横浜市立日野中央高等特別支援学校は、神奈川県横浜市港南区にある、知的障害のある生徒を対象とした市立の高等特別支援学校です。大きな特色は、職業教育を中心とした独自のカリキュラム。工業・クリエイティブ科と流通・サービス科の2学科に、紙工課・木工課・オフィスサービス課など合計8つの専門教科が設けられています。
2026年11月1日現在、注目されているのは2027年度入学者募集です。横浜市教育委員会が10月27日に公表した志願状況では、日野中央の募集人数64名程度に対して志願者は75名。入学選抜は12月2日・3日に予定されています。学校生活や専門実習、卒業後の就職支援、二つ橋高等特別支援学校との違いも含め、入学を検討する家庭が知っておきたい情報を整理します。
【学校の基本情報】日野中央高等特別支援学校はどんな学校?

1981年創立、職業教育を重視する横浜市立の学校
横浜市立日野中央高等特別支援学校は、1981年4月に創立されました。所在地は横浜市港南区日野中央二丁目25番3号です。
一般的な高校と異なり、卒業後の社会生活や企業への就労を見据えた教育を重視しています。学校教育の中心にあるのは、専門的な仕事の技術だけではありません。あいさつ、時間管理、コミュニケーション、指示を理解する力、仲間と協力する力など、職場で必要になる基礎的な能力も継続して育てます。
2026年4月1日現在の学校紹介資料によると、生徒数は全学年合計191名、職員数は91名です。1学年67名、2学年64名、3学年60名という構成になっています。
横浜市教育委員会の公式情報では、日野中央は神奈川県内で専門学科を設置する知的障害特別支援学校として紹介されています。専門分野を学びながら、社会で働くための力を身につけられる点が大きな特徴です。
教育の中心にあるのは「くらす・働く・つながる」力
日野中央の教育目標は、自ら学び、人と共に、より良い明日をつくる生徒を育成することです。
この目標を実現するため、職業教育だけでなく、自己理解や自己決定、他者との関係づくりも重視しています。
例えば、専門実習では作業を完成させることだけが評価の対象ではありません。作業の手順を理解する、困ったときに質問する、時間内に仕事を終える、完成品の品質を確認するといった一連の行動が学習になります。
つまり、日野中央の専門教育は、単に職業技術を身につけるための授業ではなく、卒業後の職業生活を想定した実践的なキャリア教育として設計されています。
【学科・8つの専門教科】工業・クリエイティブ科と流通・サービス科の違い
工業・クリエイティブ科はものづくりを中心に学ぶ
工業・クリエイティブ科には、紙工課・革工課・木工課・縫工課の4つの専門教科があります。
紙工課では紙を使った製品づくり、革工課では革製品の製作、木工課では木材を使った製品づくり、縫工課では布製品の製作や縫製技術などを学びます。
それぞれの専門分野では、道具や機械の使い方だけでなく、製品を一定の品質に仕上げるための手順や確認作業も重要になります。
製品の製作や受注作業、地域での販売など、実際の仕事につながる活動が教育に取り入れられている点も特徴です。
流通・サービス科は社会を支える仕事を学ぶ
流通・サービス科には、メンテナンス課・グリーンサービス課・オフィスサービス課・ロジスティクス課があります。
メンテナンス課では清掃や施設管理に関する技術、グリーンサービス課では園芸や植物の管理、オフィスサービス課では印刷・製本や事務関連の作業、ロジスティクス課では物品管理や物流に関係する作業などを学びます。
こちらの学科は、オフィス、物流施設、商業施設、清掃・管理業務など、実際の職場で必要とされるサービス業務との結びつきが強い構成です。
8つの専門教科と学習内容の一覧
2つの専門学科と8つの専門教科の関係を整理すると、次のようになります。
| 専門学科 | 専門教科 | 主な学習・実習内容 | 関連する仕事の例 |
|---|---|---|---|
| 工業・クリエイティブ科 | 紙工課 | 紙製品の製作、加工、受注作業 | 紙製品製造、包装関連 |
| 工業・クリエイティブ科 | 革工課 | 革素材の加工、革製品の製作 | 革製品製造、加工 |
| 工業・クリエイティブ科 | 木工課 | 木材の加工、木工製品の製作 | 木工、製造関連 |
