大谷の投手復帰をめぐる重要な転換点は、2026年9月8日と10月16日の2つの発言にある。
9月8日:「今後は打撃に集中する」
9月8日(米国時間)、大谷はレッズ戦後の取材で、今シーズン中に再び投げる可能性について質問を受けた。
MLB公式報道によると、本人の回答は次のとおりだった。
「おそらく、ない。今後は打撃に集中するつもりです」
この発言は、単に登板を数試合見送るという意味ではなかった。
大谷は左膝の違和感に加え、右上腕二頭筋の問題も抱えていた。投手としての調整を続けることで、打者としての出場まで難しくなる事態を避ける必要があった。
本人も、投球によって試合に出られなくなるという最悪の事態を避けることを重視していたと説明している。
当時のドジャースは、打者としての大谷の復調を優先。投球活動を停止し、打撃に専念させる判断を下した。
10月16日:「2027年は間違いなく投げる」
その約1か月後、大谷は2027年の投手復帰について、より明確な意思を示した。
ドジャースは10月15日(米国時間)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でミルウォーキー・ブルワーズに4対6で敗れ、シリーズ4連敗で敗退した。
この試合では、大谷がポストシーズン初本塁打となる3ランを放ったものの、チームの敗退を止められなかった。
試合後、2027年に再び投手として登板する意思があるか尋ねられた大谷は、通訳のウィル・アイアトン氏を介して次のように答えた。
「はい、もちろんです。来年はより良いシーズンにしたいと思っています」
MLB公式報道では、英語での回答は「Yes, definitely」と伝えられた。
この発言によって、少なくとも本人が二刀流を諦めていないことは明確になった。
ただし、大谷は同時に、今季の投手としての終わり方には満足していないとも語っている。治療やトレーニング方法を見直し、来季に向けて改善したいという考えだ。
【2027年投手復帰】開幕から二刀流に戻れる?球団の最新方針

2027年の復帰を考えるうえで、特に重要なのが10月21日に行われたドジャースのシーズン終了後会見だ。
球団の編成本部長アンドリュー・フリードマンは、大谷の左膝と右上腕二頭筋の状態について説明した。
手術は必要なし、球団は2027年の登板を期待
フリードマンによれば、大谷は医師の診察を受けた結果、今オフに左膝や右上腕二頭筋の手術を受ける必要はないという。
球団は2027年シーズンの開幕時点で、大谷が健康な状態に戻っていることを期待している。
これは復帰に向けた前向きな材料だ。
ただし、手術が不要という判断と、すぐに投球できる状態になることは同じではない。実際の登板再開には、投球練習、ブルペンでの調整、実戦形式の練習などを段階的に進める必要がある。
また、球団が目指しているのは単に大谷を開幕ローテーションに入れることではない。レギュラーシーズンを通じて打撃と投球の両方で貢献し、ポストシーズンでも力を発揮できる状態をつくることだ。
開幕から先発するとは限らない
2027年の起用について、フリードマンは重要な選択肢にも触れている。
それは、仮に大谷が開幕時点で投げられる状態に回復していても、必ずしも開幕から先発ローテーションに入れる必要はないという考え方だ。
想定される起用方法としては、次のような方向性が考えられる。
| 起用の考え方 | 内容 | 現時点の状況 |
|---|---|---|
| 開幕から二刀流 | 打者と先発投手を並行 | 未確定 |
| 開幕時は打者専念 | 投手としての調整期間を確保 | 選択肢として検討 |
| 段階的な投手復帰 | 投球状態を確認して登板を再開 | 今後の調整次第 |
| ポストシーズン重視 | 10月に万全の状態を合わせる | 球団が重視 |
特に注目したいのは、2027年の起用を考える際に、レギュラーシーズンだけでなく10月のポストシーズンまで視野に入れていることだ。
2026年は投球再開を目指した調整と打撃の状態が重なり、シーズン後半にコンディションを落とした。
同じ問題を繰り返さないためにも、2027年は登板間隔や投球数、打者としての出場負担を含めた管理が重要になる。
フリードマンも、大谷の二刀流は前例のない取り組みであり、球団としても最適な運用方法を一緒に考える必要があると説明している。
【MLBの予告先発】大谷の次回登板情報はいつ発表される?
