2026年の東京国際大学駅伝部は、箱根駅伝予選会で総合15位、全日本大学駅伝の関東地区選考会でも12位と、主要大会で厳しい結果が続いた。2026年10月17日に開催された第103回箱根駅伝予選会では、チーム総合10時間45分04秒を記録したものの、本戦出場権を獲得できず、2027年1月の箱根路を逃している。大学公式発表でも、3年連続10度目の本戦出場を目指していたことが明らかになっている。
一方、リチャード・エティーリは予選会で個人2位の好成績を残し、全日本大学駅伝の関東地区選考会でも組1位を記録した。2021年の出雲駅伝初優勝や箱根駅伝総合5位という実績を持つチームが、なぜ予選会を突破できなかったのか。2026年度の選手一覧、アモス・ベットら留学生の状況、中村勇太監督代行の指導体制、過去の成績を整理し、次季の再建に向けたポイントを検証する。
【2026年最新】東京国際大学は箱根駅伝予選会15位で本戦出場を逃す

第103回箱根駅伝予選会の結果
東京国際大学駅伝部にとって、2026年10月17日の第103回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会は、非常に厳しい結果となった。
東京都立川市で開催された大会で、東京国際大学は総合15位、10時間45分04秒。上位10校に与えられる2027年1月の本戦出場権を獲得できなかった。
大学が10月23日に発表した公式結果でも、総合15位という成績が確認できる。
2025年、2026年と続いていた箱根駅伝本戦への出場は、ここで途切れることになった。
予選通過ラインとのタイム差
第103回大会は45校が出場し、各校の上位10人の合計タイムによって順位を決定した。
東京国際大学と上位校の成績を比較すると、次のようになる。
| 順位 | 大学名 | 総合タイム |
|---|---|---|
| 1位 | 東洋大学 | 10時間31分30秒 |
| 2位 | 中央学院大学 | 10時間33分31秒 |
| 3位 | 東海大学 | 10時間33分41秒 |
| 4位 | 専修大学 | 10時間33分42秒 |
| 5位 | 東京農業大学 | 10時間34分33秒 |
| 6位 | 山梨学院大学 | 10時間35分18秒 |
| 7位 | 大東文化大学 | 10時間35分23秒 |
| 8位 | 神奈川大学 | 10時間36分48秒 |
| 9位 | 日本体育大学 | 10時間39分52秒 |
| 10位 | 法政大学 | 10時間40分08秒 |
| 11位 | 国士舘大学 | 10時間41分54秒 |
| 12位 | 武蔵野学院大学 | 10時間43分54秒 |
| 13位 | 立教大学 | 10時間44分01秒 |
| 14位 | 明治大学 | 10時間44分06秒 |
| 15位 | 東京国際大学 | 10時間45分04秒 |
出典:日本テレビ箱根駅伝番組公式サイト、東京国際大学公式発表。
10位の法政大学との差は4分56秒。11位の国士舘大学とも3分10秒の差があった。
単にあと数秒届かなかったという結果ではない。10人の合計タイムで競う大会において、チーム全体の走力を底上げする必要性が浮き彫りになった。
2026年の全日本大学駅伝も関東選考会12位
箱根駅伝だけでなく、5月4日に開催された第58回全日本大学駅伝の関東地区選考会でも、東京国際大学は苦戦した。
会場は神奈川県平塚市のレモンガススタジアム平塚。20校が参加し、東京国際大学は4時間02分58秒28で12位だった。
本大会への出場権を獲得できるのは上位7校。東京国際大学は惜しくも伊勢路への切符を逃した。
この選考会では、リチャード・エティーリが第4組で27分37秒50を記録して1位。小柴裕士郎も28分48秒57で同組12位だった。
しかし、個人の好成績だけでは8人の合計タイムを押し上げきれなかった。
