2026年のファーストステージ最大の要点は、3位の横浜DeNAベイスターズが2位の読売ジャイアンツを相手に、敵地・東京ドームで連勝したことだ。
第1戦:10月10日、DeNAが2対1で先勝
初戦は14時に東京ドームで開始された。
DeNAは初回に牧秀悟のソロ本塁打で先制。巨人もその裏に1点を返したが、試合はその後しばらく膠着した。
9回表、DeNAは度会隆輝のソロ本塁打で勝ち越し。最終的にDeNAが2対1で勝利した。
NPB公式記録によると、DeNAは4安打、巨人は6安打。安打数では巨人が上回ったものの、終盤の一発が勝敗を分けた。
第2戦:10月11日、DeNAが4対1で連勝
第2戦も14時開始。DeNAは初回、度会の先頭打者本塁打と佐野恵太の適時打で2点を先行した。
巨人は4回裏に1点を返したものの、DeNAは7回に戸柱恭孝の適時打、8回には牧のソロ本塁打で追加点を挙げた。
試合はDeNAが4対1で勝利。ファーストステージを2勝0敗で突破した。
この結果、10月12日に予定されていた第3戦は開催されず、10月13日の予備日も使用されなかった。
ファーストステージで見えたDeNAの強み
今回の勝ち上がりで注目すべきなのは、DeNAが2試合とも巨人の本拠地で勝利した点だ。
短期決戦では、レギュラーシーズンの143試合で積み重ねた順位だけでなく、限られた試合数で得点機会を確実に生かせるかが問われる。
DeNAは第1戦で終盤の本塁打、第2戦では初回の先制攻撃と中盤以降の追加点によって勝利をつかんだ。
一方、巨人は2試合とも1得点にとどまり、ファイナルステージ進出を逃した。
【ファイナルステージ結果】阪神対DeNAは4連勝で決着!日本シリーズ進出はDeNA

ファイナルステージは10月14日から阪神甲子園球場で始まった。
レギュラーシーズン1位の阪神タイガースと、ファーストステージを突破したDeNAの対戦である。
阪神には1勝のアドバンテージがあったため、DeNAは実際の試合で4勝を挙げなければ日本シリーズへ進めない状況だった。
第1戦:10月14日、DeNAが2対0で完封勝利
初戦は18時01分開始。
DeNAは6回に佐野のソロ本塁打で追加点を挙げ、阪神打線を無得点に抑えた。
試合結果はDeNA 2-0 阪神。先発の平良拳太郎を中心とした投手陣が阪神打線を封じ込めた。
第2戦:10月15日、DeNAが1対0で接戦を制す
第2戦は18時開始。
両チームの投手陣が好投する展開となり、DeNAが1対0で勝利した。
これでDeNAはファイナルステージ2連勝。阪神のアドバンテージを考慮しても、実際の勝利数で阪神に並ぶまであと2勝という状況になった。
第3戦:10月16日、DeNAが4対0で3連勝
第3戦も18時開始だった。
DeNAは阪神を4対0で破り、3試合連続で阪神打線を完封。投打がかみ合い、ファイナルステージ突破に王手をかけた。
阪神はリーグ優勝球団としてのアドバンテージを持ちながらも、実際の試合で勝利を挙げられない苦しい展開となった。
第4戦:10月17日、DeNAが8対5で勝利し突破決定
第4戦は土曜日の14時01分に開始された。
阪神は5点を挙げて反撃したが、DeNAも8得点を記録。最終スコアはDeNA 8-5 阪神だった。
この勝利でDeNAは実際の試合で4連勝。阪神のアドバンテージ1勝を含めた最終的なシリーズ成績は、DeNAの4勝1敗となった。
阪神の第5戦以降の開催はなくなり、DeNAの日本シリーズ進出が決定した。
2026年の勝ち上がりを振り返る
ファーストステージ
DeNA 2勝0敗 巨人
ファイナルステージ(実際の試合)
DeNA 4勝0敗 阪神
阪神のアドバンテージ1勝を含めると、シリーズ成績は4勝1敗。
日本シリーズ
横浜DeNAベイスターズ 対 福岡ソフトバンクホークス
DeNA 0勝4敗。ソフトバンクが日本一。
ここで注意したいのは、CS突破と日本一は別の結果だということ。DeNAはセ・リーグ代表として日本シリーズに進出したが、10月24日から28日までの日本シリーズではソフトバンクに4連敗し、日本一には届かなかった。NPB公式記録でも確認できる。
【2026年新ルール】アドバンテージ2勝の条件とCS勝ち上がりの仕組み
2026年のクライマックスシリーズで大きな変更点となったのが、ファイナルステージのアドバンテージ制度だ。
NPBは2026年8月24日の公式発表で、一定条件を満たした場合に、リーグ1位球団のアドバンテージを従来の1勝から2勝に変更すると発表した。
ファーストステージは何勝先取?
