『キン肉マン』の作者は、漫画家ユニット「ゆでたまご」です。その正体は、原作を担当する嶋田隆司(しまだ・たかし)と、作画を担当する中井義則(なかい・よしのり)の2人。どちらか一方のペンネームではなく、2人が共同で使用する漫画家としての名前です。
2人が出会ったのは1971年。小学生時代に始まった交流は、中学時代の漫画制作を経て、1978年の第9回赤塚賞準入選、そして1979年5月の『週刊少年ジャンプ』連載開始へとつながりました。2026年10月現在も『キン肉マン』は連載が続いており、公式サイトでは第548話まで更新されています。
【結論】キン肉マンの作者は誰?「ゆでたまご」の正体は2人組の漫画家

『キン肉マン』の作者を調べると、必ず登場する名前が「ゆでたまご」です。しかし、この名前を1人の漫画家だと思っている人も少なくありません。
実際には、ゆでたまごは嶋田隆司と中井義則の2人で構成される漫画家ユニットです。集英社の『キン肉マン』公式サイトでも、2人による共同ペンネームとして紹介されています。
2人は大阪府出身で、小学生時代からの友人です。漫画家として活動する際には「ゆでたまご」という共通の名前を使用し、長年にわたって作品を生み出してきました。
したがって、「キン肉マンの作者は嶋田隆司なのか、中井義則なのか」という疑問への答えは、どちらか一方ではありません。正確には、嶋田隆司と中井義則の2人が作者であり、ゆでたまごはその共同ペンネームです。
なお、原作と作画の担当者は明確に分かれています。物語やキャラクターの構想を担う嶋田と、それを漫画の画面として表現する中井という役割分担が、ゆでたまごの基本的な制作体制です。
【本名・プロフィール】嶋田隆司と中井義則の担当はどう違う?
「ゆでたまご」という名前の中には、異なる得意分野を持つ2人の漫画家がいます。それぞれのプロフィールと担当領域を整理すると、作品がどのように作られているのかが見えてきます。
嶋田隆司:原作・キャラクター原案を担当
嶋田隆司(しまだ・たかし)は、1960年10月28日生まれ、大阪市西淀川区出身です。私立初芝高等学校を卒業しています。
ゆでたまごでは、主に原作とキャラクター原案を担当。『キン肉マン』の原型となるキャラクターを小学生時代から描いており、物語の構築や登場人物の設定に深く関わってきました。
嶋田の特徴は、単にストーリーを考えるだけではなく、読者の反応を取り入れながら物語を発展させていく創作姿勢にあります。
また、格闘技への関心も深く、観戦だけでなくブラジリアン柔術を学び、大会にも参加しています。格闘技の知識や経験は、プロレスを題材とする『キン肉マン』の世界観にもつながる要素です。
中井義則:作画を担当
中井義則(なかい・よしのり)は、1961年1月11日生まれ、大阪市浪速区出身です。嶋田と同じく私立初芝高等学校を卒業しています。
担当は作画です。嶋田が考えた物語やキャラクターを、迫力ある絵と構図で表現する役割を担っています。
意外なことに、中井は小学生時代には野球好きの少年で、絵を描くことは好きだったものの、漫画にはそれほど親しんでいませんでした。嶋田が描いた『キン肉マン』に触れたことが、漫画家を目指すきっかけになっています。
集英社の公式プロフィールによると、中井は『キン肉マン』の連載開始から4年間、集英社の執筆室に住み込みで作画を続けた経験を持ちます。人体構造の研究や3Dの活用など、画力を高めるための研究も継続しています。
2人のプロフィールと役割の比較
基本情報を比較すると、2人の年齢や出身地、担当分野の違いが分かります。
| 項目 | 嶋田隆司 | 中井義則 |
|---|---|---|
| 読み方 | しまだ・たかし | なかい・よしのり |
| 生年月日 | 1960年10月28日 | 1961年1月11日 |
| 出身地 | 大阪市西淀川区 | 大阪市浪速区 |
| 学歴 | 私立初芝高等学校卒業 | 私立初芝高等学校卒業 |
| 担当 | 原作・キャラクター原案 | 作画 |
| 得意分野 | ストーリー構成・キャラクター設定 | 人物描写・構図・迫力ある作画 |
| 創作の特徴 | 物語と超人のアイデアを構築 | 人体構造などを研究し画力を追求 |
このように、嶋田は物語を組み立てる側、中井はそれを視覚的に完成させる側という関係です。ただし、2人は別々の作品を作る独立した漫画家ではなく、「ゆでたまご」という1つの創作ユニットとして活動しています。
【誕生秘話】ゆでたまごの2人は1971年に出会っていた!結成までの経緯
