決勝戦は、サウジアラビアのジッダにあるPrince Abdullah Al Faisal Sports City Stadiumで開催された。JFAの公式日程では、2026年1月24日18時(現地時間)キックオフと記録されている。
日本では日付が変わる時間帯の試合だったため、1月25日付のニュースとして報じられた。したがって、「1月25日の決勝」という検索表記と、現地公式記録の1月24日は、時差と報道掲載日の違いによるものだ。
JFAの試合結果とAFCの大会報告は、日本の4-0での勝利を記録している。日本は大会史上初の連覇を達成し、通算優勝回数を3回に伸ばした。
【U-23中国代表スタメン】李昊・王鈺棟・向余望ら11人

中国代表は、GK李昊を最後尾に置き、守備の安定と前線の突破力を組み合わせたメンバーで決勝に臨んだ。先発には、GK李昊、攻撃の中心を担う王鈺棟と向余望、中盤の徐彬、李鎮全らが名を連ねた。
試合前に発表された先発メンバーは以下の11人。背番号は公式発表前の先発リストに基づく。
中国代表先発メンバー
| 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|
| 16 | 李昊 | GK |
| 2 | 胡荷韬 | DF |
| 4 | 吾米提江 | DF |
| 5 | 刘浩帆 | DF |
| 15 | 彭啸 | DF |
| 23 | 杨希 | DF |
| 6 | 徐彬 | MF |
| 8 | 木塔力甫 | MF |
| 20 | 李镇全 | MF |
| 7 | 向余望 | FW |
| 10 | 王钰栋 | FW |
特に注目されたのが、背番号16の李昊と背番号10の王鈺棟だ。
李昊は決勝までの中国の堅守を支えたゴールキーパー。日本の序盤のシュートにも反応し、試合開始直後にはンワディケの近距離シュートをセーブした。
一方、王鈺棟は中国の攻撃を担う選手として先発。向余望とともに前線で日本の守備陣に挑んだ。しかし、日本の高い位置からのプレッシングによって攻撃の組み立てが難しくなり、得点を奪うことはできなかった。
中国サッカー協会の試合報告によれば、中国は決勝前まで5試合連続無失点で勝ち上がっていた。決勝は、その守備力が日本の攻撃力と正面からぶつかった試合だった。
中国代表の控え選手一覧
中国代表の控えには、GK2人を含む12人が登録されていた。
| 背番号 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | 栾毅 |
| 12 | 霍深坪 |
| 3 | 贺一然 |
| 17 | 鲍世蒙 |
| 19 | 张瑷晖 |
| 13 | 王博豪 |
| 14 | 杨皓宇 |
| 18 | 陈泽仕 |
| 21 | 鲍盛鑫 |
| 9 | 拜合拉木 |
| 11 | 蒯纪闻 |
| 22 | 毛伟杰 |
交代では、62分に徐彬、木塔力甫、李鎮全を下げ、陳澤仕、王博豪、鮑盛鑫を投入。78分には向余望に代えて拜合拉木、85分には王鈺棟に代えて蒯紀聞を送り出した。
中盤の選手をまとめて交代させたことからも、2点を追う状況で試合の流れを変えようとしたことがうかがえる。しかし、日本の守備を崩すまでには至らなかった。
【U-23日本代表スタメン】荒木琉偉・大関友翔・小倉幸成ら11人
日本代表は大岩剛監督の下、GK荒木琉偉を最後尾に、梅木怜、永野修都、市原吏音、小泉佳絃らを守備陣に配置。中盤には大関友翔、小倉幸成、佐藤龍之介らを起用した。
この先発メンバーの大きな特徴は、攻守の切り替えと前線からの圧力を実行できる選手がそろっていたことだ。実際に、大関と小倉が前半に得点し、日本は早い時間帯から主導権を握った。
日本代表先発メンバー
| 背番号 | 選手名 | ポジション |
|---|---|---|
| 23 | 荒木琉偉 | GK |
| 2 | 梅木怜 | DF |
| 4 | 永野修都 | DF |
| 5 | 市原吏音 | DF |
| 16 | 小泉佳絃 | DF |
| 6 | 小倉幸成 | MF |
| 8 | 大関友翔 | MF |
| 10 | 佐藤龍之介 | MF |
| 11 | 横山夢樹 | MF |
| 20 | 古谷柊介 | MF |
| 9 | ンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄 | FW |
日本の守備で大きな役割を担ったのが、GK荒木琉偉だ。中国は前半7分、徐彬のパスから向余望がヘディングシュートを狙ったが、荒木が対応。後半にも中国の攻撃を止め、最後まで無失点を守った。
また、佐藤龍之介は得点だけでなく、中盤での攻撃の組み立てにも関与した。大会を通じた活躍が評価され、AFCから大会MVPに選出されている。
