ファン投票の順位を競走能力やレース結果と同一視するのは早計だ。2026年の第67回宝塚記念は、その違いがはっきり表れたレースとなった。
6月14日に阪神競馬場で開催された本番では、ファン投票2位のメイショウタバルが優勝。武豊騎手とのコンビで宝塚記念連覇を達成した。
一方、ファン投票1位のクロワデュノールは2着。メイショウタバルとの着差はクビだった。3着にはファン投票6位のダノンデサイルが入った。
メイショウタバルが連覇できた背景
JRAのレース回顧によると、当日は突然の大雨により阪神競馬場の芝コースが重馬場となった。
メイショウタバルは、重馬場の毎日杯や稍重の神戸新聞杯など、力の必要な馬場で実績を残してきた馬だ。レースでは好位の2番手で折り合い、直線で先頭に立つと、追い込むクロワデュノールをクビ差で振り切った。
ファン投票の人気と、当日の馬場適性や展開が別の要素であることを示す結果だった。
ファン投票ランキングを見るときの3つの判断基準
1. 人気の継続性を見る: 第1回・第2回中間発表から順位を維持している馬は、期間を通じて安定した支持を集めたと判断できる。
2. 得票数の差を見る: 順位だけでなく、隣接する馬との票差を比較すると、支持の集中度が分かる。
3. 出走条件と競走実績を分ける: ファン投票上位でも、登録状況や体調、当日の馬場によって出走や結果は変わる。
ファン投票ランキングは、競走馬の人気やファンの期待を把握するための資料として活用するのが適切だ。レース予想では、最終的な出走馬、近走成績、距離適性、馬場状態なども確認したい。
【プロの結論】2026年の宝塚記念ファン投票から読み取れること

2026年のファン投票で特に注目したいのは、クロワデュノールが36万票を超える支持を獲得したことだけではない。
中間発表から上位3頭が順位を維持したこと、上位5頭に支持が集まったこと、そして出走馬決定ルールが変更されたこと。この3点を合わせて見ることで、今回のファン投票の意味がより明確になる。
JRAが2026年から導入した新ルールは、ファンの支持を出走機会に反映させるための制度変更だ。ただし、優先出走権は投票順位だけで成立するものではなく、最終的な出馬投票などの条件がある。
また、投票総数416万8985票という数字は、競馬ファンの関心の大きさを示す一方、応募人数と混同してはいけない。
ファン投票の順位は人気を示す数字、出走馬決定ルールは出走機会を調整する制度、レース結果は当日の競走によって決まる結果。 この3つを区別して見ることが、宝塚記念をより深く楽しむためのポイントだ。
【宝塚記念ファン投票に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の宝塚記念ファン投票1位はどの馬ですか?
A1:クロワデュノールです。366,039票を獲得し、2位のメイショウタバルを17,341票上回りました。
Q2:宝塚記念ファン投票は1人何頭まで選べますか?
A2:1人につき1回、最大10頭まで選べます。1頭だけの投票も可能です。
Q3:2026年のファン投票の締切はいつでしたか?
A3:2026年5月24日(日)23時59分でした。投票開始は5月7日11時で、最終結果は5月28日に発表されました。
Q4:ファン投票上位10頭は必ず宝塚記念に出走できますか?
A4:無条件ではありません。第2回特別登録(出馬投票)を行った中央馬であり、ファン投票順位が50位以内であることが条件です。その条件を満たす馬のうち、得票数上位10頭に優先出走権が与えられます。
Q5:有効投票数416万8985票は投票した人数ですか?
A5:人数ではありません。各競走馬に投じられた有効票の合計です。JRAの資料には有効件数442,559件も別途記載されています。
Q6:2026年の宝塚記念を優勝した馬はどの馬ですか?
A6:メイショウタバルです。ファン投票では2位でしたが、6月14日の第67回宝塚記念でクロワデュノールをクビ差で退け、連覇を達成しました。
まとめ:2026年の最終順位と新ルールを正しく理解しよう
2026年の宝塚記念ファン投票は、クロワデュノールが366,039票で1位、メイショウタバルが348,698票で2位、マスカレードボールが321,563票で3位となった。
有効投票数は4,168,985票。投票期間は5月7日から5月24日までで、最終結果は5月28日に公表された。
加えて、2026年からは出走馬決定方法が変更され、第2回特別登録(出馬投票)を行った中央馬のうち、ファン投票50位以内の上位10頭が優先出走権の対象となった。
そして本番では、ファン投票2位のメイショウタバルが優勝。人気と実際の競走結果の違いも印象に残る大会となった。
宝塚記念ファン投票を振り返る際は、得票数だけでなく、中間発表からの順位変動、新しい出走条件、実際のレース結果まで確認することが大切だ。2026年の結果は、ファンの支持と競馬の勝負がそれぞれ異なる魅力を持つことを改めて示している。