『おジャ魔女どれみ』のテレビシリーズ最終回は、2003年1月26日放送の『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』第51話「ありがとう!また会う日まで」です。卒業式の朝、春風どれみは仲間たちと離れ離れになる悲しみに耐えられず、学校へ向かわずにMAHO堂へ閉じこもってしまいます。そんな彼女を心配したはづきたちや関先生、クラスメイトが集まり、最後の卒業式へと導いていきます。
物語の終盤では、魔女界へ戻るハナちゃんとの別れ、仲間たちが選んだ未来、そして思い出の場所であるMAHO堂を後にする姿が描かれます。放送から23年以上が経過した2026年現在も、この最終回はシリーズ全体を締めくくる重要なエピソードです。東映アニメーションの公式作品情報と、その後に展開された小説・映画などを踏まえ、結末の意味を整理します。
【放送日は2003年1月26日】おジャ魔女どれみ最終回の基本情報

最初に、最終回の作品情報を確認しましょう。
『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』は、1999年に始まったテレビアニメシリーズの第4作に当たります。2002年2月3日に放送を開始し、2003年1月26日まで全51話が放送されました。
最終回のタイトルは「ありがとう!また会う日まで」。作品のテーマを象徴するような、別れと感謝を込めたタイトルです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | おジャ魔女どれみドッカ~ン! |
| 最終回 | 第51話 |
| サブタイトル | ありがとう!また会う日まで |
| 放送日 | 2003年1月26日 |
| 放送時間 | 毎週日曜日8時30分~9時 |
| 放送局 | ABC・テレビ朝日系 |
| 脚本 | 栗山緑 |
| 演出 | 五十嵐卓哉 |
| 作画監督 | 馬越嘉彦 |
| 放送話数 | 全51話 |
出典:東映アニメーション公式作品情報・各話紹介。
【最終回の制作陣にも注目】
脚本を担当した栗山緑、演出を担当した五十嵐卓哉、作画監督の馬越嘉彦は、本作の世界観を形作ってきた主要スタッフです。
特に最終話では、魔法による大きな事件の解決よりも、卒業という日常的な出来事に焦点が当てられています。
魔法を使える少女たちの物語でありながら、最後に描かれるのは誰もが経験する可能性のある友人との別れです。この現実に根差したテーマが、最終回を印象深いものにしています。
【最終回ネタバレ】卒業式の日にどれみがMAHO堂へ閉じこもった理由
ここからは第51話「ありがとう!また会う日まで」のあらすじと結末を詳しく紹介します。
※以下、最終回のネタバレを含みます。
1.卒業式の朝、どれみが学校へ行けなくなる
物語は、どれみたちが小学校の卒業式を迎える朝から始まります。
いつものように笑顔で家を出たどれみ。しかし、学校へ向かう途中で、仲間たちと別れることの寂しさがこみ上げてきます。
これまで一緒に過ごしてきた友達との日々が終わってしまう。その現実を受け止められなくなったどれみは、学校へ向かうことをやめ、MAHO堂に閉じこもってしまいます。
これまで困難に直面しても仲間を励まし、みんなを引っ張ってきたどれみが、卒業式という節目で初めて自分自身の弱さをさらけ出す場面です。
2.はづきたちが卒業式を抜け出してMAHO堂へ
卒業式は、どれみが不在のまま始まってしまいます。
事情を知ったマジョリカは、はづきたちにどれみの居場所を知らせます。
それを聞いた仲間たちは、卒業式の会場を抜け出し、MAHO堂へ向かいます。
加えて、関先生やクラスメイトたちも集まり、どれみを説得しようとします。
それぞれがどれみとの思い出や気持ちを伝え、彼女が卒業式に出られるように働きかけます。
しかし、どれみは頑なに卒業式へ出ようとしません。
ここで重要なのは、仲間たちがどれみを無理やり連れ出そうとするのではなく、彼女の寂しさを受け止めながら向き合っていることです。
3.ハナちゃんの言葉をきっかけに、どれみが姿を現す
説得が続くなか、見かねたハナちゃんが、みんなの前で魔法を使うと宣言します。
その言葉をきっかけに、どれみはようやくMAHO堂から姿を現します。
そして、どれみも仲間たちと一緒に卒業式へ参加することになります。
卒業式は無事に終了。
仲間たちが同じ場所に集まり、ひとつの節目を迎えることができました。
この展開は、どれみが寂しさを完全になくしたから前に進めた、という話ではありません。
悲しみを抱えたままでも、仲間と一緒に次の一歩を踏み出せるようになったことが、最終回の大切なポイントです。
4.MAHO堂に再び集まり、最後の別れを迎える
