まず押さえたいのは、2026年に世界陸上競技選手権大会のシニア屋外大会が開催されないことと、2026年に世界陸上関連の大会が存在しないことは、まったく別だという点だ。
世界陸上競技選手権大会は原則として2年に1度開催される。2025年の東京大会に続く次回大会が2027年の北京大会となるため、2026年は通常のシニア屋外世界選手権の開催年ではない。
ただし、2026年にも世界陸連が主催する国際大会は行われている。9月11日から13日にはハンガリーのブダペストで第1回ワールドアスレティックス・アルティメット・チャンピオンシップが開催され、9月19日から20日にはデンマークのコペンハーゲンで世界ロードランニング選手権が開催された。
特に後者はマラソンと混同されやすい。コペンハーゲン大会の世界選手権種目は、1マイル、5km、ハーフマラソンの3種目であり、フルマラソンは実施されていない。つまり、2026年はロード競技の世界選手権こそあったものの、世界陸上のフルマラソン種目はなかったという整理が正確だ。
- 2025年9月13~21日:東京で世界陸上競技選手権大会を開催
- 2026年9月11~13日:ブダペストでアルティメット・チャンピオンシップを開催
- 2026年9月19~20日:コペンハーゲンで世界ロードランニング選手権を開催
- 2027年9月10~19日:北京で世界陸上競技選手権大会を開催予定
このように大会ごとに種目と位置づけが異なる。2026年のマラソン世界陸上を探している場合は、2025年東京大会の結果と2027年北京大会の情報を中心に確認するのが適切だ。
【東京2025大会】男子はシンブ、女子はジェプチルチルが世界王者に

2025年9月に開催された東京世界陸上のマラソンは、男女ともに最後まで優勝者が決まらない接戦となった。特に男子は、約42kmを走った後の最後の直線で勝負が決まるという、世界選手権史上でも異例のフィニッシュだった。
男子マラソン:アルフォンス・シンブが0.03秒差で金メダル
2025年9月15日、男子マラソンの決勝が東京・国立競技場発着のコースで行われた。
優勝したのはタンザニアのアルフォンス・フェリックス・シンブ。記録は2時間9分48秒だった。
2位のドイツ代表アマナル・ペトロスも公式記録は同じ2時間9分48秒。両者の差は写真判定によってわずか0.03秒と判定された。3位にはイタリアのイリアス・アウアニが2時間9分53秒で入った。
この勝利はシンブ個人にとって初めての世界選手権金メダルであり、タンザニアにとっても世界陸上・オリンピックを通じた陸上競技の初の金メダルとなった。
シンブは2017年ロンドン大会でも男子マラソンの銅メダルを獲得している。東京大会では、過去の世界選手権で積み重ねてきた経験を金メダルへと結びつけた。
世界陸連の大会レポートによると、2人は最後まで優勝争いを続け、国立競技場に入ってからペトロスが先行。しかし、シンブが最後の約30mで追い抜き、歴史的な勝利を手にした。
「We have written new history as a country.」
これは優勝後のシンブが語った言葉の一部で、タンザニアに新たな歴史を刻んだという喜びを表している。個人の栄冠だけではなく、国の陸上競技史に残る勝利だった。
女子マラソン:ペレス・ジェプチルチルが2秒差で優勝
女子マラソンは2025年9月14日に実施された。優勝したのはケニアのペレス・ジェプチルチルで、記録は2時間24分43秒。
2位はエチオピアのティグスト・アセファで、記録は2時間24分45秒。わずか2秒差という接戦だった。3位にはウルグアイのジュリア・パテルナインが2時間27分23秒で入った。
ジェプチルチルとアセファは、国立競技場に並んで入ると、トラック上で最後の勝負を展開した。アセファが一度前に出たものの、ジェプチルチルが残り100mで再加速。最後に逆転して金メダルを獲得した。
ジェプチルチルは2021年東京オリンピックの女子マラソンでも金メダルを獲得している。東京という舞台で再び世界一になったことも、この優勝の大きな意味だ。
また、3位のパテルナインはウルグアイ史上初の世界陸上メダリストとなった。優勝争いだけでなく、新たな国の歴史が生まれた大会でもあった。
