2026年の明治神宮野球大会・大学の部は、11月19日(木)から24日(火)まで、東京の明治神宮野球場で開催される。第57回大会は大学の部に11校が出場し、東京六大学野球連盟、東都大学野球連盟、関東五連盟、関西五連盟など、全国の大学野球リーグを代表するチームが大学日本一を争う。
10月31日時点で、出場が確認できる大学には東京農業大学北海道オホーツク、仙台大学、亜細亜大学がある。一方、東京六大学の代表や関東・関西の地区代表など、残る枠の確定状況も大会を追ううえで重要だ。出場条件、代表決定戦の仕組み、組み合わせ、試合日程、歴代優勝校を整理し、2026年大会の見どころを解説する。
【2026年最新】第57回神宮大会大学の部の日程と開催概要

第57回明治神宮野球大会の正式名称は「明治神宮外苑創建百年記念 第五十七回 明治神宮野球大会」。主催は明治神宮と公益財団法人日本学生野球協会で、大学の部と高校の部が同時期に開催される。
大学の部は11月19日に開幕し、24日に決勝を実施する予定だ。大会期間は6日間で、試合会場は明治神宮野球場。雨天の場合は順延となり、球場の案内では11月25日と26日が予備日に設定されている。
組み合わせ抽選会は10月17日(土)に実施済み。そのため、10月31日時点ではトーナメントの対戦位置と試合日程が公表されている。今後の焦点は、まだ決まっていない代表校がどの枠に入るかという点だ。
大学の部の参加校は11校、高校の部は10校。大学の部は全国各地の大学野球連盟から選出されるため、普段は異なる地域で戦っているチーム同士が、短期間で日本一を競う構成になっている。
大会の開催要項と出場枠は日本学生野球協会、試合予定と組み合わせは同協会の第57回大会公式資料で確認できる。開催日程と11校という出場枠は正式に発表された情報である。
【出場条件を解説】大学野球の代表決定戦はどういう仕組み?
神宮大会の大学の部は、全国の大学から成績上位校を単純に選ぶ大会ではない。基本的には、各大学野球連盟や複数連盟による地区代表決定戦を通じて出場校を決める。
ただし、すべての地域が同じ方式を採用しているわけではない。東京六大学野球連盟と東都大学野球連盟は秋季リーグ戦の優勝校が代表となる一方、複数の連盟が共同で代表を決める地区では、独自のトーナメントや選手権大会が実施される。
東京六大学と東都大学は秋季リーグ優勝が代表条件
東京六大学野球連盟では、明治大学、慶應義塾大学、早稲田大学、法政大学、立教大学、東京大学の6校が秋季リーグ戦を戦う。その優勝校が神宮大会の東京六大学代表となる。
2026年10月31日時点では、明治大学と慶應義塾大学の2校に優勝の可能性が残っている。明治大学は10月31日の立教大学戦に4対3で勝利し、8勝3敗、勝ち点3。慶應義塾大学は7勝3敗、勝ち点3となっている。11月1日の明治大学対立教大学戦、11月7日・8日の早慶戦などが残されており、代表校はまだ決まっていない。
東都大学野球連盟も秋季リーグ戦の優勝校が代表となる。2026年は亜細亜大学が9季ぶり28回目の優勝を果たし、神宮大会への出場権を獲得した。リーグ戦の成績は8勝2敗、勝ち点4。11年ぶり12回目の神宮大会出場となる。
関東五連盟と関西五連盟は複数代表を選出
関東五連盟は、千葉県大学、関甲新学生、東京新大学、首都大学、神奈川大学の5連盟で構成される。これらの連盟から選出された大学が、横浜市長杯争奪関東地区大学野球選手権大会で対戦し、上位2校が神宮大会への出場権を得る。
2026年の大会は11月4日から10日まで開催予定。関東五連盟には第一代表と第二代表の2枠が割り当てられている。
関西五連盟も同様に、関西学生、関西六大学、阪神大学、近畿学生、京滋大学の5連盟が参加する。こちらも第一代表と第二代表の2枠があり、2026年の地区代表決定戦は10月31日から11月3日まで開催される。
この方式の特徴は、リーグ戦での優勝だけでなく、複数リーグの代表校が直接対決する機会があることだ。地区によって異なる競技環境や実力を持つ大学が、代表決定戦を通じて全国大会への切符を争う。
その他の地区も代表決定戦で出場校を決める
北海道二連盟、東北三連盟、北陸・東海三連盟、中国・四国三連盟、九州四連盟も、それぞれ地区の代表決定戦を実施する。
