サンデーレーシングの勝負服は、黒地の胴に赤い十字襷、黒地の袖に黄色い縦縞を組み合わせたデザインです。JRAの服色登録に基づく馬主データベースの表記は「黒,赤十字襷,袖黄縦縞」。黒・赤・黄色の3色を使った、中央競馬でも印象に残りやすい勝負服です。
この勝負服は、クロワデュノール、ミュージアムマイル、レガレイラをはじめ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、グランアレグリアなど、数々の名馬が着用してきました。2026年10月31日時点でも登録表記は同じです。翌11月1日の天皇賞(秋)にはクロワデュノールとレガレイラが出走予定で、再びこのデザインに注目が集まります。
【一目でわかる】サンデーレーシングの勝負服は黒・赤・黄色の3色構成

サンデーレーシングの勝負服を見分けるうえで、最初に覚えておきたいのは、胴と袖で模様が異なることです。
単純に黒い勝負服というわけではありません。黒をベースにした胴には赤い十字襷、同じく黒い袖には黄色い縦縞が入っています。この配置こそが、ほかの馬主の勝負服と区別する決め手です。
JRA登録表記と実際のデザイン
サンデーレーシングの服色標示は、次のように整理できます。
「黒,赤十字襷,袖黄縦縞」
この表記を一般的な言葉に置き換えると、以下の構成になります。
- 胴の地色:黒
- 胴の模様:赤い十字襷
- 袖の地色:黒
- 袖の模様:黄色い縦縞
つまり、胴と袖のベースカラーはどちらも黒です。赤は胴の襷模様、黄色は袖の縦縞に使用されています。
競馬データベースの服色標示でも、この組み合わせは一貫して掲載されています。2026年10月末時点の所有馬情報でも同じ表記が確認できます。
「赤十字襷」は赤十字マークではない
検索キーワードにもなっている「赤十字襷」という言葉には、少し注意が必要です。
ここでいう十字襷は、胴の上で赤い帯が交差するX字状の模様を指します。医療機関などで使われる赤十字のマークを胸に付けているわけではありません。
競馬中継では馬が走る方向やカメラの角度によって、襷の片側だけが目立つこともあります。しかし、正面や斜め前から映った際には、胴を横切る赤い交差模様が大きな識別ポイントになります。
【デザインを詳しく解説】赤い十字襷と袖の黄色い縦縞はどこにある?
サンデーレーシングの勝負服は、胴体と袖を分けて観察すると理解しやすくなります。映像を静止させて確認する場合も、この2か所を順番に見るのがおすすめです。
胴体部分:黒地に赤い十字襷
最も目立つ特徴は、黒い胴体に配置された赤い十字襷です。
騎手の胸から背中にかけて交差するように見える赤い帯が、デザインの中心的な特徴になっています。黒と赤のコントラストによって、集団の中でも比較的認識しやすい配色です。
横からの映像では、騎手の姿勢や馬の動きによって襷の一部が隠れることがあります。そのため、胴の一部分だけで判断するよりも、赤い模様が交差しているかどうかを確認するほうが確実です。
袖部分:黒地に黄色い縦縞
もう一つの重要な特徴が、袖に配置された黄色い縦縞です。
袖そのものが黄色なのではなく、黒い袖の上に黄色の縦方向のラインが入っています。胴体の赤い襷と違い、黄色は袖の部分に限定されている点がポイントです。
特に、騎手が馬上で腕を動かしている場面では、黄色い縦縞が目に入りやすくなります。胴体の模様がほかの馬に隠れていても、袖が映っていれば判別の手掛かりになります。
黒・赤・黄色の役割を整理
3色を単独で覚えるよりも、どこに使用されているかをセットで覚えることが大切です。
- 黒:胴と袖の基本となる地色。
- 赤:胴体に配置された十字襷。
- 黄色:袖に配置された縦縞。
なお、黒・赤・黄色それぞれに特別な意味が込められているという公式説明は確認できません。色の象徴的な意味を推測するより、登録された配色と柄の配置を理解することが、正確な見分け方につながります。
【レース映像で実践】サンデーレーシングの勝負服の見分け方
実際のレースでは、馬が密集して走るため、勝負服の模様を常に鮮明に確認できるとは限りません。そこで、映像を見る際には確認する順番を決めておくと便利です。
見分け方1:胴体に赤いX字模様があるか確認
