ソフトバンクのCM「白戸家」でおなじみの白いお父さん犬。堂々とした表情と渋い声が印象的ですが、実際の犬種は柴犬ではなく、北海道犬(ほっかいどうけん)です。初代のお父さんを務めたのは「カイくん」という北海道犬で、2018年に老衰のため亡くなりました。その後は実の息子であるカイトくんとカイキくんが2代目のお父さん役を引き継いでいます。
2026年11月現在もソフトバンクは白戸家シリーズの新CMを展開しており、10月21日にはモバイル事業20周年を記念した最新作も放映開始されました。一方、現在出演している犬の個体名や、カイトくん・カイキくんのどちらが撮影に参加しているのかについては、最新の公式発表では明らかにされていません。犬種の特徴から歴代の交代経緯、初代カイくんの生涯まで詳しく解説します。
【結論】ソフトバンクのお父さん犬の犬種は北海道犬!柴犬ではない理由

ソフトバンクのCMに登場する白いお父さん犬の犬種は、北海道犬(ほっかいどうけん)です。
北海道犬は日本原産の中型犬で、かつてはアイヌ犬とも呼ばれていました。北海道の厳しい寒さや積雪に適応してきた犬種で、筋肉質の体格と厚い被毛が特徴です。
初代お父さん犬のカイくんについても、ソフトバンクの公式発表や当時の報道で北海道犬と紹介されています。
なぜ柴犬と間違われやすいのか?
北海道犬と柴犬は、どちらも日本原産の日本犬です。立ち耳、巻き尾、引き締まった体つきなど共通する特徴があるため、犬種に詳しくない人には見分けが難しい場合があります。
特にカイくんのような白い北海道犬は、一般的な柴犬のイメージとは異なるものの、顔つきや耳の形が柴犬に似て見えることがあります。
しかし、両者は別の犬種です。ジャパンケネルクラブ(JKC)でも、北海道と柴はそれぞれ独立した犬種として登録されています。
お父さん犬の白い毛並みは北海道犬ならでは?
白い毛並みは北海道犬の特徴の一つですが、北海道犬がすべて白色というわけではありません。
JKCが紹介する北海道犬の毛色には、次の種類があります。
- 白
- 赤
- 黒
- 黒褐色
- 虎
- 胡麻
つまり、白い毛並みは北海道犬に認められている毛色の一つです。ソフトバンクのお父さん犬は、その中でも印象的な白毛の個体が起用されているため、犬種のイメージとCMキャラクターが強く結び付いています。
白戸次郎とカイくんは同じ名前ではない
ここで整理しておきたいのが、CMのキャラクター名と実際に出演する犬の名前の違いです。
白戸家のお父さんのキャラクター名は白戸次郎(しらとじろう)。一方、初代を演じた実際の犬の名前がカイくんです。
また、お父さんの声を担当しているのは俳優の北大路欣也さんです。犬の姿と威厳のある男性の声を組み合わせた演出が、白戸家シリーズの大きな特徴になっています。
【歴代のお父さん犬】初代カイくんからカイトくん・カイキくんへの継承
ソフトバンクのお父さん犬は、同じ犬が長年出演し続けているわけではありません。実際には、年齢や撮影への対応などを踏まえて、個体が交代しています。
初代から2代目への交代で特徴的なのは、血縁関係のある親子によってキャラクターが引き継がれたことです。
初代カイくん:2007年から白戸家のお父さんとして活躍
初代お父さん犬のカイくんがソフトバンクのCMに登場したのは、2007年6月です。
白戸家シリーズの初期から出演し、白い北海道犬の姿と印象的な表情で人気を集めました。
ソフトバンクニュースが紹介した追悼展示の記事によると、カイくんは約300本のテレビCMに出演しています。CMだけでなく、イベントや写真集、DVDなどにも登場し、企業広告のキャラクターとして異例の知名度を獲得しました。
また、ソフトバンクのCMに出演する以前から、テレビドラマなどで活動していたタレント犬でもあります。
2014年:長男のカイトくんが後を継ぐ
カイくんは2014年春、年齢を重ねたこともあり、お父さん役を引退したと報じられました。
