2026年大会の男子は、エチオピアのタデセ・タケレ選手が優勝しました。
注目されたのは、上位3選手による接戦です。タケレ選手とケニアのジェフリー・トロイティチ・キプチュンバ選手は、ともに2時間03分37秒。3位のアレクサンダー・ムティソ選手も2時間03分38秒と、わずか1秒差で続きました。
ワールドアスレティックスの確定結果では、タケレ選手が1位。2025年大会に続く優勝で、東京マラソン2連覇を成し遂げています。
男子総合上位10人
| 順位 | 選手名 | 国籍 | 公式記録 |
|---|---|---|---|
| 1位 | タデセ・タケレ | エチオピア | 2:03:37 |
| 2位 | ジェフリー・キプチュンバ | ケニア | 2:03:37 |
| 3位 | アレクサンダー・ムティソ | ケニア | 2:03:38 |
| 4位 | ダニエル・マテイコ | ケニア | 2:03:44 |
| 5位 | ムクタル・エドリス | エチオピア | 2:04:07 |
| 6位 | イリアス・アウアニ | イタリア | 2:04:26 |
| 7位 | セレモン・バレガ | エチオピア | 2:05:00 |
| 8位 | セイフ・トゥラ | エチオピア | 2:05:02 |
| 9位 | ビンセント・ネゲティッチ | ケニア | 2:05:21 |
| 10位 | シフェラ・タムル | エチオピア | 2:05:56 |
大迫傑は日本人トップの12位
日本人選手で最も注目を集めたのは大迫傑選手です。
大迫選手は2時間05分59秒、総合12位でフィニッシュ。日本人トップの座を獲得しました。
2025年12月のバレンシアマラソンで2時間04分55秒の日本記録を樹立してから約3か月。高い注目を集めるなかでの出走となりました。
日本人上位の結果は次のとおりです。
- 12位:大迫傑 2時間05分59秒
- 13位:鈴木健吾 2時間06分09秒
- 15位:市山翼 2時間06分58秒
- 17位:近藤亮太 2時間07分06秒
- 20位:工藤慎作 2時間07分34秒
- 26位:藤村共広 2時間08分49秒
特筆すべきは、鈴木健吾選手が2時間06分09秒で日本人2番手に入ったことです。
また、早稲田大学の工藤慎作選手は初マラソンながら2時間07分34秒を記録。総合20位、日本人5番手という結果を残しました。
大迫選手はすでにMGC出場権を保持していたため、今回のレースで新たに出場権を獲得した男子選手は5人でした。
【女子総合順位】ブリジッド・コスゲイが大会新記録で優勝

女子マラソンでは、ケニアのブリジッド・コスゲイ選手が圧倒的な走りを披露しました。
公式記録は2時間14分29秒。従来の大会記録を更新する新記録での優勝です。
コスゲイ選手は2021年にも東京マラソンを制しており、今回の優勝で再び東京の頂点に立ちました。
特に注目されたのは30km以降の展開です。コスゲイ選手は先頭集団でレースを進め、終盤にライバルとの差を広げました。
ワールドアスレティックスのレース報道では、2時間14分29秒はアジアで開催された女子マラソンの歴代最高記録にあたるタイムとして紹介されています。
女子総合上位10人
| 順位 | 選手名 | 国籍 | 公式記録 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ブリジッド・コスゲイ | ケニア | 2:14:29 |
| 2位 | ベルトゥカン・ウェルデ | エチオピア | 2:16:36 |
| 3位 | ハウィ・フェイサ | エチオピア | 2:17:39 |
| 4位 | ストゥメ・アセファ・ケベデ | エチオピア | 2:17:39 |
| 5位 | メゲルトゥ・アレム | エチオピア | 2:18:50 |
| 6位 | ヴィオラ・チェプトゥー | ケニア | 2:19:05 |
| 7位 | メスタワト・フィキル | エチオピア | 2:20:00 |
| 8位 | アベル・アヤナ | エチオピア | 2:20:30 |
| 9位 | パスカリア・チェプコゲイ | ケニア | 2:21:39 |
| 10位 | 細田あい | 日本 | 2:23:39 |
細田あいが日本人トップの10位
日本人選手では細田あい選手が2時間23分39秒で10位に入りました。
海外勢が上位を占めるなか、日本人選手としてトップ10に入ったことは大きなポイントです。
なお、女子の上位争いでは、2位のウェルデ選手と3位のフェイサ選手がそれぞれ2時間16分36秒、2時間17分39秒を記録。4位のケベデ選手も3位と同じ2時間17分39秒でした。
