AKB48の大ヒット曲「フライングゲット」のオリジナルセンターを務めたのは、前田敦子です。2011年6月9日に開催された第3回AKB48選抜総選挙で1位を獲得し、その結果を受けてAKB48の22ndシングルのセンターに選ばれました。獲得票数は139,892票。2位の大島優子に17,049票差をつける結果でした。
一方、前田敦子が2012年8月にAKB48を卒業した後は、渡辺麻友や指原莉乃などが音楽番組でセンターポジションを担当。さらに2021年3月24日の日本テレビ系「Premium Music 2021」では、当時14歳だった長谷川百々花がセンターに抜てきされ、大きな話題になりました。2026年現在のセンター事情も含め、オリジナルと代理センターの違い、選出の経緯、歴代メンバーの役割を整理します。
【結論】フライングゲットのオリジナルセンターは前田敦子!大島優子ではない?

「フライングゲット」のオリジナルセンターは、AKB48の1期生として活躍した前田敦子です。
この楽曲は、2011年8月24日に発売されたAKB48の22ndシングル。発売当時のミュージックビデオや基本となるパフォーマンスで、中央のポジションを担当したのが前田敦子でした。
センターが前田敦子になった最大の理由は、同年6月に開催された第3回AKB48選抜総選挙で1位を獲得したことです。
前田敦子が選ばれた背景
AKB48の選抜総選挙は、ファンの投票によってシングルの選抜メンバーを決める企画です。第3回の正式名称は「AKB48 22ndシングル 選抜総選挙」。つまり、「フライングゲット」を歌うメンバーを選ぶための選挙でした。
前田敦子は前年の第2回総選挙で大島優子に敗れ、2位となっていました。しかし、2011年の第3回では見事に1位へ返り咲きます。
この結果によって、前田敦子が22ndシングルの中心を担うことになりました。
ここで押さえておきたいのは、前田敦子のセンター起用が単なる運営側の演出や人気投票とは別の抜てきではなく、22ndシングル選抜総選挙の結果に基づいていた点です。
大島優子と間違えられる理由
「フライングゲット」のセンターについて、大島優子の名前を思い浮かべる人も少なくありません。
その背景には、2010年の大ヒット曲「ヘビーローテーション」で大島優子がセンターを務めたことがあります。また、2011年の第3回選抜総選挙でも大島は2位となり、前田敦子と並ぶグループの代表的な存在でした。
しかし、両楽曲のオリジナルセンターは異なります。
- 「ヘビーローテーション」:大島優子
- 「フライングゲット」:前田敦子
この2曲はAKB48の黄金期を象徴する代表曲ですが、センターの歴史を混同しないことが大切です。
【選出の経緯】第3回AKB48選抜総選挙で前田敦子が1位に返り咲いた理由
前田敦子が「フライングゲット」のセンターに立つまでには、2011年の第3回AKB48選抜総選挙における大きなドラマがありました。
開催日は2011年6月9日。会場は東京・日本武道館です。対象となったのは、AKB48の22枚目のシングルに参加する選抜メンバーでした。
速報では大島優子が1位、前田敦子は2位
2011年5月25日に発表された速報順位では、大島優子が17,156票で1位、前田敦子が16,452票で2位でした。
速報段階では大島優子がリードしており、前年の第2回総選挙に続いて大島が首位を守るのか、それとも前田が逆転するのかが大きな焦点になっていました。
ところが、6月9日の最終開票では順位が逆転します。
最終結果は前田敦子が139,892票で1位
AKB48公式サイトが2011年6月10日に公表した最終結果は、次のとおりです。
- 1位:前田敦子 139,892票
- 2位:大島優子 122,843票
- 3位:柏木由紀 74,252票
- 4位:篠田麻里子 60,539票
- 5位:渡辺麻友 59,118票
前田敦子と大島優子の差は17,049票。速報で2位だった前田が、最終結果で首位を奪還する展開となりました。
この結果は、当時のAKB48を象徴する前田と大島のライバル関係を改めて印象づけるものでした。
総選挙の順位がシングルの立ち位置に反映された
第3回選抜総選挙では、上位21人が22ndシングルの選抜メンバーに選ばれ、そのうち1位から12位までがメディア選抜となりました。
前田敦子は1位、大島優子は2位。柏木由紀、篠田麻里子、渡辺麻友らも上位に入り、当時の人気メンバーが集結した選抜となっています。
つまり、「フライングゲット」のセンターは、総選挙で示されたファンの支持を楽曲のフォーメーションに反映した存在だったのです。
前田敦子がセンターに選ばれた経緯を理解するには、楽曲単体ではなく、第3回選抜総選挙と22ndシングルの関係を押さえることが欠かせません。
【人物相関・比較表】フライングゲットのセンターと歴代代理メンバー一覧
「フライングゲット」には、オリジナルセンターと、テレビ番組や特別公演で中央に立ったメンバーがいます。