【日本代表の成績】近藤亮太は男子11位、小林香菜は女子7位入賞
日本代表にとって東京大会は、地元開催の利点を生かしながら、世界のトップ選手と競い合う重要な舞台だった。
男子は近藤亮太が日本勢トップの11位、女子は小林香菜が7位入賞を達成した。女子は3大会ぶりの世界選手権入賞となり、男子も近藤が最後まで上位集団に食らいつく走りを見せた。
2025年東京大会の日本代表・男女別順位
以下は日本陸上競技連盟の大会総括と公式リザルトに基づく成績だ。
出典:日本陸上競技連盟「東京2025世界陸上 マラソン総括」。
近藤亮太の11位はどこが評価できるのか
日本男子の注目選手となったのが、三菱重工所属の近藤亮太だ。
近藤は男子マラソンで2時間10分53秒を記録し、11位でフィニッシュ。メダルには届かなかったものの、世界の強豪が集まる大会で日本勢最高順位を記録した。
日本陸連が公表した本人のコメントでは、20km付近から脚のきつさを感じ、何度も先頭集団から離れそうになったという。それでも沿道の応援を力に変え、最後まで順位を上げることを意識して走った。
「2回目のマラソンでここまで戦えました。」
近藤にとって、東京大会はマラソン競技での2回目の挑戦だった。初期の経験段階で世界選手権11位という結果を残したことは、今後の国際大会を見据えるうえで大きな収穫となった。
女子7位の小林香菜が示した日本代表の可能性
女子では大塚製薬所属の小林香菜が2時間28分50秒で7位に入り、入賞を果たした。
世界陸連の大会レポートでも、小林は開催国の観客から大きな声援を受けながら7位でゴールした選手として紹介されている。
日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは、2024年パリオリンピックで入賞した鈴木優花とは異なる選手が、翌年の世界選手権でも入賞したことに意義があると評価した。
これは特定の選手に依存するのではなく、複数の選手が国際舞台で結果を残せる日本女子マラソンの選手層を示すものだ。
また、佐藤早也伽は13位、安藤友香は28位。3人全員が完走し、国内開催の世界選手権で一定の成績を残した。
【歴代優勝者と日本人メダリスト】世界陸上マラソンの歴史を振り返る
世界陸上のマラソンは1983年の第1回ヘルシンキ大会から実施されている。男女ともに長い歴史があり、ケニア、エチオピアをはじめとするアフリカ勢が強さを発揮する一方、日本も1990年代を中心に数多くのメダルを獲得してきた。
世界陸上男子マラソン歴代優勝者
男子では、1983年の初代王者ロブ・デ・キャステラ(オーストラリア)から、タンザニアのシンブまで、さまざまな国の選手が頂点に立っている。
主な歴代優勝者を開催年順に並べると、次のとおりだ。
- 1983年:ロブ・デ・キャステラ(オーストラリア)
- 1987年:ダグラス・ワキウリ(ケニア)
- 1991年:谷口浩美(日本)
- 1993年:マーク・プラーチェス(米国)
- 1995年:マルティン・フィス(スペイン)
- 1997年・1999年:アベル・アントン(スペイン)
- 2001年:ゲザハン・アベラ(エチオピア)
- 2003年・2005年:ジャアウアド・ガリブ(モロッコ)
- 2007年:ルーク・キベト(ケニア)
- 2009年・2011年:アベル・キルイ(ケニア)
- 2013年:スティーブン・キプロティッチ(ウガンダ)
- 2015年:ゲルマイ・ゲブレスラシエ(エリトリア)
- 2017年:ジェフリー・キルイ(ケニア)
- 2019年:レリサ・デシサ(エチオピア)
- 2022年:タミラト・トラ(エチオピア)
- 2023年:ビクター・キプランガット(ウガンダ)
- 2025年:アルフォンス・シンブ(タンザニア)
特筆すべきは、スペインのアベル・アントン、モロッコのジャアウアド・ガリブ、ケニアのアベル・キルイが、それぞれ2大会で連続優勝を果たしていることだ。
また、2022年オレゴン大会でタミラト・トラが記録した2時間5分36秒は、男子の世界選手権大会記録となっている。東京大会のシンブの優勝タイムは2時間9分48秒であり、大会記録の更新には至っていない。
