2026年11月現在、大相撲の湘南乃海桃太郎(しょうなんのうみ・ももたろう)は、高田川部屋所属の東十両六枚目として九州場所を迎えます。2026年7月の名古屋場所では11勝4敗で十両優勝を達成し、9月の秋場所では幕内に復帰。しかし、東前頭十七枚目で3勝12敗と苦戦し、再び十両へ番付を下げました。
本名は谷松将人(たにまつ・しょうと)。神奈川県大磯町出身で、身長193cm、体重180kgという恵まれた体格を持ちます。最高位は前頭五枚目。15歳で高田川部屋に入門してから関取、幕内へと昇進した実力者です。7月の優勝から9月の大敗まで、何が起きたのでしょうか。日本相撲協会の公式プロフィールと2026年の取組記録を中心に、経歴、星取表、得意技、幕内復帰の展望を詳しく整理します。
【2026年最新】湘南乃海の現在は?11月場所は東十両六枚目

2026年11月3日時点の湘南乃海は、東十両六枚目。日本相撲協会が発表した令和8年十一月場所の番付に掲載されています。
11月場所は11月8日から22日まで福岡国際センターで開催される九州場所です。現在は場所前のため、公式プロフィール上の成績は0勝0敗。これから15日間の戦いが始まります。
今回の番付に至るまでには、2026年の激しい浮き沈みがありました。
- 1月場所:西十両四枚目、5勝10敗
- 3月場所:東十両八枚目、8勝7敗
- 5月場所:東十両八枚目、9勝6敗
- 7月場所:東十両六枚目、11勝4敗、十両優勝
- 9月場所:東前頭十七枚目、3勝12敗
- 11月場所:東十両六枚目
注目したいのは、7月の十両優勝によって9月に幕内へ復帰したものの、その場所で大きく負け越した点です。
2025年九州場所以来となる幕内復帰を果たした湘南乃海でしたが、前頭十七枚目でも厳しい戦いを強いられました。結果として、11月場所では再び十両で土俵に上がることになりました。
日本相撲協会の公式プロフィールによると、11月場所時点の生涯戦歴は367勝335敗、76場所。幕内戦歴は94勝131敗、幕内在位は15場所です。十両優勝1回、敢闘賞1回という実績も残しています。
つまり、現在の湘南乃海は幕内経験を持つ実力者でありながら、十両上位で再び幕内への足場を固める段階にあります。
【プロフィール】湘南乃海の本名・年齢・身長・体重と得意技
湘南乃海桃太郎は、神奈川県中郡大磯町出身の力士です。1998年4月8日生まれで、2026年11月現在は28歳。恵まれた体格と左四つを軸にした相撲を持ち味としています。
基本情報は日本相撲協会の公式力士プロフィールに掲載されています。
- 四股名:湘南乃海 桃太郎(しょうなんのうみ ももたろう)
- 本名:谷松 将人
- 生年月日:1998年4月8日
- 年齢:28歳
- 出身地:神奈川県中郡大磯町
- 所属部屋:高田川部屋
- 身長:193.0cm
- 体重:180.0kg
- 初土俵:2014年3月場所
- 新十両:2023年1月場所
- 新入幕:2023年7月場所
- 最高位:前頭五枚目
なお、身長と体重については掲載時期による違いも見られます。日本相撲協会の公式プロフィールでは193cm・180kgですが、2026年9月のタウンニュースの記事では194cm・183kgと紹介されていました。最新の公式プロフィールを基準にする場合は193cm・180kgです。
湘南乃海の得意技は左四つ・寄り・押し
湘南乃海の得意技は、左四つ・寄り・押しです。
左四つは、相手の右腕の内側に自分の左腕を差して組む体勢。長身を生かして相手との間合いを詰め、組んでから前に出る相撲につなげられることが強みです。
寄りは、相手に密着して体を預けながら土俵外へ押し進める攻め方。183kg前後の体格を生かした圧力は、組み合った相手にとって大きな負担になります。
一方、押し相撲では、相手にまわしを取らせず、胸や肩を使って前方へ攻めることが重要になります。
実際の決まり手には叩き込みや上手投げも
興味深いのは、得意技として紹介される相撲の型と、実際に勝利したときの決まり手には違いがあることです。