2026年10月31日時点で、11月1日開催の全日本大学駅伝本大会に東京国際大学は出場しない。5月の関東地区選考会で出場権を獲得できなかったためだ。
【参考:東京国際大学公式・第103回予選会結果/全日本大学駅伝関東地区選考会結果、日本テレビ大会公式結果】
【主力選手を分析】リチャード・エティーリとアモス・ベットの実力
リチャード・エティーリは個人2位の力走
2026年の東京国際大学を語るうえで、最も注目すべき選手がリチャード・エティーリだ。
ケニア出身の留学生で、2026年7月時点の大学公式選手名簿では人間社会学部スポーツ科学科の4年生として掲載されている。
第103回箱根駅伝予選会では、ハーフマラソンを1時間00分59秒で走破。45校の選手の中で個人2位という優秀な成績を収めた。
日刊スポーツのレース報道によると、18km付近まで先頭の留学生集団でトップを争い、20km過ぎに先頭から離されたものの、最後まで力走を続けた。
レース後には悔しさをにじませながらも、仲間について「みんなベストを尽くしました」と語っている。
エティーリは、個人の能力だけでなく、チームメートへの配慮も見せた。
ただし、個人2位という結果とチーム15位という結果の間には、大きな隔たりがある。エースが好走しても、残る9人の合計タイムが伸びなければ予選会を突破できない。2026年の結果は、大学駅伝における選手層の重要性を改めて示した。
アモス・ベットも注目される留学生
もう一人の注目選手がアモス・ベットだ。
2026年7月現在の大学公式名簿では、エティーリと同じ4年生として登録されている。
第103回箱根駅伝予選会の最終エントリーにも名前があり、1万メートルの資格記録は27分44秒02だった。
ただし、予選会当日のスタートリストには名前がなく、実際に出走したのはエティーリだった。
箱根駅伝予選会では留学生の出走人数に制限があるため、2人の留学生が同時に走るわけではない。ベットの登録とエティーリの出走を混同しないことが大切だ。
2026年の主要選手と役割の関係
| 選手・関係者 | 2026年の立場 | 主な実績・関係 |
|---|---|---|
| リチャード・エティーリ | 4年生・留学生 | 箱根予選会個人2位、1時間00分59秒 |
| アモス・ベット | 4年生・留学生 | 箱根予選会の最終エントリー登録選手 |
| 小柴裕士郎 | 3年生 | 箱根予選会チーム2番手、1時間03分53秒 |
| 久保遼人 | 4年生・主将 | チーム主将、全日本選考会第2組出走 |
| 菱田紘翔 | 4年生・副主将 | 箱根予選会出走 |
| 政仁斗 | 3年生・副主将 | 全日本選考会第3組出走 |
| 中村勇太 | 監督代行 | 2024年から監督代行として指揮 |
この関係を見ると、2026年はエティーリという強力な個人戦力を持ちながら、チーム全体の結果につなげきれなかったことが分かる。
なお、エティーリとベットはいずれも4年生。次年度の戦力を考える際には、卒業に伴う留学生枠の入れ替わりも大きなテーマとなる。
【参考:東京国際大学駅伝部公式選手紹介、日刊スポーツ2026年10月17日大会報道】
【東京国際大学駅伝部の選手一覧】2026年度の学年別メンバー
東京国際大学の公式サイトでは、2026年7月現在の駅伝部選手とスタッフが掲載されている。
ここでは、学年別に選手を整理する。
4年生
久保遼人(主将)、菱田紘翔(副主将)、生駒蓮、欠端陽翔、佐藤優馬、登松大和、平賀大貴、松田拓也、米村修翔、菊池康介、辻本奨真、アモス・ベット、松尾悠登、リチャード・エティーリ。
3年生
政仁斗(副主将)、阿部涼大、岩本偲遠、澳彰吾、藤田篤史、井口愁斗、木戸珀斗、古賀智也、小柴裕士郎、庄司孔、菅原啓汰、角川夢有人、山口陸。
2年生
神薗一馬、河合将希、安田朔矢、荒谷俊輔、岩尾春、木内桜澄、久保茉潤、齋藤康太郎、斉藤陽一郎、佐藤柊輔、瀬古雄大、立石晟唯、永井大晟、前原諒、松浦央汰、渡邊颯汰。
1年生
