2026年10月10日に放送されたTBS系『オールスター感謝祭’26秋 放送70回記念SP』の名物企画「赤坂5丁目ミニマラソン」で、NMB48の坂下真心(さかした・まこ)が見事に優勝した。女性ランナーの総合優勝は、2001年秋に優勝したマラソンランナー・谷川真理以来、実に約25年ぶりとなる快挙だ。
歴代最多となる57人が出場した今回のレースでは、室内5000m日本記録保持者の佐藤圭汰が2位、AKB48の伊藤百花が3位に入賞。約4.9kmの新コースと最大8分40秒のスタートハンデ、そして名物「心臓破りの坂」が勝敗を左右した。坂下の勝因から全順位、出場者、歴代優勝者まで、2026年秋大会の注目ポイントを整理する。
【2026年秋の結果】赤坂ミニマラソンは坂下真心が優勝!25年ぶりの女性王者誕生

2026年秋の赤坂5丁目ミニマラソンは、NMB48の坂下真心が優勝した。
10月10日の『オールスター感謝祭’26秋』は放送70回記念の特別番組。現役アスリート、歴代優勝者、アイドル、俳優、芸人など、幅広いジャンルから57人が参戦した。
今回の最大の注目は、坂下が男性ランナーや現役トップアスリートを抑えて総合優勝を果たしたことだ。
坂下真心が見せた逃げ切りのレース展開
レース序盤から先頭に立ったのは坂下だった。
一般女子グループとして最初にスタートした坂下は、同じ48グループのAKB48・伊藤百花らを抑え、安定した走りでトップを維持した。
しかし、レースが進むにつれて伊藤が猛追。3周半終了時点では、坂下との差がわずか6秒まで縮まった。
4周終了時点でも伊藤は7秒差の2位につけ、女性アイドル同士の優勝争いは一気に緊迫する。
さらに終盤には、8分40秒遅れでスタートした佐藤圭汰も追い上げてきた。
それでも坂下は最後まで先頭を譲らず、佐藤の追撃を振り切ってゴール。最終的に佐藤を8秒差で抑えた。
坂下真心の優勝コメントと練習の背景
日刊スポーツの10月11日付報道によると、坂下は大阪市内で優勝報告会に出席し、今回の結果について喜びを語った。
「女性のアイドルだって、これだけできるぞ!」
女性ランナーが長年優勝していないことを知り、自身の走りでその壁を破りたいという思いがあったという。
また、MANTANWEBの報道では、坂下は練習について「坂道を使って死ぬ気で練習してきました」とコメントしている。
坂下は2005年8月2日生まれ、大阪府出身。ハンドボール、サッカー、テニスなどのスポーツ経験もある。
今回の結果は、単にアイドルがマラソン企画で優勝したという話にとどまらない。坂道を使ったトレーニングを積み重ね、走力を競技として磨いてきたことが、大舞台での結果につながった。
優勝賞金は30万円。翌日の報告会では、実家のトイレが壊れて出費が重なったため、賞金を役立てたいという微笑ましいエピソードも明かした。
【出場者一覧】オールスター感謝祭'26秋は歴代王者と現役アスリートが集結
2026年秋大会には、赤坂ミニマラソン史上最多となる57人が出場した。
TBSの番組案内では、歴代優勝者や常連ランナーに加え、新たな顔ぶれも紹介されていた。
特に注目されたのは、陸上界から参戦した佐藤圭汰と池野絵莉、そしてアイドルグループから参加した坂下真心と伊藤百花だ。
注目された主な出場者
現役アスリート・招待選手
- 佐藤圭汰:室内5000m日本記録保持者
- 池野絵莉:青山学院大学所属。U-20日本選手権5000m優勝経験者
- 丸山優真:十種競技の実績を持つアスリート
- 藤光謙司:陸上競技の元トップ選手
- エリック・ワイナイナ:歴代最多優勝記録を持つランナー
アイドル・アーティスト
- 坂下真心:NMB48
- 伊藤百花:AKB48
- 風見和香:私立恵比寿中学
- 佐野文哉:OWV
- 菅田琳寧:B&ZAI
- 中村旺太郎:ICEx
- EIKU:ONE N' ONLY
- 八村倫太郎:WATWING
芸能界の常連ランナー
- 森脇健児
- 森渉
- 小島よしお
- ハリー杉山
- おばたのお兄さん
- 鄭大世
- 井上咲楽
- 後上翔太(純烈)
- ワタリ119
今回の特徴は、歴代優勝者と現役アスリートが同じ舞台で競い合ったことにある。
なかでも、2026年春の優勝者である福山康平、2024年春の優勝者である佐野文哉、過去に複数回優勝しているエリック・ワイナイナの参戦は見逃せないポイントだった。
初参戦組では、AKB48の伊藤百花も存在感を発揮。初出場ながら総合3位という結果を残した。
【最終順位・結果一覧】佐藤圭汰が2位、伊藤百花が3位の激戦
