2026年の主な選挙日程

橘 宗 橘 宗 • 更新: • 公開: • 読了約 16 分
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東京都選挙管理委員会が公表している2026年の選挙執行一覧を確認すると、年初から国政選挙、区市町村選挙、都議会議員補欠選挙が続いています。現在の焦点は、千代田区の補選結果を受けた都政の動きと、11月15日の首長選に移っています。

- 2月8日: 衆議院議員総選挙
- 6月21日: 立川市議会議員選挙
- 7月5日: 調布市長選挙
- 11月1日: 東京都議会議員補欠選挙(千代田区)
- 11月15日: 新宿区長・品川区長・小金井市長選挙
- 12月27日: 西東京市議会議員選挙

ここで押さえたいのは、東京都全体を対象とする大規模な選挙と、特定の区市を対象とする地方選挙では、政治的な意味が異なることです。千代田区の補選で起きた変化を、そのまま都民全体の支持政党の変化と捉えるのは適切ではありません。

【千代田区都議補選】林則行氏が最多得票!8人の候補者と開票結果

選挙情勢東京

11月1日開票結果確定

2026年11月1日に実施された東京都議会議員補欠選挙の千代田区選挙区は、定数1に対して8人が立候補する選挙となりました。

千代田区が公表した午後10時45分確定の開票結果では、無所属の林則行氏が5,360票を獲得。2位のながと考氏を748票上回りました。林氏は前区議で、今回の補選で都議会の議席を獲得しました。

候補者8人の得票数一覧

東京都選挙管理委員会および千代田区の開票資料に基づく結果は次のとおりです。

順位 候補者 届出党派 得票数 1 林則行 無所属 5,360票 2 ながと考 小池都政と千代田区をつなぐ会 4,612票 3 竹本はるか 参政党 3,117票 4 はまもりかおり 立憲民主党 1,940票 5 平出みどり 日本維新の会 1,423票 6 木村正明 日本共産党 1,384票 7 浦川ゆうすけ 無所属 881票 8 伊藤あゆみ 無所属 337票

出典:千代田区の2026年11月1日確定開票速報。開票率100%、有効投票数19,054票。

林則行氏の勝利をどう読むべきか

今回の結果で目を引くのは、林氏が無所属でトップに立った点です。

2位には「小池都政と千代田区をつなぐ会」のながと考氏が入り、参政党の竹本はるか氏が3位となりました。特定政党の候補だけで上位が占められたわけではありません。

また、林氏と2位の得票差は748票です。1議席をめぐる争いとしては、上位2人の競り合いが結果を左右した形です。

ただし、今回の選挙は東京都全体の政策を選ぶ知事選ではなく、千代田区選挙区の欠員1を補う選挙です。林氏の勝利を小池都政全体への不信任や、特定政党の都内全域での後退と直結させることはできません。

補欠選挙が実施された経緯

東京都選挙管理委員会によると、2026年9月14日に都議会議長から議員の欠員発生について通知がありました。これを受け、9月17日の選挙管理委員会で11月1日の補欠選挙実施が決定しています。

10月23日に告示され、10月24日から31日まで期日前投票・不在者投票が行われました。投票日の11月1日に即日開票され、午後10時45分に結果が確定しました。

【11月15日が次の焦点】東京トリプル首長選の候補者と注目点

11月2日現在、東京の次の大きな政治イベントは、11月15日に投開票される3つの首長選挙です。

新宿区、品川区、小金井市で同じ日に選挙が行われます。いずれも11月8日告示で、候補者の正式な届出と選挙運動が本格化するのはこの日からです。朝日新聞も3自治体の選挙を「東京トリプル首長選」として報じています。

1.新宿区長選挙

新宿区長選挙では、現職の吉住健一氏が4選を目指す構図です。これに対し、複数の新人が出馬を表明しています。

11月2日時点で報じられている主な立候補予定者は次の4人です。

- 吉住健一氏:現職区長。自民党東京都連などが推薦。
- 黒田朝陽氏:新人。日本共産党が推薦。
- 山片賢一氏:新人。人材コンサルティング会社の経営者。
- 大門幸恵氏:新人。新宿区議会議員。

新宿区の公式案内では、候補者一覧と選挙公報は11月8日の告示以降に公開される予定です。したがって、上記は告示前の出馬表明に基づく顔ぶれであり、正式な候補者確定とは区別する必要があります。

最大の注目点は、現職の区政運営に対する評価です。吉住氏は2014年から区長を務めており、今回の選挙はこれまでの区政を継続するのか、新しい方向へ転換するのかという選択になります。

また、国政での政党間の関係と、地方選挙における推薦・支持の組み合わせが必ずしも一致しない点も注目されています。自民党と公明党が現職を推薦する動きは、地域政治と国政の関係を考える材料になります。