ただし、代理センターには、公式に後継者として固定されたメンバーと、特定の番組や企画で一時的に担当したメンバーとの区別が必要です。
主要人物の関係を整理すると、次のようになります。
| メンバー | 関係・立ち位置 | 確認できる実績・出来事 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 前田敦子 | オリジナルセンター | 第3回総選挙1位、139,892票 | 2011年発売時の正式なセンター |
| 大島優子 | 前田敦子のライバル・総選挙2位 | 第3回総選挙で122,843票を獲得 | オリジナル選抜メンバー |
| 渡辺麻友 | 前田敦子の卒業後のポジション担当 | ヒット曲披露時に前田の位置に入ることが多かった | 代理センターの代表例 |
| 指原莉乃 | 視聴者投票で選ばれたセンター | 2014年6月27日のMステで15万6,831票を集める | 番組企画による単発センター |
| 長谷川百々花 | 次世代メンバーのセンター抜てき | 2021年3月24日「Premium Music 2021」で披露 | 特別番組でのセンター |
この表から分かるように、前田敦子は原曲のセンターであり、渡辺麻友や指原莉乃、長谷川百々花は、それぞれ異なる時期や企画でセンターを担当したメンバーです。
全員を同じ意味で「歴代センター」と呼ぶと、総選挙で決まった正式なセンターと、テレビ番組での一時的なポジション変更が混同されてしまいます。
【前田敦子卒業後】大島優子・渡辺麻友・指原莉乃は代理センターを務めた?
前田敦子は2012年8月27日にAKB48を卒業しました。それ以降、グループが過去のヒット曲を披露する際には、当時の出演メンバーに合わせてフォーメーションが変更されるようになります。
「フライングゲット」も例外ではありません。オリジナルの前田敦子のポジションを誰が担当するのかは、出演する番組やメンバー構成によって変わりました。
大島優子:前田敦子と並ぶAKB48黄金期の象徴
大島優子は、第3回選抜総選挙で2位を獲得したメンバーです。前田敦子とともにAKB48の黄金期を支えた存在であり、センター争いを語るうえで欠かせません。
ただし、大島優子を「フライングゲット」のオリジナルセンターとするのは誤りです。
2015年12月のAKB48劇場10周年記念イベントに関する報道では、前田敦子が「フライングゲット」をセンターで披露し、大島優子は「ヘビーローテーション」をセンターで披露したことが伝えられています。
このように、2人は別々の代表曲を象徴するセンターとして認識されていました。
渡辺麻友:前田敦子のポジションを引き継いだ代表例
前田敦子卒業後の代理センターを語る際、特に重要なのが渡辺麻友です。
2013年2月のスポニチの報道では、前田敦子が卒業した後、AKB48が「フライングゲット」や「真夏のSounds good!」などのヒット曲を披露する際、渡辺麻友が前田のポジションに入ることが多かったと紹介されています。
渡辺麻友は、正統派アイドルとして高い人気を集めたメンバーです。前田敦子の卒業によって空いたポジションを担う機会が増えたことは、グループが新しい中心メンバーを育てていく過程とも重なります。
ただし、渡辺麻友が「フライングゲット」のオリジナルセンターになったわけではありません。あくまで卒業後のパフォーマンスにおけるポジション担当です。
指原莉乃:2014年のMステで視聴者投票によるセンターに
指原莉乃が「フライングゲット」のセンターを担当した代表的な事例が、2014年6月27日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」です。
この放送では、視聴者の生投票によって披露する楽曲を決定する企画が実施されました。
候補となったのは次の3曲です。
- 高橋みなみがセンターを務める「恋するフォーチュンクッキー」
- 指原莉乃がセンターを務める「フライングゲット」
- 渡辺麻友がセンターを務める「ヘビーローテーション」
その結果、「フライングゲット」が選ばれ、指原莉乃が15万6,831票を集めてセンターでパフォーマンスしました。
これは、2011年の第3回総選挙で決まったオリジナルセンターとは異なり、テレビ番組の視聴者投票によって実現したセンターです。
指原莉乃のケースは、楽曲のセンターが固定されたものではなく、企画によって新たな見せ方が生まれることを示す事例といえます。
【2021年の話題】Premium Music 2021で長谷川百々花がフライングゲットのセンターに抜てき
「フライングゲット」のセンターをめぐる話題で、特に大きな注目を集めたのが、2021年3月24日に放送された日本テレビ系「Premium Music 2021」です。
この番組でAKB48がヒット曲メドレーを披露した際、「フライングゲット」のセンターを担当したのは、当時14歳だった長谷川百々花でした。
当時14歳の長谷川百々花がセンターを担当
