大津綾香氏と立花孝志氏の関係は、旧NHK党の代表交代をきっかけに、党の運営権、政治資金の管理、債務の返済、名誉毀損をめぐる対立へと発展しました。かつて同じ政治団体の運営に関わっていた両者ですが、2023年4月以降は、それぞれ異なる立場から相手の責任を追及する関係になっています。
2026年11月現在、みんなでつくる党の破産は2025年10月に最高裁の決定によって正式に確定しています。さらに2026年7月には、東京都知事選のポスター問題をめぐり、立花氏らの書類送検が明らかになりました。代表権をめぐる裁判、約3億5000万円の貸付金問題、双方の名誉毀損訴訟など、争点は複数の法的手続きに広がっています。
【関係の真相】大津綾香と立花孝志はなぜ決裂したのか

両者の関係を理解するには、単純な政治的意見の違いではなく、政党の代表者としての権限と、組織が抱えていた財務上の問題を分けて考える必要があります。
立花孝志氏が築いた旧NHK党と大津綾香氏の代表就任
立花孝志氏は「NHKから国民を守る党」を設立し、NHK受信料制度への批判を中心とした政治活動を展開してきました。同党は名称変更や組織再編を繰り返しながら、2019年の参議院選挙で国政政党となりました。
2023年3月8日、当時のNHK党党首だった立花氏は、ガーシーこと東谷義和氏の国会欠席問題を受けて党首辞任を発表しました。後任には、建築デザイナーとして活動していた大津綾香氏が就任。同時に党名も「政治家女子48党」に変更されました。
当初は立花氏から大津氏への代表交代として発表されましたが、党の実務や意思決定を誰が担うのかという問題は残りました。大津氏が新代表として党運営を担う一方、従来の運営を主導してきた立花氏側との間で、組織の方針や会計処理をめぐる認識の違いが顕在化します。
2023年4月、代表交代をめぐる対立が表面化
2023年4月7日、立花氏は大津氏を除名したと発表し、齊藤健一郎氏を代表に、自身を党首にすると主張しました。一方、大津氏は別の記者会見で人事に同意していないことを説明し、自らが党首であるとの立場を維持しました。
ここから対立は本格化します。主な争点は、誰が正式な代表者なのか、党の資金を誰が管理するのか、過去の支出や貸付金をどう処理するのかという問題でした。
立花氏側は大津氏の代表としての地位を争い、党の運営や資金管理について異議を唱えました。一方、大津氏側は自らの代表権を主張し、前執行部時代の資金管理や会計上の問題について責任の所在を追及する立場を取りました。
対立の本質は代表権だけではなかった
重要なのは、代表交代によって党の過去の債務や会計責任まで自動的に消えるわけではないという点です。新代表が就任しても、政治団体や法人に残る債権債務は別途整理する必要があります。
また、代表者としての地位が裁判で認められることと、過去の会計処理が適正だったかどうかは別の法的論点です。この区別が、両者の対立を理解するうえで欠かせません。
【2023年から2026年】代表交代・裁判・破産までの経緯
大津氏と立花氏の関係は、2023年の代表交代から2026年の刑事・民事上の動きまで、複数の段階を経ています。主な出来事を時系列で整理します。
| 時期 | 出来事 | 意味・確認できる状況 |
|---|---|---|
| 2023年3月8日 | 立花氏が党首を辞任し、大津氏が後任に就任 | 党名を政治家女子48党に変更 |
| 2023年4月7日 | 代表交代をめぐる対立が表面化 | 立花氏側と大津氏側で人事の認識が対立 |
| 2023年11月14日 | みんなでつくる党へ党名変更 | 総務省が変更届を受理 |
| 2024年3月14日 | 党の破産手続開始決定 | 負債総額は約11億円と報道 |
| 2024年3月21日 | 代表権をめぐる東京地裁判決 | 齊藤氏の請求を棄却 |
| 2024年10月30日 | 代表権訴訟の控訴審判決 | 東京高裁も請求を棄却 |
| 2025年1月15日 | 立花氏側が大津氏を訴えた名誉毀損訴訟 | 東京地裁が請求を棄却 |
