金麦CMを見たとき、出演者と同じくらい耳に残るのが、軽快で親しみやすい音楽です。
2026年の新CMで使用されている楽曲は、「BITTERSWEET SAMBA(ビタースウィート・サンバ)」のアレンジ版です。
サントリー公式チャンネルのCM動画説明欄にも、使用楽曲として「BITTERSWEET SAMBA(アレンジ)」と記載されています。
BITTERSWEET SAMBAとは?
BITTERSWEET SAMBA
金麦CMで使用される楽曲
軽快なリズムと印象的なメロディーが特徴のインストゥルメンタル曲です。日本ではラジオ番組『オールナイトニッポン』のテーマ曲としても広く知られています。
金麦のCMでは、この楽曲を広告の雰囲気に合わせてアレンジして使用しています。
2020年の石原さとみさん出演CMについても、サントリーは従来から親しまれてきたCMソングを新たにアレンジしたと発表していました。
さらに2022年の柳楽優弥さん・黒木華さん出演CMでも「Bittersweet Samba」が楽曲として明記されています。
つまり、2026年の新CMで突然採用された音楽ではありません。金麦のCMを長く彩ってきた、ブランドを象徴するサウンドの一つです。
2026年のCMで音楽が果たす役割
今回のCMは、交差点、駅前、商店街、バス停、大通りなど、街のさまざまな場所が舞台です。
出演者も年齢や雰囲気が異なる5人ですが、同じ楽曲を使うことで、個別の映像に共通したブランドイメージが生まれています。
これは広告表現としても効果的です。
出演者が変わっても音楽が変わらなければ、視聴者は同じブランドのCMだと認識しやすくなります。
出演者の多様化と楽曲の継続。この組み合わせが、2026年の金麦CMの特徴です。
【2026年10月6日】金麦のビール化でCMはどう変わった?

2026年の金麦CMを理解するうえで欠かせないのが、商品のビール化です。
サントリーは2026年7月16日、金麦と金麦〈糖質75%オフ〉をビールとして発売することを正式発表しました。
発売日は2026年10月6日。加えて、新商品となる金麦〈豊潤〉は10月13日に発売されました。
なぜ金麦はビールになったのか?
大きな背景にあるのが、2026年10月1日に施行された酒税改正です。
これまでビール、新ジャンル、発泡酒などには異なる酒税率が設定されていましたが、2026年10月にはビール系飲料の税率が一本化されました。
350ml換算の税額は54.25円に統一されています。
これにより、従来は新ジャンル(発泡酒②)として販売されていた金麦を、ビール製法に切り替える戦略が現実的になりました。
サントリーが目指すのは、手ごろな価格で日常的に楽しめる「デイリービール」という市場です。
単なる商品分類の変更ではなく、毎日の食卓に合うビールとして、金麦のブランド価値を再構築する取り組みでもあります。
2026年10月発売の金麦3商品を比較
| 商品 | 発売日 | アルコール度数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 金麦 | 10月6日 | 5.5% | 麦のうまみと澄んだ後味 |
| 金麦〈糖質75%オフ〉 | 10月6日 | 4% | 糖質を抑えながら麦のうまみを追求 |
| 金麦〈豊潤〉 | 10月13日 | 6% | 麦のコクと飲みごたえを重視 |
3商品の違いは、単なるアルコール度数だけではありません。
金麦と糖質75%オフは、従来の味わいの骨格を生かしながら麦芽比率を高め、麦のうまみと飲みごたえを強化しています。
一方、金麦〈豊潤〉は、ダイヤモンド麦芽の一部使用、ダブルデコクション製法、銅炊き仕込を採用したラガービールです。
麦の豊かな味わいとすっきりした後味を両立させることを狙っています。
ビール化しても価格は大きく変わらない?
気になるのが価格です。
サントリーのお客様センターによると、ビール化後の出荷価格については、2026年10月の酒税改正による増税分のみを反映し、従来の新ジャンルの価格帯を維持する考えです。
ただし、希望小売価格は設定されておらず、実際の店頭価格は販売店によって異なります。
つまり、ビールになったからといって、店頭価格が一律に大幅上昇するというわけではありません。
こうした背景を考えると、2026年のCMに5人の出演者を起用した理由も見えてきます。
長年のファンには檀れいさんの復帰でブランドの歴史を思い出してもらい、竹野内豊さんや黒木華さんには従来の金麦らしさを担ってもらう。そして仲野太賀さんと竹内涼真さんを通じて、商品ラインの新しい魅力を伝える。
商品の大転換を、出演者の世代や個性の広がりと重ねて伝える広告戦略です。
【異色コラボ】サザエさんの波平・マスオも金麦CMに登場!