長谷川百々花は、AKB48チーム8の福島県代表として活動していたメンバーです。
2006年12月14日生まれで、2021年3月の番組出演時は14歳。2019年10月にチーム8のメンバーとしてお披露目されていました。
2021年3月24日の「Premium Music 2021」では、AKB48のヒット曲メドレーの一曲として「フライングゲット」が披露され、長谷川がセンターに立ちました。
ENCOUNTなどの報道でも、当時14歳のメンバーがセンターに抜てきされたことが取り上げられています。
長谷川自身も番組出演後、センターを担当したことをSNSで報告しており、初めての経験に対する不安と、無事にパフォーマンスを終えられた喜びを伝えていました。
センター出演からわずか2日後に活動終了が発表
さらに注目されたのは、番組出演後の展開です。
長谷川百々花について、所属する株式会社DHは2021年3月26日付で専属マネジメント契約を合意解約し、AKB48チーム8としての活動を終了したと公式発表しました。
つまり、センターを務めた3月24日からわずか2日後の発表でした。
当時の報道では、出演予定だった舞台「マジムリ学園 蕾-RAI-」からも降板したことが伝えられています。
この一連の出来事によって、長谷川百々花のセンター出演はAKB48の歴史に残る印象的な場面となりました。
ただし、長谷川が担当したのは2021年の特別番組でのセンターポジションです。前田敦子の正式な後継者として「フライングゲット」のセンターに就任したわけではありません。
長谷川百々花のセンター起用が注目された理由
2011年の発売当時、前田敦子はAKB48を代表する絶対的エースでした。それから約10年後、同じ楽曲の中央に立ったのは、当時まだ14歳だった若手メンバーです。
この対比には、AKB48の世代交代という意味があります。
過去の代表曲を新しい世代のメンバーに披露させることは、グループの歴史を引き継ぎながら、現在のメンバーに注目を集める演出にもなります。
「フライングゲット」は、前田敦子の代表曲であると同時に、次世代メンバーが挑戦する楽曲としても機能していたのです。
【2026年最新】フライングゲットのセンターは現在誰?楽曲の記録と歴史
2026年現在、「フライングゲット」のセンターについて最も正確に答えるなら、原曲のオリジナルセンターは引き続き前田敦子です。
渡辺麻友、指原莉乃、長谷川百々花などがセンターを担当した実績はありますが、これらはそれぞれの時期や番組におけるパフォーマンス上のポジションです。原曲のセンターが別のメンバーに変更されたという意味ではありません。
2011年8月24日に発売されたAKB48の22ndシングル
キングレコードの公式ディスコグラフィーによると、「フライングゲット」の発売日は2011年8月24日です。
収録内容には表題曲のほか、「抱きしめちゃいけない」「青春と気づかないまま」などが含まれ、Type-AとType-Bでは収録曲やDVDの内容が異なっていました。
また、フジテレビ系ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス2011」の主題歌にも起用されています。
オリコン初日102.6万枚、初週135.4万枚を記録
「フライングゲット」は、発売当時の音楽市場でも大きな記録を残しました。
オリコンが2011年8月25日に発表した記事によると、発売日前日の店着初日にあたる8月23日の推定売上は102.6万枚。オリコンのデイリーランキングで初日ミリオンを達成した初の作品となりました。
加えて、2011年8月30日のオリコン発表では、初週売上が135.4万枚に到達。前作「Everyday、カチューシャ」の初週133.4万枚を上回る記録となりました。
当時のAKB48がどれほど大きな販売力と話題性を持っていたかを示す数字です。
第53回日本レコード大賞も受賞
「フライングゲット」は、2011年12月30日に開催された第53回日本レコード大賞で大賞を受賞しました。
公益社団法人日本作曲家協会の受賞記録には、楽曲名「フライングゲット」、歌唱者AKB48として掲載されています。
楽曲の作曲はすみだしんや、作詞は秋元康、編曲は生田真心です。
発売時の前田敦子のセンター、総選挙による選抜メンバー、オリコンの販売記録、そして日本レコード大賞の受賞。これらが重なり、「フライングゲット」はAKB48の黄金期を象徴する一曲となりました。
2026年のセンターを判断するときの注意点
「フライングゲットのセンターは現在誰?」という疑問には、次の2つを分けて考える必要があります。
- オリジナルセンター:2011年の発売時から前田敦子。
- 現在の再演・テレビ出演時のセンター:出演メンバーや番組の企画、当日のフォーメーションによって異なる。
2026年時点でも、原曲のセンターを前田敦子とする記録に変更はありません。過去の特別番組で別のメンバーが中央に立った映像を見ても、それだけで正式な後継センターになったとは判断できません。