最初に、騎手の胴体部分に注目します。黒い地色に赤い帯が交差していれば、サンデーレーシングの勝負服である可能性が高まります。
特に直線で騎手の上半身が正面や斜めから映る場面は、襷の形を確認しやすいタイミングです。
見分け方2:袖に黄色い縦縞があるか確認
続いて、腕の部分を見ます。黒い袖に黄色い縦縞が入っていれば、胴体の赤い襷と組み合わせて判断できます。
赤い模様だけ、あるいは黄色だけを見て判断すると、別の馬主の勝負服と混同する可能性があります。必ず胴と袖の両方を確認するのが基本です。
見分け方3:馬番と馬主名を照合する
映像だけで判断しにくい場合は、出馬表の馬主欄を確認します。馬主名が「有限会社サンデーレーシング」であれば、登録された勝負服との照合ができます。
この方法は、雨天や曇天、ナイター競馬など、映像の色が見えにくい状況でも役立ちます。
意外と多い勘違い:騎手の帽子の色は勝負服ではない
競馬初心者が混同しやすいのが、騎手の帽子の色です。
JRAでは、騎手が着用するヘルメットの帽色は枠番によって決まります。例えば、1枠は白、2枠は黒、3枠は赤、4枠は青、5枠は黄色です。
つまり、黄色い帽子をかぶっているからといって、サンデーレーシングの馬とは限りません。逆に、同じサンデーレーシングの馬でも、枠番が違えば帽子の色は異なります。
勝負服は馬主の登録色、帽色は枠番による色。この違いを理解するだけで、レース映像の見方が大きく変わります。
【JRAの登録制度】勝負服は騎手ではなく馬主によって決まる
サンデーレーシングの勝負服を理解するには、JRAにおける服色登録の仕組みも押さえておきたいところです。
JRAの競馬用語辞典では、服色をレース中に騎手が着用する服と説明しています。一般的に勝負服と呼ばれるもので、デザインは騎手個人ではなく馬主によって決まります。
馬主ごとに登録できる勝負服は1種類
JRAの馬主向け公式Q&Aによると、中央競馬で馬主が自分の服色を使用するには、所定の登録手続きが必要です。
主な仕組みは次のとおりです。
- 馬主が使用する服色を登録する。
- 申請は預託先の調教師を経由して行う。
- 登録料は3,000円。
- 一馬主につき登録できる服色は1種類。
- 既存の登録と同一または類似する服色は登録できない。
この制度によって、サンデーレーシングが所有する複数の競走馬は、原則として同じ勝負服を着用してレースに出走します。
クロワデュノールでもレガレイラでも、騎乗する騎手が変わっても、馬主が変わらなければ登録された服色は同じです。
JRAで使用できる色と模様にも規定がある
JRAの競馬用語辞典によれば、中央競馬の標準色は13色です。赤、桃、黄、緑、青、水、紫、薄紫、茶、えび茶、ねずみ、黒、白が使用されます。
模様についても、襷、縦縞、輪、山形、格子縞、星散など、決められた種類があります。
加えて、胴と袖の地色・模様の組み合わせや模様の大きさにも規定が設けられています。1つの服色に使用できる色は、胴と袖の地色・模様を合わせて最大4色です。
JRAが服色の類似登録を認めないのは、競走中に各馬を識別しやすくするためでもあります。勝負服は単なるファッションではなく、競馬の公正な運営と観戦時の識別を支える制度の一部なのです。
【歴代代表馬を一覧比較】サンデーレーシングの名馬と勝負服の関係
サンデーレーシングの勝負服が競馬ファンに広く知られている理由の一つは、長年にわたって数々のGⅠ馬が同じデザインを着用してきたことです。
過去にはブエナビスタ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、クロノジェネシス、グランアレグリアなどが活躍。2025年以降はクロワデュノールやミュージアムマイル、レガレイラも注目を集めています。
代表的な所属馬と主な実績
| 競走馬 | サンデーレーシングとの関係・主な実績 | 2026年時点の位置づけ |
|---|---|---|
| ブエナビスタ | 同社の代表的な歴代所有馬。2011年ジャパンカップ優勝。 | 引退した歴代の名牝 |
| オルフェーヴル | 2011年クラシック三冠、宝塚記念、有馬記念2勝。 | JRA競馬の殿堂入り馬 |