2026年秋大会の上位8人の結果は次のとおり。
| 順位 | 出場者 | 所属・肩書 | 優勝者との差 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 坂下真心 | NMB48 | 優勝 |
| 2位 | 佐藤圭汰 | 陸上競技選手 | 8秒 |
| 3位 | 伊藤百花 | AKB48 | 47秒 |
| 4位 | 後上翔太 | 純烈 | 51秒 |
| 5位 | 井上咲楽 | タレント | 57秒 |
| 6位 | 福山康平 | 俳優 | 1分15秒 |
| 7位 | 佐野文哉 | OWV | 1分18秒 |
| 8位 | 八村倫太郎 | WATWING | 1分34秒 |
※タイム差は優勝者とのゴール差。
佐藤圭汰は8分40秒のハンデを乗り越えて2位
今回のレースで大きな注目を集めたのが佐藤圭汰だ。
佐藤は室内5000mの日本記録保持者で、駒澤大学時代には箱根駅伝7区・10区で区間新記録を樹立した実績を持つ。
現在は米国を拠点に、トラック競技で世界を目指している。
その実力者が一般女子のスタートから8分40秒遅れて出発。先行するランナーを次々と追い抜き、最終的に2位まで順位を上げた。
優勝した坂下との差はわずか8秒。
陸上競技のトップ選手がここまで追い上げたことは、今回のレースを象徴する場面となった。
伊藤百花は初出場で3位入賞
もう一人の注目選手がAKB48の伊藤百花だ。
伊藤は序盤から坂下を追い、3周半終了時点では6秒差まで迫った。
4周終了時点でも7秒差を維持しており、最後まで優勝争いに加わった。
結果は3位だったものの、初めての赤坂ミニマラソンで表彰台に入ったことは大きな成果だ。
坂下との48グループ対決も視聴者の関心を集め、アイドルの運動能力を改めて印象づけるレースとなった。
4位・後上翔太と5位・井上咲楽も健闘
4位は純烈の後上翔太。
後上は2026年秋大会で自己最高となる4位入賞を果たした。オリコンニュースによると、本人は7年ぶりのスタジオ出演も含め、今回の感謝祭を振り返っている。
5位の井上咲楽も見逃せない。
ベルリンマラソンで自己ベストを更新した実力を持ち、今回も安定した走りを披露。4周終了時点ではトップから1分1秒差の4位につけていた。
また、2026年春の優勝者である福山康平は6位、2024年春の優勝者・佐野文哉は7位という結果だった。
【コース・距離】4.9kmを5周半!名物「心臓破りの坂」の正体
赤坂ミニマラソンの大きな特徴は、一般的なロードレースとは異なる複雑な特設コースだ。
2026年秋大会はTBSが事前に「史上最長の新コース」と紹介していた。放送後のコース情報では、約4.9km、5周半の構成だった。
2026年秋のコース概要
スタート地点は赤坂サカス広場。
そこからTBSの施設周辺を通過し、スタジオや桜坂、サカス坂などを組み合わせた周回コースを走る。
主な特徴は以下のとおり。
- 総距離:約4.9km
- 1周:約900m
- 周回数:5周半
- 心臓破りの坂:合計6回
- 最大傾斜:約8度
- スタート地点:赤坂サカス広場
コースの流れは、スタート後の約50mの直線から心臓破りの坂へ進み、TBSスタジオを通過。美術搬入口から約300mの桜坂へ向かい、折り返した後にサカス坂を通過する。
その先には約100mの急な下り坂も待ち受ける。
心臓破りの坂が勝敗を左右する理由
赤坂ミニマラソンを象徴する難所が、TBS正面玄関付近にある「心臓破りの坂」だ。
最大傾斜は約8度、高低差は約12mとされる。
数字だけを見ると短い坂道に感じるかもしれない。しかし、約5kmのレース中に6回も上るとなれば話は別だ。
坂を上る際には、平地とは異なる筋力と心肺機能が求められる。
加えて、坂を上り切った後には下りや折り返しが続くため、単純なスピードだけでは対応できない。
特に後半は、序盤から蓄積した疲労が足に残る。ここで無理にペースを上げれば、次の周回で失速する可能性もある。
坂下が優勝した背景には、こうしたコース特性を意識した坂道トレーニングがあったと考えられる。
今回の勝負は、単純な短距離走ではなく、登坂能力とペース配分を組み合わせた持久力勝負だった。
なお、TBSが告知した「史上最長の新コース」という表現と、距離約4.9kmは区別して理解したい。2026年春大会も約4.9kmだったため、秋大会は距離の数字だけでなく、コースの変更や構成にも注目すべきレースだった。
【スタート時間とハンデ】なぜ坂下真心は佐藤圭汰より先に走れたのか?