日本のプロ野球に慣れているファンにとって、気になるのがMLBの予告先発の発表タイミングだ。
NPBでは試合前日の予告先発発表が定着しているが、MLBでは各球団の発表やローテーションの調整に左右される。
一般的には、球団がシリーズ単位で先発投手を公表することが多い。予定先発が事前に掲載されていても、コンディションや休養日、試合日程によって変更される場合がある。
特にオープナーを採用する試合では、前日や当日に起用方法が明らかになることもある。
大谷の登板情報を確認するときの3つのポイント
1. MLB公式の予告先発情報
MLB公式のProbable Pitchersでは、各試合の予定先発投手を確認できる。ただし、掲載された段階では確定情報とは限らない。
2. ドジャースの公式発表
大谷の投手復帰が近づけば、球団の公式発表や監督の会見が重要になる。投球練習の再開、ブルペン投球、実戦登板の順に情報を追うと、復帰までの進捗を把握しやすい。
3. 本人と監督のコメント
大谷の場合、投手としての調整状況だけでなく、打者としての出場負担も考慮する必要がある。本人の発言とデーブ・ロバーツ監督の説明を照らし合わせることが大切だ。
なお、2026年11月3日現在、大谷の次回登板を示す確定的な予告先発情報はない。
2027年の復帰方針が明確になっても、具体的な登板日が発表されるまでは、開幕戦や春季キャンプでの登板を確定事項として扱わないことが重要だ。
【よくある質問】大谷翔平の次回登板に関するFAQ
Q1:大谷翔平の次回登板はいつですか?
A:2026年11月3日現在、具体的な日付は発表されていない。2026年最後の登板は7月3日のパドレス戦で、次の目標は2027年の投手復帰となっている。
Q2:大谷翔平は2027年に投手復帰しますか?
A:本人は10月16日に2027年も投げる意思を明言している。ドジャースのフリードマン編成本部長も復帰を期待している。ただし、開幕から先発するかどうかは未定だ。
Q3:大谷翔平が登板を回避した理由は何ですか?
A:主な理由は左膝の炎症と右上腕二頭筋の不調だ。左膝の問題は6月から続いており、投球フォームにも影響した可能性がある。右腕の不調も重なったため、球団は投手としての活動を停止した。
Q4:大谷翔平の2026年の投手成績は?
A:14先発で8勝2敗、防御率1.79、85回2/3を投げて95奪三振を記録した。登板数は限られたが、非常に優秀な成績だった。
Q5:大谷翔平は手術を受ける予定ですか?
A:10月21日の球団発表では、左膝と右上腕二頭筋の問題について、今オフに手術を受ける必要はないと説明されている。休養と治療、トレーニング方法の見直しが復帰に向けた課題となる。
Q6:ドジャースの2026年シーズンはいつ終了しましたか?
A:米国時間10月15日のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦でブルワーズに4対6で敗れ、シリーズ4連敗で終了した。日本時間では10月16日となる。
まとめ:大谷翔平の次回登板は2027年、復帰日よりも状態に注目
2026年11月3日現在、大谷翔平の次回登板日は未定だ。
2026年の最終登板は7月3日のパドレス戦。左膝の炎症と右上腕二頭筋の不調が重なり、シーズン後半は投手としてマウンドに立つことができなかった。
しかし、投手としての能力が失われたわけではない。14先発で8勝2敗、防御率1.79、95奪三振という成績は、2026年の大谷が投手としても高い水準にあったことを示している。
今後の注目点は3つだ。
1. 身体の回復: 左膝と右上腕二頭筋の状態が安定するか。
2. 投球再開の時期: ブルペン投球や実戦形式の調整がいつ始まるか。
3. 2027年の起用方法: 開幕から二刀流に戻るのか、段階的に投手復帰するのか。
特に重要なのは、開幕戦に間に合わせることだけを復帰の成功基準にしないことだ。
ドジャースが目指しているのは、大谷が打者としても投手としてもシーズンを通して貢献し、ポストシーズンまで健康な状態を維持することにある。
10月16日に本人が示した「2027年は間違いなく投げる」という意思と、10月21日に球団が示した復帰への期待。この2つが、次の二刀流シーズンに向けた最も重要な材料となっている。
大谷翔平の次回登板を知るうえでは、具体的な日付の発表だけでなく、投球練習の再開と球団の起用方針の変化を追うことが重要だ。