| 2025年5月14日 | 代表権訴訟の最高裁決定 | 上告棄却により大津氏側の勝訴が確定 |
| 2025年5月27日 | 3億5000万円の貸付金問題 | 党が立花氏を業務上横領容疑で刑事告訴 |
| 2025年10月21日 | 党の破産が正式確定 | 最高裁が抗告を退ける |
| 2025年12月11日 | 立花氏の債務に関する党声明 | 約3億5000万円の弁済義務について説明 |
| 2026年2月28日 | 大津氏が活動方針を再構築 | 党の組織縮小と社会活動への軸足移行を表明 |
| 2026年6月29日 | 都知事選ポスター問題で立花氏らを書類送検 | 名誉毀損容疑に関する刑事手続き |
| 2026年8月31日 | 大津氏が国会議員ら5人を追加提訴 | 計1375万円の損害賠償を請求 |
この年表から分かるように、代表権訴訟と破産手続きは、同じ党をめぐる問題でありながら、法律上は別の手続きです。代表権を争う裁判の結果だけで、党の財務問題や個々の損害賠償責任まで確定するわけではありません。
特に代表権訴訟については、第一審だけでなく控訴審、最高裁まで手続きが進みました。最終的に2025年5月14日の最高裁決定で、齊藤健一郎氏の上告は棄却され、上告受理申立ても認められませんでした。
【3億5000万円の問題】大津綾香氏と立花孝志氏の会計・貸付金を検証
両者の対立を理解するうえで、特に注目されているのが約3億5000万円の貸付金です。これは、みんなでつくる党が立花氏に対して保有していると説明する債権であり、党の財務問題を象徴する金額になっています。
約3億5000万円は何のお金なのか
2025年5月27日、みんなでつくる党は立花氏を業務上横領の疑いで警視庁に刑事告訴しました。弁護士JPニュースの報道によると、告訴は同日付で受理されています。
党側の説明では、立花氏が代表だった時期に、党から立花氏個人への貸付が複数回行われ、その総額は約3億5000万円に上るとされています。貸付条件は無利子・無担保で、党側は現在まで回収できていないと主張しています。
この資金は、前身のNHKから国民を守る党時代に集められた借入金などを原資とするものだと党側は説明しています。立花氏が代表だった2022年12月末時点で、党の会計上の貸付金として存在していたという説明も、2025年12月の党声明で示されました。
業務上横領の刑事告訴と立花氏側の説明
党側が問題視しているのは、代表者が自らの管理する政党資金を、自分自身に貸し付ける行為の適法性です。弁護士JPニュースによると、党側の代理人は、利益相反に関する手続きが適切に行われていなかった疑いを指摘しています。
一方、立花氏側は、資金は選挙の供託金などに使ったと説明しています。2025年5月の報道では、立花氏が刑事告訴に関する動画を公開し、起訴されないとの見通しを示したことも伝えられました。
したがって、約3億5000万円については、党側が主張する債権の存在と、刑事事件として業務上横領が成立するかどうかを分けて考える必要があります。刑事告訴が受理されたことは、有罪判決や犯罪の成立を意味しません。
立花氏の支払能力をめぐる説明
2025年12月11日、みんなでつくる党は立花氏側の債権者説明会に関する声明を公表しました。
同党の説明によると、前日の説明会では、立花氏の代理人弁護士が、立花氏は現時点で支払不能状態にあり、その主な原因は党に対する約3億5000万円の弁済義務だと説明したとされています。
ここで注意したいのは、支払不能状態についての説明と、立花氏個人の破産手続きが正式に確定したことは同じではない点です。また、債権の存在と、実際に全額を回収できるかどうかも別問題です。
大津氏側にも向けられた破産管財人の責任追及
財務問題は立花氏だけに向けられているわけではありません。破産管財人は、大津氏が代表を務めていた時期の資金移動についても調査し、別の民事訴訟を提起しています。
その一つが、2024年1月30日に党からおおつあやか後援会へ送金された2000万円をめぐる問題です。破産管財人は、この送金を否認するよう求め、2025年10月の東京地裁判決では後援会に返還を命じました。