日本相撲協会が掲載する過去6場所の決まり手傾向では、91取組40勝を対象に、叩き込みが25%、上手投げが18%、押し出しが18%となっています。
つまり、湘南乃海は単純に体格を生かして押し切るだけの力士ではありません。相手の動きを利用した叩き込みや、組んでからの上手投げでも白星を挙げています。
観戦するときは、左四つに組めるかだけでなく、組んだ後にどれだけ早く攻めを展開できるかにも注目したいところです。
【経歴・入門の経緯】湘南乃海はなぜ高田川部屋を選んだのか
湘南乃海の相撲人生は、2014年、中学卒業を控えた15歳のときに始まりました。
入門前の谷松将人は、相撲経験のない野球少年でした。小学生のころから野球に取り組み、恵まれた体格を生かして活躍していましたが、中学時代に大相撲の世界を意識するようになります。
入門のきっかけは「千代の富士物語」
2014年3月のタウンニュースの報道によると、相撲に興味を持つ転機となったのは、ドラマ「千代の富士物語」のビデオでした。
当初、力士に対しては体格の大きさばかりが印象に残っていたものの、筋肉質の千代の富士が活躍する姿を見て、その印象が大きく変わったといいます。
相撲経験がなかった谷松将人は、その後、相撲部屋を見学。8つ以上の部屋から声を掛けられた中で選んだのが高田川部屋でした。
選んだ理由として報道されているのは、稽古の厳しさです。本人は、相撲経験がないからこそ、厳しい環境で根性を鍛えたいという思いを持っていました。
15歳で高田川部屋に入門、約9年かけて関取へ
2014年3月場所で初土俵を踏み、2016年には幕下へ昇進しました。しかし、そこから十両への道のりは決して短くありませんでした。
2022年に十両昇進を決め、2023年1月場所で新十両。初土俵から約9年をかけて、正式な関取の地位を手にしました。
さらに2023年7月場所で新入幕。大磯町出身の力士として初の関取となったことも、地元で大きく取り上げられました。
最高位は前頭五枚目。幕内上位に近い位置まで番付を上げた経験は、現在の再昇進を考えるうえでも重要な実績です。
【2026年の成績・戦歴】7月の十両優勝から9月の3勝12敗まで
2026年の湘南乃海を語るうえで外せないのが、7月場所の十両優勝と9月場所の幕内での苦戦です。
この2場所の結果は、現在の番付と幕内復帰の可能性を考えるための重要な材料になります。
2026年の番付と成績の推移
| 時期 | 番付 | 成績・出来事 | 意味・転換点 |
|---|---|---|---|
| 2014年3月 | 前相撲 | 初土俵 | 15歳で高田川部屋から角界入り |
| 2016年 | 幕下 | 幕下昇進 | 関取を目指す段階へ |
| 2023年1月 | 十両 | 新十両 | 関取昇進を達成 |
| 2023年7月 | 幕内 | 新入幕 | 幕内力士の仲間入り |
| 2024年 | 前頭五枚目 | 自己最高位に到達 | これまでの最高位を更新 |
| 2026年1月 | 西十両四枚目 | 5勝10敗 | 十両で再起を図る |
| 2026年3月 | 東十両八枚目 | 8勝7敗 | 勝ち越し |
| 2026年5月 | 東十両八枚目 | 9勝6敗 | 2場所連続勝ち越し |
| 2026年7月 | 東十両六枚目 | 11勝4敗・十両優勝 | 幕内復帰への足掛かり |
| 2026年9月 | 東前頭十七枚目 | 3勝12敗 | 再び十両へ降格 |
| 2026年11月 | 東十両六枚目 | 場所前・0勝0敗 | 再度の幕内復帰を目指す |
この推移から分かるのは、湘南乃海が十両で勝ち越しを重ね、優勝まで到達する力を持つ一方、幕内ではまだ安定した成績を残せていないという点です。
番付と成績の推移は日本相撲協会の公式力士プロフィール、入門からの経歴は当時のタウンニュース報道に基づいています。
7月場所は11勝4敗で十両優勝