大関友翔は先制点、小倉幸成は2得点を記録。先発した複数の中盤選手が実際に得点へ直結する働きを見せたことが、この試合の日本の強さを象徴している。
日本代表の控え選手一覧
日本代表の控え選手は12人。GK、DF、MF、FWの各ポジションに交代要員をそろえていた。
| 背番号 | 選手名 |
|---|---|
| 1 | 小林将天 |
| 12 | 濱﨑知康 |
| 3 | 土屋櫂大 |
| 15 | 森壮一朗 |
| 21 | 関富貫太 |
| 22 | 岡部タリクカナイ颯斗 |
| 7 | 石渡ネルソン |
| 14 | 川合徳孟 |
| 17 | 嶋本悠大 |
| 13 | 石橋瀬凪 |
| 18 | 久米遥太 |
| 19 | 道脇豊 |
日本は62分に大関から嶋本悠大、78分には小倉から岡部タリクカナイ颯斗、横山から石橋瀬凪、ンワディケから道脇豊へ交代。85分には佐藤に代えて石渡ネルソンを投入した。
リードを広げた後も選手を入れ替え、試合終盤まで運動量を維持したことも見逃せない。控え選手を含めたチーム全体の厚みが表れた交代策だった。
【選手の関係性と注目ポイント】両チームのキーマンを比較
今回の決勝を理解するには、単に得点者だけを見るのではなく、ゴールキーパー、得点に絡んだ中盤の選手、前線の攻撃役を関連付けて見る必要がある。
次の表は、両チームの主要選手と決勝での役割を整理したものだ。
この比較で重要なのは、日本には複数の得点源が存在した点だ。大関、小倉、佐藤と異なる選手がゴールを決め、攻撃の選択肢を広げた。
中国は李昊を中心とする守備で大会を勝ち上がってきたが、決勝では日本の攻撃を90分間抑え切れなかった。特定の選手同士の個人能力の差だけではなく、前線から守備まで連動する日本のチーム力がスコアに表れた試合だった。
【日本対中国決勝結果4-0】得点経過と試合の重要場面
日本の4得点は、前半の2ゴールと後半の2ゴールに分かれる。得点者と時間を一覧にすると、試合の流れが明確になる。
| 時間 | 得点選手 | 内容 | スコア |
|---|---|---|---|
| 前半12分 | 大関友翔 | 右サイドからのクロスを受けてシュート。相手に当たってゴール | 0-1 |
| 前半20分 | 小倉幸成 | 前線でボールを奪い返し、ミドルシュート | 0-2 |
| 後半59分 | 佐藤龍之介 | PKを成功 | 0-3 |
| 後半76分 | 小倉幸成 | ペナルティーエリア外からのシュートが相手に当たってゴール | 0-4 |
公式記録上の得点時間は12分、20分、59分、76分。日本は前半だけで2点をリードし、後半にも追加点を重ねた。
前半12分:大関友翔が先制点
試合序盤から日本は積極的に攻撃を仕掛けた。右サイドの古谷柊介が低いクロスを入れると、ペナルティーエリア内で受けた大関友翔が反転して右足でシュート。ボールは中国の彭啸に当たってコースが変わり、そのままゴールへ入った。
この得点は、日本が中国の堅守を崩す突破口となった。中国にとっては大会を通じて築いてきた無失点記録が途切れる失点でもあった。
前半20分:小倉幸成が追加点
続く20分、日本は前線からのプレッシングで中国の後方のミスを誘った。ボールを奪い返した小倉幸成が前へ運び、ペナルティーエリア手前から右足でミドルシュート。ゴール左下へ決め、2-0とした。
このゴールは、日本の守備から攻撃への切り替えの速さを象徴する場面だった。中国が後方からボールをつなごうとする局面で、日本は相手に自由な時間を与えなかった。
後半59分:佐藤龍之介がPKを成功
後半は日本が引き続き試合をコントロール。古谷柊介のクロスが中国選手の手に当たり、ペナルティーキックが与えられた。VARによる確認を経て判定が維持され、佐藤龍之介がキッカーを担当した。
佐藤はGK李昊の逆を突くシュートを決め、3-0。中国にとっては、反撃のために必要だった点差をさらに広げられる結果となった。
後半76分:小倉幸成が2点目
76分には小倉が再び得点。日本の左サイドから攻撃が展開され、横山夢樹のクロスをきっかけにゴール前が混乱。相手のクリアボールを拾った小倉がペナルティーエリア外から右足でシュートを放った。
ボールは中国の杨希に当たって軌道が変わり、ゴールへ吸い込まれた。小倉はこの日2点目を記録し、日本の4-0勝利を決定づけた。
なお、中国は後半に杨希がゴールネットを揺らした場面があったものの、オフサイドの判定で得点は認められなかった。
【4-0の勝因を分析】日本のプレッシングと中国の堅守の明暗
この決勝を単純に「日本の攻撃力が中国の守備力を上回った」と整理するだけでは、試合の本質は見えてこない。大きな分岐点は、日本が中国の守備組織をどのように崩したかにある。
1.日本は前線からボールを奪い、攻撃につなげた
前半20分の小倉のゴールは、その象徴的な場面だった。
