2026年10月31日、令和8年度秋季近畿地区高等学校野球大会は、わかさスタジアム京都で準々決勝4試合が行われ、来春の第99回選抜高校野球大会を目指すベスト4が出そろった。明石商業が大阪桐蔭を8-5で破り、智辯学園は彦根総合に6-2で逆転勝利。さらに京都国際と報徳学園は、ともに延長10回タイブレークの末に劇的なサヨナラ勝ちを収めた。
注目は、11月1日に予定される準決勝の組み合わせだ。明石商業と智辯学園、京都国際と報徳学園がそれぞれ決勝進出を懸けて激突する。決勝は11月3日12時開始予定。近畿地区のセンバツ一般選考枠は6校で、今回の4強入りは選考に向けて大きな意味を持つ。
【10月31日速報】高校野球近畿大会・準々決勝4試合の結果とスコア

2026年10月31日の準々決勝は、いずれもわかさスタジアム京都で開催された。
高校野球ドットコムの大会データやスポーツナビの試合結果によると、勝ち上がったのは明石商業、智辯学園、京都国際、報徳学園の4校。大阪桐蔭と智辯和歌山という甲子園優勝経験を持つ強豪が準々決勝で姿を消す展開となった。
準々決勝4試合の最終結果一覧
| 対戦カード | 最終スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| 大阪桐蔭-明石商業 | 5-8 | 明石商業 |
| 彦根総合-智辯学園 | 2-6 | 智辯学園 |
| 京都国際-智辯和歌山 | 3-4 | 京都国際(延長10回) |
| 報徳学園-八幡商 | 5-6 | 報徳学園(延長10回) |
4試合のうち、2試合が延長10回のタイブレークにもつれ込んだ。特に京都国際と報徳学園は、終盤に追いつかれる苦しい展開を乗り越えて準決勝への切符をつかんでいる。
第1試合:明石商業が大阪桐蔭を8-5で撃破
第1試合は、兵庫2位の明石商業と大阪1位の大阪桐蔭が対戦した。
試合は明石商業が序盤から得点を重ね、2回に3点を先取。大阪桐蔭も2回に1点、6回に4点を奪って追い上げたが、明石商業も6回に4点を挙げて再びリードを広げた。
7回にも明石商業が追加点を奪い、最終的に8-5で勝利した。
明石商業は、今春のセンバツを制した大阪桐蔭を破る価値ある1勝。試合終盤まで攻撃の手を緩めず、近畿大会4強入りを決めた。
第2試合:智辯学園が彦根総合に6-2で逆転勝利
第2試合は滋賀1位の彦根総合と奈良2位の智辯学園の対戦。
彦根総合が1回に先制したものの、智辯学園は3回に4点を奪って逆転。その後も5回と8回に追加点を挙げ、試合を優位に進めた。
最終スコアは智辯学園6-2彦根総合。
高校野球速報のイニング別記録では、智辯学園は3回に集中打で主導権を握ったことが分かる。また、この試合では太田、多井の本塁打も記録された。
智辯学園は2026年春のセンバツで準優勝した実績を持つ。秋季近畿大会でも安定した勝ち上がりを見せ、2年連続のセンバツ出場に向けて大きく前進した。
第3試合:京都国際が智辯和歌山に延長10回サヨナラ勝ち
この日の準々決勝で、特に劇的な展開となったのが京都国際と智辯和歌山の一戦だ。
京都国際は序盤に智辯和歌山にリードを許し、7回終了時点でも0-3と苦しい状況だった。
しかし8回に1点を返すと、9回にも2点を追加して3-3の同点に追いつく。
試合は延長10回のタイブレークへ突入。京都国際が最後に1点を奪い、4-3でサヨナラ勝ちを収めた。
智辯和歌山は2026年夏の甲子園優勝校。強豪同士の対戦は、終盤まで勝敗の行方が分からない展開となった。
京都国際にとっては、土壇場で試合を振り出しに戻した粘りと、延長戦で勝ち切った集中力が光る勝利だった。
第4試合:報徳学園が八幡商との延長10回の死闘を制す
準々決勝最後の試合では、兵庫1位の報徳学園と滋賀2位の八幡商が対戦した。
試合は報徳学園が5回に先制し、7回にも2点を追加。8回にはさらに1点を加え、4-0とリードした。
