2026年の男子バレーで、カナダ代表はどのような戦いを見せているのか。スティーブン・マー、エリック・レプキー、シャローネ・バーノン=エバンズら実力者を擁するカナダ男子バレーボール代表は、VNL(バレーボールネーションズリーグ)で苦戦した一方、NORCECA選手権では銀メダルを獲得。北中米の強豪として存在感を示した。
2026年11月1日現在、VNLの最終成績は1勝11敗で17位。日本代表とは7月16日に対戦し、2セットを先取しながら最終的に2-3で敗れている。一方、9月のNORCECA選手権では決勝に進出し、2027年の男子ワールドカップ出場権も獲得した。ダニエル・ルイス監督のもとで進むチーム再編と、主力選手の実力を大会結果から読み解く。
【2026年最新】カナダ男子バレー代表の現在地とダニエル・ルイス監督

カナダ男子バレーボール代表は、北中米・カリブ海地域を管轄するNORCECAに所属する国際競技チームだ。アメリカやキューバ、メキシコなどと大陸内の代表権を争いながら、VNLや世界規模の国際大会にも参加している。
2026年のチームを率いるのは、ダニエル(ダン)・ルイス監督。経験豊富な選手と若手を組み合わせ、国際大会で戦える選手層を構築している。
2026年のカナダ代表を理解するうえで重要なのは、VNLとNORCECA選手権の成績を分けて見ることだ。VNLでは世界の強豪相手に苦戦したものの、NORCECA選手権では決勝まで進出。大会によって異なる結果を残している。
2026年の主な国際大会実績
- 6月:カナダ・オタワでVNL男子第1週に出場。
- 6月11日:オリンピック王者フランスに3-1で勝利。
- 7月16日:VNLで日本と対戦し、2-3で敗戦。
- 9月15日:NORCECA選手権準決勝でキューバに3-0で勝利。
- 9月16日:NORCECA選手権決勝でアメリカに2-3で敗れ、銀メダル。
- 9月19日:LA2028の大陸予選決勝でキューバに1-3で敗戦。
特に注目したいのは、9月のNORCECA選手権での躍進だ。カナダは開催国としてモンクトンで戦い、準決勝では強豪キューバをストレートで撃破。決勝でもアメリカを最終セットまで追い詰めた。
ルイス監督は大会を通じて、若手選手の成長とチームとしての継続性を評価している。ベテランの経験だけに依存せず、複数の選手が国際舞台で役割を果たせるチームを目指している点が、2026年のカナダ代表の特徴だ。
【2026年最新メンバー】VNL登録選手18人とポジション一覧
2026年6月9日、バレーボール・カナダはVNL第1週に向けた男子代表メンバー18人を発表した。開催地はカナダのオタワで、6月10日から14日までフランス、イタリア、ドイツ、トルコ、アメリカなどと対戦する日程だった。
以下は大会前に発表された18人の招集メンバーとポジションを整理したものだ。ポジションはFIVBの大会登録資料に基づく。なお、大会期間中にはメイソン・グリーブスからエリック・シクスナへの登録変更も行われている。
| 選手名 | ポジション | 役割・特徴 |
|---|---|---|
| スティーブン・マー | OH | 攻守を担うアウトサイドヒッター |
| エリック・レプキー | OH | 攻撃の中心、チームの主将 |
| シャローネ・バーノン=エバンズ | OP | 高い打点を生かすオポジット |
| ダニー・デミャネンコ | MB | 中央のブロックと速攻を担当 |
| ルーク・ハー | S | セッター |
| マックス・エルガート | S | セッター |
| メイソン・グリーブス | S | セッター |
| ピアソン・エシェンコ | MB | ミドルブロッカー |
| ダエナン・コフィ・ジマ | MB | ミドルブロッカー |
| ジャクソン・ハウ | MB | 中央の守備と攻撃を担当 |
| ブロディ・ホーファー | OH | アウトサイドヒッター |
| エリック・シクスナ | OH | アウトサイドヒッター |