| ジェンティルドンナ | 牝馬三冠、ジャパンカップ2勝、有馬記念、ドバイシーマクラシック優勝。 | JRA競馬の殿堂入り馬 |
| クロノジェネシス | 宝塚記念2勝、有馬記念優勝などの実績を持つ名牝。 | 引退した歴代の代表馬 |
| グランアレグリア | マイル・短距離路線を代表するGⅠ馬。2021年12月22日に競走馬登録を抹消。 | 引退した歴代の代表馬 |
| クロワデュノール | ホープフルS、日本ダービー、大阪杯、天皇賞(春)などを制覇。 | 2026年の現役主力馬 |
| ミュージアムマイル | 2025年皐月賞・有馬記念優勝。2025年度最優秀3歳牡馬。 | 2026年は休養中。2027年の復帰を目指す |
| レガレイラ | ホープフルS、有馬記念、エリザベス女王杯などを制覇。 | 2026年天皇賞(秋)に出走予定 |
JRAの競走馬情報や競馬の殿堂の記録を見ると、オルフェーヴルやジェンティルドンナの馬主が有限会社サンデーレーシングであることが確認できます。
ジャパンカップ4連覇という歴史的な実績
サンデーレーシングの歴史を語るうえで印象的なのが、2010年から2013年までのジャパンカップにおける同一馬主の4連覇です。
2010年はブエナビスタが圧倒的な人気を集めながら、斜行による降着で2着となり、繰り上がりで同じサンデーレーシングの所有馬ローズキングダムが優勝しました。
続く2011年にはブエナビスタが勝利。2012年と2013年はジェンティルドンナが連覇を達成しました。
競馬専門メディアの2025年の振り返り記事でも、同一馬主による同一JRA平地GⅠの4連覇として紹介されています。
この時代から現在まで、同じ勝負服が世代を超えて受け継がれていることは、サンデーレーシングのブランドを認識するうえでも興味深い点です。
【2026年最新】クロワデュノール・ミュージアムマイル・レガレイラの現在
2026年10月31日時点で、サンデーレーシングの勝負服に関係する大きな注目要点は、秋のGⅠ戦線です。
特にクロワデュノールとレガレイラは、翌11月1日に東京競馬場で開催される第174回天皇賞(秋)の出走馬に名を連ねています。
クロワデュノール:2026年もGⅠ戦線の中心
クロワデュノールは、父キタサンブラック、母ライジングクロスという血統の牡馬です。馬主は有限会社サンデーレーシング、管理調教師は斉藤崇史調教師です。
2024年のホープフルステークス、2025年の日本ダービーを制し、2026年には大阪杯と天皇賞(春)も優勝しました。
2026年6月14日の宝塚記念では2着。JRAの2026年天皇賞(秋)出走馬情報では、春のGⅠ2勝を引っ提げて秋の中距離王決定戦に挑む馬として紹介されています。
11月1日の天皇賞(秋)では1枠1番、C.デムーロ騎手とのコンビで出走予定です。白い帽色に、黒地・赤十字襷・袖黄縦縞の勝負服という組み合わせになります。
ミュージアムマイル:2026年は休養、2027年の復帰を目指す
ミュージアムマイルは、父リオンディーズ、母ミュージアムヒルの牡馬です。2025年の皐月賞と有馬記念を制し、同年のJRA賞では最優秀3歳牡馬に選ばれました。
2026年6月14日の宝塚記念では9着。その後、右前脚の状態に関する検査を受け、北海道のノーザンファーム空港牧場にある社台ホースクリニックで7月1日に関節鏡手術を受けました。
2026年10月8日、所属するサンデーサラブレッドクラブの発表を受け、競馬専門メディアが年内の出走見送りを報道しました。
術後の経過は良好で、騎乗調教も再開していますが、馬体の状態を整えるため、2027年の復帰を目指す方針です。
したがって、2026年10月末時点では、ミュージアムマイルのレースで勝負服を見る機会はありません。今後の復帰時期が注目されます。
レガレイラ:2026年11月1日の天皇賞(秋)に参戦
レガレイラは、父スワーヴリチャード、母ロカの牝馬です。サンデーレーシングの所有馬として、2023年のホープフルステークス、2024年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯を制しました。
2025年度のJRA賞では最優秀4歳以上牝馬に選ばれています。
