浦平美博(うらひら・よしひろ)氏は、和歌山市議会議員を2期、和歌山県議会議員を1期務め、日本維新の会から国政選挙に挑戦してきた政治家です。1971年8月21日、和歌山市生まれ。和歌山県立和歌山北高校から國士舘大学に進み、高校教員や警備会社経営を経験した後、政治の世界に入りました。
2025年参議院議員選挙では和歌山選挙区から出馬して53,655票、2026年2月8日の衆議院議員選挙では和歌山1区から出馬して19,067票を獲得しました。いずれも当選には届いていません。現在は日本維新の会和歌山県総支部幹事長、衆議院和歌山県第1選挙区支部長として政治活動を続けています。
一方、剣道の実績や教育現場での経験に加え、教員時代の傷害事件に関する有罪判決、経営する株式会社AEGISの行政処分なども報道・公的資料に記録されています。人物像を理解するには、政治経歴や政策だけでなく、こうした経緯も押さえておく必要があります。
【プロフィール】浦平美博の年齢・学歴・出身大学を整理

浦平美博の基本プロフィール
浦平氏の基本情報は、日本維新の会和歌山県総支部の公式メンバー紹介や、本人の選挙公報に掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 浦平美博 |
| 読み方 | うらひら・よしひろ |
| 生年月日 | 1971年8月21日 |
| 出身地 | 和歌山県和歌山市 |
| 2026年11月現在の年齢 | 55歳 |
| 出身高校 | 和歌山県立和歌山北高等学校 |
| 出身大学 | 國士舘大学 |
| 主な職歴 | 高校教員、和歌山市議、和歌山県議、会社経営 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 現在の党内役職 | 和歌山県総支部幹事長 |
| 政治活動上の役職 | 衆議院和歌山県第1選挙区支部長 |
| 剣道 | 錬士六段 |
名前については、政治活動や選挙では「浦平よしひろ」という表記も使用しています。検索する際には、漢字の「浦平美博」とひらがなの「浦平よしひろ」の両方を知っておくと、本人の情報を見つけやすくなります。
学歴は和歌山北高校から國士舘大学
浦平氏は、和歌山県立和歌山北高等学校を卒業後、國士舘大学へ進学しました。
2026年の衆議院選挙公報では、学歴について次のように記載されています。
- 1990年3月:和歌山県立和歌山北高等学校卒業
- 1994年3月:國士舘大学卒業
國士舘大学は武道教育でも知られる大学です。浦平氏は大学の剣道部に所属し、学生時代から競技に打ち込んできました。
大学時代の実績として、関東学生剣道優勝大会での団体優勝が紹介されています。
卒業後は和歌山県内の高校で体育教員として勤務。剣道の指導者を志して教員の道に進んだ経緯があります。
なお、公開されているプロフィールや選挙公報では大学卒業までは確認できますが、学部・学科については詳細な記載がありません。
【経歴・年表】和歌山市議から県議、そして国政選挙への挑戦
浦平氏の政治経歴を理解するうえで重要なのは、2011年の市議会議員選挙から2026年の衆議院議員選挙までの流れです。
年代別の主な経歴
| 年・時期 | 出来事 | 内容・関係 |
|---|---|---|
| 1971年 | 和歌山市で誕生 | 8月21日生まれ |
| 1990年 | 高校卒業 | 和歌山北高校 |
| 1994年 | 大学卒業 | 國士舘大学 |
| 1990年代後半 | 教育現場へ | 県立高校などで教員を経験 |
| 2003年 | 教員時代の事件 | 高校剣道部での傷害事件 |
| 2004年 | 刑事裁判 | 傷害罪で有罪判決 |
| 2011年 | 和歌山市議会議員 | 次点から繰り上げ当選 |
| 2015年 | 和歌山市議選 | 2,903票で当選 |
| 2019年 | 和歌山県議選 | 4,652票で落選 |
| 2021年4月 | 株式会社AEGIS設立 | 警備事業を開始 |
| 2023年4月 | 和歌山県議選 | 6,236票で当選 |
| 2025年7月 | 参院選 | 53,655票で落選 |
| 2026年2月 | 衆院選 | 和歌山1区で19,067票、落選 |
| 2026年11月 | 政治活動継続 | 維新和歌山県総支部幹事長 |
和歌山市議会議員としての出発
浦平氏が政治家として歩み始めたのは2011年です。
興味深いのは、最初から当選圏内に入っていたわけではない点です。2011年の和歌山市議会議員選挙では次点となりましたが、その後、欠員に伴う繰り上げ当選が決まりました。
2015年の市議選では2,903票を獲得して再選。2011年から2019年までの2期、和歌山市議会議員を務めています。