栗山悠希、廣原悠慎、佐藤新太、田辺神門、藤田純成、保々遼斗、今村歩汰、新保翔生、野村泰冴、山田陸、會田輝匡、赤坂歩哉、岩切健之介、黒山陽仁、小南赳人、白石祐麻、竹内勇翔、竹林大輝、鶴優希、鶴田宇大、長尾虹汰、美間祐人。
以上は大学公式サイトの2026年7月時点の選手紹介に基づく一覧である。全員が箱根駅伝予選会に出走したわけではなく、実際の大会エントリーやスタートメンバーとは区別する必要がある。
2026年の箱根駅伝予選会エントリーメンバー
2026年10月に発表された最終エントリーは16人だった。
主な登録選手は次のとおり。
- アモス・ベット
- 欠端陽翔
- 久保遼人
- 登松大和
- 菱田紘翔
- リチャード・エティーリ
- 岩本偲遠
- 木戸珀斗
- 小柴裕士郎
- 政仁斗
- 久保茉潤
- 齋藤康太郎
- 佐藤柊輔
- 永井大晟
- 松浦央汰
- 渡邊颯汰
この16人のうち12人が実際に出走し、上位10人の合計タイムがチーム成績となった。
選手名簿、予選会の最終エントリー、当日の出走者は、それぞれ異なる情報である。観戦や選手情報の確認では、大学公式名簿だけでなく、大会ごとの登録情報も確認したい。
【参考:東京国際大学駅伝部公式・部員スタッフ紹介、日刊スポーツ2026年10月5日最終エントリー一覧】
【歴代成績を検証】出雲駅伝初優勝から箱根駅伝総合5位へ
東京国際大学駅伝部は、創部から短期間で大学駅伝の有力校へと成長したチームだ。
その象徴的な出来事が、2021年の出雲駅伝初優勝である。
2021年の出雲駅伝で初出場初優勝
2021年10月10日に開催された第33回出雲全日本大学選抜駅伝競走で、東京国際大学は初出場ながら初優勝を達成した。
大学公式発表によると、1区の山谷選手から2区の佐藤選手、3区の丹所選手、4区の白井選手、5区の宗像選手、6区のヴィンセント選手まで、全員が区間5位以内という安定した走りを見せた。
特に丹所選手は日本人トップのタイムで首位に浮上。最終6区ではヴィンセント選手が区間賞を獲得した。
エースだけに依存するのではなく、全区間で高い水準を維持したことが初優勝につながった。
箱根駅伝の歴代成績
箱根駅伝でも東京国際大学は上位進出を果たしてきた。
| 大会 | 開催年 | 総合順位 | 総合タイム |
|---|---|---|---|
| 第96回 | 2020年 | 5位 | 10時間54分27秒 |
| 第97回 | 2021年 | 10位 | 11時間05分49秒 |
| 第98回 | 2022年 | 5位 | 10時間55分14秒 |
| 第99回 | 2023年 | 11位 | 10時間59分58秒 |
| 第101回 | 2025年 | 8位 | 10時間54分55秒 |
| 第102回 | 2026年 | 16位 | 10時間58分16秒 |
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト「大学別過去の記録」。
2022年の総合5位は、東京国際大学が箱根駅伝で上位を狙えることを示した代表的な成績だ。
2025年には総合8位でシード権を獲得したものの、2026年は総合16位に後退。さらに2026年10月の予選会でも15位となり、翌年の本戦出場を逃した。
この流れを見ると、2021~2022年に築いた強豪校としての評価を、現在のチームがどう取り戻すかが大きな課題となっている。
【参考:東京箱根間往復大学駅伝競走公式記録、東京国際大学駅伝部公式2021年出雲駅伝報告】
【箱根予選会15位の背景】中村勇太監督代行とチーム再建の課題
2026年の東京国際大学の成績を考える際、選手の競技力だけでなく、指導体制の変化にも目を向ける必要がある。
横溝三郎監督の逝去と監督代行体制
東京国際大学駅伝部は2011年の創部以来、横溝三郎氏が総監督を務めてきた。
しかし、大学公式発表によると、横溝氏は2024年11月14日に逝去。大学は同月18日、中村勇太ヘッドコーチが監督代行を務めると発表した。