| ジャクソン・ヤング | OH | アウトサイドヒッター |
| ザカリー・ホランズ | L | リベロ |
| ランドン・カリー | L | リベロ |
| ザンダー・ケトルジンスキー | OP | 高身長のオポジット |
| アーサー・シュワルツ | OP | オポジット |
| スカイラー・ヴァーガ | OH | アウトサイドヒッター |
OH=アウトサイドヒッター、OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、S=セッター、L=リベロ。
9月のNORCECA選手権ではメンバーが変更
注意したいのは、VNL第1週の招集メンバーと9月のNORCECA選手権の登録メンバーが同一ではないことだ。
9月の大会では14人が選出され、ダニー・デミャネンコ、スティーブン・マー、エリック・レプキー、シャローネ・バーノン=エバンズらに加え、フィン・マッカーシー、ダエナン・コフィ・ジマ、スカイラー・ヴァーガらが名を連ねた。
つまり、2026年最新メンバーを調べる際には、単に「カナダ代表18人」とまとめるのではなく、VNLの大会別登録なのか、NORCECA選手権の最終選考なのかを区別する必要がある。
【カナダ代表の注目選手】マー、レプキー、バーノン=エバンズ、デミャネンコ
2026年のカナダ代表で特に注目したいのは、攻撃を引っ張るアウトサイドヒッターとオポジット、そして中央を支えるミドルブロッカーだ。それぞれの選手が異なる役割を持ち、チームの攻守を支えている。
1. スティーブン・マー|攻守を支えるベテランOH
スティーブン・マー(Stephen Maar)は、カナダ代表を代表するアウトサイドヒッターの一人。身長201cmの体格を生かした攻撃に加え、レシーブや守備面でもチームに貢献する。
2026年6月11日のVNLでは、オリンピック王者フランスとの試合で12得点を記録。カナダはこの試合を3-1で制し、VNLが始まった2018年以降、初めてフランスに勝利した。
9月19日のLA2028大陸予選決勝でも存在感を発揮。キューバ戦ではチーム最多の22得点を挙げた。敗戦の中でも攻撃の中心として機能したことが分かる。
2. エリック・レプキー|チームをまとめる攻撃の柱
エリック・レプキー(Eric Loeppky)は、アウトサイドヒッターとして攻撃の中心を担う選手。2026年のチームでは主将も務め、攻撃面だけでなくチームをまとめる役割も果たしている。
VNLのフランス戦では18得点を記録し、チームの勝利に貢献した。NORCECA選手権でも安定した得点力を見せ、キューバとの準決勝では14得点、メキシコとの五輪予選準決勝では17得点を挙げている。
加えて、NORCECA男子大陸選手権ではベストスパイカーに選出された。単発の活躍ではなく、大会を通じて攻撃の質を維持できる点が強みだ。
3. シャローネ・バーノン=エバンズ|高さとパワーを兼ね備えたOP
シャローネ・バーノン=エバンズ(Sharone Vernon-Evans)は、オポジットを務める大型アタッカー。身長206cmの高さと打点を生かし、相手ブロックの上から攻撃を仕掛けられる選手だ。
9月15日のNORCECA選手権準決勝・キューバ戦では14得点を記録。さらにブロックでも3得点を挙げ、攻撃だけではない貢献を見せた。
メキシコとの9月18日の五輪予選準決勝でも13得点。第1セットでカナダが14-9とリードを許した場面から、バーノン=エバンズのスパイクなどをきっかけに反撃へ転じた。
4. ダニー・デミャネンコ|中央のブロックを担うMB
ダニー・デミャネンコ(Danny Demyanenko)は、ミドルブロッカーとしてネット際の守備を支える選手だ。
ミドルブロッカーの役割は、相手の攻撃コースを限定するブロックだけではない。セッターの配球に応じて速攻に参加し、相手のブロックを中央に引きつける働きも求められる。