例えば北海道は北海道学生野球連盟と札幌学生野球連盟の代表校が対戦する。東北は北東北大学、仙台六大学、南東北大学の3連盟から代表を選ぶ。九州は4連盟から勝ち上がった大学が全九州大学野球選手権大会に参加し、その優勝校が全国大会へ進む。
つまり、神宮大会の出場条件を理解するには、秋季リーグの優勝争いだけでなく、各地域で開催される代表決定戦の結果まで追う必要がある。
【出場校一覧】2026年の代表大学と各地区の関係
10月31日時点で日本学生野球協会の出場校一覧に掲載されている大学は3校。残る8枠は、各地区のリーグ戦や代表決定戦の結果によって決定する。
第57回大会の11枠を地域別に整理すると、北海道二連盟と東北三連盟が各1校、東京六大学と東都大学が各1校、関東五連盟が2校、北陸・東海三連盟が1校、関西五連盟が2校、中国・四国三連盟と九州四連盟が各1校となる。
| 代表区分 | 2026年出場校・選出方法 | 出場枠 |
|---|---|---|
| 北海道二連盟 | 東京農業大学北海道オホーツク(2年連続7回目) | 1校 |
| 東北三連盟 | 仙台大学(4年ぶり3回目) | 1校 |
| 東京六大学野球連盟 | 秋季リーグ優勝校。明治大学・慶應義塾大学が優勝争い | 1校 |
| 東都大学野球連盟 | 亜細亜大学(11年ぶり12回目) | 1校 |
| 関東五連盟 | 地区選手権の第一代表・第二代表 | 2校 |
| 北陸・東海三連盟 | 三連盟代表大学野球王座決定戦の優勝校 | 1校 |
| 関西五連盟 | 地区代表決定戦の第一代表・第二代表 | 2校 |
| 中国・四国三連盟 | 地区代表決定戦の優勝校 | 1校 |
| 九州四連盟 | 全九州大学野球選手権大会の優勝校 | 1校 |
| 合計 | 全国の地区代表 | 11校 |
出場校の中でも、すでに代表権を獲得した3校には、それぞれ異なる背景がある。
東京農業大学北海道オホーツクは2年連続の出場
東京農業大学北海道オホーツクは、北海道地区代表決定戦を制して2年連続7回目の出場を決めた。
2026年の代表決定戦では、札幌学生野球連盟の星槎道都大学と対戦。2戦先勝方式で行われ、初戦を1対4で落としたものの、2戦目を8対3、3戦目を4対1で制して逆転優勝した。
初戦の敗北から立て直して連勝した点は、短期決戦に向けたチームの対応力を示す結果だ。全国大会でも先制を許した後の試合運びが注目される。
仙台大学は東北地区代表決定戦を制覇
仙台大学は、東北三連盟の代表決定戦で優勝し、4年ぶり3回目の出場を決めた。
10月24日の初戦では北東北大学野球連盟1位の富士大学に6対0で勝利。翌25日の決勝では東日本国際大学を6対1で下した。
代表決定戦では投手陣の働きも際立ち、大城海翔投手が最優秀投手賞を受賞。最優秀選手賞も仙台大学の井尻琉斗選手が獲得した。投打の両面で勢いを持って全国大会に進むチームとして注目したい。
亜細亜大学は東都の秋季リーグを制した
東都大学野球連盟からは亜細亜大学が出場する。2026年秋季リーグ戦では8勝2敗、勝ち点4で優勝。9季ぶり28回目のリーグ制覇となった。
特に注目されるのが、投手陣の安定感だ。川尻啓人投手は最優秀投手と最優秀防御率のタイトルを獲得し、防御率は1.21。國學院大學との1回戦ではノーヒットノーランも達成している。
亜細亜大学は神宮大会の歴代優勝校にも名を連ねる強豪。久しぶりの全国大会出場で、過去の実績に現在の投手力が加わるかが大きな見どころになる。
【組み合わせ・試合日程】2026年の対戦カードを詳しく紹介
2026年大会の組み合わせ抽選は10月17日に行われた。出場枠のうち代表校が決まっていない部分は地区名で表示されており、代表決定後に具体的な大学名が入る形式だ。
注目したいのは、すべての大学が初戦から登場するわけではない点。11校によるトーナメントで、一部のチームは1回戦を戦わずに2回戦から登場する。
11月19日(木)・大会初日
- 13:30:関東五連盟第二代表 対 北陸・東海三連盟代表
- 16:00:中国・四国三連盟代表 対 関西五連盟第二代表
大会初日は地区代表同士の対戦が中心となる。関東や関西の代表枠を勝ち抜いた大学が、全国大会でどのような試合を見せるかが焦点だ。
11月20日(金)・大会2日目
- 13:30:九州四連盟代表 対 関東五連盟第一代表
- 16:00:関西五連盟第一代表 対 東京農業大学北海道オホーツク