2026年7月12日から26日まで開催された名古屋場所。湘南乃海は東十両六枚目で出場し、11勝4敗という好成績を残しました。
千秋楽を前に単独首位に立っていたものの、本割では時疾風に敗れ、11勝4敗で並んだ4人による優勝決定戦に進みました。
その決定戦で朝翠龍を破り、決勝では西十両四枚目の寿之富士を寄り切りで下しました。これにより、自身初となる各段優勝を達成しました。
日刊スポーツの2026年7月26日付報道では、湘南乃海は優勝後、前に攻める意識を持ち、一番一番に集中したことを振り返っています。
「一番一番集中しただけ」
この優勝は単なるタイトル獲得ではありません。十両上位で結果を残し、再び幕内へ戻る力を示した重要な場所でした。
9月場所は幕内復帰も3勝12敗
7月の十両優勝を受け、9月場所では東前頭十七枚目として幕内に復帰しました。
しかし、結果は3勝12敗。15日間のうち白星を挙げたのは3日間にとどまり、苦しい場所となりました。
日本相撲協会の公式星取表に掲載された対戦結果は次のとおりです。
2026年9月場所の星取表
- 1日目:● 出羽ノ龍
- 2日目:● 朝翠龍
- 3日目:● 千代翔馬
- 4日目:● 翔猿
- 5日目:● 寿之富士
- 6日目:● 時疾風
- 7日目:○ 風賢央
- 8日目:○ 朝白龍
- 9日目:● 阿炎
- 10日目:○ 朝紅龍
- 11日目:● 獅司
- 12日目:● 王鵬
- 13日目:● 正代
- 14日目:● 金峰山
- 千秋楽:● 一意
序盤の6連敗が特に重く、7日目と8日目に連勝したものの、その後は白星を伸ばせませんでした。
幕内では十両時代とは異なる相手の圧力や攻めへの対応が大切です。7月に優勝した実力があっても、幕内で同じように勝ち星を重ねることは簡単ではありません。
この結果を受け、11月場所では東十両六枚目に番付を下げています。
【幕内復帰の可能性】湘南乃海が再び前頭へ上がるための課題
湘南乃海の幕内復帰は十分に射程圏内にあります。ただし、7月場所で11勝を挙げて十両優勝を達成した一方、9月場所では3勝12敗に終わったことから、今後は幕内でも通用する安定性を示す必要があります。
東十両六枚目は幕内復帰を狙える位置
2026年11月場所の東十両六枚目は、十両上位に近い位置です。ここで勝ち越し、さらに二桁勝利を挙げることができれば、次の場所での幕内昇進を強く意識できる成績になります。
参考になるのが2026年7月場所です。同じ東十両六枚目で11勝4敗を記録した結果、9月場所では東前頭十七枚目に昇進しました。
この実例から考えると、再び11勝前後の好成績を残せるかどうかは、幕内復帰を占う大きな判断材料です。
ただし、番付は勝ち星だけで機械的に決まるものではありません。十両上位や幕内下位の力士の成績、昇降格の人数なども関係するため、8勝7敗なら必ず幕内に戻れるという単純な仕組みではありません。
課題1:立ち合いから前に出る攻めを徹底する
湘南乃海自身が2026年9月の地元報道で振り返っていたのが、前に出るべき場面で相手に圧力をかけきれず、引いてしまうことへの反省です。
193cmの長身と180kgの体格は大きな武器ですが、それを生かすには立ち合いから主導権を握る必要があります。
相手に先に攻められると、自分の得意な左四つや寄りの形を作りにくくなります。反対に、先に圧力をかけて相手の体勢を崩せれば、持ち味を発揮しやすくなります。
課題2:幕内で通用する攻めの幅を増やす
十両で優勝できる力を持ちながら、幕内で3勝12敗に終わったことは、湘南乃海にとって大きな課題を示しています。
得意の左四つに持ち込むだけでなく、相手が差し手を封じてきた場合や、立ち合いで先手を取ってきた場合にも対応できるかが問われます。
公式プロフィールの決まり手傾向に上手投げや叩き込みが含まれている点は、攻め方に複数の選択肢を持っていることを示しています。こうした技術を、相手の特徴に合わせて使い分けられるかも注目点です。
課題3:15日間を通して安定した相撲を取る