選挙ドットコムの活動履歴でも、2期の市議経験が掲載されています。
2019年の落選から2023年の県議当選へ
2019年には和歌山県議会議員選挙に挑戦しましたが、4,652票で落選しました。
その後、会社経営やNPO法人の活動などに関わり、2023年4月の県議選に再挑戦します。
和歌山市選挙区で6,236票を獲得し、14位で当選しました。
市議会での経験を経て、県政に活動の舞台を移したことは、浦平氏のキャリアにおける大きな転換点です。
さらに2025年には参議院、2026年には衆議院への立候補と、国政への進出を目指す動きが続きました。
【剣道歴】國士舘大学剣道部で培った実績と教育者としての歩み
浦平氏を語る際に欠かせないのが剣道です。
日本維新の会のプロフィールでは剣道歴46年と紹介され、剣道の段位・称号は錬士六段です。
剣道専門の交流媒体「剣縁」が2025年4月に掲載したインタビューでは、競技歴と指導者としての経験が詳しく紹介されています。
高校・大学・教員時代の剣道実績
主な実績は次のとおりです。
- 高校時代:国民体育大会に出場
- 大学時代:関東学生剣道優勝大会で団体優勝
- 教員時代:指導した高校生がインターハイに出場
- 全国教職員剣道大会:大学・高校・教育委員会の部で個人2位
- 全日本東西対抗剣道大会:西軍34将として出場
- 剣道の称号:錬士六段
単に競技を続けてきただけではなく、選手としての経験を高校生の指導にも生かしていたことが分かります。
本人は剣道の教員になりたくて高校教師を志したと、剣縁のインタビューで説明しています。
教育者から政治家へ進んだ理由
浦平氏の公式ホームページでは、学校教育やいじめ問題に対する関心が強く示されています。
本人は2011年に政治の世界へ進んだ理由について、教育現場の問題を変えるためには政治の立場から取り組む必要があると考えた趣旨を説明しています。
また、公式ホームページでは、2011年以降、いじめや学校現場の問題を中心に500件以上の相談に向き合ってきたと自己紹介しています。
これは本人による活動実績の説明ですが、教育問題が政治活動の中心的なテーマになっていることを示す情報です。
教員時代の傷害事件と有罪判決
一方、剣道歴を調べる際に避けて通れないのが、2003年に発生した高校剣道部での傷害事件です。
当時、浦平氏は和歌山北高校の教員で、剣道部の指導に関わっていました。
2003年6月の和歌山県議会会議録には、同校の剣道部顧問が部員4人を竹刀やバット、木刀で殴打し、そのうち1人が皮膚の移植手術を必要とする大けがを負った事件が記録されています。
その後の報道では、浦平氏本人がこの事件の当事者として取り上げられました。
2004年10月には、傷害罪について懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を受けたと報じられています。
2026年1月の女性自身の報道では、本人が自身のYouTube動画で次のように説明したことも紹介されています。
「傷害罪で刑を受けたのは事実」
本人は過去の事件について反省の意を示し、事件を忘れないという趣旨の発言もしています。
この経歴は、剣道の競技実績とは別に、教育者としての責任や政治家としての適格性を考えるうえで重要な論点です。
【政策・選挙結果】2025年参院選53,655票、2026年衆院選19,067票の意味
浦平氏は、日本維新の会の公認候補として2025年の参議院議員選挙、2026年の衆議院議員選挙に出馬しました。
2つの選挙では、掲げた政策だけでなく、得票数や選挙区の違いにも注目する必要があります。
2025年参議院選挙の結果
2025年7月20日投開票の第27回参議院議員通常選挙では、和歌山県選挙区から立候補しました。
和歌山県選挙管理委員会の確定結果は以下のとおりです。
- 得票数:53,655票
- 得票率:約12.13%
- 候補者7人中4位
- 結果:落選
当選したのは無所属の望月良男氏で、141,604票を獲得しました。
浦平氏は日本維新の会の新人候補として挑みましたが、議席獲得には届きませんでした。
2025年参院選で掲げた政策
毎日放送(MBS)が2025年7月19日に掲載した候補者アンケートでは、浦平氏の政策が具体的に紹介されています。
| 政策分野 | 浦平氏が示した主な内容 |
|---|---|
| 物価高対策 | 食料品の消費税を2年間0%にする |
| 農業政策 | 米の生産を1.5倍にし、海外輸出を展開 |
| 教育政策 | 大学まで教育費を無償化 |
| 社会保障 | 社会保険料を引き下げる |
| 地域経済 | 一次産業の振興、大阪との経済連携強化 |
特に注目されるのは、現役世代の負担軽減です。
社会保険料の引き下げや教育費の無償化は、家計の可処分所得を増やす方向性を持つ政策です。