カナダはアウトサイドヒッターとオポジットに強力なアタッカーを抱えているため、デミャネンコのような中央の選手が機能すれば、サイド攻撃の選択肢も広がる。
この4人を中心に試合を見ると、カナダ代表の攻撃構造が理解しやすい。マーとレプキーがサイドから攻撃を組み立て、バーノン=エバンズが高い打点で決め、デミャネンコが中央から相手守備を揺さぶる構成だ。
【VNL2026の試合結果】カナダは17位、日本戦は2-3の惜敗
カナダ男子代表の2026年VNLは、結果だけを見ると厳しいシーズンだった。
Volleyball Worldの男子最終順位によると、カナダは12試合で1勝11敗、勝ち点10の17位。上位8チームが進出するファイナルラウンドには届かなかった。
フランスには勝利、ドイツとアメリカにはフルセット負け
VNL第1週のカナダは、6月10日にドイツと対戦。第1セットと第3セットを奪うなど接戦を演じたが、最終的には2-3で敗れた。
翌11日のフランス戦では3-1で勝利。セットスコアは25-20、25-18、21-25、27-25だった。
この試合では、ザンダー・ケトルジンスキーが20得点、エリック・レプキーが18得点、スティーブン・マーが12得点を記録。チームとしても攻撃得点58-53、ブロック15-7とフランスを上回った。
6月13日のアメリカ戦も2-3の接戦だった。ケトルジンスキーがチーム最多の21得点を挙げたものの、最終セットを11-15で落としている。
カナダ対日本の男子バレー結果は?
日本代表とカナダ代表の2026年VNLでの対戦は、7月16日、大阪で開催された男子第3週の試合だ。
結果は日本が3-2で勝利。カナダは第1セットと第2セットを連取したが、日本が第3セットから巻き返した。
- 第1セット:日本18-25カナダ
- 第2セット:日本24-26カナダ
- 第3セット:日本29-27カナダ
- 第4セット:日本25-19カナダ
- 第5セット:日本15-11カナダ
試合当日の成績は、日本が10勝0敗、カナダが1勝9敗。カナダにとっては、あと1セットを取れば日本から勝利できる状況だった。
しかし、日本は第3セットをデュースの末に奪取すると、第4セットでも主導権を握り、最終セットまでに試合をひっくり返した。
この試合でカナダはブロック得点16-5と日本を大きく上回った。ジャクソン・ヤングが21得点、ジャクソン・ハウが17得点を記録している。
ブロックで優位に立ちながら敗れたことは、カナダの実力を考えるうえで興味深い。ネット際での高さや守備力があっても、ラリーの終盤に攻撃を決め切る力や試合の流れを管理する力がなければ、勝利には結びつかない。
VNL最終成績から見える課題
カナダのVNL最終成績で特に目立つのが、フルセット負けの多さだ。12試合のうち7試合が2-3の敗戦だった。
つまり、相手に一方的に押し切られた試合ばかりではない。競った試合を何度も演じながら、最後のセットで勝利を逃している。
日本戦もその典型例だった。第1・第2セットを奪うだけの攻撃力がありながら、試合を締めくくれなかった。VNLの17位という順位には、こうした勝ち切れない試合の積み重ねが反映されている。
【NORCECA選手権2026】カナダは銀メダル獲得、五輪予選ではキューバに敗戦
VNLとは対照的に、2026年のNORCECA男子大陸選手権ではカナダが好成績を残した。
大会は9月11日から16日まで、カナダのニューブランズウィック州モンクトンにあるアベニール・センターで開催された。開催国カナダはプールAを3戦全勝で突破し、準決勝でもキューバをストレートで下して決勝に進出した。
予選ラウンドは3連勝
カナダの予選ラウンドの結果は次のとおりだ。
- 9月11日:カナダ3-0キュラソー
- 9月12日:カナダ3-0プエルトリコ
- 9月13日:カナダ3-0メキシコ
3試合すべてストレート勝ちで、セットを1つも落とさずにグループ1位を確保。勝ち点9、3勝0敗という安定した内容だった。