しかし八幡商も終盤に反撃。8回に2点を返すと、9回には3点を奪い、4-5と逆転した。
報徳学園にとっては、今大会最大の危機ともいえる展開だった。
それでも9回裏、2死から涌井陽向の適時打で同点に追いつく。延長10回は谷口哲聖投手が無失点で切り抜け、最後は代打・植田のスクイズでサヨナラ勝ちを決めた。
最終スコアは報徳学園6-5八幡商。
高校野球ドットコムやデイリースポーツの試合詳報でも、この試合は報徳学園の粘りと八幡商の終盤の追い上げが大きく取り上げられている。
報徳学園は苦しい試合を勝ち切り、センバツ出場へ大きく前進した。
【注目の激戦】京都国際と報徳学園が制した延長10回タイブレーク
今回の準々決勝を象徴するのが、京都国際と報徳学園の2試合だ。
いずれも9回終了時に同点となり、延長10回のタイブレークで決着した。
京都国際は終盤の追い上げで勝利
京都国際は智辯和歌山に3点を先行されながらも、8回と9回に得点を重ねて追いついた。
試合を最後まで諦めず、10回に勝ち越し点を奪ったことが大きな勝因となった。
相手は夏の甲子園王者。強豪を相手にした逆転劇は、今大会のハイライトの一つとなった。
報徳学園は連続無失点記録が止まるも勝利
報徳学園の先発・谷口哲聖投手にも注目が集まった。
日刊スポーツによると、谷口投手は試合前まで今秋53イニング連続無失点を記録していた。
この試合でも7回までは無失点。しかし8回に2失点し、続く9回にも3失点したことで、個人の連続無失点記録は60イニングでストップした。
それでも、延長10回には2三振を奪って無失点に抑え、最後までマウンドを守った。
攻撃面ではスクイズが効果的に機能した。
報徳学園は5回と8回にスクイズを成功させ、延長10回にも代打・植田がスクイズを決めて勝利を手にした。
華やかな長打だけでなく、走者を確実に進めて1点を取りにいく戦術が勝敗を左右した試合だった。
高校野球の延長タイブレークとは?
2026年現在の日本高野連の高校野球特別規則では、9回終了時に同点の場合、延長10回からタイブレークを開始する。
主なルールは次のとおり。
- 無死一・二塁から攻撃を開始する。
- 打順は前の回からの継続打順となる。
- 走者は打順に基づいて配置される。
- 決着がつくまで延長戦を続ける。
この制度は、長時間の延長戦による選手の身体的負担を軽減しながら、試合の決着を促すために採用されている。
今回の京都国際と報徳学園の勝利は、タイブレークでの攻撃力と守備力の両方が重要になることを示した。
【11月1日・11月3日】近畿大会の準決勝組み合わせと決勝日程
準々決勝終了により、2026年秋季近畿大会のベスト4が確定した。
準決勝は11月1日、決勝は11月3日に行われる予定だ。
11月1日(日)準決勝の組み合わせ
第1試合:明石商業-智辯学園
- 開始予定:10時00分
- 会場:わかさスタジアム京都
大阪桐蔭を破った明石商業と、彦根総合に逆転勝利した智辯学園が対戦する。
明石商業は攻撃力を生かした勝ち上がり、智辯学園は序盤から得点を重ねる試合運びが持ち味だ。
両校とも準々決勝で勝負強さを示しており、決勝進出を懸けた接戦が期待される。
第2試合:京都国際-報徳学園
- 開始予定:12時30分
- 会場:わかさスタジアム京都
延長10回の激戦を制した2校が顔を合わせる。
京都国際は智辯和歌山を相手に終盤の逆転劇を演じた。一方の報徳学園も、八幡商の猛反撃を受けながら最後まで勝負を諦めなかった。
どちらも延長戦を経験しており、投手陣の疲労管理や試合後半の継投・守備が注目される。
11月3日(火・祝)決勝の日程
- 日付:2026年11月3日
- 開始予定:12時00分
- 会場:わかさスタジアム京都
- 対戦カード:準決勝2試合の勝者
決勝では、近畿地区の頂点を懸けて最後の一戦が行われる。
優勝校は近畿代表として明治神宮大会に出場する予定で、来春のセンバツ選考に向けても大きな実績となる。