加えて、破産管財人は大津氏個人に対しても2000万円の損害賠償を求める訴訟を提起しています。2026年6月時点では和解協議も報じられましたが、請求が確定したわけではありません。
加えて、2026年2月には大津氏と父親を相手に、合計約1620万円の損害賠償請求・否認権行使請求訴訟が提起されたと報じられています。これらも係争中の別件であり、判決によって責任が確定したものと混同してはいけません。
みんなでつくる党の破産確定と債権者への影響
帝国データバンクの2024年3月14日付の倒産速報によると、みんなでつくる党は債権者から破産を申し立てられ、東京地裁から破産手続開始決定を受けました。負債総額は約11億円とされています。
その後、党側は破産手続開始決定に対して不服を申し立てましたが、2025年10月21日、最高裁判所で抗告が退けられ、破産が正式に確定しました。
2026年6月30日に開かれた第7回債権者集会については、東スポWEBが、届け出られた債権総額は約17億円に達しており、11月以降に債権の認否を進める予定だと報じています。最終的に認められる債権額は約11億円前後になるとの見通しも伝えられました。
破産確定は、党の財務問題が解決したという意味ではありません。破産管財人による財産の調査や債権の整理、配当の検討など、法的な清算手続きが続くことを意味します。
【名誉毀損訴訟と都知事選】2026年に新たな展開を迎えた対立
大津氏と立花氏の関係が単なる党内紛争にとどまらなくなった理由の一つが、SNS上の発信や東京都知事選のポスターをめぐる名誉毀損問題です。
2025年1月の名誉毀損訴訟は大津氏側が勝訴
2025年1月15日、東京地裁は、NHK党と立花氏が大津氏を名誉毀損で訴えていた裁判で、原告側の請求を棄却しました。
この訴訟では、大津氏による「反社会的カルト集団」「尊師」などの表現を含む投稿のリポストが争われました。判決では、問題となった表現について名誉毀損に当たらないと判断され、大津氏側の勝訴となりました。
ただし、これは特定の投稿や表現を対象にした裁判の結果です。両者の間で争われているすべての名誉毀損問題について、大津氏側が一律に勝訴したという意味ではありません。
実際、2024年には大津氏のX投稿や記者会見での発言が立花氏に対する名誉毀損に当たると判断された別の地裁判決もあり、損害賠償が命じられています。双方に関係する訴訟を個別に確認する必要があります。
2024年東京都知事選のポスター問題とは
2024年7月の東京都知事選では、NHK党の候補者に割り当てられた選挙ポスター掲示枠に、大津氏の顔写真と「大津綾香 お金を返してください」という文言を掲載したポスターが掲示されました。
加えて、そのポスターには、大津氏に関する性的な虚偽情報を含むと大津氏側が主張するアニメーション動画へ誘導するQRコードが付けられていたと報じられています。
大津氏側は、政治資金パーティーでSMプレイを披露したという動画の内容は虚偽であり、自身の名誉を傷つけるものだとして、2024年9月に立花氏と動画制作者を刑事告訴しました。
2026年6月の東京高裁判決と新たな民事訴訟
2026年6月24日には、東京都知事選のポスター掲示をめぐる別の民事訴訟で東京高裁が判断を示しました。
弁護士ドットコムの報道によると、この裁判はNHK党や立花氏の代理人を務めた福永活也弁護士側が、フリージャーナリストを名誉毀損で訴えた事件です。東京高裁は控訴を退け、福永氏が自身のポスター掲示枠を立花氏に使わせた行為について、不法行為への加担に当たると判断しました。
この判決を受け、大津氏は同日、福永氏に対して330万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。ただし、この判決自体が立花氏本人の刑事責任を直接確定したものではありません。
2026年7月、立花氏ら3人が書類送検
弁護士JPニュースの2026年7月3日付報道によると、警視庁は6月29日までに、立花氏と動画制作者の「中本店長」氏らを書類送検しました。当時NHK党所属だった浜田聡氏も送検対象に含まれています。