2.品川区長選挙

品川区長選挙では、現職の森沢恭子氏と新人の浜田けんたろう氏が立候補を予定していると、選挙情報サイトで紹介されています。

森沢氏は現職区長で、浜田氏はまちづくり事務局長を務める新人です。告示前の情報であり、正式な立候補者一覧は品川区が11月8日午後5時以降に公開する予定です。

この選挙で確認したいのは、現職の区政運営に対する評価と、今後の地域政策です。子育て支援、地域の利便性、公共施設、都市整備など、区民生活に直結する政策について、候補者の公約を比較することが判断材料になります。

3.小金井市長選挙

小金井市長選挙は、現職の白井亨氏に新人2人が挑む構図です。

告示前の立候補予定者として紹介されているのは次の3人です。

- 白井亨氏:現職市長。
- 田中真一氏:元慶應義塾大学ラグビー部監督。自民党東京都連が推薦。
- 後藤秀典氏:ジャーナリスト。市民団体が擁立を発表し、日本共産党が支援。

小金井市の公式選挙ページでは、告示日は11月8日、投票日は11月15日とされています。正式な候補者一覧は現時点では準備中です。

小金井市で特に注目される政策テーマの一つが、市庁舎の整備です。庁舎の建て替えや事業費、行政サービスの維持などは、住民の暮らしと自治体財政の両方に関わる問題です。各候補がどのような方針を示すのか、選挙公報と公開討論などを通じて比較したいところです。

3自治体の選挙日程まとめ

- 告示日:2026年11月8日(日)
- 投票日:2026年11月15日(日)
- 新宿区:区長選挙
- 品川区:区長選挙
- 小金井市:市長選挙

3自治体の選挙は同じ日程でも、候補者の構図や地域課題は異なります。東京全体の政党支持率を占う選挙として一括りにするのではなく、自治体ごとの政策と現職評価を分けて見ることが大切です。

【国政と都政の関係】2026年の選挙結果から見える東京の政治地図

東京の政治情勢を理解するには、直近の衆議院議員選挙と都議会議員選挙の結果も確認する必要があります。

2026年2月の衆議院議員総選挙

2026年2月8日には衆議院議員総選挙が行われました。東京都内では小選挙区30区が設けられ、東京都選挙管理委員会の公表による投票率は、小選挙区が59.16%、比例代表が59.15%でした。

前回の衆議院選挙にあたる2024年10月の東京都内の投票率56.06%と比べると、小選挙区では3.10ポイント上昇しています。

これは国政選挙における有権者の投票行動を示す重要なデータです。ただし、衆議院選挙の投票率と地方選挙の投票率を単純に比較して、有権者の政治意識が一律に高まったと判断することはできません。

都知事選挙は2028年、都議会議員選挙は2029年が任期満了の基準

東京都選挙管理委員会が2026年10月24日に更新した任期満了日一覧によると、東京都の主要選挙は次のようになっています。

- 東京都知事選挙:2028年7月30日任期満了
- 東京都議会議員選挙:2029年7月22日任期満了
- 衆議院議員選挙:2030年2月7日任期満了
- 参議院議員選挙:2028年7月25日および2031年7月28日任期満了

なお、これらは任期満了日を基準とした情報です。衆議院は解散によって任期満了前に選挙が実施される可能性があります。

したがって、2026年11月時点では、東京都知事選挙が直近に予定されているわけではありません。小池百合子知事の都政運営をめぐる議論は続くとしても、千代田区の補選結果だけで2028年の知事選の勝敗を予測することはできません。

【ネットの反応・炎上・噂の真相】東京の選挙情報を正しく読むには

選挙期間中は、SNSや動画配信サイトで候補者の演説、政党の動き、開票結果などが急速に広がります。今回の千代田区都議補選も、林則行氏の勝利と、小池都政に近い立場の候補者の得票が注目される結果となりました。

ネット上で注目される論点

今回の結果をめぐって、政治的な分析をする際に押さえておきたい論点は3つあります。

第一に、無所属候補の得票です。 林氏は5,360票を獲得し、2位に748票差をつけました。政党の公認・推薦だけで選挙結果が決まるわけではなく、地域での知名度や活動、候補者自身への評価も重要です。

第二に、小池都政との関係です。 朝日新聞は、千代田区補選で小池知事が候補者の擁立を主導した経緯を報じています。結果では、関連団体を届出党派とするながと考氏が2位となりました。この事実は都政と地域政治の関係を考えるうえで興味深い材料です。

第三に、政党の看板と候補者個人の評価の違いです。 無所属候補の得票をすべて反与党票、あるいは反知事票と解釈することはできません。候補者の政策や地域での活動など、複数の要因が投票に影響するからです。

「炎上した」「不正があった」という噂は本当?