女性自身の2014年4月の報道では、当時11歳だったカイくんに代わり、長男の海斗(カイト)くんが後を継いだと紹介されています。
親子で顔立ちが似ていることも、キャラクターの連続性を保つうえで自然な引き継ぎにつながりました。
ただし、交代したCMの具体的な作品については、後年ソフトバンク広報が、どのCMから切り替わったのかを公表していないと説明しています。
2代目はカイトくんとカイキくんの2頭体制
2018年6月28日の初代カイくんの訃報に際して、ソフトバンクは、現在のお父さん役を務めているのはカイくんの息子であるカイトくんとカイキくんだと発表しました。
ここで重要なのは、2代目という呼び方が1頭だけを指すものではない点です。
公式発表では、カイトくんとカイキくんの2頭が2代目のお父さんとして紹介されています。そのため、カイトくんだけが唯一の後継犬だったと理解するのは正確ではありません。
カイくんの名前の由来は北海道の「海」
初代カイくんの名前は、北海道の「海」に由来すると日刊スポーツが報じています。
北海道の自然を連想させる名前であり、北海道犬という犬種のルーツとも重なるエピソードです。
カイトくん、カイキくんもカイくんの息子として紹介されており、白戸家のお父さん役は実際の親子関係を持つ犬たちに受け継がれていきました。
【歴代・関係図】白戸家のお父さん犬の世代交代を一覧で整理
これまでの情報を時系列で整理すると、白戸家のお父さん犬の系譜が分かりやすくなります。
| 時期 | 犬・関係者 | 出来事・役割 |
|---|---|---|
| 2007年6月 | 初代カイくん | 白戸家の初代お父さんとしてCM出演開始 |
| 2007年以降 | 白戸次郎 | CM上のお父さんのキャラクター名 |
| 2007年以降 | 北大路欣也さん | お父さんの声を担当 |
| 2014年春 | カイトくん | 初代カイくんの長男として後継役に |
| 2018年6月 | カイキくん・カイトくん | ソフトバンクが2代目のお父さんとして公表 |
| 2018年6月28日 | 初代カイくん | 老衰のため死去。公式発表では16歳 |
| 2026年9月18日 | 白戸家のお父さん | 「白戸家 お父さん大捜索」篇が放映開始 |
| 2026年10月21日 | 白戸家のお父さん | 20周年記念CM「白戸家 半額食卓」篇などが放映開始 |
2026年現在、ソフトバンクのお父さん犬は何代目?
2026年11月現在、公式発表で確認できる歴代の系譜は、初代カイくんと2代目カイトくん・カイキくんです。
一方、2026年9月18日には「白戸家 お父さん大捜索」篇、10月21日には「白戸家 半額食卓」篇と「白戸家 20年のありがとう」篇が放映開始されています。
つまり、白戸家のお父さんというキャラクターは2026年も現役です。
ただし、これらの最新CMの公式発表では、出演者として「白戸家のお父さん」と記載されているものの、撮影に参加した犬の個体名までは明らかにされていません。
したがって、2026年現在もカイトくんまたはカイキくん本人がすべての撮影に出演していると断定することはできません。世代としては2代目までの情報が公式に確認できる一方、最新の個体の詳細は別の情報として考える必要があります。
【北海道犬の特徴】性格・体格・毛並みを詳しく解説
ソフトバンクのお父さん犬の犬種である北海道犬は、見た目のかわいらしさだけでなく、北海道の自然環境に適応してきた歴史を持つ犬です。
その特徴を知ると、なぜ白戸家のお父さん犬のような堂々とした姿になるのかも理解しやすくなります。
北海道犬は1937年に天然記念物に指定された日本犬
北海道犬は、1937年(昭和12年)に国の天然記念物に指定されました。
ジャパンケネルクラブによると、北海道犬は鎌倉時代に本州から北海道へ移住した人々とともに渡った中型犬を祖先とするとされています。