ファーストステージの開催方式は従来どおり。
- 対象:レギュラーシーズン2位と3位
- 試合数:最大3試合
- 勝ち上がり条件:先に2勝
- ホーム球場:2位球団の本拠地
- 引き分けなどで2勝に届かない場合:勝利数の多い球団が進出。同数なら2位球団が進出
したがって、2連勝すれば第3戦を待たずにファイナルステージへ進める。
2026年のDeNAは、この条件を満たして巨人を突破した。
ファイナルステージのアドバンテージ条件
2026年からは、ファイナルステージにおいて以下の2つの条件のいずれかを満たすと、アドバンテージが2勝に増える。
1. リーグ1位球団とファーストステージ勝者のゲーム差が10ゲーム以上。
2. ファーストステージ勝者のレギュラーシーズン勝率が5割未満。
この場合は最大7試合制となり、1位球団に2勝を与えたうえで、合計5勝を先取した球団が勝者となる。
条件に該当しない場合は、従来の6試合制。1位球団に1勝が与えられ、アドバンテージ込みで4勝を先取した球団が日本シリーズに進出する。
2026年のセ・リーグではなぜ2勝にならなかった?
ここが今回のルールを理解するうえで最も要点だ。
阪神とDeNAのレギュラーシーズン成績を比較すると、次のようになる。
- 阪神:勝率.560
- DeNA:勝率.507
- ゲーム差:7.5ゲーム
DeNAの勝率は5割を上回り、阪神とのゲーム差も10ゲーム未満だった。
つまり、2勝アドバンテージの条件には該当しない。
そのため、2026年のセ・リーグ・ファイナルステージは、阪神の1勝アドバンテージ+実際の試合で4勝先取という6試合制になった。
一方、パ・リーグでは1位のソフトバンクとファーストステージ勝者の日本ハムとのゲーム差が13ゲームだったため、2勝のアドバンテージと7試合制が適用された。
引き分け・雨天中止・順延の場合は?
CSでは、引き分けや悪天候による試合中止も勝ち上がり条件に影響する。
基本的な考え方は次のとおり。
- ファーストステージで勝利数が並んだ場合は2位球団が進出。
- ファイナルステージで勝利数が並んだ場合は1位球団が進出。
- 予定試合を予備日まで使用しても消化できなかった場合は、規定に基づいて勝利数の多い球団が勝者となる。
- 上位球団の勝利数が下位球団と同数以上になることが確定した時点で、そのステージは終了する。
雨天中止の場合は、原則として翌日以降に試合日程が繰り下がる。したがって、当初の試合日だけを見て観戦や移動の予定を固定するのは避けたい。
2026年はセ・リーグで予備日を使う雨天順延がなく、両ステージとも予定より早く決着した。
【歴代CSとの比較】3位DeNAの突破はどれほど珍しい?