赤坂ミニマラソンを理解するうえで欠かせないのが、独自のスタートハンデ制度だ。
この企画は、全員が一斉にスタートする通常のレースとは異なる。
走力や競技経験などを踏まえて参加者を複数のグループに分け、スタート時間をずらす仕組みを採用している。
2026年秋のスタート順
2026年秋大会では、一般女子が最初にスタートし、その後に一般男子、運動自慢、マラソン常連、実力派ランナー、招待選手という順番でスタートした。
スタート時刻の目安は以下のとおり。
- 一般女子:0分
- 一般男子:2分後
- 運動自慢女子:2分30秒後
- 運動自慢シニア:3分30秒後
- 運動自慢男子:5分後
- マラソン常連ランナー:6分15秒後
- マラソンガチ勢:7分30秒後
- 招待女子選手:7分40秒後
- 招待男子選手:8分40秒後
※一般女子のスタートを基準とした時間差。
つまり、速いランナーほど遅れて出発する。
今回の坂下真心は一般女子グループ、佐藤圭汰は最後の招待男子選手として出走した。
両者には8分40秒の時間差があった。
ハンデ制度が生み出す面白さ
この制度の面白さは、単純な走力ランキングだけでは優勝者を予測できないところにある。
先行するランナーには逃げ切るためのペース管理が求められる。
一方、後方から出発するアスリートには、先行者との距離を縮めるスピードと持久力が必要になる。
今回の坂下と佐藤の対決は、まさにこの仕組みを象徴していた。
坂下は先行する立場でレースを組み立て、伊藤の追撃を振り切りながらトップを維持した。
佐藤は大きな時間差を埋めるために後半で追い上げたが、最後は8秒届かなかった。
ハンデなしの最速選手と総合優勝者は同じとは限らない
ここで注意したいのが、赤坂ミニマラソンの順位と純粋な走行タイムの違いだ。
スタート時刻が違うため、最初にゴールした人が必ずしも全選手の中で最も速い走行タイムを記録したとは限らない。
総合順位は、設定されたスタートハンデを含めた競争の結果である。
したがって、坂下の優勝は正式なレース結果として評価される一方、佐藤の走力を評価する場合には、実際の走行時間も別に考える必要がある。
この違いを理解すると、赤坂ミニマラソンの勝負の面白さがより明確になる。
【歴代優勝者を比較】谷川真理から坂下真心、2026年春の福山康平まで
赤坂5丁目ミニマラソンは、1993年春に始まった『オールスター感謝祭』の人気企画だ。
長年にわたり、芸能人、陸上選手、マラソン経験者など、さまざまな分野のランナーが優勝してきた。
今回の坂下真心の優勝を理解するには、過去の女性優勝者や近年の王者を振り返ることが重要だ。
2001年の谷川真理以来となる女性優勝
2026年秋大会で大きな話題になったのが、女性ランナーとして約25年ぶりの総合優勝という記録だ。
前回の象徴的な優勝者として名前が挙がるのが、2001年秋大会の谷川真理である。
谷川は日本を代表する女子マラソン選手の一人。プロのマラソンランナーとして知られ、その実績を持って赤坂のレースでも頂点に立った。
それから約25年。
アイドルグループNMB48の坂下真心が新たな女性王者となった。
競技環境も参加者の顔ぶれも異なるが、女性ランナーが男女混合のハンデ戦で総合優勝を果たしたという点で、歴史的な意味を持つ結果だ。
近年の歴代優勝者と2026年の大会結果
近年の主な優勝者を整理すると、次のようになる。
- 2026年秋:坂下真心(NMB48)
- 2026年春:福山康平
- 2025年秋:赤﨑暁
- 2025年春:森本裕介(SASUKE)
- 2024年秋:設楽悠太
- 2024年春:佐野文哉(OWV)
- 2023年秋:K(&TEAM)
- 2023年春:小島よしお
- 2022年秋:菅田琳寧
- 2022年春:岸本大紀
- 2021年秋:藤光謙司
- 2021年春:三遊亭遊子
また、複数回の優勝記録ではエリック・ワイナイナが際立つ。
歴代優勝記録を整理した資料によると、ワイナイナは合計6回優勝。赤坂ミニマラソンの歴史を語るうえで欠かせない存在だ。
2026年春の福山康平と秋の坂下真心の違い
2026年春大会の優勝者は俳優の福山康平だった。
TBS公式の2026年4月4日放送記録にも、赤坂マラソン優勝者として福山の名前が掲載されている。
一方、秋大会では福山は6位。
春と秋で優勝者が変わったことは、参加者の顔ぶれやハンデ設定、コースへの対応によって結果が大きく変わることを示している。