北海道代表の東京農業大学北海道オホーツクは、この日に初戦を迎える。相手は関西五連盟第一代表。地域の異なるチーム同士がどのような試合を展開するかに注目したい。
11月21日(土)・大会3日目
- 13:30:東京六大学野球連盟代表 対 関東五連盟第二代表と北陸・東海三連盟代表の勝者
- 16:00:仙台大学 対 中国・四国三連盟代表と関西五連盟第二代表の勝者
仙台大学は大会3日目に登場する。東北地区の代表として、他地区の勝ち上がり校と対戦する。
11月22日(日)・大会4日目
- 15:00:亜細亜大学 対 九州四連盟代表と関東五連盟第一代表の勝者
東都大学代表の亜細亜大学は、この日が初戦となる。リーグ戦で高い投手力を示したチームが、全国大会でも同様の安定感を発揮できるかがポイントだ。
11月23日(月)・準決勝
- 10:00:準決勝第1試合
- 12:30:準決勝第2試合
ここまで勝ち上がった4校が決勝進出を懸けて対戦する。準決勝は連戦による疲労も影響するため、先発投手の起用や救援陣の厚さが重要になる。
11月24日(火)・決勝
- 13:00:大学の部・決勝
- 15:30:閉会式
大学日本一が決まる決勝戦は13時開始予定。なお、上記は発表済みの予定時刻であり、雨天などによって変更される場合がある。
この組み合わせで特に見逃せないのは、東京六大学代表と亜細亜大学が異なるブロックに配置されている点だ。両者が順調に勝ち進めば、決勝で対戦する可能性もある。
【2026年の優勝候補】亜細亜大学・東京六大学代表・仙台大学に注目
2026年の優勝候補を考えるうえでは、単純な知名度や過去の優勝回数だけでなく、秋季リーグ戦の内容、代表決定戦での戦い方、投手陣の状態を確認する必要がある。
10月31日時点では11校すべてが確定していないため、以下は確定した成績と大会実績から見た先行注目チームであり、優勝確率を示すランキングではない。
亜細亜大学:投手力と全国大会の経験が強み
最初に注目したいのが亜細亜大学だ。東都大学野球連盟の秋季リーグを8勝2敗で制し、川尻啓人投手が防御率1.21を記録した。
投手が試合をつくれるチームは、短期決戦で優位に立ちやすい。特に神宮大会のように連戦が続く大会では、先発投手だけでなく救援投手の使い方も勝敗を左右する。
亜細亜大学は過去にも神宮大会を複数回制している。11年ぶりの出場となる2026年は、過去の経験と現在の投手力をどう結び付けるかがポイントだ。
東京六大学代表:明治大学と慶應義塾大学の優勝争い
東京六大学代表も有力な注目枠となる。10月31日時点では明治大学が首位、慶應義塾大学が2位につけ、両校に優勝の可能性が残っている。
明治大学は2022年大会の優勝校であり、慶應義塾大学は2023年大会を制した実績を持つ。どちらが代表になっても全国大会での経験を生かせるチームだ。
ただし、2026年の秋季リーグ戦はまだ決着していない。東京六大学代表を現段階で明治大学または慶應義塾大学のいずれかに確定させることはできない。
仙台大学:東北地区代表として勢いを持つ
仙台大学は東北地区代表決定戦で2試合に勝利し、合計12得点を記録した。富士大学を6対0、東日本国際大学を6対1で下しており、投手力と攻撃力の両面で結果を残している。
特に地区代表決定戦での大城海翔投手の活躍は注目材料だ。全国大会でも先発陣が安定すれば、上位進出を狙える存在になる。
東京農業大学北海道オホーツク:連続出場の経験を生かせるか
北海道代表の東京農業大学北海道オホーツクも見逃せない。2年連続の神宮大会出場であり、代表決定戦では初戦の敗北から連勝して優勝を決めた。
短期決戦での修正力は、全国大会でも大切な要素になる。初戦の相手は関西五連盟第一代表であり、地域を代表する強豪との対戦が待っている。
優勝候補を見極める3つのポイント
2026年大会の勢力図を見る際は、次の3点を押さえておきたい。
- 投手力:先発投手の安定感と、連戦に対応できる救援陣の層。
- 短期決戦への対応:代表決定戦での勝ち上がり方や、接戦での試合運び。
- 組み合わせ:初戦の相手、準決勝までの対戦経路、休養日や連戦の影響。
また、前回大会の優勝校である青山学院大学が2026年大会にも自動出場するわけではない。東都大学野球連盟の代表枠は亜細亜大学が獲得しており、前年度の優勝校に翌年の出場権が保証される制度ではないことも覚えておきたい。