クライマックスシリーズは2007年に始まった制度で、レギュラーシーズンの順位がそのまま日本シリーズ進出を保証するわけではない。
セ・リーグでは、過去にもリーグ2位や3位からファイナルステージを突破した球団がある。
特に注目されるのが、横浜DeNAベイスターズの実績だ。
- 2007年: 2位の中日が日本シリーズへ進出。
- 2014年: 2位の阪神が日本シリーズへ進出。
- 2017年: 3位のDeNAが日本シリーズへ進出。
- 2024年: 3位のDeNAが日本シリーズへ進出。
- 2026年: 3位のDeNAが日本シリーズへ進出。
DeNAは2017年、2024年、2026年と、レギュラーシーズン3位から3度もCSを勝ち抜いている。これはセ・リーグの下剋上を語るうえで外せない実績だ。
2026年のDeNAが示した短期決戦の特徴
今回のDeNAの勝ち上がりは、レギュラーシーズンの順位とポストシーズンの勝敗が必ずしも一致しないことを改めて示した。
レギュラーシーズンでは阪神が79勝、巨人が76勝、DeNAが71勝。阪神は143試合を通じて最も安定した成績を残した。
しかし、CSではDeNAが巨人に2連勝し、さらに阪神にも4連勝した。
この結果から見えてくるのは、CSでは先発投手の起用、救援投手の投入タイミング、打線の得点効率など、短期決戦ならではの要素が大きく作用するということだ。
一方で、上位球団にはホーム開催権とアドバンテージがある。レギュラーシーズンの成績を重視しながら、短期決戦の可能性も残すのがCS制度の特徴である。
【よくある質問】クライマックスシリーズのセ・リーグ日程に関するFAQ
Q1:2026年のセ・リーグCSはいつ開催されましたか?
A1:ファーストステージは2026年10月10日から12日、ファイナルステージは10月14日から19日を基本日程として開催されました。実際にはDeNAが早期に勝ち抜けたため、ファーストステージは11日、ファイナルステージは17日に決着しています。
Q2:2026年のCSで巨人とDeNAはどちらが勝ちましたか?
A2:横浜DeNAベイスターズが勝ちました。10月10日に2対1、11日に4対1で巨人に連勝し、ファイナルステージに進出しました。
Q3:阪神とDeNAのファイナルステージは何勝先取でしたか?
A3:阪神に1勝のアドバンテージがあったため、アドバンテージを含めて4勝先取の6試合制でした。DeNAは実際の試合で4連勝し、シリーズ成績4勝1敗で突破しました。
Q4:2026年からアドバンテージ2勝になったのはなぜですか?
A4:リーグ1位球団とのゲーム差が10ゲーム以上、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満という条件のいずれかを満たした場合に、1位球団へ2勝が与えられる新ルールが導入されたためです。
Q5:2026年のセ・リーグCSの予備日はいつでしたか?
A5:ファーストステージは10月13日、ファイナルステージは10月20日と21日でした。2026年は予定より早く決着したため、いずれも使用されませんでした。
Q6:2026年のCSを勝ち抜いたDeNAは日本一になりましたか?
A6:いいえ。DeNAは日本シリーズに進出しましたが、福岡ソフトバンクホークスに0勝4敗で敗れました。ソフトバンクが2年連続13度目の日本一に輝いています。
まとめ:2026年セ・リーグCSはDeNAが下剋上で日本シリーズ進出
2026年のセ・リーグ・クライマックスシリーズは、レギュラーシーズン3位の横浜DeNAベイスターズが巨人と阪神を連破し、日本シリーズ進出を決めた。
今回の要点を整理すると、次のとおりだ。
- ファーストステージは10月10日から12日、東京ドームで開催。
- 巨人対DeNAはDeNAが2連勝で突破。
- ファイナルステージは10月14日から19日、阪神甲子園球場で開催。
- 阪神には1勝のアドバンテージが与えられた。
- DeNAは阪神に実際の試合で4連勝し、シリーズ4勝1敗で日本シリーズへ。
- 新ルールのアドバンテージ2勝は、2026年のセ・リーグでは適用されなかった。
- 日本シリーズではソフトバンクがDeNAを4連勝で破り、日本一となった。
【プロの結論】
2026年のCSを理解するうえで大切なのは、レギュラーシーズンの順位、アドバンテージ、実際の試合勝利数を分けて考えることだ。
特に新ルールでは、単純に「1位なら1勝」「下位球団なら4勝すればよい」と覚えるだけでは不十分。ゲーム差と勝率によって必要な勝利数が変わる。
2026年のセ・リーグは、阪神に1勝のアドバンテージが与えられる通常の6試合制だった。ところがDeNAはその条件を乗り越え、3位から日本シリーズへの切符をつかんだ。
今後のCSでも、日程だけでなく、レギュラーシーズンの最終順位、ゲーム差、勝率、予備日の扱いまで確認することが、試合展開を正しく理解するための判断基準になる。