2026年11月1日(日)に開催された第58回全日本大学駅伝対校選手権大会は、早稲田大学が5時間03分31秒の大会新記録で優勝した。16年ぶり6度目の全日本制覇となり、2位の國學院大學、3位の創価大学を抑えて伊勢路の頂点に立った。
大会は愛知県の熱田神宮西門前から三重県の伊勢神宮内宮宇治橋前までを結ぶ、全8区間106.8kmのコース。青山学院大学は4位、前回大会までの優勝争いを繰り広げてきた駒澤大学は6位となった。上位8校には次回大会のシード権が与えられる。ここでは、公式発表と競技結果を基に、総合順位、全区間の区間賞、大学別の成績、シード権争いを整理する。
【今日の駅伝結果速報】第58回全日本大学駅伝は早稲田大学が大会新で優勝!

2026年11月1日に行われた第58回全日本大学駅伝は、早稲田大学が総合5時間03分31秒で優勝した。
日刊スポーツの大会結果報道によると、従来の大会記録は2022年の第54回大会で駒澤大学が記録した5時間06分47秒。早稲田大学はこれを3分16秒更新した。
早稲田大学にとっては16年ぶり6度目の優勝。2区でトップに立つと、その後は首位を守り続け、最終8区の工藤慎作がフィニッシュまでたすきを運んだ。
第58回全日本大学駅伝・総合順位上位10校
- 1位:早稲田大学 5時間03分31秒(大会新記録)
- 2位:國學院大學 5時間07分05秒
- 3位:創価大学 5時間09分28秒
- 4位:青山学院大学 5時間10分16秒
- 5位:中央大学 5時間11分29秒
- 6位:駒澤大学 5時間11分29秒
- 7位:大東文化大学 5時間11分32秒
- 8位:帝京大学 5時間12分02秒
- 9位:順天堂大学 5時間12分20秒
- 10位:日本大学 5時間14分03秒
注目は、上位4校の顔ぶれだ。早稲田大学が優勝し、國學院大學が2位、創価大学が3位、青山学院大学が4位と、大学駅伝の強豪校が上位を占めた。
特に國學院大學は5時間07分05秒で、大学独自の記録を更新。優勝には届かなかったものの、最後まで上位を維持した。
創価大学は5時間09分28秒で3位。青山学院大学は5時間10分16秒で4位となり、両校の間にも注目が集まった。
なお、今大会は25大学と2つの選抜チームが参加。日本学連選抜と東海学連選抜はオープン参加であり、大学の正式な総合順位とは区別される。
【レース展開を分析】早稲田大学はなぜ大会新記録で勝てたのか
今回の早稲田大学の優勝を理解するうえで重要なのは、単に区間賞を多く獲得したことではない。序盤から流れをつくり、中盤でリードを広げ、終盤でその差を守り切ったレース運びにある。
1区:本田桜二郎が区間2位で好発進
1区9.5kmを担当した早稲田大学の本田桜二郎(1年)は27分47秒で区間2位。区間賞の青山学院大学・椙山一颯の27分45秒にわずか2秒届かなかった。
それでも早稲田大学は総合2位という好位置で2区につないだ。序盤から大きく出遅れなかったことが、次の区間で主導権を握る土台となった。
2区:増子陽太が区間新で首位に浮上
2区11.1kmでは、早稲田大学の増子陽太(1年)が30分51秒を記録。帝京大学の楠岡由浩(4年)と同タイムで、両者が区間新記録を樹立した。
増子は区間賞を獲得するとともに、早稲田大学を総合首位へ押し上げた。1年生ながら大学駅伝の大舞台で結果を残し、チームの流れを大きく変えた区間だった。
3区:新妻遼己が区間新でリードを拡大
3区11.9kmを走った新妻遼己(1年)は32分45秒で区間賞。ここでも区間新記録をマークした。
1区の本田、2区の増子に続く1年生の活躍で、早稲田大学は首位を維持。序盤から若い選手が結果を出したことは、今大会の大きな特徴だった。
5区:鈴木琉胤が区間新で後続との差を広げる
5区12.4kmでは鈴木琉胤(2年)が34分31秒で区間賞を獲得。区間新記録も樹立した。
この区間で早稲田大学はさらに優位に立ち、追いかける國學院大學や創価大学に対して大きなリードを保つ展開となった。
8区:工藤慎作がアンカーとして優勝を決める
最終8区19.7kmを任されたのは、4年生の工藤慎作。記録は56分20秒で区間賞だった。
工藤は最後まで首位を守り、5時間03分31秒の大会新記録でフィニッシュ。序盤の1年生の活躍から、最終区間の4年生による締めくくりまで、学年を超えた総合力が優勝につながった。
朝日新聞社の学生スポーツメディア「4years.」も、本田、増子、新妻の1年生トリオの活躍を今大会の大きなポイントとして取り上げている。
【全日本大学駅伝の区間賞一覧】全8区間の記録と区間新を紹介
第58回大会では、早稲田大学が複数区間で区間賞を獲得した一方、青山学院大学、國學院大學、帝京大学、日本大学からも区間賞が生まれた。