準決勝ではキューバを3-0で撃破
9月15日の準決勝では、キューバに3-0で勝利した。セットスコアは26-24、25-22、25-17。
特に注目したいのは、攻撃得点39-31、ブロック8-6、サービスエース9-3と、主要な得点項目でカナダが上回ったことだ。
バーノン=エバンズとレプキーがそれぞれ14得点、マーが13得点を記録。フィン・マッカーシーも10得点を挙げ、サービスエースだけで6得点を獲得した。
この勝利により、カナダは2027年にポーランドで開催されるFIVB男子ワールドカップの出場権を確保した。
決勝はアメリカに2-3で惜敗、銀メダル
9月16日の決勝ではアメリカと対戦。カナダは第3セットと第4セットを連取して2-2に追いついたが、最終セットを13-15で落とし、2-3で敗れた。
最終スコアは次のとおり。
- 第1セット:カナダ19-25アメリカ
- 第2セット:カナダ24-26アメリカ
- 第3セット:カナダ27-25アメリカ
- 第4セット:カナダ25-17アメリカ
- 第5セット:カナダ13-15アメリカ
この試合では、ケトルジンスキーが26得点を記録。スカイラー・ヴァーガも14得点を挙げ、ブロックだけで4得点を獲得した。
カナダは控え選手や若手にも国際経験を積ませる目的で選手を起用しており、決勝でもアメリカを追い詰めた。最終的な順位はアメリカが金メダル、カナダが銀メダル、キューバが銅メダルとなった。
LA2028の五輪出場権を懸けた別大会ではキューバに敗れる
ここで混同しやすいのが、NORCECA選手権の決勝と、LA2028に向けた大陸別オリンピック予選は別の大会だという点だ。
カナダは9月18日の五輪予選準決勝でメキシコに3-0で勝利した。攻撃得点42-31、ブロック8-0、サービスエース8-2と、試合を通して優位に立っている。
しかし、翌19日の決勝ではキューバに1-3で敗戦。セットスコアは21-25、23-25、25-23、22-25だった。
カナダは第3セットを奪い返し、最終セットも21-21まで追いついたが、最後の局面でキューバに押し切られた。マーが22得点、レプキーが14得点を記録したものの、キューバのサービスエース9本に対し、カナダは3本にとどまった。
この結果、LA2028のNORCECA大陸出場枠はキューバが獲得。カナダはこの大会での直接的な五輪出場権を逃した。ただし、先に獲得した2027年男子ワールドカップの出場権は確保している。
【カナダ男子バレーの強さと実力】世界で戦う武器と克服すべき課題
2026年の大会結果を総合すると、カナダ男子代表は決して実力のないチームではない。むしろ、強豪国と競り合うだけの身体能力と攻撃力を持ちながら、勝敗を分ける細かな局面で課題を抱えているチームだ。
強み1:長身選手を生かしたブロック力
カナダの大きな武器は、ネット際の高さとブロック力だ。
身長206cmのバーノン=エバンズや208cmのケトルジンスキーなど、相手にとって脅威となる大型選手を擁している。
日本戦ではブロック得点16-5と圧倒。NORCECA選手権でもキューバとの準決勝でブロック8-6と上回った。高さを生かして相手の攻撃を止める能力は、カナダ代表の明確な強みだ。
強み2:複数の選手が得点源になれる攻撃力
カナダは一人のエースだけに得点を依存しているわけではない。
レプキー、マー、バーノン=エバンズ、ケトルジンスキーなど、複数の選手が試合ごとに得点を伸ばしている。NORCECA選手権のキューバ戦では、マー、レプキー、バーノン=エバンズの3人がそれぞれ13点以上を記録した。
このような攻撃の分散は、相手にブロックの的を絞らせにくい。セッターが複数の攻撃 विकल्पを使えることは、長期的なチーム力にもつながる。
課題1:フルセットの接戦を勝ち切る力
最も分かりやすい課題は、試合終盤の勝負強さだ。
VNLでは7試合がフルセット負けとなった。日本戦でも2セットを先取しながら逆転を許し、アメリカ戦でも最終セットを落としている。