| 工業・クリエイティブ科 | 縫工課 | ミシン、手織り、布製品の製作 | 縫製、繊維製品製造 |
| 流通・サービス科 | メンテナンス課 | 清掃、施設管理、清掃技術 | ビル清掃、施設管理 |
| 流通・サービス科 | グリーンサービス課 | 園芸、植物の栽培・管理 | 農園芸、緑化関連 |
| 流通・サービス科 | オフィスサービス課 | 印刷、製本、資料整理、事務作業 | オフィスサービス、事務補助 |
| 流通・サービス科 | ロジスティクス課 | 物品管理、物流関連の作業 | 倉庫管理、仕分け、物流 |
この8つの専門教科を知ると、日野中央が単に「就職に向けた訓練をする学校」ではなく、幅広い職種を経験しながら本人の適性を見つける教育環境を整えていることが分かります。
2026年には制服のアップサイクルにも挑戦
2026年9月10日、横浜市教育委員会公式note「ヨコエデュ!」では、日野中央の縫工課によるアップサイクルの取り組みが紹介されました。
これは制服製造を手がける株式会社金原と、横浜市立港南台ひの特別支援学校、日野中央の3者が連携するプロジェクトです。
株式会社金原から提供された廃棄予定の制服生地を、港南台ひのの生徒が裁断し、日野中央の縫工課の生徒がトートバッグ、ペットボトルカバー、巾着袋などに加工します。
横浜市教育委員会の紹介記事では、縫工課の生徒が、仕上げアイロンをきれいにかけられたときの喜びについて語っています。
「シワをつくらず、一発できれいにピシッとかけられた時が最高に嬉しいです」
この活動で注目したいのは、製品づくりだけでなく、企業や他校との連携まで学習に組み込まれていることです。素材を受け取り、加工し、完成品として仕上げるまでには、品質への責任や他者との協力が欠かせません。
専門技術と社会性を同時に学ぶという、日野中央の教育方針がよく表れた2026年の事例です。
【学校生活・授業内容】普通教科と専門実習をどう両立する?
職業教育だけでなく一般教科も学ぶ
日野中央では、専門実習だけを行うわけではありません。
国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、家庭、情報などの教科学習も行い、生活や社会参加に必要な知識と技能を身につけます。
加えて、職業基礎、自立活動、総合的な探究の時間、特別活動などを通して、自分の課題を理解し、他者と関わりながら生活する力を育成します。
職業基礎では、社会人として必要なマナーや身だしなみ、働く際の基本的な姿勢などを学習します。企業での現場実習に向けた準備や、実習終了後の振り返りも大切な内容です。
学校行事にも力を入れている
学校生活には、体育祭、こうよう祭、球技大会、修学旅行、卒業遠足などの行事があります。
こうよう祭は、日野中央を代表する学校行事の一つです。舞台発表やバザーなどが行われ、専門教科で製作した商品に触れられる機会にもなっています。
2026年度は第46回こうよう祭が開催され、学校からは9月12日の一般公開について案内が出されました。各課の商品販売には購入ルールや個数制限が設けられる場合もあり、専門実習の成果を地域に発信する場になっています。
また、2026年5月には体育祭も開催されています。80メートル走や綱引きなどの競技を通じて、学年やクラスの仲間と協力する経験を積みます。
学校生活で確認したいポイント
学校選びでは、専門教科の種類だけでなく、毎日の生活との相性も重要です。
例えば、作業を継続することが得意なのか、初めての仕事に挑戦することが好きなのか、集団で活動するときにどのような支援が必要なのかによって、学校生活の感じ方は変わります。
学校見学では、授業の様子だけでなく、生徒が困ったときにどのような方法で教員に相談できるのか、作業手順がどのように示されているのかも確認しておきたいところです。
【2027年度入試】志願資格・志願相談・前期選抜を詳しく解説
2027年度の募集人数と志願者数
2027年度入学者募集については、横浜市教育委員会が正式な募集要項を公開しています。
日野中央高等特別支援学校の募集人数は、第1学年64名程度です。
2026年10月27日時点の公表数値は次のとおりです。
- 募集人数:64名程度