以下が各区間の区間賞獲得者と記録だ。2区は同タイムのため、2選手が区間賞となっている。
第58回全日本大学駅伝・区間賞一覧
- 1区(9.5km):椙山一颯(青山学院大学)27分45秒
- 2区(11.1km):増子陽太(早稲田大学)30分51秒・区間新
- 2区(11.1km):楠岡由浩(帝京大学)30分51秒・区間新
- 3区(11.9km):新妻遼己(早稲田大学)32分45秒・区間新
- 4区(11.8km):飯國新太(國學院大學)33分15秒
- 5区(12.4km):鈴木琉胤(早稲田大学)34分31秒・区間新
- 6区(12.8km):吉田蔵之介(國學院大學)36分41秒・区間新
- 7区(17.6km):S・キップケメイ(日本大学)49分45秒
- 8区(19.7km):工藤慎作(早稲田大学)56分20秒
区間新記録が生まれたのは2区、3区、5区、6区の4区間。特に2区は増子と楠岡が同タイムで区間新を記録し、両選手の力走が際立った。
区間賞の大学別内訳を見ると、早稲田大学は2区、3区、5区、8区の4区間を獲得。國學院大學も4区と6区で区間賞を獲得した。
一方、1区では青山学院大学、7区では日本大学が区間賞を獲得。総合順位だけでは見えない各校の強みも表れた大会となった。
なお、区間賞と総合順位は異なる評価軸だ。区間賞は個々の走者の担当距離での記録を評価するもので、総合順位は全8区間の合計タイムで決まる。区間賞を獲得しても、チーム全体の総合順位が必ずしも上位になるわけではない。
【総合順位とシード権】次回大会に出場できる上位8校は?
全日本大学駅伝では、総合上位8校に次回大会のシード権が与えられる。今大会では早稲田大学、國學院大學、創価大学、青山学院大学、中央大学、駒澤大学、大東文化大学、帝京大学がシード権を獲得した。
全日本大学駅伝2026・全25大学の最終結果
- 早稲田大学 5時間03分31秒(大会新)
- 國學院大學 5時間07分05秒
- 創価大学 5時間09分28秒
- 青山学院大学 5時間10分16秒
- 中央大学 5時間11分29秒
- 駒澤大学 5時間11分29秒
- 大東文化大学 5時間11分32秒
- 帝京大学 5時間12分02秒
- 順天堂大学 5時間12分20秒
- 日本大学 5時間14分03秒
- 東海大学 5時間15分34秒
- 神奈川大学 5時間15分49秒
- 中央学院大学 5時間16分25秒
- 山梨学院大学 5時間16分40秒
- 東洋大学 5時間19分51秒
- 関西学院大学 5時間26分42秒
- 大阪経済大学 5時間28分11秒
- 立命館大学 5時間28分44秒
- 札幌学院大学 5時間28分46秒
- 京都産業大学 5時間29分50秒
- 愛知工業大学 5時間31分52秒
- 広島経済大学 5時間32分11秒
- 信州大学 5時間35分21秒
- 志學館大学 5時間37分12秒
- 東北大学 5時間43分01秒
上記は25大学の正式な総合順位。日本学連選抜は5時間23分41秒、東海学連選抜は5時間27分56秒でフィニッシュしたが、いずれもオープン参加のため大学別の正式順位には含まれない。
シード権争いで明暗を分けた9位・順天堂大学
今回のシード権争いで特に注目したいのは、8位帝京大学と9位順天堂大学の差だ。
帝京大学の5時間12分02秒に対して、順天堂大学は5時間12分20秒。差はわずか18秒だった。
8区間106.8kmという長距離のレースで、最後のシード権を分けたのは18秒。順天堂大学にとっては惜しい結果となった一方、帝京大学は次回大会へのシードを確保した。
また、前回大会までの優勝争いを担ってきた駒澤大学は6位。中央大学と同タイムながら順位は6位となり、次回大会のシード権は確保したものの、優勝には届かなかった。
【大学別の結果と関係性】早稲田・國學院・創価・青学の明暗
今大会の結果を大学ごとに整理すると、早稲田大学の圧倒的な総合力、國學院大學の区間賞獲得力、創価大学の上位進出、青山学院大学の序盤の強さという特徴が見えてくる。
各大学の総合順位と区間賞、レースにおける主な役割をまとめた。
| 大学・関係者 | 総合順位・記録 | 主な実績・レースでの位置づけ |
|---|---|---|
| 早稲田大学 | 1位・5:03:31 | 大会新記録で優勝。2・3・5・8区で区間賞。 |
| 國學院大學 | 2位・5:07:05 | 大学記録を更新。4区・6区で区間賞。 |
| 創価大学 | 3位・5:09:28 | 総合3位。上位3校に入り表彰台を獲得。 |
| 青山学院大学 | 4位・5:10:16 | 1区の椙山一颯が区間賞を獲得。 |
| 中央大学 | 5位・5:11:29 | 5位でシード権を獲得。 |
| 駒澤大学 | 6位・5:11:29 | 前回大会までの優勝争いから6位。シード権は確保。 |
