績を見ても分かるように、MVPは単なる本塁打王や打点王を決める賞ではありません。打撃、守備、走塁、出場試合数など、レギュラーシーズンを通じたチームへの総合的な貢献が評価されます。
2026年の結果を追うなら、まず11月2日の最終候補発表に注目し、その後11月12日の受賞者発表を確認しましょう。日本時間では11月3日と11月13日が、それぞれのチェック日となります。
投票の仕組みと発表スケジュールを押さえておけば、2026年のMVP争いをより深く楽しめるはずです。