- 志願者数:75名
- 募集人数に対する志願者数:約1.17倍
募集人数を上回る志願者が集まっているため、2027年度は入学選抜の結果が重要になります。
なお、この数字は2026年10月27日時点の公表状況です。今後の追加発表や選抜結果とは区別して確認する必要があります。
志願資格には6つの基本条件がある
日野中央を含む横浜市立高等特別支援学校等の2027年度募集要項では、志願資格として複数の条件が定められています。
主な内容は次のとおりです。
- 知的障害があること。愛の手帳(療育手帳)の取得者、または横浜市の基準に準じたIQ75以下の者。
- 将来、企業などへの就労を目指していること。
- 公共交通機関などを利用し、自力で通学できること。校外での学習活動にも参加できること。
- 事前に志願相談を済ませていること。
- 保護者と同居し、2027年4月1日現在およびそれ以降も横浜市内に住所を有し、横浜市内から通学することが確実であること。
- 2027年3月31日までに中学校等を卒業・修了する見込み、または2026年3月以降に卒業した者であること。
なお、既に国公私立高校や高等部などに在籍している、または在籍していた場合には、募集要項に定める除外条件もあります。横浜市外からの転居予定者についても別途定めがあるため、個別の資格確認が必要です。
志願相談は保護者による電子申請が必要
志願相談は、単なる学校見学とは異なります。2027年度の入学選抜では、志願予定者が事前に受けることが必要な手続きです。
横浜市の募集要項によると、相談期間は2026年8月下旬から10月上旬まで。学校ごとに日時が異なり、1組あたり約20分間で実施されます。
申し込みは保護者が横浜市の電子申請システムから行い、志願相談用資料を記入して当日に持参します。
特に重要なのは、志願相談を受けられる学校は1校という点です。ただし、第1志望校で志願相談を済ませていれば、日野中央・二つ橋・若葉台の3校のいずれにも志願できる仕組みになっています。
2026年度は願書等の各様式についても変更があり、9月24日から在籍中学校がYCANからダウンロードする方式になりました。
前期選抜の適性検査は筆記・作業・面接の3要素
2027年度の前期選抜で実施される適性検査は、学校生活や職業教育への理解、入学後に主体的に学ぼうとする意欲などを判断するためのものです。
横浜市教育委員会が2026年9月24日に公表した「適性検査の内容と出題のねらい」では、検査は大きく2つに分かれています。
適性検査Ⅰ:筆記による検査・作業検査
- 筆記検査:検査時間35分(説明5分を含め40分)
- 作業検査:検査時間15分(説明5分を含め20分)
筆記検査では、言語、数量、時間、図や表などの基本的な理解力と活用力、自分の考えを文章で表現する力などを確認します。
作業検査では、指示を理解して作業に取り組む力が確認されます。
適性検査Ⅱ:面接
- 検査時間:20分
- 中学校等での取り組みや、入学後の学習意欲を確認
- 学校の教育内容や活動への理解度を確認
加えて、採点比率は適性検査Ⅰと適性検査Ⅱが1対2です。面接の比重が筆記・作業検査を合わせた適性検査Ⅰの2倍に設定されています。
そのため、一般的な学力試験対策だけに偏るのではなく、本人が学校の教育内容を理解し、自分の言葉で入学後に取り組みたいことを伝えられるよう準備することが大切です。
2027年度入学選抜の日程
- 志願相談:2026年8月下旬~10月上旬
- 願書等様式の配布開始:2026年9月24日
- 志願期間:2026年10月19日~21日
- 志願変更期間:2026年10月26日・27日
- 前期選抜の適性検査:2026年12月2日・3日
- 結果発表:2026年12月10日13時~14時
2026年11月1日現在、志願相談と出願期間は終了しています。これから受検する家庭は、12月の適性検査に向けた準備と、横浜市教育委員会からの最新発表を確認が必要です。
【卒業後の進路・就職支援】現場実習と職場見学が重要な理由
1年生から3年生まで段階的に働く経験を積む
日野中央の進路支援は、3年間を通して段階的に進められます。
1年生では、職場見学などを通じて仕事の種類や働く環境を知ります。学校の進路支援資料では、1年生の現場実習は5日間とされ、職場見学も年間計画に組み込まれています。