なお、今回の日程は悪天候による順延を受けて変更されたものだ。当初の予定と異なる日程で進行しているため、観戦する場合は京都府高野連などの最新発表も確認したい。
【出場校一覧】2026年秋季近畿大会の16校とトーナメントの流れ
今回の秋季近畿大会には、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山の6府県から計16校が出場した。
出場校は各府県大会の成績を基に決定され、京都・奈良・滋賀・和歌山の3位校による出場校決定戦も実施された。
2026年秋季近畿大会の出場校一覧
大阪府
- 大阪桐蔭
- 東海大大阪仰星
- 関西創価
兵庫県
- 報徳学園
- 明石商業
- 東洋大姫路
京都府
- 京都国際
- 立命館
- 龍谷大平安
滋賀県
- 彦根総合
- 八幡商
奈良県
- 奈良大附
- 智辯学園
- 郡山
和歌山県
- 和歌山東
- 智辯和歌山
龍谷大平安と郡山は、10月10日の出場校決定戦を勝ち上がって本大会への出場を決めた。
トーナメントの主な勝ち上がり
1回戦では大阪桐蔭、明石商業、彦根総合、智辯学園、京都国際、智辯和歌山、報徳学園、八幡商が勝利した。
その後、10月31日の準々決勝で明石商業、智辯学園、京都国際、報徳学園が勝ち上がった。
この結果、準決勝は兵庫県勢の明石商業と報徳学園、奈良県勢の智辯学園、京都府勢の京都国際という顔ぶれになった。
悪天候による順延が大会日程に影響
今大会では、10月24日から26日に予定されていた試合が悪天候によって順延された。
京都府高野連の発表を伝えた神戸新聞NEXTによると、26日の試合も中止となり、1回戦の残り試合は27日に変更された。
この影響で準々決勝は10月31日、準決勝は11月1日、決勝は11月3日という日程になった。
大会の進行を追う際は、当初の開催予定と変更後の日程を混同しないことが大切だ。
【センバツへの影響】近畿6枠をめぐる選考と4強の意味
秋季近畿大会が注目される最大の理由は、来春のセンバツ出場校を決める重要な選考資料になるためだ。
2027年春の第99回選抜高校野球大会では、近畿地区の一般選考枠は6校となっている。
ベスト4進出校はセンバツ出場へ大きく前進
今回の準決勝進出校は以下の4校だ。
- 明石商業(兵庫2位)
- 智辯学園(奈良2位)
- 京都国際(京都1位)
- 報徳学園(兵庫1位)
近畿大会でベスト4に入ったことは、センバツ選考において非常に大きな材料となる。
各校は地域大会で複数の強豪校を破っており、実績面でも高く評価される可能性がある。
ただし、準決勝進出だけで正式な出場が決定するわけではない。最終的な出場校は、地域大会の成績や試合内容などを踏まえ、選考委員会によって決定される。
日本高野連の発表では、第99回選抜高校野球大会の選考委員会は2027年1月29日に開催予定となっている。
大阪桐蔭と智辯和歌山の敗退が選考に与える影響
今回の結果で注目されるのが、2026年春のセンバツ優勝校・大阪桐蔭と、夏の甲子園優勝校・智辯和歌山がともに準々決勝で敗退したことだ。
大阪桐蔭は明石商業に5-8、智辯和歌山は京都国際に3-4で敗れた。
両校とも全国大会で優勝した実績を持つが、秋季大会は翌春の選抜出場に向けた新チームの実力を評価する重要な大会でもある。
過去の甲子園実績だけで出場が決まるわけではなく、秋季大会での勝ち上がりや地域内の比較が選考のポイントになる。
今回の敗退によって両校の選考上の立場は厳しくなったが、正式な選考結果は2027年1月の発表を待つ必要がある。
近畿大会の歴代優勝校から見る大会の位置づけ
秋季近畿大会の歴代優勝校を振り返ると、近畿地区の強豪校が毎年しのぎを削っていることが分かる。
直近の大会では、2025年度に神戸国際大付が優勝し、智辯学園が準優勝。2024年度は東洋大姫路が17年ぶり4度目の優勝を果たした。
2026年度はまだ優勝校が決まっていない。