ゆでたまごの歴史をたどると、出発点はプロの漫画家としてのデビューではなく、大阪の小学校で始まった少年時代の交流にあります。
1971年:大阪市立住之江小学校で出会う
2人が出会ったのは1971年。小学4年生の3学期に、中井が嶋田の通っていた大阪市立住之江小学校に転校してきたことがきっかけでした。
当初は別々のクラスでしたが、2人は同じ団地に住んでいました。通学バスなどを通じて親しくなり、次第に交流を深めていきます。
当時の嶋田は、すでに漫画家を目指して作品を描いていました。一方の中井は野球に熱中する少年で、漫画にはあまり関心がありませんでした。
小学生時代:キン肉マンの原型はすでに存在していた
『キン肉マン』の誕生は、1979年の連載開始よりもずっと前にさかのぼります。
2019年に放送されたラジオ番組『神谷明 TALK×3』に嶋田が出演した際の内容を紹介したライブドアニュースの記事によると、嶋田は小学3年生ごろから大学ノートにコマ割りをした漫画を描いていました。
驚くことに、その作品の主人公がすでにキン肉マンだったのです。嶋田は描いた漫画をクラスメートに回覧しており、別のクラスにいた中井もその読者の1人でした。
中井は嶋田の描いた『キン肉マン』に興味を持ち、漫画を描くことにも関心を抱くようになります。つまり、キン肉マンというキャラクターは、2人が漫画家になる前から存在していたのです。
1974年:中学生になり合作漫画を制作
1974年に2人は中学校へ進学し、共同で漫画を描き始めます。
最初の合作作品は『大脱走』でしたが、こちらは未完に終わっています。その後、完成させたアクション漫画『野獣の牙』をはじめ、さまざまなジャンルの作品に挑戦しました。
中学2年生のときには『ラーメン屋のトンやん』で近鉄漫画賞に入賞。漫画家としての実績を積み重ねていきます。
当時のペンネームは、2人の名前を組み合わせた「本山たか義」でした。現在の「ゆでたまご」という共同ペンネームが定着する前から、2人は一緒に漫画家への道を歩んでいたのです。
高校時代:漫画家になるために投稿を続ける
2人は初芝高等学校へ進学してからも漫画制作を継続します。
高校時代には、赤塚賞へ『ゴングですよ』、手塚賞へ『マンモス』を投稿しましたが、いずれも選外でした。それでも投稿活動を続け、漫画家になるという目標を持ち続けます。
この時期から原作と作画の役割分担も進み、嶋田が物語を考え、中井が絵を描くという現在につながる制作スタイルが形になっていきました。
【デビューから現在まで】ゆでたまごの経歴と代表作品を年表で整理
ゆでたまごの大きな転機となったのが、1978年の第9回赤塚賞です。
高校3年生のときに応募した『キン肉マン』が準入選となり、集英社の編集者・中野和雄の目に留まります。その後、複数の読み切り掲載を経て、1979年5月に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まりました。
1978年の赤塚賞準入選がプロへの入り口に
『キン肉マン』は第9回赤塚賞で準入選を獲得しました。
この受賞をきっかけに、1978年12月発売の『週刊少年ジャンプ』1979年2号に「キン肉マン(オカマラスの巻)」が読み切りとして掲載されます。
その後も1979年3月の1979年14号に読み切りが掲載され、同年5月、1979年22号から本格的な連載がスタートしました。
当時の2人は高校生で、漫画家として活動する一方、就職も決まっていたと公式プロフィールで紹介されています。集英社の当時の編集長・西村繁男が大阪まで出向き、2人の両親に漫画家としての活動を後押しした経緯も伝えられています。
ゆでたまごの主要な経歴・作品年表
| 時期 | 出来事・作品 | 主な意味 |
|---|---|---|
| 1960年10月 | 嶋田隆司誕生 | 後の原作担当 |
| 1961年1月 | 中井義則誕生 | 後の作画担当 |
| 1971年 | 小学校で2人が出会う | 共同活動の出発点 |
| 1974年 | 『ラーメン屋のトンやん』で近鉄漫画賞入賞 | 漫画家を目指す活動が本格化 |
| 1978年 | 『キン肉マン』が第9回赤塚賞準入選 | プロデビューへの転機 |
| 1978年12月 | 『週刊少年ジャンプ』1979年2号に読み切り掲載 | 『キン肉マン』が誌面に登場 |
| 1979年5月 | 『週刊少年ジャンプ』1979年22号で連載開始 | 本格的な漫画家活動が始まる |
| 1982年 | 『闘将!!拉麺男』連載開始 | 代表作の幅が広がる |