| 帝京大学 | 8位・5:12:02 | 2区の楠岡由浩が区間賞。最後のシード権を獲得。 |
| 日本大学 | 10位・5:14:03 | 7区のS・キップケメイが区間賞。 |
早稲田大学:若手と上級生の組み合わせが生んだ優勝
早稲田大学の勝因は、特定のエース1人に依存しなかったことだ。
1年生の本田桜二郎、増子陽太、新妻遼己が序盤でチームを上位に押し上げ、2年生の鈴木琉胤が5区で区間新を記録。最後は4年生の工藤慎作がアンカーとして優勝を決めた。
花田勝彦監督が率いるチームは、複数の学年にわたる選手層の厚さを結果で示した。今回の優勝は、個人の突出した能力だけでなく、各区間に適した選手配置が機能したことも大きい。
國學院大學:2位でも区間賞2つと大学記録を更新
國學院大學は総合2位。5時間07分05秒という大学記録を残し、4区の飯國新太、6区の吉田蔵之介が区間賞を獲得した。
特に吉田は36分41秒で区間新記録を樹立。総合優勝には届かなかったが、個々の選手のパフォーマンスには明確な成果があった。
同大学の陸上競技部が公表した個人成績でも、飯國と吉田の区間賞、浅野結太の2区5位など、複数区間で上位の走りが確認できる。
創価大学:3位で上位争いに食い込む
創価大学は5時間09分28秒で3位。早稲田大学、國學院大學に続く順位でフィニッシュした。
4位青山学院大学との差は48秒。上位3校の一角として結果を残し、次回大会に向けても注目される成績となった。
青山学院大学:1区区間賞も総合4位
青山学院大学は1区の椙山一颯が27分45秒で区間賞を獲得した。早稲田大学の本田桜二郎を2秒上回る好記録だった。
総合順位は4位。序盤に個人の好走があった一方、最終的なチーム順位では早稲田、國學院、創価の後塵を拝した。区間単位の強さをチーム全体の結果につなげることが、今後の課題になる。
【全国高校駅伝の都道府県予選結果】大学駅伝との違いも整理
2026年11月1日の駅伝関連情報では、全日本大学駅伝だけでなく、全国高校駅伝の都道府県予選結果も検索対象となる。
ただし、大学駅伝と高校駅伝は別大会だ。第58回全日本大学駅伝は大学チームが対象である一方、全国高校駅伝の都道府県予選は高校の男子・女子代表校を決めるための大会となる。
全国高校駅伝の予選結果を見るときのポイント
- 男子・女子を分ける:全国高校駅伝は男子と女子で別々に代表校が決まる。
- 都道府県別に確認する:予選の開催日は地域によって異なる。
- 代表校と予選順位を区別する:県大会の順位と全国大会の順位は別の記録。
- 地区代表の有無も確認する:都道府県代表とは別に地区代表枠が設けられる。
全国高校駅伝の都道府県予選結果を調べる際には、都道府県名、男子・女子、学校名を組み合わせると情報を整理しやすい。
また、代表校の決定と全国大会での最終順位は別物だ。予選を通過した学校が、京都で行われる全国大会でどのような順位を残すかにも注目したい。
大学駅伝の総合順位を知りたい読者は第58回全日本大学駅伝の結果を、高校の代表校を知りたい読者は各都道府県の高校駅伝予選結果を確認するのが適切だ。
【プロの結論】2026年の駅伝シーズンで注目すべき3つのポイント
今回の全日本大学駅伝は、単なる早稲田大学の優勝にとどまらない、今後の大学駅伝の勢力図を考えるうえでも重要な大会となった。
1. 早稲田大学は箱根駅伝での3冠に挑む立場へ
早稲田大学は2026年の出雲駅伝に続き、全日本大学駅伝も制した。次の大きな目標は年明けの箱根駅伝となる。
出雲、全日本、箱根の3大会を同じ年度に制する大学3冠は、大学駅伝における大きな目標だ。早稲田大学が箱根駅伝でも優勝すれば、史上初となる2度目の3冠達成に近づく。
ただし、全日本大学駅伝の勝利がそのまま箱根駅伝の勝利を保証するわけではない。箱根駅伝は距離、区間構成、山上り・山下りなどの条件が異なり、選手起用やチームの適性も変わる。
2. 國學院大學と創価大学の巻き返し
國學院大學は総合2位、創価大学は3位。両校とも早稲田大学に敗れたものの、次の大会で優勝を狙える位置につけた。
國學院大學は区間賞2つと大学記録更新、創価大学は総合3位という成果を残した。次戦では、今回の区間配置や選手の調子をどのように生かすかが焦点になる。
3. シード権を逃した大学の再挑戦
順天堂大学は9位で、シード権まで18秒届かなかった。こうした僅差の結果は、大学駅伝の厳しさを象徴している。
一方で、シード権を獲得できなかった大学にも次回大会への道は残されている。予選会や地区選考を通じた出場枠争いも、今後の駅伝シーズンの見どころになる。
【今日の駅伝結果に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年11月1日の全日本大学駅伝で優勝した大学は?