問題となったのは、2024年の東京都知事選で大津氏の顔写真を掲載したポスターを都内約2500か所以上に掲示し、QRコードを通じて問題の動画へ誘導したとされる行為です。
被疑事実は、立花氏と動画制作者については名誉毀損の共同正犯、浜田氏については名誉毀損の教唆に関する疑いと報じられています。
ただし、書類送検は警察が事件を検察に送致する手続きであり、有罪判決を意味しません。2026年11月初旬時点では、この事件について書類送検とその後の民事訴訟の動きを区別して把握する必要があります。
2026年8月には国会議員ら5人を追加提訴
2026年8月31日付の弁護士ドットコムの報道によると、大津氏は東京都知事選のポスターや動画の制作・拡散に関わったとして、国会議員やユーチューバーら新たに5人を提訴しました。
追加提訴の対象には、参議院議員の齊藤健一郎氏や元参議院議員の浜田聡氏らが含まれています。大津氏側は、東京地裁と広島地裁に計1375万円の損害賠償を求めたと報じられています。
これは大津氏側が新たに提起した民事訴訟であり、請求額がそのまま認められたわけではありません。また、この5人への追加提訴と、立花氏らに対する刑事告訴は、それぞれ別の手続きです。
【現在の関係】大津綾香と立花孝志は2026年も対立しているのか
2026年11月現在、両者の関係を示す中心的な事実は、党の代表交代をめぐる争いが、資金回収、破産手続き、名誉毀損をめぐる民事・刑事上の問題へと分かれて続いていることです。
政治的な協力関係に戻った事実は確認されていない
2023年3月以前の立花氏による党運営と、代表交代後の大津氏による党運営は、明確に区別する必要があります。2026年時点で、両者が再び協力関係に戻ったとする公的な発表は確認されていません。
むしろ、党側が公表した貸付金に関する声明や、東京都知事選のポスターをめぐる訴訟・刑事手続きは、対立が継続していることを示しています。
また、現在のNHK党と、破産手続きが進められているみんなでつくる党は、名称や歴史的な経緯がつながっていても、同一の政治団体として扱うべきではありません。現在のNHK党は、立花氏が率いる別の政治団体です。
大津綾香氏の現在の政治活動
大津氏は2026年2月28日の党首声明で、みんなでつくる党の活動方針を再構築すると発表しました。
同声明では、破産手続きの確定に伴う資金難を踏まえ、事務所体制や固定費を見直し、活動を一定の範囲に限定すると説明しています。また、党員募集の積極的な拡大や公認候補の擁立は行わない方針を示しました。
一方で、大津氏は政治活動の軸足を社会活動へ広げる考えを表明し、誹謗中傷被害の可視化や被害者支援、制度改善に取り組むための一般社団法人を設立したと説明しています。
したがって、2026年の大津氏の活動は、従来型の選挙拡大型の政党運営というより、党の法的・財務的な整理と、社会活動への展開に重点を置いたものになっています。
立花孝志氏の現在をどう見るべきか
立花氏については、旧NHK党の代表・会計責任者だった時期の党資金の問題、約3億5000万円の貸付金、東京都知事選のポスター問題などが、2026年の報道で引き続き取り上げられています。
ただし、書類送検や債権に関する当事者の説明だけから、すべての法的責任が確定したと判断することはできません。刑事事件では検察の処分や裁判結果、民事事件では判決や和解の内容をそれぞれ確認する必要があります。
【プロの結論】大津綾香と立花孝志の対立から読み取れる政治団体の課題
今回の問題で注目すべきなのは、代表者の交代と組織の財務責任が別々に存在するという点です。政治団体の代表が変わっても、前代表時代に生じた債務や会計記録、債権者との関係は引き継がれます。
また、政党の代表権をめぐる裁判で勝訴したとしても、それだけで財務問題の解決には至りません。代表者の法的地位、会計責任、資産の管理、債権者への弁済は、それぞれ異なる基準で判断されます。