技術的な能力が不足しているというより、相手が勝負どころでサーブの圧力を強めたときに、レセプションから攻撃までを安定させられるかがポイントになる。
課題2:サーブで相手を崩し、主導権を握る力
サーブは相手の攻撃を制限するための重要な武器だ。2026年9月のキューバとの五輪予選決勝では、カナダはブロック数で上回ったものの、サービスエースは3本。キューバの9本に及ばなかった。
強いブロックを持つチームでも、相手に安定したレシーブを許せば、速い攻撃やコンビネーションでブロックをかわされる。サーブで相手を崩すことは、カナダがさらに上の順位を狙うための重要な要素になる。
カナダ代表を評価するときの3つの判断基準
- 世界ランキングやVNL順位:世界の強豪と比較した現在の総合力を把握する。
- NORCECAの大会成績:同じ大陸のライバルとの競争力を確認する。
- 接戦の勝率:フルセットやデュースの試合で勝ち切れるかを確認する。
VNLの17位だけでカナダの実力を判断すると、NORCECA選手権での銀メダルやアメリカとの接戦を見落としてしまう。逆に、大陸大会の銀メダルだけで世界トップクラスと評価するのも早計だ。
世界大会と地域大会の両方を見て初めて、カナダ代表の実力と課題が正しく理解できる。
【男子バレーのカナダ代表に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年のカナダ男子バレー代表の監督は誰ですか?
A1:ダニエル(ダン)・ルイス監督です。2026年のVNLやNORCECA選手権で男子代表を率いています。
Q2:カナダ男子バレーの2026年VNL最終順位は何位ですか?
A2:17位です。12試合で1勝11敗、勝ち点10という成績でした。唯一の勝利はフランス戦の3-1です。
Q3:2026年のカナダ対日本の男子バレーの結果は?
A3:7月16日のVNL第3週で日本が3-2で勝利しました。カナダが第1・第2セットを取ったものの、日本が3セットを連取して逆転しています。
Q4:カナダ代表の注目選手は誰ですか?
A4:スティーブン・マー、エリック・レプキー、シャローネ・バーノン=エバンズ、ダニー・デミャネンコです。アウトサイドヒッター、オポジット、ミドルブロッカーと、それぞれ異なるポジションでチームを支えています。
Q5:カナダはNORCECA選手権2026で優勝しましたか?
A5:優勝ではなく銀メダルです。9月16日の決勝でアメリカに2-3で敗れました。ただし、準決勝進出によって2027年男子ワールドカップの出場権を獲得しています。
Q6:カナダ男子代表はLA2028オリンピックに出場できますか?
A6:2026年9月のNORCECA大陸予選では、決勝でキューバに1-3で敗れ、大陸枠の獲得を逃しました。今後の出場可能性は、ほかの予選ルートや最終的な出場資格の状況によります。
まとめ:カナダ男子バレー代表は2027年大会に向けた成長が焦点
2026年のカナダ男子バレーボール代表は、VNLで17位という厳しい結果に終わった一方、NORCECA選手権では銀メダルを獲得した。加えて、2027年男子ワールドカップへの出場権も確保している。
スティーブン・マーやエリック・レプキーの攻撃力、シャローネ・バーノン=エバンズの高さ、ダニー・デミャネンコの中央での働きは、カナダ代表の大きな武器だ。
一方で、日本戦やアメリカ戦、キューバとの五輪予選で見せたように、接戦を勝ち切る力には改善の余地がある。特にサーブで相手を崩し、終盤に攻撃の精度を維持できるかが今後の焦点になる。
2026年のカナダ代表を一言で表すなら、地域大会では優勝争いができる一方、世界の強豪との長期戦では安定性を磨く必要があるチームだ。
2027年の男子ワールドカップに向け、若手の成長と主力の経験がどのように融合するのか。ルイス監督が進めるチームづくりと、マーやレプキーら中心選手のパフォーマンスが、カナダ男子バレーの次のステージを左右する。