女子はコスゲイ選手の独走だけでなく、表彰台をめぐるエチオピア勢の競争も見どころとなりました。
【車いすマラソン結果】マルセル・フグとカテリーヌ・デブルナーが連覇級の強さを発揮
東京マラソン2026では、車いすマラソンも見逃せない競技となりました。
大会公式レポートによると、車いすマラソンには男子25人、女子10人の合計35人が出走。男女それぞれで世界トップクラスの選手が優勝を争いました。
車いす男子:マルセル・フグが4度目の優勝
1:21:09
男子優勝・スイス
3大会ぶり4度目の東京マラソン優勝。世界記録保持者として実力を示しました。
男子はスイスのマルセル・フグ選手が1時間21分09秒で優勝しました。
大会公式レポートによると、序盤は中国の羅興伝選手と協力しながらレースを進めていました。
車いすマラソンでは、風の抵抗によるペース低下を防ぐため、選手が先頭を交代しながら走るローテーションが見られます。
しかし、15kmを過ぎて羅選手が遅れ始めると、フグ選手は単独で先行。そのままフィニッシュし、2位に約7分差をつけました。
今回の勝利は、フグ選手にとって東京マラソン3大会ぶり4度目の優勝です。
車いす女子:カテリーヌ・デブルナーが2大会連続優勝
1:37:15
女子優勝・スイス
2025年大会に続き、東京マラソン2連覇を達成しました。
女子はスイスのカテリーヌ・デブルナー選手が1時間37分15秒で優勝しました。
デブルナー選手は2025年大会でも優勝しており、今回は2大会連続のタイトル獲得です。
2025年には1時間36分56秒の大会記録を樹立していました。今回はその記録更新には届かなかったものの、10km手前で後続集団を振り切り、独走態勢を築きました。
世界記録保持者としての実力を改めて示す結果となっています。
日本人選手の活躍も注目
車いす部門では日本人選手も健闘しました。
- 男子:渡辺勝選手が1時間33分10秒で総合3位。
- 女子:土田和歌子選手が総合6位、日本人トップ。
- 女子:仲嶺翼選手が総合7位。
特に男子の渡辺選手は、フィニッシュ直前まで複数選手が競り合う展開を制して3位に入りました。
女子の土田選手と仲嶺選手も、1時間41分20秒という同じ表示タイムでフィニッシュ。わずかな差が順位を分ける接戦でした。
【速報値と公式確定記録の違い】3月13日に正式結果が確定した理由
東京マラソン2026の結果を調べるうえで、押さえておきたいのが速報値と公式確定記録の違いです。
大会当日の3月1日に発表された順位やタイムは速報情報でした。その後、東京マラソン財団は3月13日に、速報値として公開していた記録が公式に認定され、確定したと発表しています。
つまり、2026年大会については、3月1日のレース速報と3月13日以降の公式確定記録を区別する必要があります。
速報値と公式確定記録の違い
| 比較項目 | 速報値 | 公式確定記録 |
|---|---|---|
| 発表時期 | 大会当日 | 3月13日 |
| 主な用途 | レース展開の把握 | 正式な順位・記録の確認 |
| 記録の扱い | 参考段階 | 公式認定済み |
| 確認先 | 大会速報・速報リーダーボード | 大会公式記録検索 |
速報値は、レースの進行状況や計測地点の通過状況を早く伝えるための情報です。
一方、公式確定記録は大会側の認定を経た正式な結果です。順位や記録を正式な資料として利用する場合には、確定後の情報を基準にする必要があります。
ネットタイムとグロスタイムは何が違う?
マラソンの記録には、ネットタイムとグロスタイムという2つの表示があります。
| 記録の種類 | 計測開始 | 特徴 |
|---|---|---|
| グロスタイム | スタートの号砲 | 大会のスタートからフィニッシュまで |
| ネットタイム | スタートライン通過時 | ランナー自身がスタートラインを越えてからの実走時間 |
グロスタイムは号砲から計測するため、スタート位置によっては実際に走り始めるまでの待ち時間も含まれます。
ネットタイムは、計測マットを通過してからゴールするまでの時間です。
例えば、号砲からスタートライン通過までに2分かかった場合、ネットタイムはグロスタイムより約2分短くなります。
ただし、順位決定に使用する記録は大会の競技規則によります。個人の走行時間を確認する場合と、公式順位を確認する場合は、同じ基準で比較することが大切です。
5kmごとの通過タイム・スプリットはどこで確認できる?