特に、過去の歌番組の映像を比較する場合は、放送年月日、出演メンバー、番組独自の企画を確認することが大切です。同じ楽曲でも、センターの違いによってパフォーマンスの印象は大きく変わります。
【プロの結論】フライングゲットのセンターを正しく理解する3つのポイント
「フライングゲット」のセンターをめぐる歴史は、単に誰が真ん中で歌ったかという話にとどまりません。AKB48の総選挙制度、絶対的エースの卒業、次世代メンバーへの継承という3つの流れが重なっています。
1. 原曲センターと代理センターは別の記録
最も重要なのは、2011年の発売時に前田敦子が務めたセンターと、卒業後のテレビ出演で別のメンバーが務めたセンターを区別することです。
総選挙によって選ばれたオリジナルセンターは前田敦子。渡辺麻友や指原莉乃、長谷川百々花の事例は、別の時期や企画でのセンター担当です。
2. 大島優子と前田敦子の関係を理解すると総選挙の意味が見える
前田敦子と大島優子は、AKB48黄金期の二大エースとして知られています。
第2回総選挙では大島が1位、第3回では前田が1位。こうした順位の変化が、楽曲のセンターポジションにも反映されました。
「フライングゲット」のセンターを調べることは、当時のAKB48の人気構造やファン参加型の選抜制度を理解することにもつながります。
3. 代理センターは世代交代を映す重要な役割
前田敦子の卒業後、渡辺麻友がポジションを担当し、2014年には指原莉乃が視聴者投票でセンターに選ばれました。
そして2021年には、長谷川百々花が特別番組でセンターに抜てきされています。
こうした変化は、AKB48が過去のヒット曲を単に再現するだけではなく、その時代に活動するメンバーの個性を重ねて披露してきたことを示しています。
歴代センターを比較する際は、単純な人気順ではなく、総選挙による正式な選出なのか、テレビ番組の投票なのか、出演メンバーの構成による代理なのかを判断基準にすると、情報を正確に理解できます。
【フライングゲットのセンター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:フライングゲットのオリジナルセンターは誰ですか?
A1:前田敦子です。2011年の第3回AKB48選抜総選挙で139,892票を獲得して1位になり、22ndシングル「フライングゲット」のセンターを務めました。
Q2:フライングゲットのセンターは大島優子ですか?
A2:いいえ。オリジナルセンターは前田敦子です。大島優子は第3回選抜総選挙で2位となり、AKB48の代表的なメンバーとして楽曲の選抜に参加しました。
Q3:前田敦子の卒業後は誰が代理センターを務めましたか?
A3:渡辺麻友が代表例です。前田敦子卒業後、AKB48が「フライングゲット」などのヒット曲を披露する際、前田のポジションに入ることが多かったと2013年のスポニチが報じています。
Q4:指原莉乃がフライングゲットのセンターを務めたのはいつですか?
A4:2014年6月27日放送のテレビ朝日系「ミュージックステーション」です。視聴者投票で「フライングゲット」が選ばれ、指原莉乃が15万6,831票を集めてセンターを担当しました。
Q5:長谷川百々花がセンターを務めた番組は何ですか?
A5:2021年3月24日放送の日本テレビ系「Premium Music 2021」です。当時14歳だった長谷川百々花が「フライングゲット」のセンターを担当しました。その2日後の3月26日、AKB48としての活動終了が公式発表されました。
Q6:2026年現在のフライングゲットのセンターは誰ですか?
A6:原曲のオリジナルセンターは現在も前田敦子です。テレビ番組やコンサートで再演する際は、出演メンバーや演出によってセンターポジションが変わる場合があります。
まとめ:フライングゲットの原点は前田敦子、代理センターは時代ごとに変化
AKB48の「フライングゲット」のオリジナルセンターは前田敦子です。2011年6月9日の第3回AKB48選抜総選挙で139,892票を獲得し、2位の大島優子を上回って1位に輝いたことが、センター選出の直接的な背景となりました。
2012年8月の前田敦子卒業後は、渡辺麻友が前田のポジションを担当する機会が多くなり、指原莉乃も2014年のMステで視聴者投票によるセンターを経験。2021年には長谷川百々花が「Premium Music 2021」でセンターを務めました。
それぞれの出来事は、AKB48のメンバー構成や時代の変化を映し出しています。
2026年現在も、原曲のセンターを知りたい場合の答えは前田敦子です。一方、歴代のテレビ出演や特別公演まで含めて調べる場合は、誰が、いつ、どのような企画でセンターを担当したのかを分けて見る必要があります。
前田敦子が築いたオリジナルの存在感と、後輩メンバーが受け継いできたパフォーマンス。その両方を知ることで、「フライングゲット」が10年以上にわたってAKB48を象徴する楽曲として語り継がれている理由が見えてきます。