また、和歌山の農業や一次産業を成長させ、海外市場への販路を広げる考えも示していました。
2026年衆議院選挙は和歌山1区から出馬
2026年1月19日、日本維新の会は浦平氏を衆議院和歌山1区の候補者として擁立すると発表しました。
同氏は和歌山県総支部幹事長で、元県議という立場から国政選挙に再挑戦しました。
和歌山1区の対象地域は次の3市です。
- 和歌山市
- 岩出市
- 紀の川市
出馬会見では、自民党と日本維新の会の連立合意に含まれる12本の政策について有権者に是非を問う考えや、和歌山の人口減少対策に取り組む姿勢を示しました。
2026年2月8日の投開票結果は以下のとおりです。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 選挙 | 第51回衆議院議員総選挙 |
| 選挙区 | 和歌山1区 |
| 立候補政党 | 日本維新の会 |
| 得票数 | 19,067票 |
| 得票率 | 約9.20% |
| 候補者順位 | 7人中5位 |
| 結果 | 落選 |
当選した自民党の山本大地氏は95,836票でした。
また、和歌山県選挙管理委員会の資料では、同選挙区の供託物没収点は20,722.7票と記録されています。浦平氏の得票はこれを下回りました。
53,655票から19,067票へ。単純比較できない理由
2つの選挙の得票数だけを見ると、約3万4,600票の差があります。
しかし、この数字だけを根拠に支持が大幅に減ったと判断するのは適切ではありません。
2025年の参院選は和歌山県全体が対象でした。一方、2026年の衆院選は和歌山1区の3市だけが対象です。
選挙区の広さも、選挙制度も異なります。
得票率で比較すると、2025年の約12.13%に対し、2026年は約9.20%です。得票率にも変化は見られますが、候補者構成や選挙情勢も異なるため、数字だけで有権者の評価を断定することはできません。
2026年衆院選で掲げた12の政策分野
2026年の選挙公報では「日本再起への12本の矢」という見出しの下、次の政策分野を掲げていました。
1. 経済財政政策
2. 皇室・憲法改正
3. 社会保障改革
4. 外交安全保障
5. エネルギー政策
6. 医療安全保障
7. 食料安全保障
8. 経済安全保障
9. 人口政策
10. 教育改革
11. 統治機構改革
12. 政治改革
2025年の参院選で強調していた家計負担の軽減や教育、農業に加え、2026年には安全保障や統治機構改革など、国政全体を対象とした政策分野を掲げています。
【現在の活動】日本維新の会と株式会社AEGISでの立場
2026年11月現在、浦平氏は国会議員でも県議会議員でもありません。
しかし、日本維新の会での役職を維持し、政治活動を続けています。
日本維新の会和歌山県総支部幹事長として活動
日本維新の会和歌山県総支部の公式メンバー紹介では、浦平氏について次の役職が掲載されています。
- 日本維新の会和歌山県総支部幹事長
- 日本維新の会衆議院和歌山県第1選挙区支部長
2026年10月17日には、本人の選挙ドットコムのブログでオンラインの政治活動に関する会合を開催したことを報告しています。
加えて、次回を11月21日に開催する予定であることも告知しています。
このことから、衆院選落選後も地域の支持者や関係者との交流を継続していることが分かります。
株式会社AEGISの代表取締役
浦平氏は政治家としてだけでなく、会社経営者としての顔も持っています。
2021年4月に設立した株式会社AEGIS(イージス)は、和歌山市に本社を置く警備会社です。
公式会社概要によると、主な事業は以下のとおりです。
- 施設警備
- 交通誘導警備
- リスクアセスメント事業
会社の理念として掲げているのは「人は人でしか支えられない」という考え方です。
警備員の労働環境や生活環境の改善を重視し、資格取得支援などにも取り組んでいます。
2026年にもハローワークなどで同社の求人情報が掲載されており、警備事業を継続していることが確認できます。
NPO法人での活動経験
日本維新の会の公式プロフィールには、浦平氏の職歴としてNPO法人の元理事長という経歴も記載されています。
剣縁のインタビューでは、就労移行支援事業に関わるNPO法人「晴嵐会」についても触れられています。
高校教員、福祉分野、会社経営、地方議会という複数の経験を持っている点は、浦平氏の経歴の特徴です。
【評判・評価】過去の事件と会社の行政処分から見える課題
浦平氏の評判を考える際には、政治的な主張や剣道の実績だけでなく、過去の出来事も検証する必要があります。
2003年の傷害事件は政治家としての重要な評価論点
