ブライトンとマルセイユの対戦は、2023-24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ・グループBで実現した。両クラブが公式戦で顔を合わせたのは、このシーズンが初めてだった。
UEFAの公式対戦記録によると、2試合の結果は以下のとおり。
- 2023年10月5日:マルセイユ 2-2 ブライトン
- 2023年12月14日:ブライトン 1-0 マルセイユ
2試合を合計すると、ブライトンが1勝1分け、マルセイユが1分け。得点数もブライトンの3点に対してマルセイユは2点で、ブライトンが上回っている。
ただし、2試合の内容は大きく異なっていた。第1戦はマルセイユが先行し、ブライトンが終盤に追いつく展開。第2戦はブライトンがホームで主導権を握り、終了間際のゴールで勝ち切った。
この対照的な2試合が、両クラブの対戦を振り返るうえで要点になる。UEFAの公式対戦記録でも、勝利数はブライトン1、引き分け1、マルセイユ0と整理されている。
【第1戦の試合経緯】マルセイユの2点リードをブライトンが追いつく

試合は序盤からホームのマルセイユが攻勢を強め、前半19分にシャンセル・ムベンバが先制。加えて、その直後の20分にはジョルダン・ヴェレトゥが追加点を挙げた。
わずか2分ほどの間に2点を奪われたブライトンは、0-2で前半を終了。ロベルト・デ・ゼルビ監督にとって、難しい試合運びとなった。
しかし、後半に入るとブライトンが反撃する。
54分、パスカル・グロスがゴールを決めて1点差に迫った。さらに88分、ジョアン・ペドロがPKを成功させ、ブライトンが土壇場で同点に追いついた。
試合は2-2で終了。ブライトンは2点のビハインドを取り戻し、欧州大会で初めてのアウェー戦で勝ち点1を獲得した。
この試合で注目されたのは、途中出場のジョアン・ペドロが結果を残したことだ。ブライトンは選手交代によって攻撃の勢いを取り戻し、最後まで得点を狙い続けた。
一方のマルセイユは、前半のリードを守り切れなかった。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のチームにとっては、勝利を逃した悔しさが残る一戦だった。
UEFAの試合記録やBBCの試合報道でも、2点差を追いついたブライトンの巻き返しが大きく取り上げられている。
【第2戦の試合経緯】ジョアン・ペドロが88分に決勝点!ブライトンが1-0で勝利
2023年12月14日の第2戦は、ブライトンのホームで開催された。
第1戦で2-2と引き分けた両チームにとって、グループBの順位を左右する重要な試合だった。
前半は両チームとも慎重な戦いを見せ、スコアレスで折り返す。マルセイユは守備を固めてブライトンの攻撃を抑えたが、ホームチームは後半も攻撃の手を緩めなかった。
試合が動いたのは88分。
ブライトンのジョアン・ペドロがペナルティーエリア内でボールを拾い、相手GKパウ・ロペスを破るシュートを決めた。
これが決勝点となり、ブライトンが1-0で勝利した。
この得点は単なる1点ではなかった。ブライトンは勝ち点3を獲得してグループBの首位に浮上し、ラウンド16への直接進出を決めた。
対するマルセイユは2位となり、プレーオフに回ることになった。
UEFAの試合終了報告によれば、ブライトンは最終的に13本のシュートを放ち、枠内シュートは5本。マルセイユはシュート5本、枠内シュート0本だった。ボール支配率もブライトンが57%、マルセイユが43%で、試合全体を通じたブライトンの優位が数字にも表れている。
第1戦で追いついたブライトンが、第2戦では自ら試合をコントロールして勝利した。この結果が、2試合の通算成績をブライトン優勢にした。
【スタメン・フォーメーション比較】デ・ゼルビとガットゥーゾの戦術的な違い
両試合では、監督の戦術と選手の配置にも違いが見られた。
第1戦では、ブライトンが4-5-1、マルセイユが4-4-2を採用。マルセイユは中央の守備を維持しながら前線の2人を使って攻撃し、ブライトンは中盤の人数を増やしてボールを保持する構成だった。