中村氏は2017年に東京国際大学のコーチに就任し、2024年にはヘッドコーチを務めていた人物だ。
2026年7月現在の大学公式スタッフ紹介でも、監督代行として掲載されている。
日刊スポーツの2026年10月17日の報道では、2023年の大志田秀次監督退任以降の指導体制の変化や、現4年生が入学する直前に進路を変更した選手がいたことなど、中村監督代行が語ったチームの事情も紹介された。
同報道によれば、中村監督代行は、正式な監督が不在となった期間に学生たちが戸惑いを抱えていた可能性にも言及している。
もちろん、指導体制だけで15位という結果を説明することはできない。しかし、長距離競技では、選手の育成方針、練習計画、年間の大会戦略を一貫させることが重要だ。
エティーリ以外の選手層が課題
今回の予選会で特に注目したいのが、個人順位の分布である。
東京国際大学の上位選手は次のとおりだった。
| 選手 | 個人記録 | 個人順位 |
|---|---|---|
| リチャード・エティーリ | 1時間00分59秒 | 2位 |
| 小柴裕士郎 | 1時間03分53秒 | 97位 |
| 木戸珀斗 | 1時間04分36秒 | 165位 |
| 佐藤柊輔 | 1時間04分43秒 | 171位 |
| 渡邊颯汰 | 1時間04分46秒 | 176位 |
| 政仁斗 | 1時間04分47秒 | 178位 |
| 菱田紘翔 | 1時間05分03秒 | 198位 |
| 欠端陽翔 | 1時間05分11秒 | 205位 |
| 久保茉潤 | 1時間05分20秒 | 214位 |
| 松浦央汰 | 1時間05分46秒 | 247位 |
出典:第103回箱根駅伝予選会の個人成績。
エティーリが個人2位だった一方、チーム2番手は97位。3番手以降は165位から200位台に分布していた。
この数字から分かるのは、エースの走力とチーム全体の走力に差があったということだ。
なお、予選会は12人が出走して上位10人の合計タイムを採用する。12番目の選手のタイムがそのままチーム総合記録に加算されるわけではない。
したがって、改善すべきなのは単純な最下位選手の記録だけではない。上位10人の平均的な走力を引き上げ、レース中に大きく順位を落とさない選手を増やすことが重要だ。
中村勇太監督代行の新たな役割
2026年10月30日には、東京国際大学からもう一つの発表があった。
中村勇太監督代行が、11月1日開催の第58回全日本大学駅伝において、日本学連選抜チームの監督に就任するという内容だ。
大学駅伝の指導者として、選抜チームを率いる機会を得たことは注目に値する。
ただし、これは東京国際大学が全日本大学駅伝本大会に出場するという意味ではない。大学は5月の関東地区選考会で12位となり、本大会の出場権を獲得していない。
選抜チームの指揮と大学駅伝部の再建は別の課題だが、指導者としての経験が今後のチーム運営にどう生かされるかは注目したい。
【参考:東京国際大学公式・横溝三郎監督訃報、監督代行就任発表、2026年10月30日発表、日刊スポーツ】
【次季の展望】2027年以降の箱根駅伝で巻き返せるのか
2026年10月の予選会で本戦出場を逃した東京国際大学だが、次の箱根駅伝に向けて注目すべき変更点がある。
それが第104回箱根駅伝の出場枠拡大だ。
第104回大会は予選通過枠が15校に拡大
第103回大会は、現行方式の10校予選通過枠で行われる最後の大会となった。
日刊スポーツの2026年10月17日の報道によると、2028年1月開催予定の第104回大会は記念大会として実施され、出場チームは合計26チームとなる。
予選会の通過校は、従来の10校から15校へ拡大する予定だ。
つまり、東京国際大学が2027年の予選会で15位以内に入れば、本戦出場の可能性が生まれる。
今回の15位という結果は、従来の10校枠では本戦に届かなかった。しかし、次回大会では出場枠の拡大によって状況が変わる。