2年生になると、実際の職場で働く現場実習が本格化します。年間2回、それぞれ10日間程度の実習を経験し、自分の得意な仕事や苦手な作業を理解していきます。
3年生では、卒業後の進路決定を見据えた実習に取り組みます。年間2回、それぞれ15日間程度の現場実習が予定され、実習評価や本人・保護者との面談を通じて就職先を検討します。
職場見学で仕事のイメージを具体化する
日野中央の職場見学は、1年生の前期と後期にそれぞれ1回ずつ行われます。
学校の公式説明によると、生徒は卒業生が就職した企業をグループに分かれて訪問し、職場の様子を見たり、実際に働く人から話を聞いたりします。
これは、単に企業を見学するだけの活動ではありません。将来の進路先を具体的にイメージし、働くことへの意欲を高めるための取り組みです。
現場実習は本人の適性を見極める機会
現場実習では、実際の企業などで仕事を経験します。
学校が説明する現場実習の目的は、さまざまな仕事の存在を知り、自分自身の課題や適性を理解することです。
実習の流れは、学校から企業への依頼、本人・保護者・担当者による顔合わせ、実習、教員による巡回指導、実習終了後の振り返りという形で進められます。
特に3年生の実習では、企業とのマッチングや保護者への説明、実習評価、企業選考などが段階的に進められます。
卒業後も3年間の定着支援がある
就職先が決まれば学校の支援が終わるわけではありません。
日野中央の2025年度進路支援資料では、卒業後の定着支援として、卒業生の就職先を訪問し、本人や保護者、職場・事業所への支援を行う体制が紹介されています。
定着支援は卒業後3年間、年1~2回程度の訪問を基本としています。また、生活や仕事に関する相談にも対応する仕組みです。
同資料では、卒業生の就職職種として、オフィス周辺業務、介護・保育周辺業務、メンテナンス、フードサービス、食品加工、製造加工、販売、ロジスティクスなどが紹介されています。
加えて、卒業生の定着状況についても公表されています。41期から43期の各卒業期では、継続状況の数値として80.7%、94.5%、92.3%が掲載されています。これは特定の卒業期に関する定着状況であり、すべての卒業生に共通する就職率と混同しないことが大切です。
日野中央の進路支援で評価したいのは、就職先を紹介するだけではなく、働き続けるための支援まで教育活動の延長として考えている点です。
【二つ橋との比較・口コミ・アクセス】学校選びで確認したいこと
二つ橋高等特別支援学校との違い
横浜市立日野中央高等特別支援学校と比較されることが多い学校に、横浜市立二つ橋高等特別支援学校があります。
両校は同じ横浜市立の高等特別支援学校で、2027年度入学選抜についても共通の募集要項が設けられています。ただし、専門教育の組み立て方には違いがあります。
日野中央は工業・クリエイティブ科と流通・サービス科の2学科に分かれ、8つの専門教科を設けています。一方、二つ橋では、オフィス・ロジ、アメニティサービス、製造・加工、フードサービスという4つの職業コースを中心に教育を行っています。
二つ橋では、1年生のチャレンジワークで8つの職種を体験し、2年生は年2回の現場実習、3年生は卒業後の進路を決めるための実習に取り組みます。
両校の主な違いは次のとおりです。
- 日野中央:ものづくりや専門的なサービス業務を8つの専門教科で学びたい生徒に適した教育構成。
- 二つ橋:4つの職業コースを通じて、幅広い職種を体験しながら適性を探りたい生徒に注目したい学校。
どちらが優れているという単純な比較ではありません。本人がどのような仕事に関心を持ち、どのような環境で学びやすいかを基準に考える必要があります。
2027年度の募集状況も比較材料になる
2026年10月27日時点の横浜市教育委員会の公表数値では、両校の募集状況は次のようになっています。
- 日野中央:募集64名程度、志願者75名
- 二つ橋:募集48名程度、志願者57名
いずれも募集人数を上回る志願者が集まっています。したがって、学校の特色だけでなく、志願資格や選抜方法を理解したうえで受検準備を進めることが大切です。
学校見学会・オープンキャンパスはいつ?