第2戦では、ブライトンが4-2-3-1、マルセイユが3-4-3を基本とする配置で臨んだ。両チームとも選手の立ち位置を変化させながら戦った。
| 対戦・日付 | スコア | ブライトンの配置 | マルセイユの配置 | 注目選手 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年10月5日 | 2-2 | 4-5-1 | 4-4-2 | グロス、ジョアン・ペドロ、ムベンバ、オーバメヤン |
| 2023年12月14日 | 1-0 | 4-2-3-1 | 3-4-3 | ジョアン・ペドロ、三笘薫、パウ・ロペス、オーバメヤン |
| 2026-27シーズン | 対戦予定なし | カンファレンスリーグ | ヨーロッパリーグ | 両クラブの欧州大会での戦い |
※フォーメーションは試合開始時の基本配置を示す。試合中のポジション変更や選手交代によって実際の形は変化する。
ブライトンのスタメンと戦術
第2戦のブライトンは、ジェイソン・スティールをGKに起用し、ルイス・ダンク、ヤン・ポール・ファン・ヘッケ、イゴール・ジュリオらを守備陣に配置した。
中盤にはビリー・ギルモアとパスカル・グロス、前線には三笘薫、ファクンド・ブオナノッテ、シモン・アディングラ、ジョアン・ペドロを並べた。
ロベルト・デ・ゼルビ監督の特徴は、後方からボールをつなぎ、相手の守備配置を動かしながら攻撃のスペースを生み出すことにある。
第2戦では、ブライトンがボール保持で優位に立ち、マルセイユの守備を押し下げた。終盤まで攻撃を続けたことが決勝点につながった。
マルセイユのスタメンと戦術
第2戦のマルセイユは、GKパウ・ロペスを中心に、レオナルド・バレルディ、シャンセル・ムベンバ、バモ・メイテらが守備を担当した。
中盤にはジョルダン・ヴェレトゥ、アゼディン・ウナヒ、ジョナタン・クラウスらを配置。前線にはアミン・アリット、ピエール=エメリク・オーバメヤン、ヴィティーニャが名を連ねた。
ガットゥーゾ監督は守備の強度を保ちながら、前線の選手の個人能力を生かす戦いを展開した。
しかし、ブライトンの継続的な攻撃を完全には封じ込められず、終盤の失点によって敗戦した。
【2026-27年最新日程】ブライトンとマルセイユの再戦はある?
2026年10月31日時点で、両クラブの再戦を考えるうえで最も重要なのが、それぞれの所属大会だ。
ブライトンは2026-27シーズンのUEFAカンファレンスリーグに参加。一方、マルセイユはUEFAヨーロッパリーグに参戦している。
つまり、2023-24シーズンと異なり、今シーズンは別々の欧州大会で戦っている。
UEFAが公表しているリーグフェーズの日程を確認すると、両クラブの直接対決は組まれていない。
ブライトンの2026-27年カンファレンスリーグ日程
ブライトンは10月15日の初戦でカウノ・ジャルギリスに4-0で勝利。続く10月22日のヤブロネツ戦は0-0で引き分けた。
10月31日時点で公表されている残りの日程は次のとおり。
- 2026年11月5日:ヘタフェ対ブライトン
- 2026年11月26日:ブライトン対ウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ
- 2026年12月10日:ブライトン対モナコ
- 2026年12月17日:パナシナイコス対ブライトン
初戦の4-0という勝利は、欧州大会での戦いにおける好スタートだった。続くヤブロネツ戦では得点できなかったものの、勝ち点を積み上げている。
マルセイユの2026-27年ヨーロッパリーグ日程
マルセイユはヨーロッパリーグのリーグフェーズに参加している。
10月31日時点での主な試合結果は、ベシクタシュ戦が1-4、オリンピアコス戦が0-1、シュトゥルム・グラーツ戦が0-1。開幕から厳しい結果が続いている。
今後の試合は以下のとおり。
- 2026年11月5日:レバークーゼン対マルセイユ