北海道の先住民族であるアイヌの人々によって、ヒグマなどの獣を狩る猟犬として飼育されてきた歴史もあります。
そのため、単なる家庭犬として発展した犬種とは異なり、厳しい自然環境に対応するための体力や判断力、持久力を備えています。
北海道犬の性格は忠実で勇敢
北海道犬の性格は、一般的に次のような特徴で紹介されています。
- 忠実:飼い主や信頼する相手との関係を大切にする。
- 従順:信頼関係ができると指示を理解しやすい。
- 警戒心が強い:見知らぬ人や環境に慎重な反応を示す。
- 大胆:必要な場面では勇敢に行動する。
- 忍耐強い:厳しい環境で活動してきた犬種としての特性を持つ。
日本犬保存会も、北海道犬について、厚い耳や密集した被毛、発達した前胸部などを特徴として紹介しています。
ただし、北海道犬だから必ず気が強い、攻撃的になるというわけではありません。犬の性格には個体差があり、育った環境や社会化、飼い主との関係も影響します。
北海道犬の体格と被毛
北海道犬は中型犬に分類され、筋肉質でしっかりした体つきをしています。
JKCの犬種標準では、体高の目安は次のとおりです。
- オス:48.5〜51.5cm
- メス:45.5〜48.5cm
また、寒さや雪に対応してきた背景から、被毛は密集しており、体を守る役割を果たしています。
白い毛並みのカイくんは、この北海道犬の特徴を視覚的に印象付ける存在でした。
【北海道犬と柴犬の違い】大きさ・性格・歴史を比較
北海道犬と柴犬は、どちらも日本を代表する犬種ですが、体格や歴史には違いがあります。
一番分かりやすい違いは体の大きさ
北海道犬は中型犬、柴犬は小型犬です。
JKCの犬種標準によると、北海道犬のオスの標準体高は48.5〜51.5cm。一方、柴犬のオスは39.5cmを標準とし、上下各1.5cmの幅があります。
この差からも、北海道犬のほうが一回り大きな犬種であることが分かります。
ルーツや歴史にも違いがある
北海道犬は北海道の厳しい自然環境で育まれ、アイヌの人々によって獣猟犬として飼育されてきました。
一方の柴犬は、日本海側の山岳地帯を中心に、小動物や鳥の猟犬として使われてきた歴史があります。
両犬種とも日本の自然や人々の暮らしと深く結び付いていますが、発展した地域や用途が異なります。
性格の違いは単純に優劣で判断できない
北海道犬は忠実で大胆、警戒心に富む犬種として紹介されています。柴犬も忠実で感覚が鋭く、警戒心の強い犬種です。
つまり、両者には似た性質もあります。
北海道犬のほうが必ず勇敢、柴犬のほうが必ず飼いやすいといった単純な比較は適切ではありません。飼育を考える場合は、犬種の標準的な性質に加えて、個体の性格や運動量、生活環境との相性を確認する必要があります。
【プロの結論】お父さん犬が20年近く愛される理由と知っておきたい真実
ソフトバンクのお父さん犬が長く親しまれている理由は、単に白い犬がかわいいからではありません。
実際の北海道犬の存在感に、白戸家という架空の家族設定、北大路欣也さんの声、長期にわたる広告展開が組み合わさったことが大きな要因です。
犬の世代交代とキャラクターの継続は別の話
広告に登場する動物は、生き物である以上、年齢や健康状態によって出演できる期間が限られます。
初代カイくんが引退した後、息子のカイトくんやカイキくんが後を継いだことは、キャラクターの印象を維持しながら、実際の犬のライフステージにも配慮した世代交代として見ることができます。
ここで大切なのは、CMの中では同じ白戸次郎が活躍していても、現実には異なる犬が演じているという点です。
視聴者が見ているのは一貫したキャラクターですが、その裏側には複数の犬たちの仕事があります。
よくある3つの誤解
誤解1:お父さん犬は柴犬である。
実際の犬種は北海道犬です。顔立ちが似ていることから柴犬と間違われることがありますが、別の犬種です。