中国は決勝まで5試合無失点で進出しており、守備を軸に試合を組み立てる力を持っていた。しかし、日本は後方からのパス交換を自由にさせず、ボールを奪った直後にシュートまで持ち込んだ。
守備側が陣形を整える前に攻撃へ移行することで、中国の強みだった組織的な守備を機能しにくくしたのである。
2.大関と小倉が異なる形で得点した
大関の先制点はサイドからのクロスを受けたシュート、小倉の1点目は前線でのボール奪取から生まれたミドルシュートだった。
同じ攻撃パターンを繰り返すのではなく、サイド攻撃と中央でのプレッシングを使い分けたことが、中国の守備にとって大きな負担になった。
さらに後半には佐藤のPK、小倉のミドルシュートと、異なる局面から得点を重ねた。攻撃の多様性が4得点という結果につながった。
3.荒木琉偉が中国の反撃を止めた
4-0というスコアを支えたもう一つの要素は、日本の守備とGK荒木琉偉の働きだ。
中国は序盤にも向余望のヘディングなどでチャンスを作った。後半にも日本のゴール前へボールを送り込んだが、荒木のセーブや守備陣の対応に阻まれた。
AFCは大会終了後、荒木を大会最優秀ゴールキーパーに選出した。決勝までに3試合のクリーンシートを記録し、最後の中国戦でも無失点を達成したことが評価されている。
4.中国も大会全体では歴史的な成果を残した
中国は決勝で敗れたものの、準優勝はU-23アジアカップにおける同国の過去最高成績だった。
中国サッカー協会の公式報告では、決勝までの5試合を無失点で勝ち上がったことが紹介されている。グループステージを突破し、準々決勝ではウズベキスタンとのPK戦を制し、準決勝ではベトナムを3-0で下した。
優勝には届かなかったが、決勝進出そのものが中国の若手世代にとって大きな成果だった。日本の優勝だけでなく、中国が守備力を武器に大会を勝ち上がった経緯も、この試合を評価するうえで欠かせない。
【よくある質問】U-23中国代表対U-23日本代表のスタメンに関するFAQ
Q1:U-23中国代表対U-23日本代表の決勝は何対何でしたか?
A1:日本が中国に4-0で勝利しました。前半は2-0、後半も2-0で、日本が完封勝利を収めています。
Q2:日本代表の得点者は誰ですか?
A2:大関友翔、小倉幸成、佐藤龍之介、小倉幸成の順です。小倉は2得点を記録しました。
Q3:中国代表のGKは誰でしたか?
A3:中国代表の先発GKは背番号16の李昊です。日本代表の先発GKは背番号23の荒木琉偉でした。
Q4:日本代表の先発メンバーに佐藤龍之介と大関友翔はいましたか?
A4:はい。佐藤龍之介は背番号10、大関友翔は背番号8で先発しました。2人とも得点に関与し、佐藤はPKを成功させています。
Q5:小倉幸成は何点決めましたか?
A5:2点です。前半20分に追加点を挙げ、後半76分にもミドルシュートでゴールを決めました。
Q6:王鈺棟と向余望は先発しましたか?
A6:はい。王鈺棟は背番号10、向余望は背番号7で中国代表の先発メンバーに入りました。王鈺棟は85分、向余望は78分に交代しています。
Q7:決勝の開催日は1月24日と1月25日のどちらですか?
A7:JFAの公式日程では、現地時間の2026年1月24日です。日本では深夜帯の試合だったため、1月25日付の報道も多く掲載されました。
Q8:日本は2026年のU-23アジアカップで優勝しましたか?
A8:はい。中国を4-0で下して優勝しました。大会史上初の2連覇であり、通算3度目の優勝です。
まとめ:U-23中国代表対U-23日本代表は日本が4-0で完勝
2026年のAFC U23アジアカップ決勝は、日本が中国に4-0で勝利した。先発メンバーには荒木琉偉、大関友翔、小倉幸成、佐藤龍之介らが名を連ね、それぞれが攻守で重要な役割を果たした。
特に小倉幸成の2得点、大関友翔の先制点、佐藤龍之介のPKは、日本の攻撃力を示す結果となった。GK荒木琉偉も無失点に貢献し、大会最優秀ゴールキーパーに選出されている。
一方、中国代表は李昊、王鈺棟、向余望らを先発に起用。大会を通じて堅守を発揮し、同国史上最高となる準優勝を達成した。
この試合を振り返る際に押さえておきたい要点は、単なる4-0という数字ではない。日本の前線からのプレッシング、複数の選手による得点、中国の守備組織への対応、そして荒木の無失点という4つの要素が重なった結果である。
2026年の両国の若手世代を比較するうえでも、今回の決勝は重要な一戦となった。スタメンだけでなく、控え選手や交代のタイミング、個々の選手の働きまで確認することで、試合の全体像がより明確になる。
主な参照資料:日本サッカー協会(JFA)公式試合記録、アジアサッカー連盟(AFC)大会報告、中国サッカー協会公式試合報告、日刊スポーツ、北京日報掲載の『足球報』による試合前メンバー発表。