| 1983年4月 | テレビアニメ放送開始 | 作品の人気が全国に拡大 |
| 1987年3月 | 『キン肉マン』初代連載終了 | ジャンプでの長期連載に一区切り |
| 1997年 | 『キン肉マンII世』読み切り掲載 | 続編シリーズへの展開 |
| 2011年秋 | 『キン肉マン』新シリーズ連載復活 | 週プレNEWSで新たな連載展開 |
| 2026年10月2日 | 単行本第94巻発売 | 現行シリーズの刊行継続 |
| 2026年10月26日 | 第548話更新 | 連載が現在も継続中 |
ゆでたまごの代表作品は『キン肉マン』だけではない
ゆでたまごは『キン肉マン』の作者として知られていますが、ほかにも複数の漫画作品を手掛けています。
主な代表作品には、次のようなタイトルがあります。
- 『キン肉マン』:プロレスとギャグ、友情を組み合わせた代表作。
- 『キン肉マンII世』:キン肉マンの次世代を描いた続編作品。
- 『闘将!!拉麺男』:ラーメンマンを主人公とする格闘アクション漫画。
- 『ゆうれい小僧がやってきた!』:妖怪や怪奇要素を取り入れた作品。
- 『SCRAP三太夫』:週刊少年ジャンプで連載された作品。
- 『蹴撃手マモル』:格闘技を題材とした作品。
- 『グルマンくん』:食をテーマにした漫画作品。
こうした作品群を見ると、ゆでたまごがプロレスや格闘技を中心にしながらも、ギャグ、アクション、食、怪奇など幅広いジャンルを手掛けてきたことが分かります。
【作品の魅力を支える仕組み】なぜゆでたまごは2人で描き続けるのか?
漫画家が原作と作画を分担する制作体制そのものは珍しいものではありません。しかし、ゆでたまごの場合は、小学生時代からの友人関係を土台として、長期間にわたって同じ作品世界を共同で作り続けている点が特徴です。
ストーリーと作画の専門性が作品の個性を生む
『キン肉マン』の魅力には、個性的な超人たち、予想を超える試合展開、友情を軸としたストーリーなど、複数の要素があります。
嶋田は原作とキャラクター原案を担当し、物語の方向性や超人の設定を作り上げます。一方、中井はキャラクターの身体の動きや筋肉の表現、試合の構図などを作画によって具体化します。
特にプロレスを題材にする漫画では、技を繰り出す瞬間の迫力、選手の身体の動き、リング上の位置関係など、絵による表現が作品の印象を大きく左右します。
中井が人体構造の研究や3Dを取り入れているという公式プロフィールの記述は、作画を単なる線の描画ではなく、継続的な技術研究として捉えていることを示しています。
2011年の連載復活で新たな制作スタイルを確立
1987年に『週刊少年ジャンプ』での初代連載が終了した後も、ゆでたまごの活動は続きました。
大きな転換点となったのが、2011年秋の『キン肉マン』新シリーズ連載復活です。掲載媒体は集英社の『週プレNEWS』で、従来の紙の漫画雑誌を中心とする形から、インターネットで読者に届ける形式へと活動の幅を広げました。
2017年の週プレNEWSのインタビューでは、新シリーズが連載200回に到達したことを記念して、嶋田と中井の2人が当時の制作について語っています。
同記事では、連載復活当時のウェブ漫画がまだ現在ほど一般的ではなかったことにも触れられています。人気作品を毎週無料で公開するという取り組みは、漫画の発表方法が変わっていく時期の象徴的な動きでした。
2011年の復活から2026年まで連載が続いている事実は、長年培った制作体制を維持しながら、新しい読者との接点を作ってきたことを示しています。
「ゆでたまご」という名前が示す2人の創作チーム
「ゆでたまご」という名前は、どちらか1人の作家名として理解するよりも、2人が共同で作品を作るための創作ユニット名として捉えるのが正確です。
作品のクレジットに「ゆでたまご」と記載されるのは、原作と作画を含む共同制作の成果を、1つの名前で表しているためです。
読者が作品を評価する際も、ストーリーだけ、あるいは絵だけを切り離すのではなく、嶋田の構想と中井の作画が組み合わさって完成する作品全体を見ることが、ゆでたまごの創作を理解するポイントになります。
【2026年最新】キン肉マン作者・ゆでたまごの現在と連載状況
2026年10月現在、ゆでたまごは現役の漫画家ユニットとして『キン肉マン』の連載を続けています。
集英社のキン肉マン公式サイトでは、最新話やコミックスの発売情報が掲載されており、現在の活動状況を確認できます。
2026年10月26日に第548話を更新