前述した高校剣道部での傷害事件は、2025年の参院選出馬時にも週刊誌などで取り上げられました。
被害生徒の家族は、事件による身体的な傷や後遺症について証言しています。
一方、浦平氏本人も事件について、傷害罪で刑を受けた事実を認め、反省の意を示しています。
重要なのは、単なるインターネット上の噂ではなく、刑事裁判で有罪判決が報じられた事件だという点です。
過去の事件に対してどのような説明を続け、政治活動の中でどのように責任を示すのかは、有権者が判断する際の重要な材料になります。
株式会社AEGISに対する2025年の営業停止処分
会社経営についても、公的な記録があります。
和歌山県公安委員会は2025年8月28日、株式会社AEGISに対して30日間の営業停止命令を出しました。
和歌山県警察が公表した行政処分簿によると、理由は交通誘導警備業務に関する配置基準違反です。
2025年7月15日、資格者の配置が必要とされる和歌山市内の道路で、必要な合格証明書を持たない警備員2人を配置したことが処分理由として記載されています。
営業停止期間は2025年8月29日から9月27日までです。
これは株式会社AEGISに対する行政処分であり、浦平氏個人が同じ理由で刑事有罪になったという意味ではありません。
ただし、会社の代表取締役を務める以上、事業の法令遵守や安全管理について説明責任が問われる論点です。
2026年に報じられた寄附をめぐる問題
さらに2026年5月には、示現舎が、浦平氏の過去の福祉施設への寄附行為をめぐり、公職選挙法違反容疑で書類送検されたと報じました。
同記事によると、問題となったのは、参院選に立候補した際の選挙区内への寄附に関するものです。
記事では浦平氏の事務所が「把握していません」と回答したことも記載されています。
ただし、この件については、報道された書類送検の情報と、刑事裁判で有罪が確定した事実は明確に区別する必要があります。書類送検は有罪判決を意味しません。
浦平美博の評判を判断する3つの視点
浦平氏に対する評価を考える場合、次の3点を分けて確認すると人物像を把握しやすくなります。
1. 政策の具体性
社会保険料の引き下げ、教育費の無償化、農業振興など、掲げている政策が実際にどのような制度や予算で実現できるのかを確認する必要があります。
2. 過去の出来事への向き合い方
教員時代の有罪判決について、本人がどのように説明し、責任を認識しているかは重要です。反省の言葉だけでなく、その後の行動や説明の一貫性も評価材料になります。
3. 会社経営と政治活動の透明性
警備会社の行政処分など、政治家本人の活動と経営者としての責任を分けて確認することが大切です。
SNSの反応や一部の評価サイトの数字だけで、地域全体の支持・不支持を判断することはできません。公的記録、本人の説明、報道内容を照らし合わせることが重要です。
【浦平美博の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:浦平美博氏は現在、国会議員ですか?
A1:いいえ。2026年2月8日の衆議院議員選挙で和歌山1区から出馬しましたが、19,067票で落選しています。2026年11月現在は日本維新の会和歌山県総支部幹事長、衆議院和歌山県第1選挙区支部長として活動しています。
Q2:浦平美博氏の出身大学はどこですか?
A2:國士舘大学です。和歌山県立和歌山北高校を1990年3月に卒業し、1994年3月に國士舘大学を卒業しています。
Q3:2025年参院選と2026年衆院選の得票数はいくつですか?
A3:2025年参院選の和歌山選挙区では53,655票、2026年衆院選の和歌山1区では19,067票です。対象となる選挙区の範囲が異なるため、単純な得票数の比較には注意が必要です。
まとめ:浦平美博の経歴と今後の政治活動を見極めるポイント
浦平美博氏は、和歌山市議会議員2期、和歌山県議会議員1期を経験し、2025年と2026年には国政選挙に挑戦した政治家です。
國士舘大学で剣道に取り組み、高校教員として指導に携わった経験を持ち、現在は警備会社の経営と日本維新の会での政治活動を続けています。
一方、2003年の傷害事件による有罪判決や、株式会社AEGISに対する行政処分など、人物評価に関わる重要な事実もあります。
浦平氏を理解するために押さえておきたい要点は3つです。
- 地方議会での経験と、国政選挙で掲げた政策の具体性
- 剣道・教育・福祉・会社経営という幅広い経歴
- 過去の事件や会社の行政処分に対する説明責任
2026年11月現在、国会議員としての議席はありませんが、和歌山県総支部幹事長として政治活動を継続しています。
今後の注目点は、2025年・2026年の国政選挙で示した政策を地域活動にどう反映させるか、そして有権者との信頼関係をどのように築いていくかです。