世界陸上女子マラソン歴代優勝者
女子では、ノルウェーのグレテ・ワイツやポルトガルのローザ・モタなど、世界の女子長距離界を代表する選手が歴代王者に名を連ねる。
- 1983年:グレテ・ワイツ(ノルウェー)
- 1987年:ローザ・モタ(ポルトガル)
- 1991年:ワンダ・パンフィル(ポーランド)
- 1993年:浅利純子(日本)
- 1995年:マヌエラ・マシャド(ポルトガル)
- 1997年:鈴木博美(日本)
- 1999年:チョン・ソンオク(北朝鮮)
- 2001年:リディア・シモン(ルーマニア)
- 2003年・2007年:キャサリン・ンデレバ(ケニア)
- 2005年:ポーラ・ラドクリフ(英国)
- 2009年:白雪(中国)
- 2011年・2013年:エドナ・キプラガト(ケニア)
- 2015年:マーレ・ディババ(エチオピア)
- 2017年:ローズ・チェリモ(バーレーン)
- 2019年:ルース・チェプンゲティッチ(ケニア)
- 2022年:ゴティトム・ゲブレシラシエ(エチオピア)
- 2023年:アマネ・ベリソ(エチオピア)
- 2025年:ペレス・ジェプチルチル(ケニア)
女子の歴代優勝者を見ると、ケニアとエチオピアの存在感が際立つ。2000年代以降は両国を中心とするアフリカ勢が上位を占める大会が増え、2011年と2013年にはエドナ・キプラガトが連覇を達成した。
なお、1995年大会の女子マラソンは、コースの問題により本来の42.195kmより400m短くなっていたことが世界陸連の歴代記録資料に記されている。そのため、当時の優勝タイムを通常のフルマラソン記録と単純比較するのは適切ではない。
世界陸上マラソンで活躍した日本人メダリスト
日本の世界陸上マラソン史を語るうえで欠かせないのが、1991年から2013年にかけての実績だ。日本陸上競技連盟の歴代メダリスト資料には、男女合わせて14個のメダルが記録されている。
男子の主なメダリスト
- 1991年東京大会:谷口浩美(金メダル)
- 1999年セビリア大会:佐藤信之(銅メダル)
- 2005年ヘルシンキ大会:尾方剛(銅メダル)
女子の主なメダリスト
- 1991年東京大会:山下佐知子(銀メダル)
- 1993年シュトゥットガルト大会:浅利純子(金メダル)、安部友恵(銅メダル)
- 1997年アテネ大会:鈴木博美(金メダル)
- 1999年セビリア大会:市橋有里(銀メダル)
- 2001年エドモントン大会:土佐礼子(銀メダル)
- 2003年パリ大会:野口みずき(銀メダル)、千葉真子(銅メダル)
- 2007年大阪大会:土佐礼子(銅メダル)
- 2009年ベルリン大会:尾崎好美(銀メダル)
- 2013年モスクワ大会:福士加代子(銅メダル)
日本の男子マラソンで世界選手権金メダルを獲得したのは、1991年東京大会の谷口浩美だ。女子では浅利純子と鈴木博美が世界の頂点に立っている。
女子は特にメダル獲得者が多く、野口みずき、土佐礼子、尾崎好美、福士加代子など、時代ごとに異なる選手が世界の表彰台に立った。
こうした実績と比べると、2025年東京大会は男女ともメダル獲得には至らなかったものの、女子7位、男子11位という結果は、次世代の日本代表を考えるうえで重要な位置づけとなる。
【コースと競技ルール】世界陸上マラソンの42.195kmを解説
世界陸上のマラソンは、トラック種目とは異なり、公道を使用して行われるロード競技だ。距離は男女ともに42.195km。順位はフィニッシュラインへの到着順によって決まる。
マラソンの基本ルール
マラソンは距離だけでなく、コースの形状、給水、気温、湿度などが競技結果に大きく影響する。
世界陸連が説明する基本的な競技形式は次のとおりだ。
- 競技距離:42.195km
- 競技場所:公道
- 順位決定:フィニッシュラインへの到着順
- コース形式:周回、往復、複数周回など
- 給水・補給:長距離競技に応じた補給所を設置
世界陸連の競技規則では、10kmを超えるロード競技について、周回ごとの補給所や水のみを提供する給水所の配置が定められている。実際の設置間隔や運用は、競技形式や気象条件に応じて調整される。
東京2025大会のマラソンコースはどこを走った?