レースの途中経過を詳しく調べたい人には、5kmごとの通過タイムやスプリットタイムが役立ちます。
2026年大会のレース速報では、例えば女子のコスゲイ選手が5kmを16分14秒で通過。男子では序盤の先頭を走った橋本龍一選手が5kmを14分34秒で通過しました。
また、女子の先頭集団は25kmを1時間20分00秒で通過。コスゲイ選手は35kmを1時間51分40秒、40kmを2時間07分28秒で通過しています。
これらはレース展開を把握するための途中経過であり、各選手の最終的な個人記録とは区別して見る必要があります。
RUNNETの大会結果・記録検索を活用する
個人の記録を詳しく調べたい場合は、RUNNETの大会結果サービスも確認先になります。
RUNNETの大会結果サービスでは、対応する大会の個人記録ページで次の情報を確認できます。
- グロスタイム
- ネットタイム
- 総合順位・種目別順位
- 5kmなどの計測地点ごとのスプリットタイム
- ラップタイム
- 平均ペース
ただし、スプリットやネットタイムは計測が実施された大会・計測地点に限って表示されます。また、RUNNETのヘルプによると、会員登録が必要な個人向け記録ページもあります。
速報を見てレース展開を追いたい人にはリーダーボード、完走した本人の詳細な記録を振り返りたい人には個人記録ページが便利です。
【MGCシリーズ最終戦と日本人順位】大迫傑は男子年間ランキング2位
東京マラソン2026は、競技結果だけでなく、MGCシリーズ2025-26の年間成績にも関係する重要な大会でした。
MGCとは、マラソングランドチャンピオンシップの略称です。ロサンゼルス2028オリンピックのマラソン日本代表選考につながる大会として位置付けられています。
ただし、東京マラソン2026がMGCシリーズの最終戦だったのは男子です。
日本陸上競技連盟の大会資料では、男子の最終G1大会は3月1日の東京マラソン2026、女子の最終G1大会は3月8日の名古屋ウィメンズマラソン2026と定められていました。
この違いは、東京マラソンの女子総合順位とMGCシリーズの女子年間順位を混同しないためにも重要です。
東京マラソンで獲得した男子MGC出場権
東京マラソン2026では男子のMGC出場権獲得も大きな注目ポイントでした。
主な獲得条件は次の2つです。
- 男子2時間06分30秒以内でフィニッシュすること。
- 男子2時間09分00秒以内かつ日本人6位以内でフィニッシュすること。
大迫選手はすでに出場権を獲得していたため、今回新たに切符を手にしたのは次の5選手です。
| 選手名 | 東京マラソン順位 | 記録 |
|---|---|---|
| 鈴木健吾 | 13位 | 2:06:09 |
| 市山翼 | 15位 | 2:06:58 |
| 近藤亮太 | 17位 | 2:07:06 |
| 工藤慎作 | 20位 | 2:07:34 |
| 藤村共広 | 26位 | 2:08:49 |
MGCシリーズ2025-26の年間ランキング
ここで注目したいのは、東京マラソンの順位とMGCシリーズの年間順位は別の指標だという点です。
MGCシリーズでは、対象大会の順位と記録をポイント化し、規定に基づいて年間ランキングを決定します。
2026年3月13日、日本陸上競技連盟は対象大会の終了を受けてポイントランキングを確定しました。
男子は吉田祐也選手、女子は佐藤早也伽選手が年間チャンピオンに輝いています。
男子上位
1. 吉田祐也:2,682ポイント
2. 大迫傑:2,643ポイント
3. 市山翼:2,620ポイント
女子上位
1. 佐藤早也伽:2,537ポイント
2. 細田あい:2,484ポイント
3. 上杉真穂:2,473ポイント
興味深いのは、大迫選手が東京マラソンで日本人トップを獲得しただけでなく、年間ポイントランキングでも男子2位に入ったことです。
また、女子の細田選手も東京マラソンで日本人トップとなったうえ、年間ランキングでも2位を獲得しています。
東京マラソン単独の順位だけでは見えない、年間を通じた安定した競技力が反映された結果です。
【東京マラソン2027の日程】20回記念大会は3月7日開催
次回の東京マラソン2027は、2027年3月7日(日)に開催されます。
大会公式サイトによると、2027年大会は東京マラソンの20回記念大会です。
主な大会情報は次のとおりです。
東京マラソン2027
2027年3月7日(日)
