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【企業はどう申し込む?】懸賞金の条件と懸賞旗の仕組み

硲 俊 硲 俊 • 更新: • 公開: • 読了約 9 分
目次

大相撲の懸賞は、単にお金を提供すれば成立するものではない。日本相撲協会が定める申込条件に従い、対象となる取組や提供者名などを決める必要がある。

懸賞を出せるのは幕内の取組だけ

日本相撲協会の公式案内によると、懸賞を懸けられるのは幕内取組のみ。

企業・団体は、応援したい力士の取組や、特定の対戦を指定して懸賞を申し込める。

申し込みに関する基本条件は次のとおり。

- 1日1本以上、1場所15本以上が基本。
- 1本の料金は7万円(税込み)。
- 1場所15本の場合、費用は105万円(税込み)。
- 追加申し込みは1本から受け付ける。
- 提供者名は活字15文字以内。
- 懸賞旗は提供者側で制作して持ち込む。

懸賞旗のサイズは横70cm、縦120cm。土俵上に掲げるため、デザインには一定の制限が設けられている。

懸賞を出すと企業にはどんなメリットがある?

企業が懸賞を出すメリットは、勝ち力士への賞金提供だけではない。

日本相撲協会の公式案内では、懸賞を出した企業には次のような露出機会が用意されている。

1.取組表への企業名掲載

その日の会場入場者全員に配られる取組表に、提供者名が印刷される。

2.場内放送による企業名の紹介

対象となる取組の直前に、企業名などを織り込んだ原稿が読み上げられる。

3.懸賞旗による視覚的な宣伝

取組前に呼出しが懸賞旗を掲げて土俵の周囲を回る。観客の目に触れる機会があり、懸賞旗そのものも大相撲の名物になっている。

つまり、1本7万円のうち1万円は、企業にとっての広告宣伝に関係する費用という側面を持っている。

ただし、通常の広告媒体とは異なり、相撲の取組や力士への応援という性格も強い。協会の案内でも、懸賞は純粋な広告とは異なるものとして扱われている。

個人でも懸賞金を出せる?

日本相撲協会の公式案内では、提供者名を「社名等」として扱い、懸賞主向けの手続案内も企業を対象としている。

そのため、一般の個人が観戦の延長で好きな力士に1本だけ懸賞を出す、といった仕組みではない。

企業・団体として申し込みを検討する場合は、日本相撲協会の懸賞係に確認するのが確実だ。

- 申込・問い合わせ先:日本相撲協会 懸賞係
- 電話番号:03-3623-5111

【2026年最新】大相撲の懸賞本数は増加!夏場所で過去最多を記録

大相撲懸賞金はいくら

2026年の大相撲では、懸賞を申し込む企業が多く、懸賞本数も大きく伸びている。

特に注目されたのが、2026年5月の夏場所だ。

スポニチの2026年5月9日付報道によると、日本相撲協会が発表した懸賞申し込み総数は4241本。当時の過去最多記録を更新した。

申し込み企業は152社で、新規参入は30社。力士別では横綱・大の里が408本でトップ、大関・安青錦が245本、横綱・豊昇龍が222本と続いた。

2026年9月の秋場所でも3895本

続く2026年9月の秋場所では、懸賞申し込み総数が3895本となった。

デイリースポーツの報道によると、申し込み企業は141社。5月場所の過去最多には届かなかったものの、歴代2位の規模だった。

力士別では横綱・大の里が399本で最多。関脇・熱海富士が213本で2位となり、大関勢を上回ったことも話題になった。

熱海富士には、地元・熱海にゆかりのある企業からの申し込みが目立ったという。熱海ガスや熱海プリンを展開するTTCなど、地域企業による応援が懸賞本数にも表れている。

2026年の懸賞金総額を計算すると?

1本7万円を基準に、申し込み本数から金額を計算すると次のようになる。

- 2026年5月場所:4241本 × 7万円 = 2億9687万円
- 2026年9月場所:3895本 × 7万円 = 2億7265万円

これは申し込み本数に単価を掛けた懸賞金の予定総額であり、実際に土俵上で掲出された本数や力士の獲得額とは区別する必要がある。

それでも、1場所で数億円規模の懸賞金が申し込まれていることは、企業にとって大相撲が大きな宣伝・応援の場になっていることを示している。

なぜ大の里や熱海富士に懸賞が集まるのか?