明治神宮野球大会・大学の部の歴代優勝校
近年の優勝校を見ると、東京六大学と東都大学の強豪校がタイトルを争っている。特に2024年、2025年は青山学院大学が連続優勝を達成した。
- 2025年・第56回:青山学院大学
- 2024年・第55回:青山学院大学
- 2023年・第54回:慶應義塾大学
- 2022年・第53回:明治大学
- 2021年・第52回:新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止
- 2020年・第51回:慶應義塾大学
- 2019年・第50回:慶應義塾大学
歴代記録からは、特定の連盟だけが優勝を独占しているわけではないことも分かる。東都大学野球連盟と東京六大学野球連盟の代表校は伝統的に強い一方、関東五連盟や他地域の大学も優勝経験を持つ。
第57回大会では、秋季リーグを勝ち抜いた大学と、地区代表決定戦で勢いをつけた大学が対戦する。過去の実績と現在のチーム状態のどちらが勝敗に結び付くのかが、2026年大会の大きな見どころだ。
【神宮大会大学の部】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の神宮大会大学の部はいつ開催されますか?
A1:2026年11月19日(木)から24日(火)まで、明治神宮野球場で開催予定です。雨天順延となる場合があり、11月25日・26日が予備日として設定されています。
Q2:2026年の神宮大会大学の部には何校が出場しますか?
A2:大学の部は全国11校です。北海道二連盟、東北三連盟、東京六大学、東都大学、関東五連盟、北陸・東海三連盟、関西五連盟、中国・四国三連盟、九州四連盟の代表が参加します。
Q3:2026年の出場校はすべて決まっていますか?
A3:10月31日時点で確認できる出場校は、東京農業大学北海道オホーツク、仙台大学、亜細亜大学の3校です。東京六大学や関東・関西などの残る代表枠は、リーグ戦や地区代表決定戦を経て確定します。
Q4:東京六大学の神宮大会代表はどのように決まりますか?
A4:秋季リーグ戦の優勝校が代表になります。2026年10月31日時点では明治大学と慶應義塾大学が優勝の可能性を残しており、代表校は未確定です。
Q5:2026年の優勝候補はどの大学ですか?
A5:現段階で注目したいのは、東都大学秋季リーグを制した亜細亜大学、東京六大学の代表校、東北地区代表の仙台大学です。東京農業大学北海道オホーツクも連続出場の経験を持ちます。最終的な評価には全出場校の確定と直前のチーム状態が重要です。
Q6:前回優勝した青山学院大学は2026年も出場しますか?
A6:前年度優勝による自動出場枠はありません。2026年の東都大学野球連盟代表は亜細亜大学に決まっているため、青山学院大学は東都代表として出場しません。
まとめ:2026年は代表決定戦と全国11校の激突に注目
第57回明治神宮野球大会の大学の部は、2026年11月19日から24日まで明治神宮野球場で開催される。全国11校が参加する大会であり、各地区のリーグ戦と代表決定戦を勝ち抜いた大学が大学日本一を目指す。
10月31日時点で代表が決まっているのは、東京農業大学北海道オホーツク、仙台大学、亜細亜大学の3校。特に亜細亜大学の東都リーグ優勝と、仙台大学の東北地区代表決定戦での勝利は、全国大会を展望するうえで注目すべき結果だ。
これからの焦点は、東京六大学の代表校、関東五連盟と関西五連盟の2代表、北陸・東海、中国・四国、九州の各代表がどこになるかという点にある。
優勝候補を判断する際には、大学名や過去の優勝回数だけでなく、秋季リーグ戦の勝敗、投手陣の状態、代表決定戦の結果、組み合わせまで確認したい。11月19日の開幕に向けて、全国の代表校がそろう過程そのものが第57回大会の見どころとなる。
歴代優勝校の実績と2026年のチーム状態を照らし合わせながら、大学野球の頂点を決める6日間を追いたい。
編集上の重要な補足: 2026年10月31日時点の最新情報を反映しています。代表校の確定状況は今後の地区大会の結果で更新されます。公式資料では11校ですが、出場校一覧に全校名がそろうのは代表決定後です。
主要な確認資料は、日本学生野球協会の第57回大会開催要項・出場校一覧・組み合わせ、東京六大学野球連盟の秋季リーグ成績、各地区の代表決定戦資料です。