もう一つ、金銭授受疑惑をめぐって注目されているのが、ゴルフ大会や飲食・宿泊費の負担です。
2026年10月、井上正文県議は、2025年2月に蔵内氏ら県議団幹部が参加したゴルフ大会などについて、自身がゴルフ代や飲食・宿泊費を負担したと証言しました。KBCの10月28日付報道では、支払総額は約110万円とされています。
一方、費用を負担していなかったとされる県議らは、未払いの事実を認めながらも、開催を要求したことについては否定するなど、説明が食い違っています。
この問題は、議長ポストをめぐる現金授受の証言とは別に、県議団内の会合や慣例的な費用負担のあり方を問うものです。金額だけを取り上げて、すべてを蔵内氏への現金授受と解釈することはできません。
【2026年11月5日の記者会見】蔵内勇夫事務所から発表された内容

2026年10月28日、蔵内氏の事務所が福岡県政記者クラブに対して、11月5日に福岡市内のホテルで記者会見を開く予定を伝えたことが明らかになりました。
11月5日(木)午前
蔵内勇夫氏の記者会見
- 開催地:福岡市内のホテル
- 主催:蔵内氏の事務所
- 開催目的:一連の問題や議員辞職の経緯について説明
- 発表日:2026年10月28日
具体的なホテル名や会見の詳細は、上記の開催予定を伝えた報道では確認できません。
会見が注目される理由は、蔵内氏が8月25日の議員辞職時に、詳しい理由を説明せず、後日福岡で報告する意向を示していたためです。
その後、9月4日付で福岡県政記者クラブが会見を要請しましたが、蔵内氏は9月18日の文書回答で、第三者委員会の調査やワンヘルスをめぐる行政改革審議会への影響を考慮し、当時は会見を見送る考えを示していました。
ところが、10月23日には新村元副議長による500万円の実名証言が公表され、蔵内氏も改めて否定するコメントを発表しています。こうした状況の中で11月5日の会見日程が決まったため、発言内容に関心が集まっています。
記者会見で注目される5つの論点
会見で確認したい要点は、次の5点です。
議員辞職の理由
8月25日に辞職を決断した具体的な経緯と、本人が考える責任の取り方。
金銭授受疑惑への説明
新村元副議長の500万円証言や、過去の正副議長人事に関連する証言への具体的な反論。
県議団内の費用負担問題
ゴルフ大会、会食、宿泊費などをめぐる複数の県議の証言に対する見解。
ワンヘルス関連事業と公費負担
アクロス福岡のオフィスや県職員派遣、事業費の妥当性に関する説明。
今後の政治・獣医師業界での活動
県議辞職後の活動方針と、世界獣医師会会長などの役職との関係。
特に重要なのは、個別の疑惑に対する説明と、第三者委員会や百条委員会による調査への対応を分けて考えることです。会見での本人の説明だけで疑惑の全体像が確定するわけではなく、今後公表される調査結果との照合も必要になります。
なお、2026年10月31日時点では11月5日の会見はまだ開催されていません。会見後の発言や新たな説明を、すでに公表された事実として扱うことはできません。
【蔵内勇夫事務所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:蔵内勇夫事務所の住所はどこですか? A1:福岡県筑後市大字和泉698番地1です。くらうち勇夫後援会の政治資金収支報告書に記載されている所在地で、郵便番号は833-0041です。
Q2:アクロス福岡の事務所も蔵内勇夫氏の個人事務所ですか? A2:いいえ。アクロス福岡13階にあるのは、アジア獣医師会連合(FAVA)のワンヘルス福岡オフィスです。蔵内氏が所長を務めていますが、個人の政治事務所とは異なります。
Q3:福岡県議会棟にある事務所は何の団体ですか? A3:「九州の自立を考える会」という任意団体の事務所です。蔵内氏は2025年まで会長を務めていました。2026年10月の報道では、県による使用許可の更新や活動実績の確認方法が問題になっています。
Q4:蔵内勇夫氏は2026年現在も県議会議員ですか? A4:いいえ。2026年8月25日付で福岡県議会議員を辞職しています。一方、日本獣医師会会長や世界獣医師会会長など、獣医師業界での活動は続いています。
Q5:2026年11月5日の記者会見は開催されましたか? A5:2026年10月31日時点では、開催予定として報道されている段階です。福岡市内のホテルで事務所主催の会見を開くとされています。
まとめ:蔵内勇夫事務所を調べるなら住所と組織の違いが重要
蔵内勇夫事務所をめぐる情報を整理すると、最も基本となる所在地は福岡県筑後市大字和泉698-1です。これは、くらうち勇夫後援会の政治資金収支報告書に記載された住所であり、蔵内氏の地元における政治活動の拠点を把握する手掛かりになります。
一方、福岡県議会棟の「九州の自立を考える会」と、アクロス福岡の「FAVAワンヘルス福岡オフィス」は、別の目的を持つ組織です。それぞれの施設の使用条件や公的支援について、2026年に県議会で検証が進められています。
蔵内氏本人についても、8月25日の議員辞職によって政治家としての県議会での活動には区切りがついた一方、世界獣医師会会長などの立場は続いています。
そして、金銭授受疑惑については、複数の関係者による証言と本人の否定が対立しており、第三者委員会と百条委員会による調査が進められています。
今後の判断材料として重要なのは、11月5日に予定される記者会見の内容、各調査機関の報告、そして県が各団体に対する施設使用や公費支援をどのように見直すかという点です。
蔵内勇夫事務所という検索キーワードの背景には、単なる住所確認だけではなく、地元後援会、政治団体、県議会、獣医師業界という複数の組織の関係を知りたいという関心があります。それぞれの所在地と役割を切り分けることが、2026年の福岡県政を理解するための出発点になります。