9月場所では序盤に6連敗を喫しました。幕内で勝ち越すためには、序盤の取りこぼしを減らし、場所全体を通じて安定した成績を残すことが重要です。
一度連敗しても気持ちを切り替え、次の一番で自分の型を出せるか。15日間の長丁場で調子を維持できるかが、再昇進後の定着にもつながります。
2026年11月場所は、7月の優勝が一時的な結果ではなく、実力として定着していることを示すための重要な機会です。
【湘南乃海の注目ポイント】今後の成績を見極める3つの基準
湘南乃海の今後を追う際には、単純な勝敗だけでなく、相撲の内容にも注目する必要があります。
特に重要なのは次の3点です。
- 立ち合いの圧力:自分から前に出て、相手に後手を踏ませる相撲ができているか。
- 左四つからの攻め:有利な体勢を作った後、寄りや押しにつなげるスピードがあるか。
- 連敗後の修正力:一度負けても相撲の内容を立て直し、白星を取り戻せるか。
7月の名古屋場所では、9日目から6連勝して優勝争いを主導しました。これは、場所の途中で調子を上げて結果につなげられることを示した好材料です。
一方、9月場所では序盤の6連敗が響きました。好調時の力を15日間維持することが、次の課題になります。
湘南乃海は28歳。力士として今後の成長を期待できる年齢であり、すでに幕内での経験と最高位前頭五枚目という実績もあります。十両で優勝できる力を幕内でも安定して発揮できるかが、今後のキャリアを左右するでしょう。
【湘南乃海の現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:湘南乃海の2026年11月場所の番付は何枚目ですか? A1:東十両六枚目です。11月3日時点では九州場所の開始前で、公式成績は0勝0敗です。
Q2:湘南乃海は2026年7月場所で優勝しましたか? A2:はい。名古屋場所で11勝4敗を記録し、4人による優勝決定戦を制して十両優勝を果たしました。
Q3:湘南乃海の本名と身長・体重は? A3:本名は谷松将人です。日本相撲協会の最新プロフィールでは身長193cm、体重180kgと掲載されています。
Q4:湘南乃海の最高位はどこですか? A4:前頭五枚目です。2023年に新入幕を果たし、その後、幕内上位に近い番付まで昇進しました。
Q5:湘南乃海はどこの相撲部屋に所属していますか? A5:高田川部屋です。2014年に15歳で入門し、約9年をかけて2023年1月場所に新十両へ昇進しました。
Q6:湘南乃海の得意技は何ですか? A6:左四つ・寄り・押しです。長身と体格を生かして相手に圧力をかけ、前に出る相撲が持ち味です。
Q7:湘南乃海は幕内に復帰できますか? A7:可能性はあります。2026年7月には東十両六枚目で11勝4敗を挙げ、実際に幕内復帰を果たしました。11月場所でも好成績を残せるかが次の焦点です。
まとめ:湘南乃海は2026年11月場所で再浮上できるか
湘南乃海桃太郎は、15歳で高田川部屋に入門し、約9年をかけて関取に昇進した努力型の力士です。2023年には新入幕を果たし、最高位は前頭五枚目。2026年7月には十両優勝を達成するなど、確かな実績を持っています。
しかし、9月場所では幕内復帰後に3勝12敗と苦戦し、11月場所は東十両六枚目から再出発することになりました。
現在の課題は、恵まれた体格と左四つの技術を生かし、立ち合いから前に出る相撲を安定して続けることです。十両での優勝経験を幕内での勝ち越しにつなげられるかが、今後の大きなテーマになります。
2026年11月場所は、湘南乃海にとって再び幕内を目指す重要な15日間です。7月の優勝で見せた勝負強さを取り戻し、9月場所の課題を克服できるか。大磯町出身の長身力士が、再び幕内の土俵に戻る日を期待したいところです。
主な参考資料:日本相撲協会公式サイト「湘南乃海 桃太郎 力士プロフィール・戦歴・過去の星取表」、日刊スポーツ(2026年7月26日付)、タウンニュース(2014年3月・2023年6月・2026年9月掲載記事)、九州場所開催情報。