2026年10月26日、公式サイトでは『キン肉マン』第548話「小兵の戦略!!」が更新されました。
同話では、モンゴルマンとジ・エテルネルのエクストラマッチが展開されています。作品の最新シリーズでは、超神や時間超人などをめぐる物語が進行しています。
また、最新コミックスとして第94巻が2026年10月2日に発売されました。単行本の刊行も継続しており、長期シリーズとしての展開が続いています。
次回更新は2026年11月16日予定
2026年10月26日付の公式サイトのお知らせによると、11月2日と11月9日の掲載・配信は休載となり、次回更新は2026年11月16日(月)の予定です。
11月2日は本誌の合併号休み、11月9日は「マッスルタッグマッチ特集」の掲載に伴う休載と案内されています。
そのため、10月31日時点では第548話が最新の更新回です。連載終了や長期休止を意味するものではなく、公式に次回更新予定が告知されています。
『キン肉マンII世』の追っかけ連載も展開
2026年の公式サイトでは、本編の『キン肉マン』だけでなく、『キン肉マンII世』の追っかけ連載も更新されています。
本編の新シリーズと過去の続編作品を並行して楽しめる構成は、長年のファンにとっても作品世界を振り返る機会になります。
加えて、2026年10月には超人総選挙2026の投票受付も案内されており、漫画の連載に加えてキャラクター企画なども展開されています。
このように、2026年のゆでたまごは、漫画の執筆だけでなく、公式サイトを通じた情報発信やキャラクター関連企画など、作品の世界を継続的に広げています。
【よくある質問】キン肉マンの作者に関するFAQ
Q1:キン肉マンの作者の本名は何ですか?
A1:作者は漫画家ユニット「ゆでたまご」で、メンバーの本名は嶋田隆司と中井義則です。嶋田が原作・キャラクター原案、中井が作画を担当しています。
Q2:ゆでたまごの2人はいつ出会ったのですか?
A2:1971年、小学4年生のころに大阪市立住之江小学校で出会いました。同じ団地に住んでいたこともあり親しくなり、中学時代には合作漫画を制作するようになりました。
Q3:キン肉マンはいつから連載していますか?
A3:1979年5月、『週刊少年ジャンプ』1979年22号から連載が始まりました。1978年には第9回赤塚賞で準入選を獲得しています。
Q4:2026年現在もキン肉マンは連載中ですか?
A4:はい。2026年10月26日に第548話が更新されています。公式サイトでは次回更新を11月16日と案内しており、連載は継続中です。
Q5:ゆでたまごの代表作品はキン肉マン以外に何がありますか?
A5:『キン肉マンII世』『闘将!!拉麺男』『ゆうれい小僧がやってきた!』『SCRAP三太夫』『蹴撃手マモル』『グルマンくん』などがあります。
Q6:嶋田隆司と中井義則はどちらが絵を描いていますか?
A6:基本的な担当分担では、中井義則が作画を担当しています。嶋田隆司は原作とキャラクター原案を担当しています。
まとめ:キン肉マンの作者は「ゆでたまご」!2人の創作は2026年も続いている
『キン肉マン』の作者は、嶋田隆司と中井義則による漫画家ユニット「ゆでたまご」です。嶋田が原作・キャラクター原案を担当し、中井が作画を担当する共同制作体制で、長年にわたって作品を生み出してきました。
2人の出会いは1971年の小学校時代。1974年ごろから合作漫画を描き始め、1978年には『キン肉マン』で第9回赤塚賞準入選を獲得。翌1979年5月に『週刊少年ジャンプ』で連載を開始しました。
その後、『闘将!!拉麺男』や『キン肉マンII世』などの作品を手掛け、2011年には『キン肉マン』の新シリーズが復活。インターネットを活用した連載形式でも読者を獲得してきました。
そして2026年10月現在、公式サイトでは第548話まで更新され、単行本も第94巻まで刊行されています。
キン肉マンの作者を理解するうえで大切なのは、嶋田隆司と中井義則を別々の作者として捉えるのではなく、物語を作る嶋田と、それを圧倒的な画力で表現する中井が一体となった「ゆでたまご」という創作チームとして見ることです。
1971年の出会いから半世紀以上。2人が生み出した『キン肉マン』は、2026年も新しいエピソードを届け続けています。
主な情報確認資料: 集英社『キン肉マン』公式サイト・作者プロフィール・2026年10月最新情報、週プレNEWSのゆでたまごインタビュー、ライブドアニュース掲載の嶋田隆司インタビュー。