誤解2:お父さん犬は初代カイくんがずっと演じている。
カイくんは2014年春に引退したと報道されています。その後は息子のカイトくんとカイキくんが2代目として役を引き継ぎました。
誤解3:2026年も必ずカイトくんが出演している。
2026年の最新CMでも白戸家のお父さんは登場していますが、公式リリースでは個体名が公表されていません。キャラクターの継続と、実際の出演犬の特定は分けて考える必要があります。
北海道犬を飼いたい人が知っておきたいこと
お父さん犬を見て北海道犬に興味を持った人もいる可能性があります。ただし、CMで見る印象だけで飼育を決めるのはおすすめできません。
北海道犬は中型で筋肉質な犬種であり、十分な運動や適切なトレーニング、社会化が必要です。警戒心の強さもあるため、子犬の頃からさまざまな人や環境に慣れさせることが大切です。
また、密集した被毛を持つため、日常的なブラッシングなどのケアも欠かせません。
北海道犬を家族に迎えるなら、見た目だけではなく、運動時間を確保できるか、犬種の特性を理解しているか、長期的に飼育できる環境があるかを判断基準にしましょう。
【ソフトバンクのお父さん犬の犬種】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ソフトバンクのお父さん犬の犬種は何ですか?
A1:北海道犬です。かつてアイヌ犬とも呼ばれた日本原産の中型犬で、寒さに強い密集した被毛と筋肉質な体格が特徴です。
Q2:初代お父さん犬のカイくんは亡くなったのですか?
A2:はい。2018年6月28日未明、老衰のため亡くなりました。ソフトバンクの公式発表では16歳でした。
Q3:カイくんの後を継いだ犬の名前は?
A3:実の息子であるカイトくんとカイキくんです。ソフトバンクは2018年の公式発表で、2頭を2代目のお父さん役として紹介しています。
Q4:ソフトバンクのお父さん犬は2026年現在何代目ですか?
A4:公式に確認できる歴代の系譜では2代目です。ただし、2026年の最新CMに出演している個体の名前は公表されていません。
Q5:北海道犬と柴犬は同じ犬種ですか?
A5:違います。どちらも日本犬ですが、北海道犬は中型犬、柴犬は小型犬に分類されます。歴史や体格にも違いがあります。
Q6:お父さん犬の声を担当しているのは誰ですか?
A6:俳優の北大路欣也さんです。犬の姿をした白戸家のお父さんに、重厚感のある声を吹き込んでいます。
Q7:初代カイくんの名前の由来は何ですか?
A7:北海道の「海」に由来すると日刊スポーツが報じています。北海道生まれのカイくんらしい名前です。
まとめ:ソフトバンクのお父さん犬は北海道犬!親子で受け継がれた白戸家の歴史
ソフトバンクのお父さん犬の犬種は、柴犬ではなく北海道犬です。
初代を務めたカイくんは2007年から約300本のCMに出演し、白戸家を象徴する存在になりました。2014年春には長男のカイトくんが後を継ぎ、2018年にはカイキくんとともに2代目として公式に紹介されています。
その後、初代カイくんは2018年6月28日に老衰のため亡くなりました。ソフトバンクは公式発表で16歳だったと伝え、約300本のCMで活躍した功績を振り返っています。
2026年11月現在も白戸家のお父さんは新CMに登場しており、10月21日にはソフトバンクのモバイル事業20周年を記念する作品も放映されました。ただし、最新の出演犬の個体名は公表されていません。
お父さん犬の魅力を理解する要点は、実際の犬種である北海道犬、初代カイくんと2代目の親子関係、そして白戸次郎というCMキャラクターを区別することです。
北海道の自然が育んだ日本犬の魅力と、親から子へ受け継がれたお父さん役。その歴史を知ると、いつものソフトバンクのCMも、これまでとは少し違った視点で楽しめるはずです。