お笑い芸人・狩野英孝の謝罪会見が行われたのは、2017年1月21日。写真週刊誌『FRIDAY』が報じた17歳の女子高生との交際をめぐる疑惑について、本人が東京都内で記者会見を開き、経緯を説明した。会見は約66分間に及び、「22歳と聞いていた」「野生の勘」という発言や、緊張から言葉に詰まる姿が大きな注目を集めた。
この会見では、相手女性との交際認識、年齢を知った経緯、男女関係についての質問、過去の二股騒動、そして所属事務所マセキ芸能社による無期限謹慎処分が説明された。その後、2017年6月1日に謹慎が解除され、2023年には本人が会見を振り返る発言もしている。2026年現在の活動まで含め、報道と本人の説明を時系列で整理する。
【何があった?】狩野英孝の謝罪会見は2017年1月21日に開催

騒動の発端は、2017年1月20日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)だった。同誌は狩野英孝と当時17歳の女子高生をめぐる交際について報じ、未成年者との淫行疑惑として大きく取り上げた。
報道を受けた狩野は翌21日、東京都内で記者会見を実施。冒頭から深く頭を下げ、関係者やファンに対して謝罪した。スポーツニッポンや日刊スポーツなどの当時の報道によると、会見場には多数の報道陣が集まり、会見時間は1時間6分、約66分間に及んだ。
本人が説明した交際の経緯
狩野は、相手女性について、知り合った当初は22歳だと聞いていたと説明した。友人関係を経て交際するようになり、恋愛感情もあったと認めている。
「22歳と思い、友人関係を経てお付き合いさせていただきました」
会見では、相手女性から実年齢が10代であると告げられた際、驚いたとも説明。その後は友人関係に戻ったと話した。
また、本人の説明によると、報道後には相手女性とその父親に直接謝罪する機会を設けたという。父親からは、相手女性が年齢を偽っていたことについて謝罪の言葉があったとも語っている。
肉体関係については明言を避けた
会見で特に注目されたのが、相手女性との肉体関係についての質問だった。
狩野は交際していた認識や恋愛感情があったことは認めた一方、肉体関係の有無については「それは申し上げられない」と回答。男女関係の詳細について明確な説明をしなかった。
この点は、会見内容を振り返る際に重要だ。本人が説明したのは、相手の年齢を22歳と認識していたこと、交際に恋愛感情があったこと、10代と知った後に友人関係へ戻ったことなどである。肉体関係については肯定も否定も明言していない。
したがって、会見での本人の説明と、FRIDAYが報じた疑惑の内容は分けて理解する必要がある。
【発言を検証】「22歳と聞いていた」「野生の勘」は本当は何を意味した?
狩野英孝の謝罪会見が現在も繰り返し取り上げられる理由の一つは、質疑応答で飛び出した独特の言い回しにある。
本人は真剣に謝罪していたものの、質問への回答がかみ合わなかったり、予想外の表現が飛び出したりしたことで、会見は芸能ニュースやバラエティー番組でもたびたび取り上げられるようになった。
「22歳と聞いていた」という発言
年齢について狩野は、相手女性から22歳と聞いていたため、未成年だとは認識していなかったと説明した。
会見では、相手女性の言動に違和感を覚えたことはあったものの、それが年齢に関する疑いだったわけではないとも話している。
ここで押さえておきたいのは、「22歳と聞いていた」という内容は狩野本人による説明であり、報道された相手女性の年齢とは別の情報だという点だ。本人の認識についての釈明と、報道上の年齢は混同できない。
「野生の勘」発言が注目された理由
会見中、記者から「なぜ相手女性に嘘をついていないか確認したのか」と質問された際、狩野は次のように答えた。
「野性の勘とか。働いたんです」
恋愛関係になると相手の言動から何かを感じ取ることがある、という趣旨の説明だった。しかし、未成年者との交際をめぐる重大な疑惑について説明する場面で突然登場した「野生の勘」という言葉は、強烈な印象を残した。
この発言には後日談もある。2018年1月、フジテレビ系の特番『坂上探検隊』に出演した狩野は、会見直前に南アフリカでの動物ロケから帰国したばかりだったことに触れ、「野生の勘」という表現が出たのはアフリカロケの名残だったと冗談交じりに振り返っている。
この説明によって、会見の印象的なフレーズには、本人なりの後日談が加わることになった。
会見動画はどこで見られる?