選挙関連の検索では「炎上」「不正」「裏側」といった刺激的な言葉が並ぶことがあります。しかし、SNSで批判的な投稿が見られることと、選挙に不正があったことは別問題です。

今回の千代田区補選について、公開された確定開票資料では、開票率100%、有効投票数19,054票、無効投票数325票と記録されています。これらの数字だけから不正や不祥事を推認することはできません。

また、ネット上の投稿を取り上げる場合には、次の点を確認する必要があります。

- 投稿者本人が実際に発信した内容か。
- 発言や画像の前後関係が保たれているか。
- 公式発表や複数の報道機関による裏付けがあるか。
- 一部の批判を、都民全体の意見として紹介していないか。
- 候補者や政党についての誤情報が訂正されていないか。

特に注意したいのは、選挙結果をめぐる単発の投稿を「ネット世論」として大きく扱うことです。閲覧数や拡散数が多くても、それだけで有権者全体の支持傾向が分かるわけではありません。

選挙情勢調査と確定した開票結果は別物

選挙情勢を読む際には、報道機関による情勢調査と、選挙管理委員会が公表する開票結果を区別することも大切です。

情勢調査は投票日前の支持動向を推定するものです。一方、開票結果は実際に投じられた票を集計した数字です。今回の千代田区補選のように投開票が終わった選挙では、予測記事より確定得票数を優先して確認する必要があります。

今後の新宿・品川・小金井の選挙でも、候補者の出馬表明、正式な立候補届出、選挙公報、情勢調査、開票結果をそれぞれ区別して読むことが重要です。

【プロの結論】2026年の東京の選挙情勢を判断する3つの基準

2026年11月2日時点の東京の選挙情勢を整理すると、千代田区都議補選の結果が確定し、次の焦点が11月15日の3自治体の首長選へ移っている状況です。

政治報道を読み解くうえで、特に重要なのは次の3点です。

1.選挙の規模と種類を確認する。

国政選挙、都議会議員選挙、区市町村長選挙では、有権者が選ぶ対象も政策決定の範囲も違います。千代田区の補選を東京都全体の政治的な民意と同一視しないことが大切です。

2.候補者個人の政策と実績を比較する。

政党の推薦や支持は候補者を判断する材料の一つですが、それだけで政策の実現可能性や行政能力が決まるわけではありません。財政、子育て、福祉、都市整備、公共施設など、自治体ごとの課題に対して具体的な提案があるかを確認する必要があります。

3.数字と情報の更新日を確認する。

選挙情勢は告示前、選挙期間中、投票日、開票後で情報の性質が変わります。特に2026年11月8日以降は、3自治体の正式な候補者一覧と選挙公報が公開されるため、候補者の顔ぶれや公約を改めて確認が必要です。

選挙情勢東京2026に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年11月現在、東京都で最も注目されている選挙は何ですか?
A1:11月1日に投開票された千代田区の東京都議会議員補欠選挙と、11月15日に予定されている新宿区長選挙、品川区長選挙、小金井市長選挙です。

Q2:千代田区の都議補選で当選したのは誰ですか?
A2:無所属の林則行氏です。5,360票を獲得し、2位のながと考氏の4,612票を748票上回りました。

Q3:次の東京都知事選挙はいつですか?
A3:東京都選挙管理委員会の任期満了日一覧では、2028年7月30日が任期満了日として掲載されています。実際の選挙日は今後の選挙日程の決定によります。

Q4:11月15日の東京の選挙では誰が立候補しますか?
A4:新宿区長選挙では吉住健一氏ら4人、品川区長選挙では森沢恭子氏と浜田けんたろう氏、小金井市長選挙では白井亨氏、田中真一氏、後藤秀典氏が告示前の立候補予定者として紹介されています。正式な候補者は11月8日の告示・届出で確定します。

Q5:2026年の衆議院選挙で東京都の投票率は何%でしたか?
A5:2026年2月8日の衆議院議員総選挙では、東京都の投票率は小選挙区59.16%、比例代表59.15%でした。

Q6:東京の選挙情勢に関するネットの噂は信用できますか?
A6:SNSの投稿だけで選挙の勝敗や不正の有無を判断することはできません。候補者の公式発表、自治体の選挙管理委員会、複数の報道機関による報道を照合することが大切です。

まとめ:東京の選挙情勢は11月15日の首長選が次の山場

2026年11月2日現在、東京都の選挙情勢では、千代田区都議補選で林則行氏が最多得票となった結果が直近の重要ニュースです。1議席をめぐる8人の争いでは、林氏が5,360票を獲得し、748票差で2位を上回りました。

次の注目日は2026年11月15日です。新宿区、品川区、小金井市の3つの首長選挙が同日に行われます。それぞれ現職の実績、新人候補の政策、地域固有の行政課題が争点となります。

東京の政治を正確に把握するには、政党の勢力図だけでなく、地域ごとの候補者の政策と実績、投票率、確定得票数を合わせて見る必要があります。今後は11月8日の告示と候補者公報の公開、11月15日の投開票が、2026年後半の東京政治を読み解く重要な節目になります。

記事基準日:2026年11月2日。主な情報源:東京都選挙管理委員会、千代田区、新宿区、品川区、小金井市の公式選挙情報、報道各社の選挙報道。

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