卒業式を終えたおジャ魔女たちは、再びMAHO堂に集まります。
そこで待っているのは、魔女界へ戻るハナちゃんとの別れです。
ハナちゃんは、これまでどれみたちと深い絆を築いてきました。ともに過ごした時間があるからこそ、別れは簡単なものではありません。
しかし、彼女たちはそれぞれの気持ちを胸に、ハナちゃんを見送ります。
そして最後に、どれみたちは思い出の詰まったMAHO堂を後にします。
東映アニメーションの公式あらすじも、ハナとの別れを経て、どれみたちがそれぞれの道へ進んでいくところで物語が締めくくられると紹介しています。
この場面こそが、テレビシリーズ全体の最終的な結末です。
【ハナちゃんとの別れ】魔女界へ戻る理由と第50話の重要な伏線
最終回を理解するうえで欠かせないのが、直前の第50話「さよなら、おジャ魔女」です。
第50話では、どれみたちが魔女になるか、普通の人間として生きるかという大きな決断を迫られます。
どれみたちが選んだのは「魔女にならない」という未来
魔女界の女王様との約束の日が訪れ、どれみたちは魔女界の城へ向かいます。
そこで女王様は、実は人間界でゆき先生としてどれみたちを見守っていたことを明かします。
加えて、人間界と魔女界の交流を取り戻すために、どれみたちに期待を寄せていたことも語られます。
ところが、どれみたちが出した答えは、魔女にならないという選択でした。
魔女になれば、魔女界で新しい人生を送ることもできます。しかし、彼女たちは人間界で自分たちの人生を歩むことを選びます。
女王様はその決断を受け入れますが、ハナちゃんは大きなショックを受けます。
ハナちゃんが悲しんだ本当の理由
ハナちゃんは、どれみたちとずっと一緒に暮らせると思っていました。
ところが、どれみたちは魔女にならないことを決めました。
ハナちゃんにとって、それは大好きな仲間たちと離れることを意味します。
しかし、どれみたちもハナちゃんを大切に思っていないわけではありません。
それぞれが自分の人生を歩むために必要な決断をしたのです。
ここには、相手を大切に思うことと、常に一緒にいることは必ずしも同じではないというテーマがあります。
ハナちゃんは最後にどうなった?
第51話では、魔女界へ戻るハナちゃんとどれみたちが別れを告げます。
つまり、ハナちゃんとの関係が失われたわけではなく、生活する場所が分かれるという結末です。
最終回の別れは、仲間でなくなることを意味していません。
むしろ、離れて暮らすことを受け入れながら、お互いの未来を尊重する選択として描かれています。
【歴代シリーズ最終話を比較】おジャ魔女どれみは各作品で何を描いた?
『おジャ魔女どれみ』のテレビシリーズは、1999年から2003年まで4作品が続きました。
それぞれの最終話には異なる別れや成長のテーマがあり、最終作の「ありがとう!また会う日まで」は、それらを総括する位置づけになっています。
| シリーズ | 最終話・放送日 | 主なテーマ |
|---|---|---|
| おジャ魔女どれみ | 第51話「さようならMAHO堂」・2000年1月30日 | おんぷを救うための決断とMAHO堂との別れ |
| おジャ魔女どれみ | 第49話「さよならハナちゃん」・2001年1月28日 | ハナちゃんをめぐる物語と魔女界での出来事 |
| も~っと!おジャ魔女どれみ | 第50話「さよなら魔女見習」・2002年1月27日 | 先々代の女王様の悲しみと愛情の回復 |
| おジャ魔女どれみドッカ~ン! | 第51話「ありがとう!また会う日まで」・2003年1月26日 | 卒業、ハナとの別れ、それぞれの未来 |
出典:東映アニメーション公式の各シリーズ作品情報・各話紹介。
初代最終回は仲間を救うための決断
初代『おジャ魔女どれみ』の最終回では、おんぷが魔法を使った代償として100年間眠り続けなければならない状況になります。
どれみたちは、おんぷを目覚めさせるために魔女になることを諦める決断をします。
マジョリカたちとの別れも描かれ、友情を守るために自分たちの願いを手放す物語でした。
『おジャ魔女どれみ』はハナちゃんが中心
第2作『おジャ魔女どれみ』では、ハナちゃんの存在が物語の中心になります。
最終話のタイトルは「さよならハナちゃん」。
ハナちゃんをめぐる冒険や、魔女界での出来事がシリーズの大きなテーマとなりました。
『も~っと!おジャ魔女どれみ』は過去の悲しみを乗り越える物語
第3作では、先々代の女王様が抱える深い悲しみが重要なテーマです。
最終話では、どれみたちが作ったケーキを通じて、女王様が家族との愛情に関する記憶を取り戻す展開が描かれます。
魔法だけでは解決できない心の問題に、仲間たちが向き合う物語です。
『ドッカ~ン!』は子ども時代から次の人生への卒業