当日の様子を確認したい人は、ニュースメディア「THE PAGE」の公式YouTubeチャンネルで公開されている「【全編】狩野英孝さんが会見『大人として付き合っていた』(2017年1月21日)」という映像が参考になる。
全編映像では、冒頭の謝罪から年齢についての説明、記者との質疑応答、最後の謝罪までを確認できる。
短く編集された切り抜き動画では、印象的な発言だけが強調されやすい。会見の流れや質問の背景を理解するには、全編を確認する方が適している。
【時系列で整理】二股騒動からFRIDAY報道、無期限謹慎まで
2017年1月の謝罪会見を理解するうえで欠かせないのが、前年から続いていた狩野英孝の女性関係をめぐる騒動だ。
2016年には歌手の川本真琴とタレントの加藤紗里をめぐる二股疑惑が報道され、その後も複数の女性が交際を主張するなど、いわゆる六股騒動へと発展した。
狩野は2017年の会見でも、今回の件だけでなく、前年からの生活態度を含めて謹慎することになったと説明している。
2016年の二股騒動はどのように始まった?
発端の一つは、川本真琴がSNSで交際相手の存在を明かしたことだった。その後、報道によって相手が狩野ではないかと取り上げられ、加藤紗里も交際を公表したことで、三角関係をめぐる騒動に発展した。
2016年2月9日放送のテレビ朝日系『ロンドンハーツ』では、狩野が加藤について「僕の彼女」と交際を認めている。一方で、本人は二股交際を否定していた。
その後、交際中と名乗る女性が次々と現れ、六股疑惑として報じられるようになった。
2017年の騒動から復帰までの時系列
一連の経緯を整理すると、次のようになる。
| 時期 | 出来事 | 内容・確認できる事実 |
|---|---|---|
| 2016年1月ごろ | 川本真琴の交際相手をめぐる話題 | 交際相手が狩野ではないかと報じられ、女性関係への注目が集まる。 |
| 2016年2月 | 加藤紗里との交際公表 | 『ロンドンハーツ』で加藤との交際を認める一方、二股疑惑は否定。 |
| 2016年中 | 六股騒動 | 複数の女性が交際を主張し、女性関係をめぐる報道が続く。 |
| 2017年1月20日 | FRIDAY報道 | 17歳女子高生との交際をめぐる疑惑が報じられる。 |
| 2017年1月21日 | 謝罪・釈明会見 | 約66分間にわたって説明。本人が無期限謹慎を発表。 |
| 2017年6月1日 | 謹慎解除 | マセキ芸能社が公式発表で処分解除を報告。 |
| 2017年7月 | 生番組への復帰 | AbemaTVの番組出演など、芸能活動を再開していく。 |
| 2023年12月 | 会見について再び言及 | テレビ番組で「伝説の謝罪会見」として扱われたことについて語る。 |
| 2026年 | 芸能活動を継続 | テレビ、配信、YouTubeなど複数の分野で活動。 |
この時系列から見えてくるのは、2017年の謹慎が単独の報道だけを理由に決まったわけではないということだ。所属事務所は会見当日、前年からの女性関係をめぐる問題も含めて判断したと説明している。
つまり、FRIDAY報道が直接の契機となった一方、事務所の処分には、それ以前からの生活態度への評価も反映されていた。
【無期限謹慎の真相】マセキ芸能社はなぜ2017年6月に解除した?
2017年1月21日の会見で、狩野は無期限の謹慎処分を受けることを明らかにした。
謹慎期間について具体的な終了日は決められておらず、本人も会見で復帰時期は分からないと説明していた。
マセキ芸能社が発表した謹慎の理由
所属事務所のマセキ芸能社は、今回の報道だけでなく、前年からの生活態度も含めて謹慎処分とする方針を示した。
この判断によって、狩野はテレビ出演などの仕事を一時的に休止することになった。当時の報道によれば、レギュラー番組の放送休止や出演・配信の見合わせも発生している。
会見では、本人も仕事のキャンセルが相次いだことに触れ、関係者に迷惑をかけたことを謝罪した。
2017年6月1日に謹慎解除を正式発表
2017年6月1日、マセキ芸能社は公式サイトで狩野の謹慎処分を解除したと発表した。
柵木秀夫社長名義の発表では、本人が以前の生活態度を深く反省し、自覚を持って行動するようになったことを復帰の理由として説明している。
「2017年6月1日付で狩野英孝の謹慎を解除したことをご報告致します」
狩野本人も直筆署名入りのコメントを発表し、関係者やファンに改めて謝罪した。
「謹慎中に皆様から頂いたあたたかいお言葉も、厳しいお言葉も、忘れず新たに気持ちを引き締めて努力していきます」
ただし、謹慎解除は、その日にすべての仕事が元どおりになったことを意味するわけではない。翌2日の報道では、事務所側が具体的な仕事はまだ決まっておらず、まず関係者への挨拶を進めると説明していた。
処分の解除と、テレビ番組や仕事への本格復帰は別の段階だったのである。
【伝説の謝罪会見】世間の評判と「66分間」が語り継がれる理由
狩野英孝の謝罪会見は、芸能界の不祥事会見の中でも、後年まで繰り返し話題にされる事例となった。