大会回数
第20回記念大会
スタート
東京都庁
フィニッシュ
東京駅前・行幸通り
主な種目
マラソン・車いすマラソン
MGCシリーズ
2026-27・G1
コースは東京都庁をスタートし、水道橋、上野広小路、神田、日本橋、浅草雷門、両国、門前仲町、銀座、田町、日比谷を経由して東京駅前・行幸通りにフィニッシュするルートです。
また、2027年大会はMGCシリーズ2026-27のG1大会としても位置付けられています。北京2027世界陸上競技選手権大会やロサンゼルス2028オリンピックの日本代表選考にも関係する大会です。
2026年大会の結果を受け、次回大会では男子・女子のエリート選手だけでなく、車いすマラソンの世界トップ選手にも注目が集まりそうです。
【プロの結論】東京マラソン速報は順位・記録・大会区分を分けて見る
東京マラソン2026の結果から読み取れる要点は3つあります。
第一に、男子ではタデセ・タケレ選手の連覇、女子ではブリジッド・コスゲイ選手の大会新記録という、世界トップレベルの競争が繰り広げられたことです。
第二に、日本人選手では大迫傑選手が男子12位、細田あい選手が女子10位で、それぞれ日本人トップとなりました。さらに男子では鈴木健吾選手や工藤慎作選手ら5人が新たにMGC出場権を獲得しています。
第三に、車いすマラソンでもフグ選手とデブルナー選手が優勝し、世界最高水準の競技力を示しました。
速報を確認するときに間違えやすい要点は、次のように整理できます。
- レースの勝者を知りたい人: 男女別の総合順位と公式タイムを確認する。
- 日本人選手の活躍を知りたい人: 総合順位だけでなく日本人順位も確認する。
- 完走記録を調べたい人: ネットタイムとグロスタイムを区別する。
- MGCへの影響を知りたい人: 東京マラソンの順位と年間ポイントランキングを分けて確認する。
- 正式な記録を利用したい人: 大会当日の速報ではなく、3月13日以降の確定記録を参照する。
マラソンは42.195kmを走る競技であり、フィニッシュタイムだけでは選手のレース展開や年間を通じた成績までは把握できません。途中のスプリット、順位変動、MGCポイントを合わせて見ることで、結果の意味がより明確になります。
【東京マラソン速報2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京マラソン2026の男子優勝者とタイムは?
タデセ・タケレ選手(エチオピア)です。公式記録は2時間03分37秒で、2025年に続く大会連覇を達成しました。
Q2:東京マラソン2026の女子優勝者は誰ですか?
ブリジッド・コスゲイ選手(ケニア)です。2時間14分29秒で大会新記録を樹立しました。
Q3:大迫傑選手は何位でしたか?
総合12位です。記録は2時間05分59秒で、日本人トップとなりました。
Q4:車いすマラソンの優勝者は誰ですか?
男子はマルセル・フグ選手が1時間21分09秒、女子はカテリーヌ・デブルナー選手が1時間37分15秒で優勝しました。
Q5:東京マラソン2026の記録はいつ確定しましたか?
2026年3月13日です。東京マラソン財団が、速報値として公開していた記録の公式認定・確定を発表しました。
Q6:5kmごとのスプリットタイムはどこで確認できますか?
大会の公式記録検索や、対応するRUNNETの大会結果・個人記録ページで確認できます。計測地点ごとのスプリットやラップタイムは、計測が実施された場合に表示されます。
Q7:東京マラソン2027はいつ開催されますか?
2027年3月7日(日)です。20回記念大会として開催されます。
まとめ:東京マラソン2026の確定結果と2027年大会への注目点
東京マラソン2026は、男子タデセ・タケレ選手の連覇、女子ブリジッド・コスゲイ選手の大会新記録、そして車いすマラソンでのマルセル・フグ選手とカテリーヌ・デブルナー選手の優勝という、見どころの多い大会となりました。
日本人選手では大迫傑選手が男子12位、細田あい選手が女子10位でトップ。男子5人が新たにMGC出場権を獲得したことも大きな成果です。
大会当日の速報値は3月13日に公式確定し、正式な順位と記録が認定されました。
次回の東京マラソン2027は、2027年3月7日(日)の20回記念大会です。MGCシリーズ2026-27のG1大会としても開催されるため、世界のトップランナーと日本人選手の競争に引き続き注目が集まります。