ただし、15位以内に入るだけで安泰というわけではない。大会方式や他大学の戦力も踏まえ、確実に上位を狙えるチームづくりが必要だ。
次季に注目したい3つのポイント
1. 日本人選手のエース育成
エティーリのような突出した選手がいることは大きな強みだが、チーム全体の順位を決めるのは上位10人の合計タイムだ。
小柴裕士郎、木戸珀斗、政仁斗ら中堅学年の選手が、個人順位をさらに上げられるかが重要になる。
2. 1年生・2年生の成長
2026年7月時点の公式名簿では、1年生22人、2年生16人が登録されている。
若い選手が多いことは、数年後を見据えたチーム再建の可能性につながる。
特に高校時代の実績だけでなく、大学入学後にハーフマラソンや1万メートルで安定した記録を残せるかが重要になる。
3. 指導体制の安定とチーム全体の底上げ
中村勇太監督代行の下で、練習方針や選手育成の方向性をどこまで統一できるかも注目点だ。
エースの個人記録を伸ばすだけではなく、チーム全員が同じ目標に向かって準備できる環境が必要になる。
2026年の結果は厳しかったが、次回の箱根駅伝は出場枠の拡大という新しい条件で争われる。東京国際大学にとっては、再び本戦を目指す重要な転換期となる。
【東京国際大学駅伝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京国際大学は2027年の箱根駅伝に出場しますか?
A1:出場しない。2026年10月17日の第103回箱根駅伝予選会で総合15位、10時間45分04秒となり、本戦出場権を獲得できなかった。2027年1月の箱根駅伝には出場しない。
Q2:東京国際大学の箱根駅伝予選会でエティーリは何位でしたか?
A2:リチャード・エティーリは1時間00分59秒で個人2位だった。個人では非常に優秀な成績を残したが、チームは総合15位となり予選を通過できなかった。
Q3:アモス・ベットも2026年の箱根駅伝予選会に出場しましたか?
A3:最終エントリー16人には登録されていたが、当日の出走者には含まれていない。実際に出走した留学生はリチャード・エティーリだった。
Q4:東京国際大学の駅伝部監督は誰ですか?
A4:2026年10月現在、大学公式サイトでは中村勇太氏が監督代行として掲載されている。2024年11月、横溝三郎監督の逝去に伴い、監督代行に就任した。
Q5:東京国際大学は出雲駅伝で優勝したことがありますか?
A5:ある。2021年10月10日に開催された第33回出雲駅伝で、初出場初優勝を達成した。6区間すべてで区間5位以内に入る安定したレースを展開した。
Q6:東京国際大学は2028年の箱根駅伝に出場できる可能性がありますか?
A6:可能性はある。第104回大会は記念大会として開催され、予選通過枠が15校に拡大する予定だ。2027年の予選会で上位15校に入ることが、本戦出場に向けた目標となる。
まとめ:東京国際大学駅伝部の復活は選手層の強化が鍵
2026年の東京国際大学駅伝部は、全日本大学駅伝の関東地区選考会12位、箱根駅伝予選会15位という結果に終わった。
リチャード・エティーリが箱根予選会で個人2位を記録したことからも、個人能力の高さは明らかだ。しかし、箱根駅伝の出場権を獲得するには、エースだけでなく上位10人全員が安定したタイムを残す必要がある。
2021年の出雲駅伝初優勝、2022年の箱根駅伝総合5位という実績は、東京国際大学が再び上位を狙える可能性を示している。
今後の注目点は、エティーリやベットの卒業に伴う戦力変化、小柴裕士郎ら中堅選手の成長、若手選手の台頭、そして中村勇太監督代行の下でのチーム再建だ。
さらに2028年の第104回箱根駅伝では予選通過枠が15校に増える。東京国際大学にとって、次季は強豪校としての存在感を取り戻す大切なシーズンになる。
個人の強さをチームの強さへ。 これが2026年の結果から見えてくる、東京国際大学駅伝部の最大の課題であり、今後の復活を占う重要な判断基準となる。