2026年は宝塚記念7着、オールカマー4着を経て、11月1日の天皇賞(秋)へ向かうことが発表されました。
JRAの出馬表では2枠3番、岩田望来騎手での出走予定です。
ここで注目したいのは、同じサンデーレーシングのクロワデュノールとレガレイラが、同じレースに出走することです。両馬の勝負服は同じデザインですが、クロワデュノールは1枠、レガレイラは2枠のため、騎手の帽色は白と黒に分かれます。
この組み合わせは、馬主の勝負服と枠番による帽色の違いを理解するうえでも、わかりやすい実例です。
グランアレグリアは現役ではなく歴代の代表馬
グランアレグリアもサンデーレーシングの勝負服を着用した代表的な競走馬です。
父ディープインパクト、母タピッツフライという血統で、短距離からマイル路線で数々の実績を残しました。
JRAの競走馬情報では、2021年12月22日が競走馬登録の抹消日として記録されています。2026年現在の現役馬ではありませんが、サンデーレーシングの歴代代表馬として、勝負服を語る際に欠かせない存在です。
【プロの結論】勝負服を正確に見分けるなら3つのポイントを押さえる
サンデーレーシングの勝負服は、黒・赤・黄色という配色だけを覚えても、レース中に正確に識別するのは難しい場合があります。
重要なのは、色の種類よりも色が配置されている場所です。
第一に、胴体は黒地に赤い十字襷。第二に、袖は黒地に黄色い縦縞。第三に、帽子の色は枠番で変わるため、勝負服の判定材料として単独では使わない。この3点を押さえれば、テレビ中継でも競馬場でも見分けやすくなります。
また、サンデーレーシングの勝負服は特定の競走馬だけに割り当てられたものではありません。ブエナビスタやオルフェーヴルの時代から、クロワデュノールやレガレイラの時代まで、同じ馬主の登録服色として使用されてきました。
競馬ファンにとって勝負服は、単なる騎手の衣装ではなく、馬主と競走馬のつながりを視覚的に伝える存在です。名馬の歴史を知るほど、同じデザインが世代を超えて受け継がれる面白さも見えてきます。
【サンデーレーシングの勝負服】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:サンデーレーシングの勝負服は何色ですか?
A1:黒・赤・黄色の3色です。胴は黒地に赤い十字襷、袖は黒地に黄色い縦縞というデザインです。登録表記は「黒,赤十字襷,袖黄縦縞」です。
Q2:サンデーレーシングの勝負服は騎手によって変わりますか?
A2:基本的に変わりません。JRAでは勝負服は馬主によって登録されるため、同じサンデーレーシングの所有馬なら、騎乗する騎手が変わっても同じデザインを使用します。ただし、帽子の色は枠番によって変わります。
Q3:2026年現在、サンデーレーシングの代表的な現役馬は誰ですか?
A3:クロワデュノール、レガレイラ、ミュージアムマイルなどが代表的な注目馬です。ただし、2026年10月31日時点ではミュージアムマイルは年内休養中で、2027年の復帰を目指しています。クロワデュノールとレガレイラは11月1日の天皇賞(秋)に出走予定です。
まとめ:サンデーレーシングの勝負服は赤い十字襷と黄色い袖が決め手
サンデーレーシングの勝負服は、黒地の胴に赤い十字襷、黒地の袖に黄色い縦縞という特徴的なデザインです。
JRAの登録制度に基づき、馬主ごとに定められた服色が使用されるため、所属する競走馬が変わっても基本デザインは共通しています。
歴代のブエナビスタ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、グランアレグリアから、現在のクロワデュノール、ミュージアムマイル、レガレイラまで、数多くの名馬がこの勝負服を着用してきました。
2026年11月1日の天皇賞(秋)では、クロワデュノールとレガレイラの2頭が同じ勝負服で出走予定です。枠番によって帽色は異なりますが、胴の赤い十字襷と袖の黄色い縦縞は共通しています。
レースを見る際には、ぜひ騎手の胴体と袖に注目してください。サンデーレーシングの勝負服を正確に見分けられるようになると、名馬たちの歴史や馬主ごとの個性も、より深く楽しめるようになります。