最終作では、魔女になる夢を追いかけてきたどれみたちが、最終的に人間として生きることを選びます。
そのうえで、卒業式とMAHO堂との別れが描かれます。
初代から続いてきた「仲間を大切にすること」というテーマを、最後は「それぞれの道を歩くこと」へと発展させた構成です。
【どれみたちのその後】テレビ最終回の先に描かれた未来
最終回では、どれみたちがそれぞれの道へ進む姿が描かれています。
ただし、テレビアニメの最終話だけでは、全員の将来の職業や人生の詳細までは明らかにされていません。
その後の物語を知りたい人には、講談社から刊行されたライトノベルシリーズが重要な作品になります。
小説『おジャ魔女どれみ16』で高校生になったどれみたち
2011年から展開された『おジャ魔女どれみ16』シリーズでは、高校生になったどれみたちの姿が描かれます。
小学校を卒業した後の彼女たちが再び集まり、懐かしいMAHO堂をめぐる新たな出来事に向き合います。
テレビシリーズ最終回から先の時間を知ることができる作品です。
加えて、物語は『おジャ魔女どれみ17』『おジャ魔女どれみ18』『おジャ魔女どれみ19』へと続きます。
『おジャ魔女どれみ20's』では大人になった仲間たちも登場
2019年に刊行された『おジャ魔女どれみ20's』では、10代を過ぎた仲間たちが、それぞれの人生の壁に向き合う姿が描かれています。
講談社の公式作品紹介では、次のような未来が紹介されています。
| キャラクター | 小説で描かれるその後 |
|---|---|
| 春風どれみ | 教員免許を取得し、臨時教員として働く |
| 藤原はづき | パリでヴァイオリンの修行を続ける |
| 妹尾あいこ | ロンドン五輪の夢を経て、再びリオを目指す |
| 瀬川おんぷ | 舞台を中心に女優活動を続ける |
| 飛鳥ももこ | スーシェフを目指してスイーツ修行を続ける |
出典:講談社『おジャ魔女どれみ20's』公式作品紹介。
この展開から分かるのは、テレビ最終回で描かれた「それぞれの道」が、後の作品では具体的な人生の選択として広がっていることです。
全員が同じ夢を追いかけるわけではありません。
それぞれが違う場所で努力し、悩みながら、自分なりの幸せを探していきます。
20周年記念映画『魔女見習いをさがして』も登場
2020年11月13日には、シリーズ20周年記念作品として映画『魔女見習いをさがして』が公開されました。
この作品は、どれみたち本人のテレビシリーズの直接的な続編というより、『おジャ魔女どれみ』に影響を受けた3人の女性を中心とした新しい物語です。
進路や仕事、人間関係に悩む女性たちが、どれみゆかりの場所を巡るなかで、自分にとって大切なものを探していきます。
子どものころに作品を見ていた世代が大人になったことを踏まえた、20周年ならではの作品です。
2026年には新コンテンツ「おジャ魔女どれみにょん」も登場
2026年3月28日には、東映アニメーションから新コンテンツ「おジャ魔女どれみにょん」が発表され、公式YouTubeやTikTokなどでショートアニメの配信が始まりました。
公式発表によると、ハナちゃんと一緒に過ごす、かわいらしいおジャ魔女たちの日常を描く新企画です。
これは2003年のテレビ最終回の内容を変更するものではなく、シリーズの世界観を新しい形で届けるコンテンツです。
2026年現在も『おジャ魔女どれみ』の展開が続いていることを示す動きといえます。
【最終回の意味と感想】なぜ「ありがとう!また会う日まで」は心に残るのか
『おジャ魔女どれみ』の最終回が印象深い理由は、魔法の力で何もかも解決する物語にしなかった点にあります。
1.どれみの弱さを最後に描いた意味
どれみは、仲間たちを支える明るく前向きな少女として描かれてきました。
しかし、卒業式の日には自分自身が別れを受け入れられず、MAHO堂に閉じこもってしまいます。
この姿は、どれみも決して完璧な人間ではないことを示しています。
誰かを励ますことができる人でも、自分の寂しさを簡単に乗り越えられるわけではありません。
最終回では、そんな人間らしい弱さを隠さず描いています。
2.MAHO堂は単なる魔法のお店ではなかった
MAHO堂は、どれみたちが魔法の修行をした場所であり、仲間たちが集まる大切な居場所でもありました。
さまざまな出来事を経験し、友情を育み、時には悩みを共有してきた場所です。
だからこそ、最後にMAHO堂を後にする場面には大きな意味があります。
単にお店を離れるのではなく、これまでの子ども時代にひとつの区切りをつける演出になっているのです。
3.別れは友情の終わりではない
最終回で描かれるのは、仲間たちが離れ離れになるという現実です。