ただし、当日の会見は本人にとって笑いを取るための場ではなかった。実際、狩野は終始謝罪の姿勢を見せ、緊張した様子で質問に答えていた。
真剣な謝罪と予想外の回答のギャップ
黒いスーツ姿で登場し、汗をぬぐいながら説明を続ける狩野。会見では涙ぐむ場面もあり、本人は真剣に状況を説明しようとしていた。
一方で、「野生の勘」という発言や、質問に対して言葉を探しながら回答する様子が注目された。スポーツ紙などは当時の会見を「迷言連発」「天然全開」といった表現で報じている。
ここに、会見が後年まで語り継がれる理由がある。深刻な内容を扱う謝罪会見と、本人の独特な受け答えとの間に大きなギャップがあったのだ。
2022年には会見前の練習について告白
2022年6月、フジテレビ系『おかべろ』に出演した狩野は、謝罪会見の準備段階について振り返った。
事務所スタッフと質疑応答の練習を行ったものの、なかなか言えなかったフレーズが「はい、その件に関しては」だったという。
何度練習しても言い間違えてしまい、本番でようやく言えたときには、本人いわくゴールテープを切ったような気分になってしまった。その後の回答がふわふわしてしまったと、笑いを交えて説明している。
また、会見中に記者から笑いが起きたことについては、記者たちが場の空気を作ってくれたと感謝する一方、会見自体は怖かったとも話している。
写真誌に掲載された「上を向いて涙をこらえる狩野」という印象的な写真についても、実際には前方にカメラ、後方に記者、下には音声スタッフがいたため、目のやり場が上しかなかったという裏話を明かした。
2023年には「代表作」と呼ばれることへの本音
2023年12月21日深夜放送の『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』では、狩野の謝罪会見が再び話題になった。
出演者から会見について触れられると、狩野は次のような趣旨の発言をしている。
「あれ“代表作だよね”って言われる。僕は真剣に本気でやっているだけだから、何が面白いんだよって」
加えて、芸能人が不祥事会見を開くと、翌日のワイドショーで自分の会見映像と比較されることがあるとして、他の芸能人に不祥事を起こさないよう冗談交じりに呼びかけた。
「俺も巻き込まれるんで!」
この発言は、会見をめぐる本人の複雑な立場をよく表している。
本人にとっては真剣な謝罪だったものが、視聴者やメディアにとっては後年まで振り返られるバラエティー的な話題になっている。2023年の発言は、その温度差を本人自身が認識していることを示すエピソードだった。
会見への評判を整理すると、次の3つの側面がある。
- 報道面:約66分間に及ぶ長い会見と、年齢認識や交際経緯の説明が大きく報じられた。
- バラエティー面:「野生の勘」などの独特な発言が、後年の番組でも繰り返し取り上げられた。
- 本人の受け止め:真剣に対応した会見が代表作のように扱われることには苦笑しつつ、会見そのものへの恐怖や緊張も振り返っている。
重要なのは、会見が面白い映像として扱われることと、当時の疑惑や謹慎処分の重大さを軽く扱うことは別だという点だ。後年の笑いだけで、2017年の出来事全体を評価することはできない。
【2026年最新】狩野英孝の現在の活動と芸能界での立ち位置
2017年の謹慎解除から年月が経過した2026年現在、狩野英孝はテレビだけでなく、動画配信やゲーム実況など複数の分野で活動している。
所属事務所マセキ芸能社の公式プロフィールでは、テレビのレギュラー番組やWeb番組、YouTubeチャンネル、CMなどが紹介されている。
テレビでの現在のレギュラー活動
2026年時点で事務所の公式プロフィールに掲載されている主なテレビ番組は以下のとおり。
- 『かのサンド』:フジテレビ系の番組。
- 『仙台市青葉区 かのおが便利軒』:仙台放送の番組。
- 『ロンドンハーツ』:テレビ朝日系のバラエティー番組。
- 『岩井 狩野 えびちゅうの推しかるちゃー』:毎日放送の番組。
特に『ロンドンハーツ』は、2016年の二股騒動で交際関係を説明した番組としても知られる。番組内での出来事が話題になった後も、長期にわたって出演者として活動している点は興味深い。
YouTube・ゲーム実況でも存在感
狩野の現在の活動を語るうえで欠かせないのが、YouTubeチャンネル『EIKO!GO!!』だ。
ゲーム実況を中心に配信活動を展開しており、ゲームのプレイ中に見せる独特のリアクションや自然体のトークが、テレビとは異なるファン層にも届いている。
所属事務所のプロフィールには、OPENREC.tvの『狩野英孝ちゃんねるッ!』や、YouTubeの『カプコンTV』、スクウェア・エニックス関連の『狩野英孝のクリティカノヒット』なども掲載されている。
また、ゲーム実況を通じた知名度の広がりについては、2026年10月に公開されたカプコンの公式インタビューでも取り上げられた。『バイオハザード』シリーズへの愛情や、ゲーム実況者としての活動について本人が語っている。
芸人としての活動はどう変化した?