懸賞本数は、単純に番付の高さだけで決まるものではない。

企業が力士を指定して懸賞を出せるため、次のような要素が影響する。

- 横綱・大関など、注目度の高い地位にいること。
- 優勝争いや大関昇進など、話題性のある目標があること。
- 出身地や所属地域に応援企業があること。
- 企業の広告・キャンペーンと力士のイメージが合っていること。

熱海富士の例は、地域企業が地元ゆかりの力士を応援する構図が懸賞本数に反映されたケースだ。

大相撲の懸賞は、単なる賞金ランキングではなく、企業と力士、地域社会を結びつける仕組みとしても機能している。

【よくある質問】大相撲の懸賞金はいくらに関するFAQ

Q1:大相撲の懸賞金は1本いくらですか?

A1:2026年現在、1本7万円(税込み)です。日本相撲協会の手数料が1万円、勝った力士の獲得分が6万円です。

Q2:懸賞袋には現金がいくら入っていますか?

A2:2025年5月場所から、懸賞袋1本につき現金1万円です。以前は3万円でした。残りの5万円は本人名義の預り金・口座分として管理されます。

Q3:力士の手取りは本当に6万円ですか?

A3:はい。1本当たりの獲得総額は6万円です。ただし、6万円全額が現金で渡されるわけではなく、土俵上の現金1万円と預り金・口座分5万円に分かれています。

Q4:懸賞金15本なら力士はいくらもらえますか?

A4:15本すべてを獲得した場合、総額90万円です。内訳は土俵上の現金15万円、預り金・口座分75万円です。なお、15本はスポンサー側の1場所当たりの基本申込本数でもあります。

Q5:懸賞金は負けた力士にも支払われますか?

A5:いいえ。懸賞金は対象となる取組で勝った力士が獲得します。懸賞を出した企業が支払う7万円のうち、協会手数料1万円を除いた6万円が勝ち力士の取り分です。

Q6:懸賞金の5万円は税金として没収されるのですか?

A6:5万円は税金そのものとして直ちに没収される金額ではありません。納税に備えるための預り金などとして、本人名義で管理されるお金です。税金の実際の負担額とは区別する必要があります。

Q7:企業が懸賞金を出すには最低いくら必要ですか?

A7:日本相撲協会の公式案内では、1日1本以上、1場所15本以上が基本です。1場所15本の場合、必要な費用は105万円(税込み)です。

まとめ:大相撲の懸賞金は7万円、実際の現金は1万円

2026年現在、大相撲の懸賞金は1本7万円(税込み)。勝った力士の獲得額は6万円で、残る1万円は日本相撲協会の手数料となる。

特に覚えておきたいのは、2025年5月場所から始まった受け取り方法の変更だ。

- 懸賞金の総額:7万円
- 協会の手数料:1万円
- 勝ち力士の獲得額:6万円
- 土俵上で受け取る現金:1万円
- 本人名義の預り金・口座分:5万円

2019年の改定で1本7万円になり、2025年には安全面や現金管理の負担を考慮して支給方法が変更された。金額そのものは変わっていない。

さらに2026年には、夏場所で過去最多の4241本、秋場所でも3895本の懸賞申し込みを記録した。大の里や熱海富士など、注目力士への懸賞が集まる背景には、企業の宣伝活動だけでなく、地域やファンによる応援の力もある。

懸賞袋の束が示しているのは、力士が勝ち取った賞金だけではない。企業の期待、地域の応援、そしてその一番に注がれる注目の大きさでもある。

次に大相撲を観戦するときは、懸賞旗の本数と勝ち力士が受け取る袋に注目してみると、土俵上の勝負がまた違った角度から楽しめるはずだ。

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コンテンツディレクター 硲 俊
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アニメ・漫画・声優の話題を扱うライター。制作委員会や出版社の公式告知、雑誌の巻末情報を確認し、放送日やキャスト変更は公式発表に基づいて更新します。

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