福山のように過去に優勝経験があるランナーであっても、次の大会で同じ結果を残せるとは限らない。
赤坂ミニマラソンは、過去の実績だけでは勝敗を予測できない競技性を持っている。
【プロの結論】坂下真心の優勝が赤坂ミニマラソンに残した意味
2026年秋大会の最大の成果は、坂下真心が女性ランナーの総合優勝という歴史的な記録を打ち立てたことだ。
ただし、今回の結果を単に「女性アイドルがアスリートに勝った」という構図だけで捉えるのは十分ではない。
注目すべきは、異なる競技背景を持つ57人が、スタートハンデという共通ルールの下で競い合ったことにある。
坂下には先行逃げ切りの戦略が求められ、伊藤には追撃する力、佐藤には8分40秒の時間差を埋める圧倒的な走力が必要だった。
それぞれ異なる条件の中で、自分の強みを生かすレースになった。
特に坂下の坂道トレーニングは、赤坂特有のコースに対する準備という意味で重要だった。
約4.9kmという距離だけでなく、繰り返し登場する坂、下り、折り返しに対応する能力が勝敗を左右したのである。
今後、赤坂ミニマラソンの結果を評価するときには、次の3点を確認したい。
1. 総合順位: ハンデを含めた実際のゴール順。誰が優勝したかを示す正式な結果。
2. スタートハンデ: 各ランナーがどの程度の時間差で出発したか。
3. コース適性: 坂道や周回コースに対応できる持久力とペース配分。
この3つを分けて考えることで、単なる順位表以上に、レースの本質が見えてくる。
【赤坂ミニマラソンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年秋の赤坂ミニマラソンの優勝者は誰ですか?
A1:NMB48の坂下真心です。2026年10月10日の『オールスター感謝祭’26秋』で優勝し、2001年秋の谷川真理以来、約25年ぶりとなる女性総合優勝を達成しました。
Q2:佐藤圭汰と伊藤百花の順位は何位でしたか?
A2:佐藤圭汰が2位、AKB48の伊藤百花が3位でした。佐藤は坂下との差が8秒、伊藤は47秒でした。
Q3:赤坂ミニマラソンの距離は何kmですか?
A3:2026年秋大会は約4.9kmです。約900mのコースを5周半走り、心臓破りの坂を合計6回上る構成でした。
Q4:心臓破りの坂はどれくらいきついのですか?
A4:最大傾斜は約8度、高低差は約12mとされる名物の上り坂です。2026年秋大会では6回通過する必要があり、持久力と登坂能力が試されました。
Q5:赤坂ミニマラソンのハンデはどのような仕組みですか?
A5:参加者の走力や経験に応じてスタート時刻をずらす方式です。2026年秋は一般女子が最初にスタートし、招待男子の佐藤圭汰は8分40秒後に出走しました。
Q6:女性が過去に優勝したのはいつですか?
A6:2026年秋大会の前に、女性優勝者として広く取り上げられていたのが2001年秋大会の谷川真理です。坂下真心は約25年ぶりの女性総合優勝者となりました。
Q7:2026年春の赤坂ミニマラソンの優勝者は誰ですか?
A7:俳優の福山康平です。2026年4月4日の春大会で優勝し、秋大会にも出場して6位に入りました。
まとめ:赤坂ミニマラソン2026秋は坂下真心の歴史的優勝で幕
2026年10月10日の赤坂5丁目ミニマラソンは、NMB48の坂下真心が優勝し、約25年ぶりとなる女性総合優勝を達成した。
2位には佐藤圭汰、3位には伊藤百花が入り、歴代最多57人が参加した大会にふさわしい白熱したレースとなった。
約4.9kmのコース、最大8分40秒のスタートハンデ、6回に及ぶ心臓破りの坂。これらの条件が重なり、最後まで予測の難しい勝負を生み出した。
2001年の谷川真理から2026年の坂下真心へ。四半世紀を経て誕生した新たな女性王者の記録は、赤坂ミニマラソンの歴史に残る出来事となった。
次回大会では、坂下が連覇を狙うのか、佐藤圭汰や伊藤百花らがリベンジを果たすのか。福山康平をはじめとする歴代優勝者の再挑戦にも期待が集まる。
赤坂ミニマラソンは、走力だけでなく戦略、コース適性、そして最後まで諦めない精神力が試されるレースだ。2026年秋の坂下真心の優勝は、その魅力を改めて証明した。
主な確認資料: TBS公式放送アーカイブ・過去の成績、MANTANWEB、日刊スポーツ、オリコンニュース、THE ANSWERの2026年10月報道。