日野中央では、学年や対象者に合わせて複数の見学機会が設けられています。
2026年度の年間スケジュールには、次のような機会が掲載されています。
- 中学3年生・保護者対象の学校見学会:6月11日・18日・25日
- 中学2年生対象の専門実習体験:7月21日・22日
- 学校をひらく週間:10月7日・8日
- 小学5・6年生保護者対象オープンキャンパス:11月17日・18日
- 中学1・2年生徒・保護者対象オープンキャンパス:2027年3月10日・11日
2026年11月1日時点で、直近の注目日程は小学5・6年生の保護者対象オープンキャンパスです。申し込み期間は10月13日から11月6日までとなっています。
また、中学1・2年生向けのオープンキャンパスは2027年3月10日・11日に予定されています。こちらは2027年2月1日から19日までが申し込み期間として案内されています。
中学3年生の家庭は、学校見学会の開催時期を過ぎているため、追加の見学機会や相談の可否を学校に問い合わせるとよいでしょう。
アクセスは洋光台北口バス停が便利
学校の住所は横浜市港南区日野中央二丁目25番3号です。
最寄りの目印となるのは、横浜市営バスの「洋光台北口」バス停です。学校公式のアクセス案内では、バス停から徒歩約1分とされています。
主な交通手段は次のとおりです。
- 京急・市営地下鉄上大岡駅:市営バス111系統、港南台駅前行きで約15分。
- 市営地下鉄港南中央駅:市営バス111系統、港南台駅前行きで約10分。
- 市営地下鉄上永谷駅:市営バス112系統、洋光台駅前行きで約25分。
- JR洋光台駅:徒歩約15分、または市営バス111・112系統で約5分。
いずれも「洋光台北口」で下車します。
ただし、学校公式の道順案内では、バス停から学校に向かう途中に長い階段があることも紹介されています。見学時には、本人が実際に通学することを想定し、階段や道路の状況、バスの乗り降りも確認しておきたいところです。
学校の口コミ・評判はどう判断する?
学校選びでは、在校生や保護者の口コミも気になるところです。
しかし、日野中央については、一般的な口コミサイトだけで学校生活や教育の質を判断できるほど、十分な投稿が集まっているとはいえません。Yahoo!マップなどの第三者サイトに表示される評価についても、投稿数や具体的な体験内容を確認せずに学校全体の評判と結びつけるのは適切ではありません。
一方、学校公式サイトや横浜市教育委員会の公式noteには、専門実習の様子、授業内容、生徒の活動、学校行事などが掲載されています。
2026年のアップサイクルプロジェクトのように、実際の授業や企業との連携を具体的に知ることができる情報は、学校の特色を理解するうえで参考になります。
口コミを探す場合は、単なる星評価よりも、次の点を重視するとよいでしょう。
- 専門実習でどのような作業を経験できるか。
- 生徒の特性に応じた指導やサポートがあるか。
- 現場実習先や卒業後の進路について相談できるか。
- 本人が無理なく通学できる環境か。
- 保護者と学校の連携や卒業後の支援がどのように行われるか。
学校見学で実際の授業や生徒の活動を見ることが、口コミだけでは分からない学校の雰囲気を知る最も確かな方法です。
【よくある質問】横浜市立日野中央高等特別支援学校に関するFAQ
Q1:日野中央高等特別支援学校の2027年度の募集人数は何名ですか?