2026年の金麦広告で、もう一つ見逃せないのがテレビアニメ『サザエさん』とのコラボレーションです。
サントリーは2026年10月11日、オリジナルWEB-CM「いつもの晩酌、いつもの幸せ」篇を公開しました。
実は、『サザエさん』が放送57年の歴史でお酒ブランドとコラボレーション動画を制作するのは今回が初めてです。
波平とマスオが金麦で晩酌するストーリー
今回の主役は、磯野波平さんとフグ田マスオさん。
仕事を終えた2人が一緒に帰宅し、おつまみを用意して金麦で晩酌を始めます。
最初は2人だけの時間を楽しんでいるものの、次第に家族が恋しくなってしまうという内容です。
作品の雰囲気を壊さないように、過去のアニメに登場した波平とマスオが考えた「酒のつまみ打線」をもとに、おつまみを再現する工夫も盛り込まれています。
単なる商品紹介ではなく、『サザエさん』らしい家庭の温かさを残したコラボレーションです。
WEB-CMの公開情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CMタイトル | いつもの晩酌、いつもの幸せ篇 |
| 公開日 | 2026年10月11日 |
| 公開時刻 | 18時30分 |
| 出演キャラクター | 磯野波平・フグ田マスオ |
| 配信先 | YouTube・TVer・Xなど |
| 特別展開 | 都内屋外ビジョン、首都圏の電車内サイネージ |
公開時刻は、日曜18時30分からのテレビアニメ『サザエさん』の放送に合わせたものです。
さらに同日19時から23時までの4時間限定で、都内某所の大型屋外ビジョンにも登場しました。首都圏の電車内サイネージでも同日19時から終電まで展開されています。
なぜサザエさんとのコラボなのか?
今回の企画には、両ブランドに共通する価値観があります。
それは、日々の暮らしの中にある小さな幸せです。
金麦は発売当初から、家庭の食卓や仕事終わりの時間を大切にする広告を展開してきました。
一方、『サザエさん』も家族の日常や食卓を中心にした物語です。
波平とマスオという、作品内でも晩酌を楽しむキャラクターを起用することで、金麦が伝えたい「いつもの晩酌」の意味を自然に表現しています。
2026年の金麦CMは、俳優5人の実写広告だけでなく、国民的アニメとのコラボレーションによっても、幅広い世代へブランドの新しい姿を伝えています。
【よくある質問】金麦CMに関するFAQ
Q1:2026年の金麦CMに出演している女優・俳優は誰ですか?
A1:檀れいさん、竹野内豊さん、黒木華さん、仲野太賀さん、竹内涼真さんの5人です。檀さんはアンバサダー、竹野内さんと黒木さんは金麦、仲野さんは金麦〈糖質75%オフ〉、竹内さんは金麦〈豊潤〉のメッセンジャーを務めています。
Q2:金麦CMの曲はBITTERSWEET SAMBAですか?
A2:はい。2026年の新CMでは「BITTERSWEET SAMBA(アレンジ)」が使用されています。サントリー公式チャンネルの動画説明欄にも楽曲名が掲載されています。
Q3:檀れいが金麦CMに復帰したのはいつですか?
A3:2026年9月30日です。金麦初代メッセンジャーだった檀れいさんが、6年ぶりに「交差点で」篇に出演し、ブランドアンバサダーに就任しました。
Q4:金麦がビールになったのはいつですか?
A4:金麦と金麦〈糖質75%オフ〉は2026年10月6日、金麦〈豊潤〉は10月13日に全国発売されました。従来の新ジャンルからビールへと製法・酒税区分が変更されています。
【プロの結論】2026年の金麦CMはブランドの歴史と新しい挑戦をつなぐ広告
2026年の金麦CMは、単なる出演者の入れ替えや新商品の宣伝にとどまりません。
注目すべきなのは、ブランドの過去・現在・未来を5人の出演者で表現していることです。
- 檀れいさん:2007年から続く金麦の原点とブランドの記憶
- 竹野内豊さん:日常に寄り添う従来の金麦らしさ
- 黒木華さん:自然体で楽しむ現代の家時間
- 仲野太賀さん:糖質75%オフという商品特性
- 竹内涼真さん:新しいラガービールへの期待
加えて、BITTERSWEET SAMBAというおなじみの音楽を継続することで、ブランドの連続性も保っています。
CMを見る際に覚えておきたいのは、出演者全員が同じ商品を担当しているわけではないという点です。通常の金麦、糖質75%オフ、豊潤では、それぞれ役割が異なります。
また、檀れいさんの復帰は単なる懐かしさの演出ではなく、ビール化という大きな転換点に初代メッセンジャーを再登場させる意味のある起用です。
2026年10月6日のビール化を経て、金麦は新しい商品カテゴリーへ踏み出しました。
これからCMを見るときは、出演者の表情だけでなく、背景にある街の風景、音楽、商品ごとのメッセージにも注目してみてください。
長く親しまれてきた金麦が、どのように新しい日常のビールとして定着していくのか。2026年のCMシリーズは、そのブランドの転換を象徴する作品になっています。
主な情報源:サントリー公式ニュースリリース(2026年7月16日・9月30日・10月11日)、サントリー公式CM動画、サントリーお客様センター、財務省酒税資料、テレビ朝日ニュース。