約11億円の負債を抱えた党の破産確定と、約3億5000万円の貸付金をめぐる問題は、政治団体の資金管理や内部統制がどれほど重要かを示しています。
一方、破産管財人が大津氏側にも資金移動をめぐる返還請求や損害賠償請求を行っていることから、問題を立花氏だけの責任、あるいは大津氏だけの責任として単純化することもできません。個々の支出、貸付、資金移動について、どのような証拠があり、どの裁判所が何を判断したのかが重要です。
加えて、選挙ポスターやSNS動画を使った政治的な情報発信は、表現の自由だけでなく、個人の名誉や人格権との関係も問われます。選挙期間中の発信であっても、どのような表現でも許されるわけではありません。
この問題を追う読者にとって重要なのは、誰の主張が強いかではなく、次の4つの判断基準です。
- 裁判の種類:代表権訴訟、損害賠償請求、破産手続き、刑事事件を混同しない。
- 判断の段階:訴えの提起、告訴の受理、書類送検、判決確定を区別する。
- 金額の意味:貸付金、負債総額、損害賠償請求額、実際の回収額を区別する。
- 情報の出所:当事者の声明と裁判所の判断、報道機関の取材内容を分けて読む。
政治的な支持・不支持と法的な事実認定を切り離すことが、複雑な政治ニュースを正確に理解するための判断基準になります。
【大津綾香と立花孝志の関係】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大津綾香氏と立花孝志氏はもともとどのような関係だった?
A1:両者は旧NHK党の運営に関わっていました。2023年3月8日に立花氏が党首を辞任し、大津氏が後任に就任しましたが、翌4月から党運営や会計をめぐる対立が表面化しました。
Q2:大津綾香氏は代表権訴訟で勝訴した?
A2:はい。2024年3月21日の東京地裁判決、同年10月30日の東京高裁判決で、齊藤健一郎氏の請求が棄却されました。2025年5月14日には最高裁も上告を棄却し、大津氏側の勝訴が確定しました。
Q3:みんなでつくる党の破産はいつ確定した?
A3:2025年10月21日です。最高裁判所で党側の抗告が退けられ、破産が正式に確定しました。
Q4:約3億5000万円の貸付金とは何?
A4:みんなでつくる党が立花氏に対して保有していると説明する債権です。党側は、立花氏が代表だった時期に発生した無利子・無担保の貸付金であり、回収できていないと主張しています。
Q5:2026年に立花孝志氏が書類送検された理由は?
A5:2024年東京都知事選のポスター掲示と、QRコードから誘導される動画をめぐる名誉毀損容疑です。2026年6月29日付で書類送検されたことが7月に報道されました。ただし、書類送検は有罪判決ではありません。
Q6:大津綾香氏は2026年現在も政治活動をしている?
A6:みんなでつくる党の代表として活動方針を公表しています。ただし、2026年2月の声明では、破産に伴う資金難から組織を縮小し、積極的な党員募集や公認候補の擁立を行わない方針を示しています。社会活動にも軸足を広げる考えです。
まとめ:大津綾香と立花孝志の関係は代表交代から法廷闘争へ
大津綾香氏と立花孝志氏の関係は、2023年3月の代表交代を境に大きく変化しました。翌4月には党運営と会計をめぐる対立が表面化し、代表権訴訟、約3億5000万円の貸付金問題、みんなでつくる党の破産へと発展しています。
2025年10月には党の破産が正式確定し、2026年には東京都知事選のポスター問題をめぐる書類送検や追加提訴も報じられました。両者の関係は、かつての党運営上の関係から、複数の法的争点を抱える対立関係へと変わっています。
今後の焦点は、貸付金の回収や破産手続きの進展、名誉毀損をめぐる民事裁判の判断、そしてポスター問題に関する刑事手続きです。大津氏側の主張、立花氏側の主張、裁判所や捜査機関が示した判断を区別して追うことが、この問題の実態を理解する最も確かな方法です。
主な確認資料: みんなでつくる党の公式声明、帝国データバンク、テレビ朝日、TBS NEWS DIG、弁護士JPニュース、弁護士ドットコム、共同通信、東スポWEBの報道を参照しています。