狩野は2003年にデビュー。白いスーツと赤いバラを使ったナルシストキャラクターや、「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」というフレーズで知られるようになった。
その後、テレビのバラエティー出演に加え、音楽活動やゲーム実況、配信番組などへ活動の幅を広げている。
2017年の騒動を経て、現在はテレビとインターネットの両方に活動基盤を持つ芸人の一人となった。かつての会見映像が繰り返し話題になる一方、現在の仕事はそれだけに依存しているわけではない。
2017年の騒動と現在の仕事を切り離して見ると、狩野英孝のキャリアは、テレビ中心の芸人から、配信やゲーム実況も含めた複合的なタレント活動へ広がってきたことが分かる。
【狩野英孝の謝罪会見】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:狩野英孝の謝罪会見はいつ行われましたか?
A1:2017年1月21日です。前日の1月20日に発売された写真週刊誌『FRIDAY』の報道を受け、東京都内で記者会見を開きました。会見時間は約66分間でした。
Q2:狩野英孝は会見で何と言ったのですか?
A2:相手女性について「22歳と聞いていた」と説明し、恋愛感情があったことを認めました。また、年齢を疑った理由について「野生の勘」という表現を使いました。肉体関係については明言を避けています。
Q3:狩野英孝の無期限謹慎はいつ解除されましたか?
A3:2017年6月1日です。所属事務所のマセキ芸能社が公式サイトで謹慎解除を発表しました。解除後、テレビや配信番組などへの出演を再開していきました。
Q4:謝罪会見の動画は現在も見られますか?
A4:ニュースメディアTHE PAGEの公式YouTubeチャンネルで、2017年1月21日の会見全編が公開されています。短い切り抜きだけでなく、約66分間の質疑応答を確認できます。
Q5:2023年に狩野英孝は謝罪会見について何と話しましたか?
A5:2023年12月放送の『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』で、会見が「代表作」と呼ばれることについて言及しました。本人は真剣に対応しただけなのに面白がられることに苦笑し、他の芸能人の不祥事会見と比較されることへの本音も明かしました。
Q6:2026年現在、狩野英孝は何をしていますか?
A6:テレビ番組『かのサンド』『ロンドンハーツ』『仙台市青葉区 かのおが便利軒』などへの出演に加え、YouTube『EIKO!GO!!』をはじめとするゲーム実況や配信活動にも取り組んでいます。所属事務所の公式プロフィールで現在の活動を確認できます。
まとめ:【プロの結論】狩野英孝の謝罪会見から読み解く騒動とその後
狩野英孝の謝罪会見は、2017年1月21日に行われた約66分間の釈明会見だった。FRIDAYによる17歳女子高生との交際をめぐる報道に対し、本人は相手を22歳と認識していたことや、恋愛感情があったことを説明した。一方、肉体関係については明言を避けている。
また、今回の騒動だけでなく、2016年の二股・六股騒動など、それ以前の女性関係をめぐる問題も事務所の判断に影響した。マセキ芸能社は無期限謹慎を発表した後、2017年6月1日に処分を解除している。
この会見が「伝説」と呼ばれるようになった背景には、「22歳と聞いていた」「野生の勘」といった印象的な発言に加え、本人の真剣さと独特な受け答えとのギャップがあった。2022年には会見前の練習や当日の緊張を振り返り、2023年には代表作のように扱われることへの複雑な思いも語っている。
今回の騒動を正確に理解するための判断基準は、報道された内容、本人が会見で説明した内容、所属事務所が公式発表した内容を分けて捉えることだ。特に、年齢認識についての本人の主張と、肉体関係について明言を避けた事実を混同してはいけない。
2026年現在の狩野英孝は、テレビ出演だけでなく、ゲーム実況や動画配信などにも活動領域を広げている。2017年の会見は今も語り継がれているが、現在の芸能活動は、その後に積み重ねてきた仕事と実績によって支えられている。
約66分間の会見、無期限謹慎、6月の解除、そして2023年の振り返り。これらを時系列で追うと、単なる珍発言のまとめでは見えてこない、当時の騒動の経緯と本人のその後が浮かび上がる。
主な確認資料:マセキ芸能社公式プロフィール・2017年謹慎解除発表、スポニチ、日刊スポーツ、デイリースポーツ、ORICON NEWS、RBB TODAY、マイナビニュース、THE PAGE公式動画。