ハナちゃんは魔女界へ戻り、どれみたちは人間界でそれぞれの道を歩き始めます。
しかし、離れて暮らすことと友情がなくなることは違います。
この作品が伝えているのは、同じ場所にいなくても、大切な思い出や絆は残り続けるということです。
4.最終回の感想と評判を考えるうえで注目したいポイント
最終回の魅力を振り返ると、主に次の3つが評価のポイントになります。
- 卒業という普遍的なテーマ: 子ども時代の終わりと新しい生活への移行を描いている。
- 仲間との関係性: どれみを支える友人や先生、クラスメイトの存在が最後まで大切にされている。
- 現実的な結末: 全員が同じ場所で暮らすハッピーエンドではなく、それぞれの人生を選ぶ結末になっている。
一方で、魔女になったどれみたちの活躍を最後まで見たかった人にとっては、魔女にならないという選択が意外に感じられる可能性があります。
しかし、そこにこそ本作の特徴があります。
魔法を使えることよりも、自分の人生を自分で選ぶことに価値を置いた結末だからです。
【プロの結論】おジャ魔女どれみ最終回が伝えた本当のメッセージ
「ありがとう!また会う日まで」は、単に4年間続いたテレビアニメを終了させるためのエピソードではありません。
初代から積み重ねてきた友情、成長、家族との関係、そして魔女になる夢を、卒業という現実的な節目に結び付けた物語です。
特に重要なのは、どれみたちが魔女にならない選択をしたことです。
魔法を手に入れることが物語の最終目的だったなら、彼女たちが魔女にならない結末は一見すると夢を諦めたようにも見えます。
しかし、実際には違います。
どれみたちは魔法の修行を通じて、人を思いやること、仲間を信じること、自分で決断することを学んできました。
最後に必要だったのは、魔法の力ではなく、自分たちの人生を歩き出す勇気だったのです。
この意味で、MAHO堂を後にする最後の場面は、過去との決別ではなく、これまでの経験を胸に未来へ進むための出発点として捉えられます。
【よくある質問】おジャ魔女どれみ最終回に関するFAQ
Q1:おジャ魔女どれみの最終回は何話ですか?
A1:テレビシリーズ全体の最終回は『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』第51話「ありがとう!また会う日まで」です。2003年1月26日に放送されました。
Q2:おジャ魔女どれみの最終回で、どれみたちは魔女になりましたか?
A2:いいえ。第50話「さよなら、おジャ魔女」で、どれみたちは魔女にならないことを選びます。人間界でそれぞれの人生を歩むことを決めました。
Q3:最終回でハナちゃんはどうなりましたか?
A3:ハナちゃんは魔女界へ戻ります。第51話では、どれみたちがハナちゃんとの別れを受け入れ、最後にMAHO堂を後にする姿が描かれています。
Q4:どれみたちのその後を描いた作品はありますか?
A4:あります。講談社から刊行された『おジャ魔女どれみ16』シリーズや『おジャ魔女どれみ20's』で、高校生から大人になった仲間たちの姿が描かれています。
Q5:おジャ魔女どれみの最終回はシリーズ全体の完全終了ですか?
A5:テレビアニメ4作品の物語を締めくくる最終回です。ただし、その後も小説や映画、2026年の新コンテンツ「おジャ魔女どれみにょん」などが展開されています。
まとめ:【2026年最新】おジャ魔女どれみ最終回は未来への卒業を描いた物語
『おジャ魔女どれみ』のテレビシリーズ最終回は、2003年1月26日放送の『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』第51話「ありがとう!また会う日まで」です。
卒業式の日にMAHO堂へ閉じこもったどれみ、彼女を迎えに来る仲間たち、魔女界へ戻るハナちゃんとの別れ。そして、思い出の場所を後にして、それぞれの未来へ進むおジャ魔女たち。
その結末は、友情が終わる悲しい物語ではありません。
大切な人と離れても、同じ時間を過ごした思い出は消えない。
それこそが、最終回を通して描かれた大切なメッセージです。
2026年現在は小説や映画に加え、新たなショートアニメ企画も登場しています。テレビシリーズの最終回を見返したうえで、その後の作品にも触れてみると、どれみたちが歩んできた時間と、作品が長く愛されてきた理由をより深く感じられるはずです。
主な一次資料・公式資料
- 東映アニメーション:最終話「ありがとう!また会う日まで」および作品情報。
- 東映アニメーション:第50話「さよなら、おジャ魔女」。
- 東映アニメーション:歴代シリーズの作品情報・各話紹介。
- 講談社:『おジャ魔女どれみ16』『おジャ魔女どれみ20's』。
- 東映アニメーション:2026年3月発表「おジャ魔女どれみにょん」。