また、秋季近畿大会の優勝校と春のセンバツ優勝校は別の記録だ。大会の歴代優勝校を調べる際には、この2つを混同しないようにしたい。
今回の4強には、春のセンバツで準優勝した智辯学園や、過去に甲子園で実績を残してきた報徳学園、京都国際などが名を連ねている。11月1日の準決勝は、来春の選抜を見据えるうえでも重要な一日となる。
【プロの結論】2026年秋季近畿大会で注目すべき3つのポイント
今回の大会結果から、今後の試合やセンバツ選考を読み解くうえで押さえておきたい要点は3つある。
1. 延長戦を勝ち切るチームの対応力
京都国際と報徳学園は、いずれも9回終了時点で同点となり、延長10回で勝利した。
タイブレークでは最初から得点圏に走者がいるため、送りバント、スクイズ、犠牲フライ、守備位置の調整など、細かな判断が結果を左右する。
今回の2試合は、得点力だけでなく、状況に応じた戦術の重要性を示した。
2. 投手陣の疲労管理
報徳学園の谷口哲聖投手は、準々決勝で60イニング連続無失点の記録が途切れた。
長い大会を勝ち抜くには、エースの能力だけでなく、控え投手の準備や継投のタイミングも重要になる。
準決勝では、延長戦を経験した両校がどのような投手起用をするかも見どころだ。
3. センバツ選考は地域全体の比較で考える
近畿の一般選考枠は6校。ベスト4進出は非常に有利な材料だが、残りの枠については準々決勝までの戦績や各府県の代表校の比較も関係する。
単に優勝校だけを見るのではなく、準決勝の結果、各校の勝ち上がり、地域内での実力評価を合わせて確認することが大切だ。
【高校野球近畿大会の結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月31日の高校野球近畿大会・準々決勝の結果は?
A1:明石商業が大阪桐蔭に8-5、智辯学園が彦根総合に6-2、京都国際が智辯和歌山に4-3、報徳学園が八幡商に6-5で勝利した。京都国際と報徳学園は延長10回タイブレークで勝ち上がった。
Q2:2026年秋季近畿大会の準決勝の組み合わせは?
A2:11月1日に2試合が予定されている。第1試合は10時から明石商業-智辯学園、第2試合は12時30分から京都国際-報徳学園。会場はいずれもわかさスタジアム京都。
Q3:2026年秋季近畿大会の決勝はいつ?
A3:2026年11月3日(火・祝)の12時開始予定。会場はわかさスタジアム京都で、準決勝を勝ち上がった2校が優勝を争う。
Q4:近畿大会でベスト4に入るとセンバツ出場は決まる?
A4:ベスト4進出はセンバツ出場に向けて非常に有利な結果となる。ただし正式な出場決定は選考委員会による。2027年1月29日に第99回選抜高校野球大会の選考委員会が予定されている。
Q5:高校野球の延長タイブレークは何回から?
A5:2026年現在は、9回終了時に同点の場合、延長10回から無死一・二塁で開始する。打順は前の回からの継続打順となり、決着がつくまで試合を続ける。
まとめ:近畿大会4強が決定、次は11月1日の準決勝に注目
2026年10月31日の秋季近畿大会準々決勝では、明石商業、智辯学園、京都国際、報徳学園の4校が勝ち上がった。
明石商業は大阪桐蔭を8-5で破り、智辯学園は彦根総合に6-2で勝利。京都国際と報徳学園は延長10回のタイブレークを制し、劇的なサヨナラ勝ちで準決勝進出を決めた。
11月1日の準決勝は明石商業-智辯学園、京都国際-報徳学園。11月3日には決勝が予定されている。
来春のセンバツ近畿一般選考枠は6校。4強入りした各校は出場へ大きく前進した一方、大阪桐蔭や智辯和歌山の敗退も選考をめぐる注目材料となった。
秋季近畿大会は、単なる地区王者決定戦ではない。新チームの実力を示し、翌春の甲子園につながる重要な舞台だ。
まずは11月1日の準決勝2試合、そして11月3日の決勝に注目したい。
主な確認資料:スポーツナビ、高校野球ドットコム、日刊スポーツ、デイリースポーツ、日本高等学校野球連盟、神戸新聞NEXT。