東京大会のマラソンは、国立競技場をスタート・フィニッシュ地点とするコースだった。
富久町西、水道橋、神保町、須田町を経由し、秋葉原、銀座四丁目、東京駅中央口付近に折り返し地点を設ける都市型のルートが採用された。指定された周回区間は2周する構成だった。
国立競技場を発着点とすることで、選手は都心の公道を走った後、最後に競技場へ戻ってくる。競技場のトラック上で勝負が決まるため、観客にとっても最後まで順位争いを見届けやすい構成だった。
実際、シンブとペトロスの男子優勝争いも、最後に国立競技場へ入ってから決着している。コース設計とフィニッシュの演出が、レースの印象を強く残す結果となった。
暑さ対策が勝敗を左右する理由
東京大会で特に大きな課題となったのが、暑さへの対応だった。
大会ではロード種目の選手の健康と安全を考慮し、最初の3日間のスタート時刻を当初の予定から30分繰り上げた。女子・男子マラソンはいずれも午前7時30分スタートとなった。
日本陸連の高岡寿成シニアディレクターは、大会に向けて科学委員会の蓄積した知見を活用し、暑熱対策を重点的に準備したと説明している。
加えて、選手の体質やコンディションには個人差があるため、各所属チームがそれぞれの選手に合わせて練習やレース戦略を組み立てた。給水の方法や補給内容など、チーム間で共有できる部分については日本代表全体で情報交換を行った。
高岡氏は、夏のマラソンについて「夏マラソンは、本当に難しい」と述べている。東京大会の結果は、単純な走力だけでなく、気象条件への適応力が世界選手権でいかに重要かを示した。
【2027年北京大会】開催日程とマラソン競技の今後
2025年東京大会の次に開催される世界陸上競技選手権大会は、中国・北京で行われる2027年大会だ。
世界陸連は2026年9月10日、北京大会の開催日程を2027年9月10日から19日までと正式に確認した。当初の予定から日程が調整され、10日間の大会となっている。
北京大会の開催概要
- 大会名:世界陸上競技選手権大会北京2027
- 開催地:中国・北京市
- 開催期間:2027年9月10日~19日
- 開催会場:国家体育場(北京国家体育場・鳥の巣)
- 大会回数:第21回
- 前回開催地:東京(2025年)
会場となる北京国家体育場は、2008年北京オリンピックのメイン会場として知られる施設だ。2015年にも世界陸上が開催されており、北京での世界選手権開催は2027年で2回目となる。
なお、2026年10月31日時点で確定しているのは大会全体の開催期間だ。男女マラソンの個別開催日やスタート時刻については、大会の正式競技日程を確認する必要がある。大会期間が決まったことと、マラソンの競技日が確定したことは区別しておきたい。
日本代表は北京でメダルを狙えるのか
日本代表の今後を考えるうえで、東京大会の成績は重要な判断材料になる。
男子では近藤亮太が11位、小山直城が23位、吉田祐也が34位。女子では小林香菜が7位、佐藤早也伽が13位、安藤友香が28位だった。
女子の小林が入賞したことは、世界大会で戦える選手層の広がりを示している。一方、男子は近藤の11位が次の目標を考えるうえでの基準になる。
世界選手権のマラソンは、主要都市のロードコースを使うため、気象条件や折り返しの位置、集団の形成、給水の取り方などが大会ごとに変わる。北京大会でも、単純に自己ベストの速さだけで優勝候補を判断することはできない。
日本勢が表彰台を狙うには、スピードだけでなく、レース終盤まで世界の先頭集団に残る持久力、海外コースへの対応力、そして気象条件に合わせたレース運びが求められる。
【マラソン世界陸上】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に世界陸上のマラソンは開催されますか?