A1:第1学年64名程度です。横浜市教育委員会の2026年10月27日時点の公表では、志願者数は75名となっています。
Q2:入試の適性検査では何が出題されますか?
A2:筆記検査、作業検査、面接があります。筆記では言語・数量・時間・図表などの理解力や表現力を確認し、作業検査では指示を理解して取り組む力を見ます。面接では中学校での取り組みや入学意欲、学校への理解などを確認します。
Q3:工業・クリエイティブ科と流通・サービス科には何がありますか?
A3:工業・クリエイティブ科には紙工課・革工課・木工課・縫工課、流通・サービス科にはメンテナンス課・グリーンサービス課・オフィスサービス課・ロジスティクス課があります。
Q4:卒業後は必ず企業に就職できますか?
A4:企業就労を目指す教育課程ですが、全員の進路が同じになるわけではありません。本人の適性や希望に応じて、企業就労や福祉サービスなど複数の進路を検討します。学校は現場実習や卒業後の定着支援も行っています。
Q5:二つ橋高等特別支援学校とは何が違いますか?
A5:日野中央は2学科・8専門教科を中心とした教育、二つ橋は4つの職業コースを中心とした教育が特徴です。本人が関心を持つ仕事や学習環境を基準に比較することをおすすめします。
Q6:学校へのアクセスで最も便利なバス停はどこですか?
A6:「洋光台北口」バス停です。学校公式案内では下車後徒歩約1分です。ただし、学校までの道には階段があるため、実際の通学経路を確認してください。
まとめ:【プロの結論】日野中央を選ぶ前に確認したい判断基準
横浜市立日野中央高等特別支援学校の最大の特色は、工業・クリエイティブ科と流通・サービス科という2つの専門学科を設け、8つの専門教科を通じて実践的な職業教育を行っていることです。
2026年のアップサイクルプロジェクトに代表されるように、専門技術を身につけるだけでなく、企業や地域との連携、製品の品質管理、他者との協力まで経験できる教育環境が整っています。
また、1年生から3年生まで段階的に現場実習を経験し、卒業後も3年間の定着支援を受けられることは、進路を考える家庭にとって要点です。
学校選びでは、次の3点を特に確認してください。
- 本人の興味・適性:ものづくり、清掃、園芸、事務、物流など、どの専門分野に興味があるか。
- 通学と学校生活:公共交通機関を利用した自力通学や校外実習に対応できるか。
- 卒業後の進路:企業就労を目指すのか、福祉サービスなども含めて進路を検討するのか。
特に二つ橋高等特別支援学校との比較では、学校名や評判だけで決めるのではなく、実際の専門実習を見て、本人が意欲を持って取り組める環境かどうかを判断することが大切です。
2027年度入試は12月2日・3日の適性検査が大きな節目になります。志願者数や募集要項の変更、検査に関する追加情報は横浜市教育委員会の最新発表を確認してください。
日野中央は、卒業後の仕事を具体的にイメージしながら、3年間を通して自分の可能性を広げていく学校です。学校見学や専門実習体験を通じて、本人に合った進路を見つけることが、納得できる学校選びにつながります。
主な根拠資料(2026年11月1日確認)
- 横浜市教育委員会「令和9年度入学選抜募集要項」「志願者数」
- 横浜市教育委員会「適性検査の内容と出題のねらい」
- 横浜市教育委員会公式note「ヨコエデュ!」2026年9月10日掲載記事
- 日野中央高等特別支援学校「進路支援部の活動について」
- 日野中央高等特別支援学校「学校見学会・専門実習体験等スケジュール」
- 日野中央・二つ橋両校の公式学校紹介・進路支援資料