- 2026年11月26日:マルセイユ対レフスキ・ソフィア
- 2026年12月10日:マルセイユ対セルタ
- 2027年1月21日:セルティック対マルセイユ
- 2027年1月28日:マルセイユ対アンデルレヒト
UEFAの公式日程では、マルセイユはリーグフェーズで8試合を戦う。ブライトンのカンファレンスリーグが6試合制であるのに対し、ヨーロッパリーグは8試合制という違いもある。
2026-27年に直接対決が実現しない理由
両クラブが同じ欧州大会に参加していれば、リーグフェーズや決勝トーナメントで対戦する可能性がある。
しかし、今シーズンはブライトンがカンファレンスリーグ、マルセイユがヨーロッパリーグに所属している。
それぞれ別の大会で順位を争うため、現在のリーグフェーズで両者が対戦することはない。
また、別々の大会の決勝トーナメントに進出したとしても、その大会内で直接対決することはできない。
したがって、2026-27シーズンのUEFA主催大会でブライトン対マルセイユの再戦日程は設定されていないというのが現状だ。
親善試合などで対戦する可能性は別に存在するが、両クラブの公式な対戦予定として発表された試合はない。
【注目選手を比較】ジョアン・ペドロとオーバメヤンが示した攻撃力
ブライトン対マルセイユを語るうえで欠かせないのが、ジョアン・ペドロとピエール=エメリク・オーバメヤンの存在だ。
両者は2023-24シーズンの対戦で、それぞれ異なる役割を担っていた。
ジョアン・ペドロ:2試合連続で存在感を発揮
ブライトンのジョアン・ペドロは、2試合を通じて特に大きなインパクトを残した選手だ。
第1戦では途中出場から88分のPKを決め、チームに引き分けをもたらした。
第2戦では先発出場し、再び88分に決勝ゴールを記録。2試合とも終盤の得点に関わり、ブライトンの勝ち点獲得に直接貢献した。
第2戦の勝利によってブライトンはグループB首位を確保。ジョアン・ペドロの得点は、クラブの欧州大会での進出経路にも影響する重要なものだった。
ピエール=エメリク・オーバメヤン:マルセイユの攻撃を支えたストライカー
マルセイユのオーバメヤンは、豊富な経験と得点能力を持つストライカーとしてチームを支えた。
2023年10月の第1戦では先発出場。マルセイユの前線で攻撃の起点となった。
UEFAの第2戦前の公式情報では、オーバメヤンはグループステージの得点ランキングでジョアン・ペドロと並ぶ存在として紹介されていた。
マルセイユが第1戦で2点を先行できた背景にも、前線の攻撃力と中盤からの連係があった。
ただし、第2戦ではブライトンの守備とボール保持に苦しみ、最後まで得点を奪えなかった。
三笘薫も見逃せないブライトンの攻撃オプション
日本のサッカーファンにとって注目したいのが三笘薫だ。
2023年12月の第2戦では先発出場し、ブライトンの左サイドから攻撃に関与した。
三笘の特徴は、ドリブルによって相手の守備を動かし、局面を打開できることだ。
ブライトンの攻撃は、ジョアン・ペドロの得点力だけで成立していたわけではない。三笘やアディングラの突破、グロスやギルモアの配球が組み合わさることで、相手の守備に継続的な圧力をかけていた。
この複数の攻撃経路こそ、マルセイユとの第2戦でブライトンが主導権を握った理由の一つだった。
【ハイライトと試合の見どころ】2試合から読み解く両クラブの実力差
ブライトン対マルセイユのハイライトを見るなら、特に注目したい場面は3つある。
1つ目は、第1戦の19分と20分の連続失点。
ムベンバとヴェレトゥが立て続けにゴールを決め、マルセイユが試合を優位に進めた。序盤の攻撃力という点では、マルセイユの強さが際立った時間帯だった。
2つ目は、第1戦の88分に生まれたジョアン・ペドロのPK。
2点を追いかける展開から、最後に追いついたブライトンの粘り強さを象徴する場面だ。
3つ目は、第2戦の88分の決勝ゴール。
ジョアン・ペドロが再び終盤に得点し、今度は引き分けではなく勝利を決定づけた。