A1:早稲田大学です。5時間03分31秒の大会新記録で優勝し、16年ぶり6度目の全日本大学駅伝制覇を果たしました。
Q2:國學院大學と創価大学の順位は?
A2:國學院大學が2位で5時間07分05秒、創価大学が3位で5時間09分28秒でした。
Q3:青山学院大学の駅伝結果は?
A3:総合4位で、記録は5時間10分16秒でした。1区の椙山一颯が27分45秒で区間賞を獲得しています。
Q4:全日本大学駅伝の区間賞は誰が獲得した?
A4:1区は青山学院大学の椙山一颯、2区は早稲田大学の増子陽太と帝京大学の楠岡由浩、3区は早稲田大学の新妻遼己、4区は國學院大學の飯國新太、5区は早稲田大学の鈴木琉胤、6区は國學院大學の吉田蔵之介、7区は日本大学のS・キップケメイ、8区は早稲田大学の工藤慎作です。
Q5:大会新記録は何時間何分何秒?
A5:5時間03分31秒です。2022年に駒澤大学が記録した従来の大会記録5時間06分47秒を3分16秒更新しました。
Q6:次回大会のシード権を獲得した大学は?
A6:早稲田大学、國學院大學、創価大学、青山学院大学、中央大学、駒澤大学、大東文化大学、帝京大学の8校です。
Q7:全日本大学駅伝は何区間で行われる?
A7:全8区間、合計106.8kmです。愛知県の熱田神宮西門前から三重県の伊勢神宮内宮宇治橋前までを走ります。
Q8:全国高校駅伝の都道府県予選結果も同じ順位表で確認できる?
A8:できません。全日本大学駅伝は大学対抗の大会で、全国高校駅伝の都道府県予選は高校の男子・女子代表校を決める別大会です。予選結果は都道府県ごとに確認する必要があります。
まとめ:今日の駅伝結果は早稲田大学の大会新優勝、次は箱根駅伝へ
2026年11月1日に開催された第58回全日本大学駅伝は、早稲田大学が5時間03分31秒の大会新記録で優勝した。16年ぶり6度目の優勝であり、2区で首位に立ってから一度もトップを譲らないレース運びが光った。
2位は國學院大學、3位は創価大学、4位は青山学院大学。区間賞では早稲田大学が4区間を獲得し、國學院大學も2区間で区間賞を手にした。加えて、上位8校が次回大会のシード権を獲得し、9位順天堂大学との差はわずか18秒という接戦も生まれた。
今大会で特に印象的だったのは、早稲田大学の1年生トリオによる序盤の勢いと、4年生の工藤慎作による最終区間の走りだ。若手の成長と上級生の安定感が組み合わさり、大会新記録という結果につながった。
今後は、早稲田大学が箱根駅伝でも優勝して大学3冠を達成できるか、國學院大學や創価大学がどこまで巻き返すかが大きな注目点となる。2026年の大学駅伝シーズンは、まだ重要な勝負を残している。
今日の駅伝結果を振り返る際は、総合順位だけでなく、区間賞、区間新記録、シード権争いまで合わせて見ることで、各大学の現在地と次の大会への展望がより鮮明になる。
主な確認資料: 早稲田大学競走部の公式競技結果、國學院大學陸上競技部の公式発表、文化放送のフィニッシュ順位、月刊陸上競技の大会結果、日刊スポーツの大会報道、朝日新聞社「4years.」の現地取材記事。