A1:2026年は通常のシニア屋外世界陸上競技選手権大会が開催されない年です。コペンハーゲンでは世界ロードランニング選手権が開催されましたが、種目は1マイル、5km、ハーフマラソンで、フルマラソンはありませんでした。
Q2:2025年の世界陸上男子マラソンで優勝した選手は誰ですか?
A2:タンザニアのアルフォンス・フェリックス・シンブです。記録は2時間9分48秒で、ドイツのアマナル・ペトロスとの写真判定による0.03秒差の勝利でした。
Q3:2025年東京大会の女子マラソン優勝者は誰ですか?
A3:ケニアのペレス・ジェプチルチルです。2時間24分43秒で優勝し、2位のティグスト・アセファに2秒差をつけました。
Q4:東京2025世界陸上で日本代表の最高順位は何位でしたか?
A4:女子は小林香菜の7位、男子は近藤亮太の11位です。小林は2時間28分50秒、近藤は2時間10分53秒を記録しました。
Q5:世界陸上マラソンで金メダルを獲得した日本人は誰ですか?
A5:男子では1991年東京大会の谷口浩美、女子では1993年の浅利純子と1997年の鈴木博美が金メダルを獲得しています。
Q6:2027年の世界陸上北京大会はいつ開催されますか?
A6:2027年9月10日から19日まで、中国・北京で開催されます。会場は北京国家体育場です。男女マラソンの具体的な競技日程は、大会の正式スケジュールで確認する必要があります。
Q7:世界陸上のマラソンは何kmですか?
A7:男女ともに42.195kmです。公道を使用し、最初にフィニッシュラインへ到着した選手が優勝します。
まとめ:2026年の最新情報と北京2027に向けた注目ポイント
マラソン世界陸上の2026年最新動向を整理すると、東京2025大会で男子はアルフォンス・シンブ、女子はペレス・ジェプチルチルが世界王者となり、日本代表は女子の小林香菜が7位、男子の近藤亮太が11位という結果を残した。
男子のシンブとペトロスは同タイムの2時間9分48秒で、わずか0.03秒差の決着。女子もジェプチルチルとアセファが2秒差で競り合った。男女ともに、最後まで勝負が決まらない大会だった。
2026年に通常のシニア屋外世界陸上が開催されないのは、東京大会から北京大会へと続く隔年開催のスケジュールによるもの。ただし、ブダペストのアルティメット・チャンピオンシップやコペンハーゲンの世界ロードランニング選手権など、別形式の世界大会は開催されている。
【プロの結論】マラソン世界陸上を読み解く3つの判断基準
1. 優勝タイムだけで選手の強さを判断しない。 マラソンは気温、湿度、コース、集団の展開によって記録が変わる。東京大会のように、2時間以上走った後に0.03秒差で優勝が決まることもある。
2. 日本代表は順位とレース内容をセットで評価する。 近藤亮太の11位や小林香菜の7位は、順位だけでなく、世界のトップ選手とどこまで競り合えたかという観点でも注目したい。
3. 2027年北京大会は個別競技日程の発表まで確認する。 大会全体の日程は2027年9月10日から19日までと決まっているが、マラソンの日付やスタート時刻は別途確認が必要だ。
日本には谷口浩美、浅利純子、鈴木博美をはじめ、世界選手権のマラソンで歴史を刻んできた選手がいる。東京大会で見えた新しい選手層が、その伝統をどこまで引き継ぐのか。次の北京大会では、日本勢のメダル獲得と世界のトップランナーによる新たな記録に期待が集まる。
主な参考資料:世界陸連(World Athletics)公式大会リザルト・競技規則・歴代記録資料、日本陸上競技連盟(JAAF)東京2025大会総括・日本人メダリスト記録。