この3場面を比較すると、両クラブの攻撃力だけでなく、試合の終盤における集中力や勝負強さの違いも見えてくる。
なお、UEFAの公式対戦記録には両試合のハイライト映像も掲載されている。2-2の試合と1-0の試合を続けて確認すると、同じカードでも試合展開が大きく異なったことが分かる。
【プロの結論】ブライトンの勝ち越しをどう評価するべきか
2試合の結果だけを見れば、ブライトンが1勝1分けで優勢だったことは明らかだ。
ただし、この成績を両クラブの総合的な実力差と同一視するのは適切ではない。
第1戦ではマルセイユが2点を先行しており、試合序盤の攻撃力では十分にブライトンを苦しめた。第2戦ではブライトンがホームの利点を生かし、ボール保持と攻撃回数で上回った。
つまり、2試合の勝敗を分けたのは、単純な選手個人の能力だけではなく、試合中の修正力と終盤の決定力だった。
今後両クラブを比較する際は、次の3点を判断基準にするとよい。
- 攻撃力:得点数だけでなく、シュート数や枠内シュート数を見る。
- 戦術適応力:相手のフォーメーションに対して、試合中にどのような修正を加えられるか。
- 終盤の勝負強さ:試合終了間際に得点できる選手や、リードを守り切れる守備力があるか。
2023-24シーズンの直接対決は、ブライトンが終盤の勝負強さで上回った2試合だった。
【ブライトン対マルセイユ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ブライトン対マルセイユの過去の試合結果は?
A1:2023年10月5日の第1戦はマルセイユのホームで2-2、同年12月14日の第2戦はブライトンのホームで1-0。ブライトンが1勝1分けで勝ち越している。
Q2:ブライトンとマルセイユの通算対戦成績は?
A2:UEFAの公式記録に掲載されている対戦は2試合。ブライトンが1勝1分け、マルセイユが0勝で、総得点もブライトン3点、マルセイユ2点となっている。
Q3:2026-27シーズンにブライトン対マルセイユの再戦はある?
A3:2026年10月31日時点で公式な再戦予定はない。ブライトンはUEFAカンファレンスリーグ、マルセイユはUEFAヨーロッパリーグに参加しており、別々の大会で戦っている。
Q4:ブライトン対マルセイユの2試合で得点した選手は?
A4:第1戦はマルセイユのシャンセル・ムベンバとジョルダン・ヴェレトゥ、ブライトンのパスカル・グロスとジョアン・ペドロ。第2戦はジョアン・ペドロが88分に決勝点を挙げた。
Q5:ブライトン対マルセイユの試合で注目された選手は?
A5:ブライトンでは2試合で得点に関わったジョアン・ペドロ、攻撃の突破力を担った三笘薫、パスカル・グロスが注目選手。マルセイユではピエール=エメリク・オーバメヤンが攻撃の中心を担った。
Q6:ブライトン対マルセイユのフォーメーションは?
A6:第1戦ではブライトンが4-5-1、マルセイユが4-4-2。第2戦ではブライトンが4-2-3-1、マルセイユが3-4-3を基本配置として採用した。
まとめ:ブライトン対マルセイユの再戦は今後の大会日程に注目
ブライトン対マルセイユの公式戦は、2023-24シーズンのUEFAヨーロッパリーグで行われた2試合が現在までの対戦記録となっている。
結果は第1戦が2-2、第2戦がブライトンの1-0。通算1勝1分けでブライトンが優勢だ。
特にジョアン・ペドロが2試合とも88分に得点したことは、このカードを象徴する記録として印象深い。
2026-27シーズンはブライトンがカンファレンスリーグ、マルセイユがヨーロッパリーグに参加しているため、現行の公式日程に再戦はない。
今後の注目点は、両クラブがそれぞれの欧州大会でどこまで勝ち進むか、そして次のシーズン以降に同じ大会で顔を合わせる機会が生まれるかどうかだ。
過去の戦績ではブライトンがリードしているものの、マルセイユも第1戦で示した攻撃力を持つ。再戦が実現すれば、2023年とは異なる監督、選手、戦術による新たな対決が期待される。